秋の紅葉シーズンには、多くの観光客が訪れる兵庫県丹波市。
そんな丹波市に、紅葉をひとあじ違った形で満喫できるキャンプ場があります。
湖面に映る紅葉が幻想的な風景を織りなす「日ヶ奥(ひがおく)渓谷キャンプ場」です。
そこで今回は、日ヶ奥渓谷キャンプ場の魅力や特徴について詳しくご紹介します。
実際に宿泊した感想やサイトの雰囲気、場内設備などについて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
日ヶ奥渓谷キャンプ場とは?
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小さなダム湖畔に佇む「日ヶ奥渓谷キャンプ場」。
風の穏やかな日には、凪いだ湖面に木々が映り込み、見事なリフレクションを味わうことができます。
そんな日ヶ奥渓谷キャンプ場が特に人気を集める時期が、キャンプ場全体が美しく色づく紅葉シーズンです。
頭上の木々と湖面の両方が鮮やかな色に染まり、幻想的な空間でキャンプが楽しめます。
今回掲載する写真は紅葉には少し早い11月初旬に撮影したものですが、この時期も緑と赤の美しいグラデーションを堪能することができました。
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また、神戸、大阪から1時間半程度でアクセスできる立地の良さも日ヶ奥渓谷キャンプ場の魅力のひとつだといえます。
「身近な里山」といえる丹波市で、心落ち着く時間が過ごせる静かなキャンプ場です。
日ヶ奥渓谷キャンプ場の基本情報
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所在地 | 兵庫県丹波市春日町多利タキガナル252‐1 |
チェックイン/アウト | 12:00/11:00 |
予約方法 | 電話予約 |
TEL(予約・問合せ) | 0795‐74‐1549(8:00‐20:00)/0795-74-2423(9:00-18:00※夏休み期間、営業期間の土日のみ) |
開設期間 | 4月~11月下旬 ※最新情報は要確認 |
公式サイト | 日ヶ奥渓谷キャンプ場 |
※ナビを電話番号で設定する場合は「0795‐74‐2423」をご入力ください。
※冬季はキャンプ場が休業となるため、詳細な営業期間については予約の際にご確認ください。
キャンプ場の利用は家族もしくは大人4人までのグループ限定となっており、ペットの入場は不可です。
また、ダム湖での遊泳は禁止されています。
桟橋への立ち入りは可能ですが、足元にじゅうぶん注意してくださいね。
なお、スマートフォンのキャリアによっては電波が入りにくくなっています。
docomoはかなり通信が不安定で、画像の送信などはできませんでした。
利用料金
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区分 | 料金 | 備考 |
入園料(宿泊) | 300円(3歳以上) | |
入園料(日帰り) | 大人500円/子ども300円(3歳以上) | 1区画利用料1000円 |
オートキャンプサイト | 3,500円 | 車1台、テント1張り/AC電源1500Wまで |
持ち込みテントサイト | 2,000円~ | テントのサイズによって金額変動あり/車乗り入れ不可 |
ログハウス(A・B・D・E) | 15,000円 | 6名まで/電灯、冷蔵庫、コンセントあり |
ログハウス(C1・C2) | 22,000円 | 6名まで/電灯、ガス、水道、冷蔵庫、コンセントあり |
山小屋 | 15,000円 | 8名まで/電灯、コンセントあり |
バンガロー(1・2・3) | 6,000円 | 3名まで/電灯、コンセントあり |
※予約前1週間を過ぎるとキャンセル料がかかります。
※日帰り利用の時間は10:00‐16:00です。
レンタル用品は、毛布、網、鉄板、鍋、飯ごうなどがあります。
包丁やまな板、火ばさみなどは無料で貸し出してくれますよ。
私が訪問したときは、薪が1束500円で購入可能でした。
キャンプ場へのアクセスは、舞鶴若狭自動車道および北近畿豊岡自動車道の「春日IC」より車で15分程度です。
高速道路を降りてすぐに道の駅「丹波おばあちゃんの里」と、スーパーマーケットの「春日ココモ」があるので、買い物はそこで済ませておくことをおすすめします。
日ヶ奥渓谷キャンプ場の場内施設
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キャンプ場にある施設をご紹介します。
事務所
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キャンプ場入口のそばに事務所があります。
まずはこちらでチェックインを済ませましょう。
トイレ
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トイレは場内に3箇所あります。
写真は事務所の建物に隣接するトイレです。
この場所の女子トイレは、洋式が2つ、和式が1つで、どちらも簡易水洗でした。
暖房便座やウォシュレットはついていないのでご注意ください。
共用冷蔵庫&自動販売機
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受付の横に、自由に利用できる大きな冷蔵庫と自動販売機があります。
冷蔵庫があると食材の管理も安心ですよね。
物を入れる際は、忘れずに名前を書くようにしましょう。
ゴミ集積場
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ゴミ集積場は、共用冷蔵庫と自動販売機の並びにあります。
ただし、回収してもらえるのはビン、缶、ペットボトル、ガス缶のみです。
生ゴミと燃えるゴミは持ち帰りですので注意してください。
自炊場
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自炊場は受付の向かいにあります。
しっかりとした建物の中にあり、中央に作業台もあるので使い勝手の良い自炊場です。
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お湯は出ませんが、とても清潔に管理されているのがわかりますね。
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洗い場
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管理棟側から小川を渡った反対側に洗い場があります。
こちらは自炊場ではなく、基本的には洗面所として利用されるスペースです。
自炊場のような作業台がない代わりに、鏡が備えられています。
バーベキューハウス
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6人掛けのテーブルが8席ある、屋内型のバーベキュー施設です。
入園料に200円追加すると利用できます。
また、入園料に100円の追加で、屋外屋根付きのバーベキュー棟が利用可能です。
宿泊施設
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日ヶ奥渓谷キャンプ場には、テントサイトだけでなく宿泊施設も用意されています。
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ログハウス、山小屋、バンガローの中から、利用人数や求める設備などに合わせて選ぶことができますよ。
ダム湖と桟橋
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このキャンプ場の特徴ともいえるダム湖。
規模は小さいですが、その分、ぐるりと囲まれた木々のリフレクションが美しい湖です。
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桟橋は簡易的な造りになっているので、お子さんをお連れの方は特に注意してくださいね。
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小川
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場内を横切り、ダム湖へと流れ込む穏やかな小川です。
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管理棟側からこの橋を渡った先にテントサイトと各種の宿泊棟があります。
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車は橋より先に進入できないのでご注意ください。
季節によっては、この小川を利用した施設で魚のつかみ獲りを体験することもできます。
日ヶ奥渓谷キャンプ場のサイト紹介
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日ヶ奥渓谷キャンプ場には、オートキャンプサイト、テントサイト、コテージなどの宿泊施設があります。
小川を挟んで、管理棟側にオートキャンプサイト、橋を渡った先にテントサイトという配置です。
宿泊施設は場内に点在しています。
それぞれの雰囲気や特徴について解説していきますね。
オートキャンプサイト
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オートキャンプサイトは、ダム湖沿いに4区画、小川沿いに1区画あります。
各区画に野外炉と、AC電源(使用料500円)付きです。
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地面は小さい石が混じった固めの土で、ペグは問題なく入りますが、たまに大きめの石に邪魔されることもあります。
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エリア内には簡易的な水場が点在していて便利です。
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レトロなタイル張りでかわいいですよね。
オートキャンプ場の区画を1つずつご紹介すると、まずダム湖沿いの一番端にある1区画目がこちら。
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こちらがその隣りの2区画目。
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こちらがさらに隣りの3区画目です。
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そして、小川とダム湖の交わる場所に位置しているのが、こちらの4区画目。
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この4区画目は、ダム湖にせり出したような形をしていることから、特に人気のあるサイトです。
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対岸からこのサイトを見るとこんな感じ。
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湖面ギリギリにテントを張れば、このような幻想的な写真を撮ることができます。
ちなみに、他のサイトも湖のすぐ近くであることは間違いないですが、少しだけ湖面から高さがあります。
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そして、小川沿いの1区画がこちら。
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湖に面したサイトではありませんが、トイレ、自炊場、冷蔵庫、自動販売機などが近く、とても利便性の高いサイトです。
なお、渓谷という立地上、日ヶ奥渓谷キャンプ場の日照時間はあまり長くありません。
特にオートキャンプエリアは、チェックインをした昼12時の時点でほとんどが日陰になっていました(11月上旬)。
秋以降は日差しがないと想像以上に冷えるので、防寒対策を万全にしておくと安心ですね。
テントサイト
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テントサイトは、キャンプ場の一番奥まったエリアにあります。
オートキャンプは不可で、荷下ろしの際も車の進入ができないので注意してください。
荷物の運搬には、キャンプ場の一輪車が無料で利用できます。
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オートキャンプサイト側から見たテントサイト全体の雰囲気はこんな感じ。
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テントサイトには決まった区画などがなく、野外炉や水場が点在しています。
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こちらにもレトロな水場がありました。
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木陰は多いですが、方角的にはオートキャンプサイトよりも夕方の日照時間が長そうです。
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木漏れ日が美しく、オートキャンプサイト側とはまた違った景色が楽しめますね。
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周辺のおすすめ施設
キャンプ場周辺のおすすめスポットをご紹介します。
道の駅 丹波おばあちゃんの里
キャンプ場最寄りの春日ICからすぐの場所にある道の駅。
物産館には、地元の新鮮野菜や特産品やがズラリと並びます。
おばあちゃんの里オリジナルのお弁当や自家製パンが豊富に揃っているのもうれしいですね。
フードコートも併設されており、キャンプ前後のランチやお土産探しにぴったりのスポットです。
春日ココモ
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おばあちゃんの里のすぐ近くにあるスーパーマーケット。
舞鶴にある会社が運営しているため、海から離れた丹波にいながら新鮮な魚介類が入手できます。
店内は広々としており、お惣菜やお酒の種類も豊富です。
丹波の地酒やクラフトビールなども手に入りますよ。
まとめ
琵琶湖のような壮大な湖とはまた違い、小さな湖ならではの魅力が詰まった日ヶ奥渓谷キャンプ場。
静かに流れる水の音と、湖面に映った美しい景色に心がほどけていきます。
新緑の季節から夏が過ぎて山が赤く染まる秋へと、季節の移り変わりを見守りたくなるキャンプ場です。