大阪府と奈良県の境に位置する生駒山に、「東大阪市立野外活動センター by RECAMP」はあります。
大阪市街地からのアクセスが良く、眺望が素晴らしいキャンプ場です。
そこで今回は、「東大阪市立野外活動センター by RECAMP」を利用して感じた魅力や特徴についてレビューします!ぜひ参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
東大阪市立野外活動センター by RECAMPとは?
「東大阪市立野外活動センター by RECAMP」は、大阪市内から1時間ほどでアクセスできる立地にもかかわらず、生駒山の豊かな自然の中でアウトドアが楽しめるキャンプ場です。
関西では珍しく、夜景を堪能できるキャンプ場としても人気があります。
また、近年リニューアルされたことで、さらに快適性が向上しました。
特にコテージは1泊4,800円~と低価格でありながら、寝具や食器、電子レンジ、シャワーまで完備の至れり尽くせりな環境です。
ただし、キャンプ場に車でアクセスする場合は有料道路の「信貴生駒スカイライン」を通行する必要があるので注意してください。
信貴生駒スカイラインには展望台などの観光スポットが点在しているので、道中のドライブも楽しんでくださいね。
基本情報
所在地 | 大阪府東大阪市六万寺町1‐1668 |
チェックイン/アウト | 14:00‐18:00/8:00‐11:00 |
予約方法 | ネット予約 |
TEL | 0729‐86‐1551(代表) |
開設期間 | 通年 |
公式サイト | 東大阪市立野外活動センター by RECAMP |
利用料金
区分 | 料金 |
コテージ(定員9人) | 1棟9,000円~ |
コテージ(定員5人) | 1棟4,800円~ |
テントキャビン(定員5人) | 1サイト4,000円~ |
テントキャビン備品付き手ぶらプラン(定員5人) | 1サイト7,000円~ |
テントサイト(定員4人) | 1サイト3,000円 |
テントサイト(定員6人) | 1サイト6,000円 |
BBQ場(日帰り利用) |
1基1,000円+野外炊事料100円×人数 |
東大阪市立野外活動センター by RECAMPの場内施設
キャンプ場内にある施設について紹介します。
駐車場
東大阪市立野外活動センターでは、すべてのサイトで車の横づけができません。
キャンプ場に到着したら、まずは駐車場に車を停めてから管理棟に向かいましょう。
キャンプ場の入口に案内カードがあるので、ご自身の名前が書かれたカードを取って指定された駐車場に向かってください。
案内カードの裏に、細かな駐車位置についても記載があるので目を通してくださいね。
駐車場から各サイトまでは少し距離がありますが、荷物は台車で運ぶことができます。
なお、駐車場からサイトまでの距離は、おおよそ2~3分程度です。
管理棟&売店
駐車場に車を停めたら、管理棟で受付を済ませましょう。
ゴミ捨て場も管理棟の前にあります。
ゴミは分別すれば基本的に無料で回収してもらえますが、燃えるゴミに限り指定の袋(1枚300円)での有料回収です。
また、管理棟は売店も兼ねています。
商品のラインナップは、お菓子やカップ麺、缶詰などの食料や、
買い忘れの際に助かる燃料や紙皿などの雑貨、
そして地ビールをはじめとするドリンク類などなど。
氷も購入できるのはうれしいですよね。
また、電子レンジやポットなども置かれていました。
さらに、スモアを楽しめるセットや、バーブティーとコーヒーの販売も。
全体的におしゃれな品揃えで、雑貨屋さんのような雰囲気でした。
なお、管理棟にはスタッフの方が24時間常駐しています。
ただし、対応時間は原則として8:00~20:00までとなっているので気を付けてください。
プレイルーム
管理棟内には、広々としたプレイルームが併設されています。
木工クラフトなどが楽しめるほか、休憩所としての利用も可能です。
雨の日の楽しみ方が広がりそうですね。
キャンプファイヤー場&BBQ場
管理棟前の広場に、キャンプファイヤー場とBBQ場があります。
東大阪市立野外活動センターでは、一部のキャンプサイトを除いて区画内で焚火をすることができません。
焚火をする際は、かならずキャンプファイヤー場を利用してくださいね。
なお、キャンプファイヤー場であれば直火可能で、利用時間は21:00までです。
デイキャンプで利用できるBBQ場には、常設のタープのほか、石製のテーブルとチェア、火ばさみなどが用意されています。
東大阪市立野外活動センター by RECAMPのエリア紹介
キャンプ場内の各エリアについて紹介します。
コテージエリア
東大阪市立野外活動センターには、4つのコテージがあります。
コテージAは、大人数で利用できる広めのコテージです。
斜面に建っているためデッキからの見晴らしが良く、大阪の街を一望することができます。
コテージCは和室タイプとなっており、御座敷スタイルでくつろぎたい方やお子様連れの方におすすめ。
ただし、デッキでのBBQはできません。
コテージDは、コテージAよりは小さいですが、デッキからの眺望を楽しめるコテージです。
入口にはスロープがついており、シャワールームも広めなので、足腰が弱い方や車いすの方でも快適に利用できます。
今回は、コテージBに宿泊してきました。
コテージBは、周囲を緑に囲まれており、デッキからの森林浴が気持ち良いコテージです。
室内は、コンパクトながらも必要なものが揃っていて過ごしやすい空間。
キッチン回りには、お湯の出る水道、しっかりと大きさのある冷蔵庫、食器や調理器具、電子レンジ、IH調理機、電子ポットなどが完備されています。
リビングにはコールマンのテーブルとチェアがセッティングされており、これらをデッキに持ち出すことも可能です。
リビングと寝室が区切られているので、就寝時もリラックスできます。
人数が多い場合は、寝室と合わせてロフトスペースを利用しましょう。
ロフトにもエアコンが付いているのがありがたいですね。
BBQは、デッキの所定の位置に、備品のBBQコンロを設置しておこないます。
緑に囲まれて食事をするだけでもリフレッシュできますね。
デッキからの景色はコテージよって異なるので、いろいろなコテージに泊まってみるのもおすすめです。
テントキャビンエリア
テントキャビンエリアには、ウッドデッキ上にツールームテントが備え付けられているサイトが4つあります。
4つのうち3つは手ぶらキャンプが可能なサイトです。
テーブル、チェア、ランタン、シュラフなどが完備されているため、食材さえ持ち込めば快適なキャンプが楽しめます。
手ぶらプランのサイトでは、テント前のデッキ上でBBQも可能です。
テントキャビンに宿泊する方のトイレはこちら。
温水洗浄便座ではありませんが、とても清潔に保たれていました。
洗面所としても利用できそうですね。
テントキャビンエリアの炊事棟はこちらです。
十分な数の水道と、大きな作業台がありました。
基本的にはテントキャビンの方しか使用しない炊事棟なので、混み合う心配はなさそうです。
炊事棟に隣接する形で炭・灰捨て場もあります。
お湯が出る水道も、1つですが炊事棟の外側に用意されていました。
よく目立つ「お湯出ます」の案内板がかわいいですね。
テントサイトエリア
手ぶらキャンプの区画を除き、基本的に持ち込みテントでキャンプをするサイトです。
すべてのサイトがウッドデッキになっています。
「林間」「絶景」「広々」などサイトによって特徴が異なるため、予約時にしっかり内容を確認してくださいね。
なお、「焚火スペース付き」のサイトを除いては、テントサイトで焚火やBBQをすることはできないので注意が必要です。
ちなみに、下の写真の奥が大阪市内を一望できる「絶景デッキサイト(T‐8)」、手前が「焚火スペース付きこかげデッキサイト(T-9)」となっています。
多くのサイトにはテーブルとチェアが常設されているので便利ですね。
そして、こちらがテントサイトエリアのトイレです。
管理棟から向かうとテントサイトエリアの入口にあります。
テントサイトの方が使う炊事棟はこちらです。
炊事棟はBBQ場の近くにあるため、少し歩く必要があります。
周辺のおすすめ施設
キャンプ場周辺のおすすめスポットをご紹介します。
生駒山上遊園地
大阪平野と奈良盆地を一望できる、関西では有名な生駒山山頂付近の遊園地です。
入園料は無料で、のりものごとに料金がかかるシステムとなっています。
お弁当を持ち込んで、場内の休憩所や芝生で食べることもできますよ。
所在地 | 奈良県生駒市菜畑2312‐1 |
営業日 | 3/16~12/1 ※2024年の場合 |
休園日 | 毎週木曜、9/3、9/4 |
アクセス | 生駒ケーブル「生駒山上」駅下車すぐ |
公式サイト | 生駒山上遊園地 |
鐘の鳴る展望台
生駒山上の、見晴らしの良い高台に建てられた高さ12mの展望台。
キャンプ場から車で5分ほどの場所にあります。
空に突き出すようなデザインになっており、最上部からは大阪と奈良の街並みをぐるりと見渡せるビュースポットです。
下から空を見上げるアングルでの写真撮影も、空が近く感じられて良いですね。
デートに適した「ロマンティックビュースポット」の1つとしても人気で、ブルーとピンクの輪が交差した「誓いのリング」には、訪れた人々が想いを込めたたくさんの南京錠が掛けられています。
夜には鐘がライトアップされ、夜景も素晴らしいスポットです。
まとめ
関西に景色がきれいなキャンプ場は数あれど、夜景が楽しめるキャンプ場はそう多くありません。
大自然の中から街の灯りを眺める夜は、いつものキャンプとはひと味違った体験になるのではないでしょうか。
都会の周辺ならではのキャンプを楽しんでみてくださいね。