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2020年7月23日 /

キャンプで使えるソーラーパネル6選!選び方や注意点は?

yusan camp

出典: amazon

こんにちは!yusan campです。

近年のアウトドアシーンではキャンプでのモバイルバッテリーやポータブルバッテリーの使用が定番化しつつあります。スマホを充電できたり、扇風機などの電気製品を使用できたりと何かと便利ですよね!

そんなキャンプでの電源事情で共に注目を集めているアイテムがあります。

太陽光を利用して発電できる「ソーラーパネル」です。

最近では、アウトドアに最適化されたコンパクトなソーラー充電器やポータブル電源に接続して利用できる持ち運びできるソーラーパネルなどが登場し、人気を集めています。

そこで今回はアウトドアでの電源装備をワンランクアップできる「ソーラーパネル」について選び方やおすすめ製品を紹介していきたいと思います。

当記事のコンテンツ

「ソーラーパネル」ってキャンプで使えるの?

出典:amazon

ソーラーパネルと言えば、家の屋根についている大きいパネルを想像しますが、キャンプや車中泊で使用するパネルは比較的コンパクトで持ち運びがしやすく、現地での設置場所にも困らず、気軽に使うことができるのが特徴です。

主に2つのタイプのソーラーパネルがあります。

①発電量が大きい折りたたみタイプ

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ポータブル電源に接続して使用できるパネルに多く、普段は折り畳んで収納でき、広げると大きいパネルになります。光を受ける面積が広いので発電量が大きいのが特徴。モバイル機器の高速充電やキャンプ時の電源確保に最適なソーラーパネルです。

パネル自体に蓄電の機能がなく、単体での使用ができない製品もあります。また、収納時にはある程度の大きさがあり、重さもあるので持ち運びには不便な製品も多くあります。

②携帯性が抜群!モバイルバッテリー搭載のコンパクトタイプ

出典:amazon

蓄電できるモバイルバッテリーとソーラーパネルが一体になっている形状で、小型で軽量、携帯性が高く、太陽光だけではなくAC電源からも充電できるのが特徴です。

小型でパネルの面積が狭いので発電量は少なくなります。主にスマホなどのモバイル機器の充電に適しています。小型のタイプでも折りたたみ形状になっていて、広げて使用することにより、発電効率を高めた製品も発売されています。

アウトドアでのポータブル電源のサブ電源としての使用や、登山ユーザーなどの携帯性に特化した使用に対しての需要が高い製品です。

キャンプにソーラーパネルを導入するメリット

出典:suaoki

キャンプにはポータブル電源や発電機が一つあれば十分、ソーラーパネルまでは必要ないんじゃないか?そんな声もありますが、導入するメリットはあるのです。

“メリット”
  • ポータブル電源の充電切れの心配が少なくなる。
  • 燃料式発電機のように燃料が不要なのでランニングコストがかからない。
  • 燃料式発電機のように騒音が無い。
  • 随時蓄電できるので多くの電気製品を使用してもポータブル電源の減りを抑制できる。
  • 蓄電できるので小〜中容量のポータブルバッテリーでも連泊で使用できる。
  • 小型のソーラー充電器を持っていればキャンプ場の拠点を離れて行動する際にもスマホを充電できる。
  • 太陽光という自然を利用しているのでエコ

ソーラーパネルは実は曇り空でも発電ができます。

もちろん晴れた日と比べて発電量は小さくなりますが自然を利用して発電できるのは大きなメリットです。

比較的手に入れやすい200Wh〜300Whクラスの小容量のポータブル電源でもソーラーパネルがあればモバイル機器などの充電や、扇風機などの消費電力の低い電気機器を使用する場合では連泊での使用も可能になります。

一番おすすめなのは電気毛布やポータブル冷蔵庫を一晩動かせる500Whクラスの容量のポータブル電源100〜120W出力のソーラパネルとの組み合わせです。

非常に効率よく電気を使うことができます。電気製品を多く使用する夏場や冬場の連泊でもある程度余裕を持って過ごすことができます。

もちろん予算に余裕があればさらに大容量のポータブル電源でもOKです。災害時の緊急用の電気の確保にも役立ちます。

電源サイトを利用した時とのコストを比較してみた

出典:青根キャンプ場

ソーラーパネルをわざわざ用意しなくても電源サイトを利用すれば良いのではないか?

確かに電源サイトを利用すれば電気の心配がありません。そこで1年間電源サイトを使用したコストとソーラーパネルの導入コストを比較をしてみました。ポータブル電源は既に持っているということにします。

電源サイト料金とソーラーパネル導入コストの比較(比較的安いキャンプ場の場合)

  • 1泊の電源利用料は1000円〜1500円(区画サイト利用料とは別)。月1回1年間利用したとして年間12000円〜15000円のコスト
  • 比較的使いやすい60W出力のソーラーパネルは10000円〜15000円前後、100W前後の高出力なら20000円〜30000円

60W前後の出力のソーラーパネルを購入したとしても約1年間で元が取れてしまいます。

全国で見て、電源サイト付きのキャンプ場はまだまだ少ないことを考えると、どのキャンプ場でも現地で充電しながら電気を持ち歩けるので導入するメリットは大いにあると考えます。

ただし、ソーラーパネルの充電は天候によって左右されるので不安定な面もあるのも事実です。悪天候時は電源サイトを利用したり、臨機応変に対応しましょう。

ソーラーパネルを選ぶポイントと注意点

出典:Jackery

ソーラーパネルの性能は製品によって様々です。ここではソーラーパネルを選ぶポイントや注意点を解説していきます。

折りたたみタイプは出力をチェックしよう

折りたたみタイプのソーラーパネル選ぶ際にまず見ておくポイントは出力であるW(ワット)の数値です。この数値が低いと機器に充電できない場合もあるので注意しましょう。

【ソーラーパネルのワット数の目安】

  • スマホやタブレットなどのモバイル機器などの充電:15W〜20W
  • ノートPC、小容量ポータブル電源への充電:60W前後
  • 大容量ポータブル電源への充電:100W〜150W

出力の数値はソーラーパネル使用環境によっても左右されるので、出力に少し余裕を持って選ぶのがポイントです!

ソーラーチャージャーで電気機器が充電可能かどうか調べる方法

ACアダプターの出力表示を確認しましょう。例えば18V/2Aだったとします。ソーラーチャージャーからの出力電圧が18V、電流が2A以上なら充電が可能ということになります。

コンパクトタイプの小型ソーラー充電器はA(アンペア)の数値とバッテリー容量をチェックしよう

コンパクトタイプの小型ソーラー充電器を選ぶ際はUSBポートの電流値に注目しましょう。最新のスマホやタブレットを充電するには最低2A以上のタイプを選びましょう。

USB端子が2口で合計3Aと表示があっても一口が1.5Aずつになっている製品もあるので注意!

また、併せてバッテリー容量もチェックしておきましょう。スマホを例にした容量の目安です。

  • 約10000mAh:スマホの充電3回前後
  • 約25000mAh:スマホの充電7回前後

複数のモバイル機器を充電するなら大きめの容量のソーラー充電器を選ぶようにしましょう。

変換効率をチェックしよう

ソーラーパネルによって太陽光が電気に変換される割合である変換効率は、最大で30%と言われています。

この数値が高いと発電効率も高くなり、機器への充電スピードも速くなります。

一般的に20%〜25%の数値の製品を選べば問題ないでしょう。

アウトドアで使用するなら防水、防塵機能は必須!

キャンプ場などの屋外環境では急な天候の変化により雨風によりソーラーパネルが濡れてしまうことがあります。故障の原因にもなりかねないので防水や防塵性能は必須です。

接続機器の自動検出機能が付いているかチェック!

この機能は出力先の電気機器を自動で検出し、最適な出力で充電してくれます。スマート充電機能とも言われています。

この機能が付いていないと規定以上の出力で充電してしまうので、電気機器の故障の原因になることがあります。

軽量な製品を選ぼう

持ち運びのしやすさもソーラーパネルを選ぶ上で重要です。

おおよその目安の重さです。なるべく軽量な製品を選びましょう。

  • 出力が10Wほどの小型ソーラー充電器は150〜400g前後
  • 折りたたみタイプで出力が20W:400g前後
  • 折りたたみタイプで出力が50〜60W:2kg〜3kg前後
  • 折りたたみタイプで出力が100W:5kg前後

PSEマークの付いている製品を選ぼう

国の定める電気用品安全法の規格を守っている製品に付いているマークです。

特にモバイルバッテリー系の製品はこのマークのない製品は製造、輸入、販売ができません。チェックしましょう。

携帯性抜群のモバイルバッテリー搭載小型ソーラー充電器おすすめ2選!

ソーラーパネルの選び方は参考になりましたでしょうか?ここからはおすすめ製品を紹介していきたいと思います。

DeliToo モバイルソーラーバッテリー(PSE認証製品)

出典:amazon

サイズ 約87×H172×D28mm
重量 約418g
電池容量 30000mAh
出力/入力 5V 2.1A/5V 2A
変換効率 22〜25%

IPHONEを約7回充電できる大容量バッテリーを内蔵したソーラーチャージャー。IPX6の高い防水性能と、過放電やショートを防止するパススルー機能も搭載。便利なLEDライト付き。

最大の特徴はLightning端子、microUSB、type-Cの3本の充電ケーブルを内蔵している点です。プラスUSB出力ポートも1口搭載しているので最大4台の同時充電が可能です。変換効率の高さにも注目です。

ソーラーによる充電は約140時間、USBやACアダプタ経由でも約15時間でフル充電になります。気軽に持ち運べるサイズなので登山やハイキング、日帰り旅行にも最適なモバイルソーラーバッテリーです。

【レビュー】

バッテリーが大容量の割には軽量でした。LEDライトもスマホのライトより明るく便利です。

曇り空や家の中でも少しずつですがソーラー充電できてました。災害時にも役立ちそうです。

ケーブルが内蔵してあるので、別途ケーブルを持ち運ばなくて済むので便利です。

XZLソーラーチャージャーモバイルバッテリー(PSE認証製品)

出典:amazon

サイズ 17.5×8.2×4.2cm(折りたたみ時)、35.5×17.5(展開時)
重量 約717g
電池容量 26800mAh
出力/入力 DC5V 3.1A(MAX)/5V 2.4A
変換効率 21.5〜23.5%

広げると4枚のソーラーパネルになり、パネル1枚あたり330mA、4枚で1.2Aのパワーを誇り、変換効率も高く、通常の1枚のソーラー充電器より4〜6倍も高速に充電できます。

電池容量もたっぷりの26800mAh。IPHONEを約5回充電できる大きさです。IPX5の防水機能のおかげで雨の日も安全です。

3つのUSB出力ポートは18W、最大3.1Aの出力でモバイル機器への急速充電が可能です。アウトドアに最適なキャンプライト、LEDライト、なんとコンパスまで搭載しています。

収納時は折りたたんでコンパクトになるのでカラビナなどでぶら下げて持ち運びが可能です。少し重量がありますが、コンパクトタイプで出力やソーラーパネルのパワーを重視する方におすすめの製品です。

【レビュー】

ポータブル電源のサブ電源として十分の容量でした。スマホはもちろんLEDランタンの充電用として活躍しています。

防水、防塵、耐衝撃性能が高いのでキャンプでも安心して使用できます。

就寝時にフル充電でキャンプライトを約6時間使用しましたが、電池の残量に余裕がありました。

小容量ポータブル電源やノートPCの充電に最適!出力60Wのソーラーパネルおすすめ2選!

Rockpalsソーラーパネル60W

出典:amazon

サイズ 約34×35×6cm(折りたたみ時)、約148×35×0.5cm(展開時)
重量 約4kg
最大出力 60W
出力 5V/3A 9V/2.5A USB/2.4A(MAX)
変換効率 23.5%

専用バッグに折りたたんでコンパクトに持ち運べるソーラーパネルです。60Wの高出力とQC3.0ポートによりデバイスへの急速充電が可能。最大2.4A出力のUSBポートも装備しているのでモバイル機器への充電にも対応できます。

防水性の高いナイロン素材を採用し、小雨程度の天候での使用も可能です。さらに各メーカーのポータブル電源のDC入力ポートに対応する入力端子が付いているので、互換性のバッチリです。接続機器の自動検知システムも装備。

キャンプや車中泊で使用する小容量ポータブル電源への充電に最適!ライトユーザー向けソーラーパネルです。

【レビュー】

晴れた日に使用して計測してみました。50Wの発電量で少し日陰で24Wくらいの出力でした。悪くない数値でした。

キャンプや車中泊で利用しています。タブレットやDVDプレーヤーなどの充電に活躍しています。災害時にも役立ちそうです。

収納がコンパクトなので車に積んでも場所を取りません。車中泊ではあるのと無いのとでは安心感が違います。

Aiperソーラーチャージャー60W

出典:amazon

サイズ 約35×37cm(収納時)
重量 約2.8kg
最大出力 60W
出力 18/5.5A
変換効率 23〜25%

ポータブル電源でも有名なAiperの人気ソーラーパネル。他社の60W製品と比較すると約1kgほど軽量で持ち運びに便利!

DC出力ポートとUSBポートを装備。ポータブル電源やノートパソコンを充電しながらスマホやタブレットなどのモバイル機器の同時充電も可能です。最大25%の変換効率の高さで発電効率も抜群です。

他社製品のポータブル電源にも対応できるDC変換プラグが10種類ついています。互換性にも優れています。

最大の特徴はソーラーパネルにフッ素樹脂コーティングが施されていて耐熱性、耐久性が抜群です。また、高耐久PETポリマーのソーラーパネル構造で急な雨や雪にも対応できます。

様々なアウトドア環境にも対応できる耐久性の高さを求めるならおすすめのソーラーパネルです。

【レビュー】

キャンプで快晴の日にパネルを全部広げて、5〜6時間でフル充電完了しました。

折りたためて持ち運びにも便利、立てかけるスタンドも付いているので便利でした。

夕方や曇り空でも予想以上に発電してくれます。災害時にも活躍しそうです。

大容量ポータブル電源の充電に最適!出力100W以上のソーラーパネルおすすめ2選!

Jackery SolarSaga 100 ソーラーパネル 100W

出典:amazon

サイズ 約615×535×35mm(収納時)、約1220×535×5mm
重量 約6kg
最大出力 100W
出力 18/5.55A USB/3A(MAX)
変換効率 23%

1000Wスペックのポータブル電源にも対応できる高出力ソーラーパネルです。キャンプの雰囲気にピッタリなデザインにも注目です。収納時は折りたたんでコンパクトに収納できます。

DC出力ポートと2口のUSB出力ポートを装備。USBポートは他社製でもなかなか無い最大3.3Aの高出力です。家庭用のソーラーパネルと同じ構造で作られているので耐久性も折り紙付きです。

スタンドが付いているので現地でスピーディーに設置できます。性能だけではなくデザイン性にもこだわりたい方におすすめの製品です。

【レビュー】

晴れた日に利用しました。同じジャクリのポータブル電源の充電に使用したところ、約5時間で25%〜80%まで充電できました。

快晴時に66Wの発電量。コンセントに繋いでみると64Wの電気量。すごい性能です。

少々重さはありますが、収納がコンパクトになるので持ち運びに困りません。

SmartTap 120W ソーラーパネル充電器

出典:amazon

サイズ 約52.7×55.4cm(収納時)、約157.8×55.4cm(展開時)
重量 約4.2kg
最大出力 120W
出力 18V/6.67A
変換効率 20%

おしゃれなデザインのポータブル電源で有名なPowerArQ用の高出力ソーラーパネルです。

折りたたむだけでバッグのようになり素早くコンパクトに収納が可能です。収納時のデザインもおしゃれなのでキャンプの雰囲気にマッチします。

充電にかかる時間が太陽光での充電時とコンセントでの充電時でほぼ変わらないという驚きの性能を誇ります。約8〜10時間でフル充電になります。

ポータブル電源PowerArQに搭載されている、充電中でも給電できるパススルー機能や、電力が無くなったことを感知して自動で給電してくれるオートチャージ機能との相性もバッチリです。

なんと言っても120Wの発電スペックは魅力的です。

ポータブル電源PowerArQと同時購入すれば、アウトドアで快適な電源環境を構築できます。非防水なので雨の日は注意しましょう。

【レビュー】

曇りの日の室内でも41Wの発電量。思ったより高スペックでした。

折りたたむと取手が付いているので持ち運びにとても便利です。

冬のキャンプで利用しましたが、曇り空でも3時間で30%ポータブル電源に充電されていました。

ソーラーパネルがあれば、キャンプがさらに快適になる

猛暑などの天候異常が多く、キャンプを取り巻く環境も変わりつつあります。様々な情報を得られるスマホの電源維持に小型ソーラー充電器は必須です。

さらに電気製品の使用も増えているキャンプシーンではポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせはこれから定番になってくるでしょう。購入を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください!

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yusan camp

東京都在住のおじさんキャンパーです。愛車のポップアップルーフ付きのデリカD5でアウトドアや釣りや車中泊を楽しんでいます。アウトドアの魅力をたくさん伝えていきたいです。