皆さんはソロキャンプをする際にどのようなテントをご利用ですか?
小型のワンポールテントや登山向けのUL(ウルトラライト)テントなど、ソロキャンパーの方々は多種多様なテントを利用されているかと思いますが、とりわけて私が初心者の方にオススメしたいのが「前室付きドームテント」です。
もちろん、前室付きドームテントを胸を張ってオススメするのにはワケがあります。
今回は初心者に限らず、「快適性」を求めるソロキャンパーなら誰しもが魅力に感じるであろう前室付きドームテントのメリットと、おすすめの前室ドームテントを5つご紹介させていただきます!
当記事のコンテンツ
前室付きドームテント”3つのメリット”!
前置きはさておき、早速前室付きドームテントのメリットを見ていきましょう!
どのような天候でも安心してキャンプを楽しめる!
睡眠する時以外は基本的にテントの外で生活すると思います。
そこで気になるのはやはり「天候」ですよね。
夏は強い日差しに悩まされ、梅雨や秋雨の時期は急な雨に悩まされ…。
そんな時、前室のルーフを跳ね上げられるテントであれば、簡単にタープと同様の恩恵を得ることが出来ます!
もちろんタープの性能には敵わないのですが、タープを購入するにはお金がかかるし、設営にも時間がかかるし、とにかく手間が多いです。
より簡易的に、かつミニマムに快適性を確保したいのであれば、間違いなく前室付きドームテントがおすすめです!
ソロキャンプで悩みがちな荷物の置場所を解消できる!
ソロキャンプと言えど持ち込む荷物はそこそこ多いはずです。
ですがソロキャンプという性質上、テント室内に荷物を置くとテント室内の居住スペースを圧迫してしまいますよね。
デッドスペースの少ないドームテントを荷物で埋めてしまっては非常にもったいないです。
そんなとき前室付きのドームテントであれば、荷物の置き場所に”前室”という選択肢が増えます。前室内に荷物を置いておけばテント室内を圧迫することもありませんし、急な雨で濡れてしまうこともありません!
また前室をフルクローズできるテントであれば夜間の盗難防止にもつながります。
周りの視線を感じず、プライベートな空間を確保できる!
意外とキャンプで気になるのが、周りのキャンパーの視線です。
せっかく大自然に癒されに来たのに、視線にストレスを感じていては元も子もありません。
前室付きのドームテントであればサイドウォールにより、横からの視線がまったく気にならなくなるため、あなただけのプライベート空間をしっかりと確保することができます。
おすすめの前室付きドームテント【5選】!
前室付きドームテントの魅力について、皆様に伝わりましたでしょうか!
それではここで私が厳選したおすすめの前室付きドームテントを”5つ”紹介させていただきます!
Coleman(コールマン)ツーリングドームST +
値段 | ¥17,820(税別) |
サイズ | 約265×210×110(h)cm |
重量 | 約5kg |
ソロキャンプ用のドームテントとして定番中の定番「ツーリングドームST」が進化したテントになります。コールマンが2018年から取り入れてる「ダークルームテクノロジー」が、ツーリングドームSTにも採用されました。
「ダークテクノロジー」が採用された事で、日光を90%以上ブロックする事ができます。朝ゆっくり寝ていたいキャンパーさんには嬉しいですよね。
またクリアルーフウインドウが新たにプラスされ、明るい光も取り入れる事ができます。
もちろん、前室の広さは変わりません。十分な量の荷物をおさめる事ができ、調理スペースも確保できます。
この前室の広さがやっぱりツーリングドームSTの魅力です。ST +にも引き継がれていて安心しました。
急な雨をしのぐ事ができるのも前室のメリットです。ST +はフライの耐水性の数値が1,500mmから3,000mmと、倍になりました。キャンプの途中から雨が降ることは良くあることなので、より安心ですよね。
見た目の大きな違いとして、緑とグレーの配色から、薄いグレーとダークグレーの配色に変わりました。緑とグレーの配色に抵抗を感じていた、女子ソロキャンパーからも注目が高まっています。
価格も1万代と、コスパの良いおすすめの前室付きドームテントです。
snow peak(スノーピーク)アメニティドームM
値段 | ¥36,800(税別) |
サイズ | 355×230×120(高さ)cm |
重量 | 約5kg |
snow peak(スノーピーク)の入門モデル「アメニティドーム」は、S・M・Lと全部で3サイズありますので、ファミリーキャンプにもソロキャンプにも人気のドームテントです。
私がソロキャンプデビューの時に最初に買ったテントになります。ソロなのでSとMで迷ったのですが、結局Mサイズを買いました。Sサイズでも十分ですが、荷物が多めの人にはMサイズをおすすめします。
ちなみにMサイズの定員は5名と記載がありますが、大人2人と子供2人でのご利用が余裕があっておすすめです。
アメニティドームの前室は特徴的で、フロントパネルを閉じても横のサイドパネルからの出入りが可能です。これがものすごく便利なんです。そしてフロントパネルの面積が大きいので、ポールで跳ね上げればタープになります。
前室というより、もはやリビングと言えます。それほどまでに広い前室は、ソロキャンプ初心者あるあるの「他の人の目線」からもバッチリ守ってくれますよ。
そして、さすがは国内生産のsnow peak(スノーピーク)!構造も優秀です!独特の流線型の形状が特徴ですが、風通しが良く強風にも耐えてくれます。友人のテントは強風で飛ばされそうになっても、私のテントは平気だったこともありますよ。
DOD(ディーオーディー)ライダーズバイクインテントT2-466
値段 | ¥25,920(税別)※楽天市場参考価格 |
サイズ | (約)W215×D260×H140cm |
重量 | (約)5.5kg |
ライダーに絶大な人気を誇るテントです。その名も「ライダーズバイクインテント」。
DOD(ディーオーディー)はネーミングが分かりやすくて良いですよね。バイクと一緒に寝たいという夢を叶えてくれるテントです。
もちろんライダー以外の人にも人気ですが、その理由は組み立てが非常に簡単だからです。ワンタッチで設営できますので、ソロキャンプ初心者にもおすすめですよ。
写真を見ていただくと分かりますが、前室がとてつもなく広いのです。さすがにバイクが置ける設定なので納得ですよね。そして、インナー部分が一般的なテントより狭いのでは?と感じます・・・。
でもよく考えてみると、とても無駄のないテントなのです。日中は前室で過ごすことが多く、インナー部分を使用するのは寝る時だけ、という人が多いのではないでしょうか?ソロキャンプには最適なテントと言えますよね。
MSR(エムエスアール)エリクサー2
値段 | ¥34,650(税別)※ナチュラム参考価格 |
サイズ | (約) 縦2.13m×横2.79m×高さ1.2m |
重量 | 2770g |
私がキャンプ場で、かっこいい!と感動したテントです。何に感動したかと言うと、夜のエリクサーの外観です。
昼間も赤と白の配色が目立ってかっこいいのですが。
夜は内側かのライトアップで、MSR(エムエスアール)の文字がくっきりと浮かび上がるのです。夜にトイレに向かって歩いている時に発見して、感動して足が震えました。
当時テントはColeman(コールマン)、snowpeak(スノーピーク)、LOGOS(ロゴス)ぐらいしか知らなかったので、MSR(エムエスアール)は上級者のこなれたキャンパーと思え憧れましたよね。
思わず感動した過去を思い出してしまいましたが、もちろんテントとしての機能も優秀です!ソロテント用のエリクサー1もありますが、ゆったりと広々空間で過ごしたいなら、エリクサー2をおすすめします。
前室は2018年のモデルチェンジで、従来のモデルの三角から台形に変わり35%も広くなりました。反対側にも前室(後室?)があり、後ろからも出入りできるのは思いのほか便利です。
登山用品メーカーのテントだけあって、軽くてコンパクト、組み立てが簡単なのが最大の特徴です。そして軽くてコンパクトなのに中がとにかく広いのです。
天井が広いので見た目より広々と使うことができます。
PaaGo WARKS(パーゴワークス) ニンジャテント
値段 | ¥45,000(税別) |
サイズ | 120 x 220 x 105cm |
重量 | 1160g(フライシート、インナーテント、ポール2本) |
「ニンジャタープ」でお馴染みPargo WARKS(パーゴワークス)のテントです。なんと1200gと軽量なので、バックパックキャンプに憧れているソロキャンパーさん必見ですよ!
外見は単色でフォルムもオシャレです。機能も充実していて、もちろん前室も広々と使えますよ。ポールで跳ね上げたらタープが出来上がります。公式サイトではトレッキングポールで跳ね上げていて、とてもかっこいいです!
そして嬉しいのが、インナーテントに合計6個ものポケットが付いていることです。失くしやすい小物の収納に便利ですよ。前室の跳ね上げ時に困るのが雨や水滴が溜まることですが、ガイロープが付いているので、引っ張るだけで溜まった水を流すことができます。
素材はシルナイロンと言う生地を採用していて劣化しづらいのが特徴です。軽量なのに耐久性があるなんて最高ですよね!
45,000円とソロキャンプのテントとしては、少し高価に思えますが長く使用できますので結果的に満足できます。
そして最大の特徴が、収納時のコンパクトさです。袋状のケースに収納してぐるぐる巻いて収納するのですが、なんと収納時のサイズは45×15cm。かなりコンパクトですよね。
バイクや自転車でのキャンプにはかなりおすすめです。
※パーゴワークスのウェブストアでのみの予約販売となります。
まとめ
今回はソロキャンプ用の前室付きドームテントを厳選して5選ご紹介しました。
前室の良さがわかっていただけましたでしょうか?
空間が区切れますので、リビングと寝室と言ったように2ルーム感覚で使用できます。
そして前室を跳ね上げてタープにすることができるタイプだと、荷物も少なくなるのでソロキャンパーには嬉しいですよね。
前室があるだけで快適な空間が確保でき、よりいっそうソロキャンプを楽しむことができますよ!