「キャンプで使いやすい、取っ手が取れる鉄製のフライパンが知りたい!」
プロの料理人も使っている”鉄製のフライパン”ですが、
「焦げ付く」
「お手入れがめんどくさい」
「錆びやすい」と敬遠されがちです。
しかし、使い方のコツさえつかむと、鉄製のフライパンは”一生使える”アイテムになります。さらに、取っ手の取れるタイプだと、収納しやすいのでキャンプとの相性はバッチリです!
そこで今回は、キャンプはもちろん、家庭でも使い勝手の良い取っ手の取れる鉄製のフライパンをご紹介します。
当記事のコンテンツ
フライパンの素材による特徴
出典:Pixabay
まずは、フライパンに使われている”素材”にはどのようなものがあるのか?またその”特徴”について簡単に説明しておきます。
【素材名】 | 【特徴】 |
鉄 |
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銅 |
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アルミ |
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ステンレス |
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チタン |
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鉄製のフライパンは、高温調理に向いており、フライパン温度が冷えにくいため美味しく調理できます。
”煮る”・”蒸す”などの水分を多く使った料理にはあまり向いていませんが、”炒める”・”焼く”・”揚げる”といった料理には、鉄製のフライパンが最適です。
取っ手が取れる鉄製フライパン「3つメリット」
出典:Pixabay
重ねて収納できる・荷物のデットスペースをなくせる
キャンプのときの荷物は、なるべくコンパクトに収納したいのですが、取っ手のついているフライパンの場合は、その取っ手の長さの分も収納スペースが必要になります。
特に、複数のフライパンをキャンプに持って行く場合は、フライパンの数だけ収納スペースが必要になります。
家庭でフライパンを収納する際にも、取っ手が邪魔になって、無駄に収納スペースを使ってしまいます。
取っ手が取れるフライパンだと、サイズ違いにきちんと重なるので、省スペースで収納することが可能です。
「フライパンの取っ手が邪魔になる」
「きちんと収まらない」
ということがなくなります。
そのまま”お皿”としても使える
取っ手が取れるフライパンだと、調理が終わった後に、そのまま”お皿”として食卓に並べることができます。つまり、キャンプに持って行く荷物を減らせるということです。
当然、洗いものも減るので、時間短縮にもつながります。
見た目もおしゃれで、普通のお皿よりも、温かさをキープできる。というメリットもあります。
清潔に使える・丈夫で長持ち
フライパンをきれいに洗おうと思っても、取っ手周辺は洗いにくく、汚れがたまりがちです。しかし、取っ手の取れるタイプだと、洗いづらい所がなく、隅々まで簡単に洗えるので、いつでも清潔さを保つことができます。
変形しにくく、キズにも強いので、たわしを使ってゴシゴシと洗うことができます。また、鉄製のフライパンは、洗う際に洗剤を使わないので、環境にも優しくなっています。
使う前には「シーズニング」と呼ばれる”油ならし”の作業が必要ですが、シーズニングさえきちんと行っておくと、くっつかず焦げ付きにくくなります。
使えば使うほど油は馴染んでいくので、どんどん使い勝手がよくなります。道具が育って行く感覚で、愛着もわきます。
「シーズニング」は何度でもやり直せるので、いつでも新品に近い状態で使用することができます。
フライパンの選びかた・サイズによる用途について
出典:Pixabay
フライパンにはさまざまなサイズがあり、「何cmのフライパンが選べはいいの?」と分かりにくいので、サイズ別に大まかな”適応人数”や”用途”についてまとめておきます。
【サイズ】 | 【用途・人数】 |
18cm | 目玉焼きなど、小さなおかず用 |
20~22cm | 女性1人分。ちょっとした料理用 |
24~26cm | 1~2人用。男性の1人暮らしにピッタリ |
27~28cm | 3~4人用。子供がいる家庭に最適 |
30~33cm | 4人以上。1度に大量に料理したい人用 |
サイズ違いで複数持っておくと、さまざまなシーンに対応することが可能です。また、フライパンには、深さが”浅いもの”と”深いもの”があります。
浅いものは、肉や魚・ホットケーキなど、食材をあまり動かさない料理に向いていて、深いものは、野菜炒めや焼きそば・チャーハンなど、食材をよく動かす料理に向いています。作る料理によっても、フライパンを選びましょう。
取っ手の取れるおすすめの鉄製フライパン【7選】
出来立て、アツアツをそのまま食卓に!スペシャルなフライパン「COCOpanベーシック」
出典:Amazon
サイズ | 16~28cmまであり |
重量 | 16cm:284g
28cm:1,007g |
備考 | 電子レンジでは使えません |
「鉄のお皿」「クック&サーブ」をコンセプトに作られた、そのままお皿として使える取っ手がないフライパンです。
日本国内で、ひとつひとつ丁寧に手作りで生産されて、シリアルナンバー付きです。特殊な熱処理をしてあり、耐久性が高く、錆びにくい・焦げ付きにくい・お手入れが簡単といった特徴があります。
また、使い始めのシーズニング(油ならし)も必要ありません。
【口コミ】
お手入れが簡単です。使用後は亀の子たわしをつかい、水のみで洗い流しています。その後に軽く水分を飛ばす程度で全く苦にならず、錆びてもいません。
26cmを購入しました。理想的な大きさで扱いやすいです。片付けも非常に楽でした
コンパクトで使いやすい!ロゴス「アウトドア取っ手がとれるスキレット」
出典:Amazon
サイズ | Sサイズ:16cm Mサイズ:22cm |
重量 | Sサイズ:1.2kg Mサイズ:1.7kg |
備考 | IH使用可能 |
フライパンではなく、珍しい取っ手の取れる「スキレット」です。オーブン料理に最適となっていて、底面には焦げ付きにくい”ドット加工”がされています。シーズニング済みなので、使う前の”油ならし”は不要となっています。
【口コミ】
キャンプに行く時の、荷物がかなりコンパクトに収納できます!場所をとらずに、大変使いやすいです。
いつもより、料理がおいしく感じました!
取っ手は現地調達!ブッシュクラフト「たき火フライパン」
出典:Amazon
小型化で薄くとても軽量なので、落ち運びに優れています。取っ手は、現地調達です。木の枝を拾い、加工して取り付けます。取り付けの際に必要な”留めネジ”と収納に便利な”麻の袋”が付属してあります。
工場からの出荷時に”焼き入れ”をしてあるので、シーズニングの必要はなく、購入後すぐに使うことができます。贈り物としても最適です。
【口コミ】
キャンプで使っています。木の枝を毎回探すのは大変ですが、今ではそれも楽しいでいます。
収納に場所をとりません。軽いので持ち運びも楽々です。
大阪の町工場が作る、高品質な鉄フライパン「10(FRYING PAN JIU)」
出典:Amazon
サイズ | Sサイズ:16cm Mサイズ:20cm Lサイズ:24センチ |
重量 | Sサイズ:560g Mサイズ:780g Lサイズ:1,040g |
備考 | IH使用可能 |
「つくる」と「たべる」を1つにしたフライパンです。片手で着脱できる、木製のスライド式ハンドルがついています。
フライパンの厚さが1.6mmと厚手なので、弱火でじっくり焼くだけでお肉はジューシー、野菜はシャキシャキ、パンは外はサクサク中はモチモチと、驚くほど美味しく焼けます。
使い始めの、シーズニングも必要ありません。
【口コミ】
テフロン加工のフライパンを、毎年買い替えていましたが、その罪悪感から解放されました。買ってよかったです!
もっと早くこのフライパンを知りたかったです!購入したらすぐに使えるのでおすすめです。
スマートにまとまる本格派!SOTO「GORA フライパン」
出典:Amazon
サイズ | 16cm 22cm |
重量 | 16cm:433g 22cm:855g |
備考 | サビ止めとして、シリコンクリア塗装されています。 |
焚火でも使える、しっかりとした鉄製のフライパンです。SOTOにはGORAシリーズと呼ばれるモデルがあり、お鍋やダッチオーブン・ザルなどがあります。
GORAシリーズは、全てスタッキングすることができるので、ごちゃごちゃしがちなキッチン用品を、スマートにまとめることができます。
【口コミ】
鉄のフライパンの使い方を調べてから使った方がいいです!使う前に、サビ止めの加工を剥がす必要があります。
すこし重たいですが、かなりしっかりしています!
鉄製に近い使い心地でさらに高性能!FIREBOX(ファイヤーボックス)フライパン
出典:Amazon
サイズ | 27.8cm |
重量 | 1,250g |
備考 | 使う前にはシーズニングが必要です |
H.A.A(硬質陽極酸化アルミ)製で、鉄製のフライパンに近いモデルです。H.A.Aは鉄製のフライパンよりも、軽量で錆びにくいという特徴もあります。
フライパン・カウボーイプレート・キャンププレート(浅型)・カッティングボード・ロングリフター・ケースがセットになっている”ウルトラクックキットセット”もあります。組み合わせによっては、ダッチオーブンとしても使うことができます。
【口コミ】
普通のテフロン加工よりもさらに強度なコーティングがしてあるのでながく使えそうです!
とても軽量なので、バックパックやソロキャンプにも向いています!
ガンガン使える男前フライパン!CAMP OOPARTS 「ドラゴンパン」
出典:楽天市場
サイズ | 26cm |
重量 | 2.8kg |
備考 | 使う前にシーズニングが必要 |
ガレージブランドの「CAMPOOPARTS」のオリジナルフライパンです。アウトドア料理に適している、厚さ4.5mmの鉄製のフライパンで、鉄の無垢材で仕上げられています。
取っ手がドラゴンのように見えるのでこの名前が付けられました。男っぽい武骨なフライパンで、使えば使うほど”真っ黒”になる「育てるフライパン」です。
【口コミ】
見た目に惚れて購入しました。一生使います!
ズッシリと重たいですが、焚火の際に気兼ねなく使うことができます。
取っ手の取れる鉄製のフライパンは、キャンプとの相性がバッチリ!
今回は、取っ手の取れる鉄製のフライパンをご紹介しました。
一般的なフライパンと比べると、手間がかかる部分もありますが、高温料理に向いている・美味しく料理できる・一生使える・収納スペースをとらないと優れている部分が多くあります。
ぜひ参考にしてみてください!