秋冬のキャンプは虫もいないし快適に過ごせますよね。しかし、寒さ対策は必須です!
高性能の防寒アイテムやキャンプギアを買えばそれなりの防寒対策ができますが、なるべくお金はかけたくないもの。
今回は、お金をかけずに寒さ対策できる12の方法をご紹介いたします。ちょっとしたアイデアもあるのでぜひご参考ください。
寒さ対策ばっちりで、冬のキャンプを楽しみましょう。
当記事のコンテンツ
寒さ対策①体の外からあたためよう!
まずは体の外からあたためて、寒さ対策をしていきましょう。
家にあるものや安価に手に入れられるものでできるので、お財布にも優しいです。
それでは順番にご紹介いたしますね。
衣服の重ね着で体をあたためる
出典:ロゴス公式サイト
洋服の重ね着はおそらく最初に思い浮かべる寒さ対策ではないでしょうか。
通気性の良いインナーを着たあと、セーターやフリースなどを着て、あたたかいアウターを着ましょう。ズボンもフリースタイプの下にあったかスパッツなどを履くとぽかぽかです。
できれば軽くて着ぶくれしないものを選ぶのがポイント。
衣服に関しては、以下の小物もあわせ技でさらにポカポカ!
- もこもこ靴下(もしくは靴下を二重)
- 帽子
- 耳あて(帽子に付いていれば不要)
- はらまき
- 毛糸のパンツ
- ネックウォーマー
- レッグウォーマー
- 手袋(スマホ対応◎)
- ブランケット(焚き火中は背中が冷えます)
底冷え対策は寝袋と敷くものを一工夫
出典:photoAC
寝る時には、衣服だけではなく寝袋を重ねる方法もおすすめ。一つの寝袋の中に、さらに寝袋を入れて二重構造にします。
底冷え対策には、コットを使ったり分厚いインフレーターマットを使うのも良いですが、とにかく節約したい!という方はダンボールなどを駆使しましょう。
ダンボールなら行きのスーパーでゲットできれば無料です。
ダンボール以外にも、ぷちぷちもおすすめですし、銀マットなら安価で手に入れられます。いつものマットの下にこのような安く手に入れられるものを重ねて底冷え対策をしましょう!
あとは、自宅にある毛布を持参するのも手段です。車内の荷物に余裕があれば毛布を持っていき、寝袋が一つしかない方も毛布にくるまればあたたかいですよ。
使用するテントを見直してみよう!スカートはついてる?
出典:DOD公式サイト
秋冬用のテントには、冷気の侵入を守ってくれる「スカート」と呼ばれるものが付いていますが、春夏用のテントには付いていないことが多いです。
インナーテントとアウターテントの間から冷気が入ってくると、テント内の温度もぐんと下がってしまいます。
もしスカートが付いていなかったら、テントを買い直すのではなく、自作して節約はいかがですか?
作り方はブルーシートやグランドシートを切って、クリップやガチャ玉などでとめるだけ!「簡単・安い・手軽」なので、寒さ対策としてぜひお試しください。
焚き火で暖を取るときは着るものに気をつけよう
出典:pixabay
重ね着もしたし、あとは焚き火で暖を取ろう!と思いますが、その前に一つ注意があります。一番上に着ているアウターが化繊の場合、火の粉が飛んできたら穴が空いてしまうかもしれません。なるべく一番上はコットンのものを着るようにしましょう。
湯たんぽは侮れない
暖を取るにあたって、湯たんぽは侮れません。寝る時に準備して、寝袋の中に忍ばせておくとぽかぽかであたたかいです。
もし湯たんぽをお持ちでない方は、あたたかい飲み物用のペットボトルでも代用可能。しかし、くれぐれも低温火傷にはご注意ください!お湯を入れたあとタオルを巻けば、保温効果もありますし低温火傷の対策にもなりますよ。
ペットボトルを使用するときは熱湯直後のお湯を入れると変形する恐れがあります。沸騰前のお湯か、沸騰後に冷まして80度あたりのお湯を使いましょう!
もちろん、ホッカイロもあたたかくておすすめですよ。ポッケに忍ばせておいたり、下腹部のあたりや、背中に貼るとぽかぽかです。しかし貼ったまま寝る場合は湯たんぽ同様、低温火傷にご注意ください!
寒さ対策②体の中からあたためよう!
次は体の中からあたためる方法です。
これをやれば体の芯からぽかぽかして汗をかいてしまうかもしれません!
キャンプ飯であたたまろう!
いつものキャンプ飯を体の芯からあたためるご飯に一工夫しましょう!特にスープや鍋がおすすめです。
根菜類や生姜、にんにくは体をあたためる作用があるので取り入れてみてください。とろみがあったら余計にあつあつですが、火傷にご注意くださいね。生姜をたっぷり入れた鍋、激辛キムチ鍋、クラムチャウダー、根菜のアヒージョなど、ぜひお試しください。
あたたかい飲み物を飲む
烏龍茶やプーアール茶などの発酵茶、ココア、生姜湯や葛湯は体をあたためる作用があります。
お酒がお好きな方ならあたたかいお酒を飲むのもおすすめです。ホットワインやお湯割りなど、お酒が飲めて体もあたたまって一石二鳥ですよね。しかも飲酒のおかげで寝やすくなる可能性もあります。しかし、くれぐれも美味しくてつい飲みすぎないようにしてくださいね。
寒さ対策③一度で良いから試してほしいアイデア5つ
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最後に、少し変わった寒さ対策を5つご紹介します。キャンプをしていて「寒いな~」とふと思ったときに、ぜひ試してみてください。
あたたかいもの限定しりとり
最初は、あたたかいもの限定しりとりです!
人によっては、それがあたたかいかどうか変わるので判定も面白いポイント。寒いという意識をなくして、脳をあたたかい状態に騙す方法です。ソロキャンプの場合はしりとりではなく、頭の中でイメージする方法でもOK。
あたたかいお風呂、こたつ、豚汁、マグマ…などなど、なんとなくあたたかくなってきたと思いませんか?
自分が熱源になる!
2つ目は、自分が熱源になって寝袋をあたためる方法です。
寝袋の中に頭のてっぺんまで入れて、すっぽり入り、自分の吐息で中をあたためます。湯たんぽもホッカイロもない!というとき、自らを熱源として空間をあたためましょう!
寒いと思ったらすぐ体を動かす
寒いと言った人が負け、など罰ゲーム感覚で取り入れるのも良いかもしれません。頭の中で「寒い」という言葉がよぎったときに試してみてください。
その場でスクワット、テント内で座りながら簡易テニスをするなど。実際に私も100円ショップの簡易テニスをテント内で座りながらしたら、汗をかくほどヒートアップしました!
寒くてじっとしているよりも、思い切って運動すれば体もあたためられて一石二鳥です!
あえて焚き火に背を向けてみる
焚き火にあたっていると、向かっている面の部分はあたたかいのですが、背中は寒いんですよね。そんな時は焚き火に背を向けて背中をあたためてみましょう!
少し恥ずかしい気持ちを我慢して焚き火にお尻を突き出してみると、結構あたたまりますよ。しかし、火が燃え移らないようによく注意してくださいね!
一緒に行った人とくっつく
人のぬくもりが何よりも心からあたたまるのではないでしょうか。家族や恋人、友人と行った場合は、椅子の位置をいつもより少し近くしてみましょう!
そうすれば風にあたる部分も最小限になり、人のぬくもりも感じられて、立派な寒さ対策になりますよ。心の距離も短くなって新たな発見があるかも?
安さ命の寒さ対策で冬キャンプを乗り切ろう!
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お金をかけない寒さ対策でも、しっかり対策すれば冬キャンプも楽しめます!
あたたかいキャンプ飯はいつもより格段に美味しく感じ、空気が澄んでいて星空もきれいですし、冬キャンプは最高です。
夜空を見上げながらあたたかいお酒を飲む、なんて幸せな時間なのでしょうか。