バーナー

2021年1月31日 /

冬キャンプでも高出力!?ガソリン燃料のシングルバーナーおすすめ3選!

陽芹孝介

出典: SOTO

シーズン問わずキャンプにおいて、火起こしは重要な作業となりますが、特に冬キャンプの場合は、寒さを凌ぐ暖をとる上でも重要です。

火を起こす手段は、薪を燃やす、コンロを使うなどさまざまですが、中でもシングルバーナーは手軽さや火力など、正に冬のキャンプにおいては効果的といえます。

ここでは、冬キャンプでも高出力で高火力、ガソリン燃料を使ったシングルバーナーの選び方やおすすめ品を紹介していきます。

ガソリン燃料のシングルバーナーってなに?

その名の通りガソリンを燃料にして火を起こすバーナーのことをいいます。

キャンプではガス缶式のシングルバーナーがよく使われますが、ガソリン燃料を使ったシングルバーナーは、あくまでもガソリンを燃料にしているため、ガス缶式のシングルバーナーとは似ているようで違うアイテムです。

一体型と分離型がある

シングルバーナーは大きく分けて、一体型と分離型の2つのタイプに分類されます。

一体型

出典:コールマン

タンクと火を起こすヘッド本体が一体となったタイプです。組み立ての必要がないことが特徴。

着火までに時間がかからないことや、いつでもどこでもすぐに使いやすいことなどが、メリットとしてあります。

分離型

出典:SOTO

燃料となるタンクと、ヘッド本体が分離しているタイプで、分離して使うことによりその安定感は抜群になります。

タンクと分離しているのでコンパクトに持ち運べるなどが、メリットとしてあります。

使う燃料によって出力が異なる

ガソリン燃料のシングルバーナーで使われるガソリン燃料の種類は、「ホワイトガソリン」「レギュラーガソリン」「灯油」これら3つの種類が主な燃料となります。

ホワイトガソリン

一般的にガソリンスタンドなどで扱われているガソリンとは違い、外気温に影響を受けにくく、安定的に火力を供給してくれることに大きな特徴があります。

また、一般的なレギュラーガソリンと比べ、不純物も少なく煤が出にくいため、お手入れも楽に行うことができます。

メリット
  • 火力の安定感が抜群
  • お手入れがしやすい
デメリット
  • コストが他のガソリンよりも高い
  • 限られた場所でしか買えない

レギュラーガソリン

車やバイクなどでよく使われる一般的なガソリン燃料で、近場のガソリンスタンドでいつでも気軽に購入できます。

燃料代も安く、またキャンプ時においてシングルバーナーの燃料切れを起こしても、車やバイクのガソリンで燃料を補えます。

メリット
  • 身近なガソリンスタンドで入手できる
  • 燃料コストが安い
デメリット
  • 不純物が含まれるため煤が出やすい
  • こまめにメンテナンスが必要

灯油

こちらもガソリンスタンドなどで入手ができる、石油ストーブなどではお馴染みの燃料です。

レギュラーガソリンと同じく、ガソリンスタンドで給油することもでき、また寒い冬の時期でエリアなどによっては給油車が地域を巡回し、灯油を給油してくれます。

メリット
  • 燃料コストが安い
  • エリアによっては給油車が巡回してくれる
デメリット
  • 不純物が含まれるため煤が出やすい
  • こまめにメンテナンスが必要

ガソリン燃料のシングルバーナーを使うメリット

出典:スノーピーク

ガソリン燃料のシングルバーナーは、低気温でも着火しやすく、また安定的に火力を供給してくれることに最大のメリットがあります。

そのため、冬場のキャンプにおいても、安定した火力を維持することができます。

また、ガソリン燃料のシングルバーナーは、燃料費が安いこともメリットとしてあり、特にガソリンスタンドなどで入手できるレギュラーガソリンは、費用も安く、手軽で手ごろ、また、上記でもありましたが、急な燃料切れに見舞われてもバイクなどのガソリンで燃料を補えます。

ですが、ガソリン燃料のシングルバーナーは、ガス缶式とは違い、燃料タンクをポンピングして加圧する必要があります。

ガス缶式の場合はヘッドを装着しノズルを開くことですぐに着火することができますが、ガソリン式の場合はポンピングし加圧するというひと手間が加わるため、この点に関してはデメリットといえるでしょう。

ガソリン燃料のシングルバーナーおすすめ3選

ここからは、ガソリン燃料のシングルバーナーのおすすめ品をいくつか紹介していきます。

コールマン スポーツスターII デュアルフューエル 533

出典:amazon

メーカー コールマン
ガソリンの種類 ホワイトガソリン
タイプ・形状 一体型
持続時間 最大火力で約2時間

コールマンが販売するホワイトガソリンを燃料にしたシングルバーナーです。

持ち運びがしやすいコンパクトなサイズながらも、最大10000BUTの高火力を最大で約2時間安定的に供給してくれます。

コンパクトで持ち運びがしやすい

火力が高く持続力も高い

MSR ウィスパーライトインターナショナル

出典:MSR

メーカー MSR
ガソリンの種類 ホワイトガソリン・灯油
タイプ・形状 分離型
持続時間 ホワイトガソリン110分 灯油98分

最大出力が約2772KcalのMSRが販売するホワイトガソリンのシングルバーナーです。

高い火力を誇りますが、燃焼音が静かで制音性も高く、また分離型のシングルバーナーなので、複数人のキャンプや大きな調理器具にも対応できます。

タンクを付け替えることで灯油でも使用が可能です。

必要に応じて燃料の使い分けができる

安定感が高いので使いやすい

MSR XGKEX

出典:MSR

メーカー MSR
ガソリンの種類 ホワイトガソリン・灯油
タイプ・形状 分離型
持続時間 ホワイトガソリン110分 灯油98分

バーナーを囲うエンクロージャーが特徴的な安定感抜群のガソリン燃料式シングルバーナーです。

マルチフューエルタイプなので、火力が高いホワイトガソリンはもちろん、燃料コストの安い灯油燃料にも対応が可能です。

不純物が詰まりにくい太いフューエルラインが採用されているので、さまざまな環境下においても、確実に燃焼してくれます。

エンクロージャーのデザインがよく安定感がある

スリムで持ち運びがしやすく実用性が高い

まとめ

ここでは、ガソリン燃料を使ったシングルバーナーについての簡単な解説とおすすめ品をいくつか紹介しました。

ガソリン燃料のシングルバーナーは、使用する燃料によって当然ながら火力は異なり、またバーナーの形状によって安定感が異なります。

分離型が調理をするに安定感がありますが、一体型でも専用の五徳を使うなど工夫を凝らせば、複数人のキャンプにも対応できますし、また安定感をもって調理もできます。

ガソリンの種類や形状、ランニングコストなど、バランスを踏まえ、自分のスタイルに一番合ったガソリン燃焼のシングルバーナーを選ぶようにしましょう。

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陽芹孝介

「好きを見つけてそれを趣味にする」をテーマにライター活動をしています。 初めての方・初心者さんは、キャンプ・アウトドアに対してわからないことや不安なことななどは、たくさんあると思いますが、そんなネガティブを解消するために、必要な情報やお得な情報をわかりやす発信します。