キャンプ飯の定番といえば、やはり豪快に肉を焼いて食べるステーキ。
「炭火で焼いて外で食べる」という行為だけですでに美味しさ倍増なのですが、その味をさらにワンランク押し上げてくれるのが「アウトドアスパイス」です。
今回は、そんなアウトドアスパイスのおすすめ商品をピックアップしてご紹介していきたいと思います。
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そもそも「アウトドアスパイス」って何?
アウトドアショップでは、食器などのギアと一緒に並んでいる姿をよく見かける「アウトドアスパイス」。
アウトドアスパイスというものにこれといった定義はありませんが、「肉、魚、野菜などあらゆる食材と相性がよく、これ1本あれば味が決まり、さまざまなスパイスやハーブが調合された調味料」という商品に対して使われることが多いですね。
その汎用性の高さから「魔法の調味料」と呼ばれたりもしますが、荷物や手間を省きたいアウトドア料理においては、まさに願ったり叶ったりのアイテムだといえます。
今ではアウトドアだけでなく、家庭での料理に使われることも増えた万能調味料です。
これさえあればOK!頼れるアウトドアスパイス8選
Orange(オレンジ)アウトドアショップ 「アウトドアスパイス ほりにし」
和歌山県にあるアウトドアセレクトショップ「Orange」のカリスマバイヤー・堀西さんが開発した人気商品。
食品メーカーなどではなくアウトドアショップから発売されたことで、アウトドアとスパイスの相性の良さを世に知らしめた立役者といえるかもしれません。
ベースは塩や醤油といった和風テイストで、そこに風味豊かなガーリックが効いています。
さらにフランス料理にも使用される「ミルボアパウダー」が素材の旨みを引き出してくれますよ。
黒瀬食鳥 「黒瀬のスパイス」
昭和25年創業、福岡県北九州市の老舗鶏肉専門店「かしわ屋くろせ」から販売されているのが「黒瀬のスパイス」です。
「クセになる万能調味料」として、こちらもキャンパーの間では定番となっているスパイスのひとつ。
鶏肉専門店のスパイスなだけあって、からあげの下味に使うとビールが何杯でもいけてしまいそうな絶品ができあがります。
ステーキ以外のアウトドアでのおすすめレシピは、骨付きの鳥もも肉を豪快に焼き上げる「骨付き鳥」。
香川県のご当地グルメとしても人気のメニューですが、あのスパイシーでクセになる味わいをこれ1本で再現できますよ。
中村食肉 「マキシマム」
宮崎県の中村食肉から販売されている「マキシマム」は、もともとアウトドアではなく一般的な料理の万能調味料として各メディアで話題となった商品。
宮崎県のお土産品としても人気でしたが、今では全国のあらゆる場所で販売されていますね。
その知名度も手伝って、今やアウトドアスパイスの大定番アイテムとなりました。
マキシマムは他のアウトドアスパイスに比べると粒が小さく、パウダー状に近いイメージ。
そのため調理をすると食品に馴染みやすく、ステーキはもちろん野菜炒めやチャーハンの味付けにもぴったりです。
そのままお湯に溶かせばスープとしても活用可能なので、アウトドアで1品をプラスしたいときやスープで温まりたいときにも頼もしいアイテムですね。
ゆず味やわさび味も販売されているので、気になる方はぜひ挑戦してみてください。
福島精肉店 「極上スパイス 喜(よろこび)」
明治40年創業と、老舗のお肉専門店がブレンドした「極上スパイス 喜」。
マキシマムと同じく宮崎県発の商品で、メディアにも度々登場しています。
お肉屋さんが開発しただけあって、商品名の通り「お肉が喜ぶ、素材が喜ぶ、食べた人が喜ぶ」をコンセプトにしたスパイスなのだとか。
もちろん、ステーキやバーベキューとの相性は最高です。
お肉に合うと聞くとがっつりガーリックが効いているイメージもありますが、意外とそんなことはなく、醤油ベースに鰹エキスをブレンドした和風の味わいが特徴となっています。
たたききゅうりや納豆など和風メニューにも合うので、居酒屋の1品のようなメニューを作りたいときにも便利ですね。
株式会社 田 「バカまぶし」
キャンプ芸人としてもすっかりお馴染のバイきんぐ・西村さんが作ったアウトドアスパイス「バカまぶし」。
「バカみたいにまぶしたくなる万能スパイス」を目指して開発されたこの商品は、食欲をそそるスパイスの組み合わせを厳選し、その黄金比率を探求して生み出されたものなのだとか。
その風味は、コンソメやカレーを感じさせる、まさに食欲を刺激してくる味わいです。
さらにスパイスを焙煎するというひと手間を加えることで、スパイスの香りを引き立たせ、パリパリとした食感に仕上げています。
そのため、ステーキなどのシンプルな料理に使うと、より特徴が引き立ちそうなスパイスですよね。
「辛いの」「辛くないの」という2種類の味が販売されているので、辛いスパイスを求めている方にもおすすめです。
YODELL OUTDOOR(ヨーデルアウトドア) 「ヨーデル サワークリームスパイス」
他とは少し違う味に挑戦してみたいというあなたは、話題の「ヨーデル サワークリームスパイス」はいかがですか?
アウトドアを楽しむためのヘアコスメや食品を販売するブランド「ヨーデルアウトドア」の商品で、キャンプ好きなお父さんが、娘が簡単に料理ができるようにと開発したスパイスなのだとか。
サワークリームオニオンの酸味が効いたスパイスは、いわずもがなジャーマンポテトやフライドポテトなどのじゃがいも料理と相性抜群。
また、焼き牡蠣との組み合わせもオフィシャルが直々におすすめしています。
サワークリームと聞くと用途が限定されてしまいそうなイメージもありますが、ステーキなどのお肉や魚介類に合わせても間違いのない美味しさですよ。
Motteco(もってこ) 「motteco 鉄板スパイス」
キャンプでご飯を味わう特別な夜に使ってもらいたい…という気持ちが込められた「motteco 鉄板スパイス」。
日本人が大好きな伝統調味料の「味噌」をベースにした珍しいアウトドアスパイスで、こだわりの天然醸造味噌を使用しています。
味噌を使うことで、塩分を抑えつつもしっかりとした味わいを実現しているのだとか。
もともとはアウトドア用鉄板を販売するブランドが開発しているため、鉄板料理との愛情はばっちり。
ステーキに使用する際は、食べる直前にふりかけると味噌の風味&スパイスの食感が楽しめます。
また、焼く前に馴染ませると糀(こうじ)の力でお肉の旨みを引き出す効果も。
塩コショウやガーリックのスパイスとはまた違った、ステーキの風味を楽しめますよ。
まさに「持ってこ!」という気持ちになる、かわいい「もってこちゃん」のカラーパッケージも魅力的です。
Fista(フィスタ) 「GABAN アウトサイドハーブスパイス」
最後にご紹介するのは、今春発売されたばかりの「アウトサイドハーブスパイス」。
本格スパイスメーカーのGABANと、快適生活研究家としてアウトドア料理を知りつくした田中ケンさんが共同開発した大注目商品です。
特筆すべきは、焚き火料理のスモーキーな味わいと調和するスパイスになっているということ。
着眼点からして、スパイスメーカーのこだわりと本気を感じます。
産地の異なる3種のコショウをそれぞれ最適な大きさの粒にしてブレンドしているため、ガツンとくるペッパーの刺激が特徴です。
GABANらしさを残しつつ、アウトドア仕様にデザインされたパッケージもかなりおしゃれですよね。
いつものキャンプ飯をワンランクアップ!お気に入りの1本を見つけよう
アウトドアスパイスは、シンプルなメニューでも複雑な味わいに仕上げてくれる頼もしい存在。
その優秀さを最大限に感じられるステーキはもちろん、魚や野菜、さらにご飯や麺類との相性も間違いないので、シメの料理や翌日の朝食にも重宝します。
アウトドアスパイスの「ビッグ3」といえる「ほりにし」「黒瀬のスパイス」「マキシマム」をはじめ、個性的な商品もたくさん存在しているので、お気に入りの1本を探してみてくださいね。