最近のトレンドアイテムとして、じわじわと愛用者が増加している「陣幕」。
各アウトドアメーカーからも、それぞれの趣向を凝らした陣幕が登場しています。
戦国時代を連想させる「陣幕」という名前も何だかかっこいいですよね。
そこで今回は、これから陣幕の購入を考えているという方に向けて、おすすめの陣幕を7つご紹介。
陣幕を使うメリットや選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャンプで陣幕を使うメリット
まずは陣幕を使うメリットについて解説します。
プライベート空間を確保する
フリーサイトや混雑しているキャンプ場では、隣りのキャンパーとの距離が近くなってしまうことがあります。
そんなとき陣幕を張ることで、さりげなく目隠しをしたり、自分のエリアを確保することが可能です。
焚き火の熱を逃がさない
焚き火を囲むように設置することで、陣幕がリフレクターの役割を果たしてくれます。
陣幕があることで熱も逃げにくくなるので、焚き火前の空間を効果的に暖めることが可能です。
風よけになる
風の強い日には、風よけとして陣幕が役立ちます。
特に冬場のキャンプでは、風が吹き抜けるだけで体感温度とテンションが下がってしまいますよね。
焚き火の天敵である強風をやわらげたいときにも効果的ですし、テントや隣サイトへの火の粉の舞い上がりを防ぐ役割もあります。
ただし、風防として陣幕を設置する際には風向きに十分注意しましょう。
陣幕の選び方
続いて、陣幕を選ぶ際のポイントについて解説します。
好きなデザインのものを選びつつ、次の項目にも注目してみてください。
サイズで選ぶ
陣幕には大きく分けて「焚き火を囲うタイプ」と「空間を囲うタイプ」があります。
基本的に小さいものは焚き火用の陣幕であることが多いですが、ソロや少人数であれば目隠しとしても十分効果的です。
「イスに座っている状態での目線隠し」には小さいサイズ、「サイト全体のプライバシー確保」には大きいサイズを選ぶという方法もあります。
素材で選ぶ
陣幕の素材には、燃えにくさを重視したコットン製のものや、軽さ、防風効果などを重視したポリエステル製のものなどがあります。
性能だけでなく見た目の印象にも違いが出てくるので、実物を見ずにインターネットで購入する際には必ず素材を確認するようにしましょう。
また、焚き火用の陣幕であっても難燃素材を使用していない商品もあるので注意しましょう。
収納時の重さやコンパクトさで選ぶ
陣幕に関しては、ある程度のキャンプギアが揃ったあとでプラスアルファとして検討する方が多いのではないでしょうか。
商品によってはテントやタープと同程度の収納場所が必要なものもあるため、購入の際には「家での収納スペース」と「運搬時の車の積載量」との兼ね合いも考えておくと安心です。
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QUICKCAMP(クイックキャンプ) 「焚火陣幕 焔-HOMURA(ほむら)」
クイックキャンプの陣幕は、ソロキャンプや少人数での焚き火にちょうどいいサイズ。
内側にアイアンフレームが付いているのが特徴で、小物やランタンなどを吊るしておくことができます。
コットン100%の生地は手洗いも可能。
もともと洗い加工がされているため伸縮する心配もなく、自然の風景に馴染むような少しかすれた色合いが魅力です。
カラーバリエーションも人気が高いサンド、カーキ、ブラックの3色が揃っているので、自分の好みに合わせて選べるのがうれしいですね。
QUICKCAMP(クイックキャンプ) 「焚火陣幕 焔-HOMURA(ほむら)」の基本情報
価格 | 12,800円(税込) |
カラーバリエーション | サンド、カーキ、ブラック |
サイズ | 幅約240cm(上部約140cm)×高さ70cm |
重量 | 約6.2kg |
素材 | コットン、鉄(ポール) |
QUICKCAMP(クイックキャンプ) 「焚火陣幕 焔-HOMURA(ほむら)」のレビュー
購入者レビュー
実際に手にしてみると結構しっかりとした布地で安心感があり、組み立ても簡単で説明書を見ずにできました。焚火の風よけや目隠しとしてサイズがちょうどよく、大事に使っていきたいです。
Tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 「陣幕ミニTC」
テンマクデザインの人気テント「サーカスTC」と同様に、TC生地を使用したソロ向け陣幕。
ロースタイルのチェアに座ると体がすっぽりと隠れる高さなので、焚き火の風防だけでなく目隠しの役割もしっかり果たしてくれます。
とはいえ少し身を起こせば座ったままでも外の様子が見渡せる、絶妙なサイズ感です。
ブロックごとにプリントされたブランドロゴや、さりげない上下のカラーリングがアクセントとして効いていますね。
Tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 「陣幕ミニTC」の基本情報
価格 | 10,780円(税込) |
カラーバリエーション | なし |
サイズ | 幅300cm×高さ100cm |
重量 | 約3.1kg |
素材 | ポリエステル、コットン、スチール(ポール) |
Tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 「陣幕ミニTC」のレビュー
購入者レビュー
自分たちの空間が守られて、周囲を気にせず楽しめます。色も落ち着いていて、テントとセットで購入してよかったです。
Luett Biden(ルエットバイデン) 「Fire Reflector 2.0」
韓国発のアウトドアブランドLuett Biden(ルエットバイデン)。
日本ではまだあまり知られていませんが、かわいいロゴと無骨な雰囲気の組み合わせがオシャレですよね。
そんなルエットバイデンの陣幕は、日本のメーカーではあまり見かけない、ポール1本で自立するタイプのもの。
ポールは付属していませんが、現地でちょうどいい木の枝を見つけたり、もちろん自前のポールを使用してもOKです。
上から吊り下げるようにして設営することもできます。
ポールがない分、収納サイズがかなりコンパクトなのも特徴です。
ただし防炎加工はされていないので、焚き火とは適切な距離をとるようにしてください。
Luett Biden(ルエットバイデン) 「Fire Reflector 2.0」の基本情報
価格 | 9,800円(税込) |
カラーバリエーション | ベージュ、ダークカーキ |
サイズ | 幅164cm×高さ130cm(ベージュ)、幅165cm×高さ130cm(ダークカーキ) |
重量 | 約467g(ベージュ)、約786g(ダークカーキ) |
素材 | 布(ベージュ)、キャンバス布(ダークカーキ) |
Luett Biden(ルエットバイデン) 「Fire Reflector 2.0」のレビュー
購入者レビュー
三角形なので高さがあり、ソロキャンプ用のサイズでもしっかりと身を隠せます。何より、他の人とまったくかぶらないところが良いです。
Mt.Gut(マウントグット) 「ミニタープ 陣幕 焚火」
デザイン的にも構造的にもシンプルな、ソロキャンプ向け陣幕。
ポール2本で組み立てられるので、設営に不安があるという方でも安心です。
「誰でも気軽にアウトドア!」というブランドコンセプトのもと、初心者にも手を出しやすい6,500円という価格設定がうれしいですね。
カラーバリエーションもグリーンの他にブラウン、アッシュグレー、ブラック、ベージュと豊富に展開されているので、テントや他のギアとのコーディネートも楽しめそうです。
Mt.Gut(マウントグット) 「ミニタープ 陣幕 焚火」の基本情報
価格 | 6,500円(税込) |
カラーバリエーション | グリーン、ブラウン、アッシュグレー、ブラック、ベージュ |
サイズ | 幅200cm×高さ70cm |
重量 | 2kg |
素材 | コットン、スチール(ポール) |
Mt.Gut(マウントグット) 「ミニタープ 陣幕 焚火」のレビュー
購入者レビュー
重すぎず軽すぎず、バイクにも積めそうで気に入りました。大きさも、プライベートスペースが確保できる良いサイズです。
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KZM OUTDOOR 「DUAL WIND SCREEN」
ルエットバイデンと同じく、韓国で誕生したアウトドアブランドの「KZM」。
ポールまでブラックで統一された陣幕は、まさに自陣を守る壁のような印象です。
しかし、この陣幕の最大の特徴は、ファスナーでセンターを切り離すことができる「分離型ウインドスクリーン」だということ。
出入り口のスペースを開けて配置したり、サイトの左右に分けて使用するなど、アイデア次第で様々な活用法が生まれます。
KZM OUTDOOR 「DUAL WIND SCREEN」の基本情報
価格 | 19,000円(税込) |
カラーバリエーション | なし |
サイズ | 幅600cm×高さ120cm |
重量 | 約4kg |
KZM OUTDOOR 「DUAL WIND SCREEN」のレビュー
購入者レビュー
コットンではないので火の粉には注意が必要ですが、張り方のバリエーションを楽しめたりと自由度が高いので活躍しそうです。
ROBENS(ローベンス) 「ウインドスクリーン」
高品質なテントを多く展開しているデンマークのブランド「ローベンス」。
そのローベンスが日本初のオリジナル企画商品として登場させたのが、この「ウインドスクリーン」です。
ローベンスとしてもスクリーンウォールのアイテムを販売するのは初めて。
140cmとかなり高さはありますが、ローチェアに座ったときの目線の高さにクリアウインドウが付いているため圧迫感を受けることもありません。
プライベートエリアの確保と風防としての役割をしっかり果たしつつも、採光や景観をバランスよく取り入れられるデザインです。
ROBENS(ローベンス) 「ウインドスクリーン」の基本情報
価格 | 29,700円(税込) |
カラーバリエーション | なし |
サイズ | 幅500cm×高さ140cm |
重量 | 4.7kg |
素材 | HydroTex Polycotton 65%poly/35%cotton、スチール(ポール) |
ROBENS(ローベンス) 「ウインドスクリーン」のレビュー
購入者レビュー
ローベンスといえばクリア窓と思っているので購入を決めましたが、これはベストチョイスでした。少し価格は高いですが、プライベート感も出るのでオススメのギアです。
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) 「ULTARI / 横幕 陣幕」
スタイリッシュな陣幕をお探しの方におすすめなのが、ミニマルワークスの「ULTARI」。
ツルツルとしたポリスキンの丈夫な生地を使用しており、シンプルで都会的な雰囲気です。
陣幕としては珍しい、ホワイト寄りの明るいアイボリー色も展開されています。
また、設営が簡単で収納すると軽くて小さい…というのも、ミニマルワークスのアイテムの特徴。
この陣幕も重さ1.5キロ、サイズも収納するとボトル2本分程度しかなく、この大きさの陣幕としてはかなりコンパクトです。
これならプラスアルファで買い足しても、収納場所に困らなさそうですね。
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) 「ULTARI / 横幕 陣幕」の基本情報
価格 | 19,800円(税込) |
カラーバリエーション | アイボリー、ブラック、オリーブ、タン |
サイズ | 幅430cm×高さ115cm |
重量 | 1.5kg |
素材 | ポリスキン、アルミ(ポール) |
MINIMAL WORKS(ミニマルワークス) 「ULTARI / 横幕 陣幕」のレビュー
購入者レビュー
収納したときのサイズが想像以上にコンパクトで軽かったので、これから重宝しそうです。色味も上品で気に入っています。
陣幕デビューで冬キャンプをもっと楽しく!
陣幕は2020年頃から注目が集まりはじめ、現在ではアイテムの種類もかなり豊富になっています。
そしてこれから迎える冬のシーズンは、陣幕のメリットを特に感じられる季節。
あなたも自分好みのを陣幕を見つけて、ぜひ今冬はデビューしてみてくださいね。