冬キャンプの安全対策!【一酸化炭素警報機おすすめ5選】必要性や選び方を徹底解説!

ZEEN

冬キャンプを快適にする暖房器具。寒さからカラダを守る冬の定番アイテムです。しかし石油やガス、薪ストーブなど燃焼器具をキャンプで使用する際は注意が必要。一酸化炭素中毒を起こす危険性が高いため取り扱いには十分な注意が必要です。

そこで今回は、冬キャンプを安全に楽しむための必至アイテム「一酸化炭素警報機」をご紹介します。

事故を未然に防ぐための対策として、一酸化炭素警報機の必要性選び方、またおすすめ商品を厳選してご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

一酸化炭素警報機で冬キャンプを安全に楽しもう!

出典:楽天市場

一酸化炭素警報機とは、不完全燃焼により発生するCO(一酸化炭素)を検出しアラームを鳴らすことで未然に事故を防止するための警報機です。燃焼器具を扱う冬キャンプでは必ず持っていきたいアイテムとなります。

テント内でストーブなどの燃焼器具を使用すると一酸化炭素中毒を引き起こす原因となるため非常に危険です。製造メーカーではテント内での使用を原則禁止しているので、自己責任のもと取り扱いには十分な注意が必要です。

一酸化炭素とは?

一酸化炭素とは、炎が酸素不足により不完全燃焼を起こした際に発生する有毒気体。無色・無臭であり気付かずに吸引すると人体に悪影響を及ぼします。

一酸化炭素中毒とは?

出典:pixabay

一酸化炭素中毒とは、燃焼器具の不完全燃焼によって発生した一酸化炭素(CO)を吸い込むことによって起こす中毒症状のこと。

一酸化炭素中毒はなぜ起こる?

一酸化炭素中毒は、密閉された空間でストーブなどの燃焼器具を使うことが原因です。密閉されたテント内で燃焼器具を使用すると、酸欠状態となった炎が不完全燃焼を起こし一酸化炭素が発生します。その一酸化炭素を吸い込むことで血中のヘモグロビンが一酸化炭素と強く結びつき、本来の酸素を運ぶという役割が果たせなくなりカラダに異常をきたします

一酸化炭素中毒の症状とは?

不完全燃焼によって発生した一酸化炭素を体内に吸い込むことで、頭痛・吐き気・めまいなどの症状があらわれます。症状が重くなると失神してそのまま死に至るなど危険が伴います。

空気中の一酸化炭素濃度(ppm)と警戒レベル

出典:pixabay

一酸化炭素濃度による人体への影響が以下のとおり。

CO:%(ppm) 呼吸時間 症状
0.02(200) 2〜3時間内 軽い頭痛
0.04(400) 1〜2時間
2.5〜3.5時間
前頭痛
後頭痛
0.08(800) 45分
2時間
頭痛・めまい・吐き気
失神
0.16(1,600) 20分
2時間
頭痛・めまい・吐き気
失神
0.32(3,200) 5〜10分
30分
頭痛・めまい
致死
0.64(6,400) 1〜2分
10〜15分
頭痛・めまい
致死
1.28(12,800) 1〜3分 死亡

参照元:一般社団法人日本ガス石油機器工業会

一酸化炭素中毒を起こさないための対処法

一酸化炭素中毒を起こす原因は、密閉状態での燃焼器具の使用によるもの。そのため一酸化炭素中毒を起こさないためには十分に換気された環境での使用が重要です。

原則テント内での使用は禁止ですが、やむを得ず自己責任で使用する場合は必ず2箇所以上に換気口を設けて風が抜けるようにするのがポイントです。

また一酸化炭素中毒を未然に防ぐため「一酸化炭素警報機」を設置すると効果的です。

換気は十分に!

テントのベンチレーション機能があるからと前室を締め切った状態でストーブを使うのは非常に危険!必ず2箇所以上の換気口を確保して風が流れる環境を作りましょう。また複数台警報機を設置するのも効果的です。

 

一酸化炭素警報機を選ぶときにチェックしたい5つのポイント

出典:pixabay

一酸化炭素警報機は、センサーが空気中の一酸化炭素濃度(ppm)を検知して規定以上の濃度になるとアラームや音声で危険を知らせる仕組みとなっています。

一酸化炭素警報機を選ぶときのポイントとは?

一酸化炭素警報機を選ぶときは以下の5つのポイントに注目しましょう。

  • 一酸化炭素の検知濃度が見やすい液晶表示
  • 安心の日本製センサーを搭載
  • 警報アラームの設定が可能か
  • 日本語の説明書に対応しているか
  • 電池式充電式

ポイント①一酸化炭素の濃度が見やすい液晶表示

一酸化炭素警報機を使用する最大の目的が一酸化炭素の濃度を計測すること。そのため濃度の数値が分かりやすく表示しているディスプレイやモニターであることがポイントです。数値が見やすくいつでも簡単に濃度の数値を確認できれば安心できます。

ポイント②安心の日本製センサーを搭載

低価格モデルや海外製など採用しているセンサーの種類によって検知する能力に大きな違いがあります。ECサイトで入手できる低価格の一酸化炭素警報機は検知能力にバラツキが多く非常に不安です。「せっかく購入したけど正常にセンサーが働かなかった…」ということがないように、少々お値段を掛けても日本製センサーを搭載した警報機を選んで安心を手に入れましょう。

ポイント③警報アラームの調整が可能か

異常を知らせるアラームが状況に合わせて調整できるとより安心して使用できます。”普段は50ppmのCO濃度でアラーム設定をしているけど、使用環境によっては25ppmで異常を知らせてほしい”というときなど、アラーム設定の調整ができると便利です。

ポイント④日本語の説明書に対応しているか

一酸化炭素警報機は日本製よりも海外製品の流通量が多いため、購入前に注意が必要です。キャンプでの安全性を考えて一酸化炭素警報機をECサイトで購入したけど、取り扱い説明書が英語のみで使い方が分からない…ということがないように、説明書が日本語に対応しているかチェックしましょう。

ポイント⑤電池式か充電式か

一酸化炭素警報機には「電池式」と「充電式」があり、自身の使用環境に応じた動力を選ぶのもポイントです。室内での使用がメインなら電源が確保しやすい充電式が便利ですが、充電に時間が掛かります。またキャンプで使用する場合、電池式は電池を交換するだけですぐに使用できるというメリットがあるので有利と言えるでしょう。

 

キャンプに最適!一酸化炭素警報機おすすめ5選

それではキャンプにおすすめの一酸化炭素警報機を厳選してご紹介します。

おすすめ①DOD:キャンプ用一酸化炭素チェッカー2

出典:DOD公式サイト

サイズ/重量 W46×H72×D15mm/50g
電源 電池式(CR2032×2)
センサータイプ 日本製電気化学式ガスセンサー

アウトドアメーカーが販売している一酸化炭素警報機。高品質な日本製センサーを採用した信頼性の高い警報機です。

出典:DODGE公式サイト

軽量コンパクトな設計で持ち運びしやすく、落下しても耐久性に優れます。テントに吊るせるボールチェーンが標準装備しているなど、まさにアウトドアのために作られた一酸化炭素警報機です。

DODキャンプ用一酸化炭素チェッカー2の公式サイトはこちら

おすすめ②一酸化炭素警報機 キャンプ用

サイズ/重量 H7.6×W4.9×D1.5cm/50.8g
電源 電池(CR2032×2個)
センサータイプ 日本製高感度センサー

出典:楽天市場

湿度の高い環境でも正確に検知する、安心の日本製好感度電気化学式センサーを搭載した一酸化炭素警報機。重量わずか50gのコンパクトな手の平サイズに落下や衝撃耐久に優れているのでアウトドアに最適です。日本語の説明書に対応。

おすすめ③一酸化炭素チェッカー

サイズ/重量 10×10×2.7cm/138g
電源 単4電池×3本
センサータイプ 電気化学式センサー

出典:楽天市場

楽天1位67冠の人気一酸化炭素警報機。CO濃度をデジタルで表示し、一定以上を検知するとアラーム音で警告します。一酸化炭素のみの検知能力ですが低価格で入手できるのが特徴。複数台で使いたい方や初めての警報機購入におすすめです。

おすすめ④一酸化炭素ハンディー測定器

サイズ/重量 約135×50×35mm/127g
電源 単4電池×3本
センサータイプ 電気化学ガス(CO)特有のセンサー

出典:楽天市場

ハンディータイプの一酸化炭素警報機。コンパクトで持ちやすく、クリップタイプなのでカバンやポケットに取り付け可能です。濃度や気温、バッテリー残量を表示したLCDディスプレイはバックライト対応なので暗い夜間でもしっかり確認できます。

おすすめ⑤新コスモス電機:SC−285E

サイズ/重量 Φ105×H42.5mm
電源 専用リチウム電池
センサータイプ 電気化学式

出典:楽天市場

ガス警報機製造メーカーであり業界トップクラスの新コスモス電機が販売する一酸化炭素警報機。住宅用防災警報器検定合格品であり、信頼性の非常に高い警報機です。煙式(住宅用火災)と一酸化炭素(CO)の両方に対応。

 

まとめ

今回は、冬キャンプを安全に楽しむための一酸化炭素警報機についてご紹介してみました。

防寒対策として石油やガス、薪ストーブなどの燃焼器具をキャンプで使用する際は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。万が一、一酸化炭素が発生しても一酸化炭素警報機があればすぐに異常を検知し、事故を未然に防ぐことができます。

今回の内容を参考に、燃焼器具をキャンプで使用する際は必ず一酸化炭素警報機を持ち合わせ、安全な冬キャンプを楽しんでくださいね。

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ZEEN

元アウトドアショップスタッフのZEENです。人類が月面着陸した時代に大阪の橋の麓で生まれました。山の魅力にどっぷりハマって早15年。山頂キャンプをこよなく愛し、浅く・広く・ゆる〜く♬アウトドア活動に励んでいます。接客経験や実体験を元に、役立つアウトドア情報を発信していきます!