春夏秋冬、それぞれに魅力のあるキャンプですが、装備も少なく身軽にできる夏キャンプには、夏ならではの楽しみがあります。
今回は、そんな夏のキャンプで快適に眠るための夏用シュラフのおすすめを集めました。
それぞれの理想のキャンプスタイルに合った最適なシュラフが見つかるといいですね。
当記事のコンテンツ
夏のキャンプにシュラフは必要?
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市街地では寝苦しい熱帯夜が続く夏、キャンプの時にシュラフは必要なのでしょうか?
自宅での寝苦しさを考えると必要ないようにも思いますが、キャンプ場によってはシュラフを持って行かないと後悔する場合もあります。
例えば、標高の高いキャンプ場の場合、真夏であっても夜は急激に温度が下がることがあります。
標高が100m上がると、気温は0.6度下がると言われています。
日中との気温差も大きいので、夏でもシュラフが必要です。
自身の経験では、8月の半ばの富士でのキャンプでは3シーズン用のシュラフが活躍しました。
思いのほか、夜は気温が下がりますので万全の準備で臨みましょう。
シュラフの快適温度と限界温度
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シュラフには、「快適使用温度」と「限界使用温度」という記載がある商品があります。
快適使用温度は、快適に眠れる温度の目安、限界使用温度は、なんとか耐えられる温度の目安という違いがあります。
基本的に、夏用シュラフは5℃~10℃、3シーズン用は₋5℃~5℃の商品が多くなっています。
夏用のシュラフは、使用頻度や利用するキャンプ場に合わせて適したものを選ぶことをおすすめします。
夏用シュラフの選び方
化学繊維のものを選ぶ
夏用のシュラフと、冬用のシュラフの大きな違いは、素材と保温力にあります。
冬は、軽くて保温性の高いダウン素材のものが適していますが、夏は化学繊維の素材のシュラフを選ぶといいでしょう。
化学繊維は、軽量で通気性に優れているという特徴があります。
保温力はダウンには劣りますが、手入れも簡単なので、夏用のシュラフにおすすめの素材です。
3シーズン用シュラフを選ぶ
キャンプ場の立地によっては、より保温性の高い3シーズン(春夏秋)用のシュラフを選ぶという方法もあります。
3シーズン用のシュラフであれば、ある程度の気温差にも対応できます。
温度調節のしやすい封筒型の商品を選ぶのがポイントです。
ただし、収納サイズが大きくなってしまうのが難点です。
注目するポイント
夏用シュラフを選ぶにあたって注目するポイントがいくつかあります。
洗濯できるか
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夏の就寝時は、寝汗もたくさんかきます。
シュラフを清潔に保つために、洗濯機で丸洗いできるものを選ぶと便利です。
速乾性のある生地を使用したものや、手洗いのみ可能なものなど、それぞれのシュラフに特徴がありますので確認しましょう。
収納サイズはコンパクトになるか
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装備の少なく済む夏キャンプでは、登山泊に挑戦したり、オートサイト以外を利用したりすることもあるでしょう。
そんな時は、コンパクトに収納できるシュラフがおすすめです。
ただし、夏用シュラフはコンパクトに収納できる反面、快適に使用できる温度も限られてきますので、使用場所を考慮して選ぶようにしましょう。
夏用シュラフのおすすめ5選
アドベンチャークッションバッグ/C5
出典:coleman公式
コールマンから販売されている「アドベンチャークッションバッグ/C5」は、高原の夏のファミリーキャンプに最適な商品です。
出典:coleman公式
快適温度は5℃で、2つまとめてクッション型に収納できるのがポイントです。
また、洗濯機での丸洗いが可能なので、いつでも清潔に保つことができます。
商品名 | アドベンチャークッションバッグ/C5 |
価格 | 12,980円(税込み) |
材質 | 表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル |
快適温度 | 5℃ |
使用サイズ | 約150 × 190cm、分割時/約 75×190cm |
収納サイズ | 約45 x 45 x 15cm(クッション時) 約38 x 45 x 23cm (丸めて2つを1つのケースに収納時) |
重量 | 約3.4Kg |
アドベンチャークッションバッグ/C5の口コミ・レビュー
車の積載量が少なく、荷物でいっぱいなのですが、このシュラフはクッションとして後部座席で使用できるのでとても助かります。
ペットの座布団としても大活躍です!
ISUKA ウルトラライト
出典:ISUKA公式
ソロキャンプでの使用など、軽量、コンパクトなシュラフを求めるならISUKAのウルトラライトがおすすめです。
出典:ISUKA公式
収納サイズはかなりコンパクトで、片手でつかめてしまうほどのサイズ感。
裏地にはポリエステル・マイクロファイバーを採用し、肌触りのいい質感です。
重さはなんと600g!
装備を最小にして身軽に楽しみたい夏のキャンプに最適なモデルとなっています。
商品名 | ISUKA ウルトラライト |
価格 | 11,000円(税込み) |
材質 | 表地/ナイロン100% 裏地/ポリエステル100% 中綿/ポリエステル、マイクロファイバー |
最低使用温度 | 10℃ |
使用サイズ | 80(肩幅)×202(全長)cm |
収納サイズ | φ12.5×22cm |
平均重量 | 600g |
ISUKA ウルトラライトの口コミ・レビュー
化繊モデルなのに、こんなにコンパクトに収納できるのはすごい!
軽い登山や、自転車旅にも持っていける使い勝手のいいシュラフです。
ロゴス 抗菌防臭 丸洗いシュラフ・15
出典:LOGOS公式
そこまで冷え込む心配のないキャンプなどにおすすめなのが、ロゴスの抗菌防臭 丸洗いシュラフ・15です。
肌に触れる部分に、DuPont社の技術であるSILVADUR(TM)を用いた生地を使用することで、銀イオン効果による抗菌防臭加工が実現しました。
洗濯や汗による影響もほとんどなく、50回の洗濯耐久検査において99%の抗菌効果を維持しているという検査結果が出ています。
銀イオンによって、菌の抑制による防臭効果も期待できます。
ロゴスのシュラフに採用されているモイスポリとは、通気性の良いポリエステル素材の事。
汗などの水分をスムーズに外に逃がすので、快適に眠ることができます。
広げると掛け布団のように使用できるので、暖かさの調整も簡単。
たくさん寝汗をかいても、丸洗いできるので夏のキャンプに活躍するシュラフです。
商品名 | 抗菌防臭 丸洗いシュラフ・15 |
価格 | 4,380円(税込み) |
材質 | 表地/モイスポリ 裏地/抗菌防臭モイスポリ 中綿/ダイナチューブファイバー |
適正温度 | 15℃まで |
使用サイズ | (約)長さ185×幅75cm |
収納サイズ | (約)直径19×長さ37cm |
重量 | (約)1.0kg |
ロゴス 抗菌防臭 丸洗いシュラフ・15の口コミ・レビュー
かさばらず、触り心地もいい。
値段も安くお買い得です。
なにより丸洗いできるのが魅力で、家の洗濯機で洗濯しましたが、綿の偏りなどもありませんでした。
ノルディスク Almond -2 Size L
出典:nordisk公式
「シュラフ特有のガサガサとした質感が苦手…」
という方におすすめなのが、「ノルディスクのAlmond -2 Size L」です。
表地と裏地がオーガニックコットン100%と抜群の心地よさ。
マジックテープを使用せずに、磁石式の収納用ポケットを採用するなど、随所に使用感へのこだわりが感じられます。
3シーズン対応のシュラフなので、幅広い気温に対応できる優れものです。
出典:nordisk公式
収納時も落ち着いたピロー型のデザインで、キャンプ先でも自宅のようにくつろぎたい人に最適です。
同商品と連結可能なので、人数やスタイル合わせて調節できます。
他の商品と比べて、重量もありコンパクトにはならないので、積載量に問題のない方におすすめです。
商品名 | Almond -2 Size L |
価格 | 8,800円(税込み) |
素材 | 表地/オーガニックコットン 裏地/オーガニックコットン |
使用サイズ | 長さ : 200 cm 幅 : 85 cm |
収納サイズ | 長さ : 44 cm 幅 : 35 cm 高さ : 23 cm |
重量 | 2.2kg |
ノルディスクAlmond -2 Size Lの口コミ・レビュー
オーガニックコットンの肌触りがとても心地よく、色も刺繍も素敵です。
アウトドア感が強くないので、家でも自然になじんで使用できます。
収納時もおしゃれで、満足のいく商品です。
ネイチャーハイクLW180 シュラフ ミニ コンパクト
出典:Naturehike公式
「ハイスペックな商品を圧倒的なコストパフィーマンスで」を掲げるネイチャーハイクのシュラフは、低価格ながら機能性も兼ね備えており人気です。
「LW180 シュラフ ミニ コンパクト」は、快適温度が15℃~22℃と平地のキャンプ場向け商品。
コンパクトに持ち運べるうえ、手頃な価格が魅力です。
MサイズとXLサイズの展開があり、小柄な方は効率的にさらに荷物を軽量化することができます。
商品名 | LW180シュラフミニコンパクト |
価格 | 3,990円(税込み) |
素材 | 表地/20D380Tナイロン 裏地/240Tポリエステル 中綿/コットン |
使用サイズ | 190×75cm(M) 205×85cm(XL) |
収納サイズ | 190×75cm(M) 205×85cm(XL) |
重量 | 約680g(M) 約760g(XL) |
快適温度 | 15℃~22℃ |
ネイチャーハイクLW180シュラフミニコンパクト 口コミ・レビュー
軽量でコンパクト。夏の平地ならこれひとつで充分です。
チャックを全開にして掛け布団のように使用しています。
圧縮できる収納袋なので、コンパクトになり便利です。
快適な睡眠のために夏用シュラフを用意しよう
暑さ寒さの感じ方は人それぞれ。
しかし、キャンプで快適な睡眠が必要なのは皆同じです。
私は寒いのが苦手なので、いつも暖かめの装備を心がけています。
封筒型のシュラフであれば、掛布団のように使ったり、手足を出したりと使い勝手もいいですね。
夏のキャンプでは、朝日と同時にテント内の気温も上がってきます。
快適に過ごせるよう、温度調節のしやすいシュラフが夏のキャンプにはおすすめです。