キャンプブームも落ち着き、今までのように何ヶ月前からでないと予約が取れないという事もなくなりつつあります。
最近では、メディアニュースやYoutubeなどの動画サイトにより、ソロキャンプのスタイルが増加傾向です。
女性のソロキャンパーも見かけるようになったのは、今までなかった傾向です。そんな中、冬のソロキャンプに中々一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
今回は、冬のソロキャンプに焦点を当て、魅力満点な冬のキャンプをご紹介します。是非、参考にして下さい。
当記事のコンテンツ
冬キャンプは他の季節と比べてメリットが多く魅力満載
防寒対策と就寝対策を行えば、冬のソロキャンプは数多くのメリットがありますのでご紹介します。
空気が澄んでいる
出典:pixabay
冬の空気は非常に澄んでいます。大気中に水蒸気が多い夏と比較し、空気が乾燥している為、晴天率も高く、ベタつき感もなく空気が凛としています。
冬は17時には暗くなり夜も長く、1等星の数が多いことでも知られています。空気が澄んでいることで、星が綺麗に見え、都会では見ることができない星の数を満喫できます。
煮込み料理が堪能できる
冬の料理は、やはり温かい食事をしたいものです。シチューやおでん・鍋など簡単だけど、体の芯まで染み入る料理を堪能でき、心まで暖かくしてくれます。
特にソロキャンプだと、こうした煮込み系料理などのほったらかし料理は、切って煮込むだけなので非常に簡単。その間ゆっくり自分の時間を過ごせます。
ビーフシチューなどもじっくり煮込めば、トロトロのお肉を頬張れますよ!
人や虫が少なく快適
夏の大型連休と比較し、ファミリー層が減少するので、人が少ないのもポイント。割とキャリア組みが多いため、遅くまでうるさくなく静かに過ごせます。
又、夏と比較し圧倒的に虫が少ないのもポイント。蚊やブヨ・蜂などそうした虫はほとんど見かけません。虫刺されなどの虫対策をしなくてもいいのは、冬キャンプならではです。
価格が安くチェックアウトも長い
キャンプ場もオフシーズンになるため、料金設定も安くチェックインできる場所が多いです。
又、この時期チェックアウトも長くなっている場所も多くなります。繁忙期チェックアウト~10:00が、チェックアウト~15:00だったら、ゆっくり朝食もとれ、テントを乾かしている間、ゆっくりコーヒーも味わえます。
撤収もバタバタせずに、のんびりできますよね。
焚き火が楽しい
季節を問わず、焚き火は楽しみの一つですよね。夏の炎天下での焚き火より、寒い冬の焚き火は、身体も暖まり、一段と焚き火が楽しいひと時になります。
火のある過ごし方は、身体を暖めると共に心も落ち着かせる要素があるといわれています。
焚き火に当たりながら、あつあつの料理を食し、お酒を嗜む時間はまた格別です。
暖と灯りにもなる焚き火で、身も心も癒されることでしょう。
やはり寒いから躊躇してしまう季節
出典:pixabay
冬の季節は当たり前ですが寒いですよね。特に朝晩の冷え込みは、他の季節とは雲泥の差です。やはり気温という面から、冬のソロキャンプに躊躇しがちです。
特にソロキャンプだと不安要素も多い
出典:pixabay
グループキャンプや誰か居れば、寒い気温でも誰か居るだけで心強いですよね。ソロキャンプは、設営から調理まで1人で行わなければなりません。
設営がうまくいかなかったらどうしよう?寒くて寝れなかったらどうしよう?と初めての場合は不安要素も多々あります。
まずは服装を他の季節より防寒対策するこで、安心感も生まれてきます。
例えば、靴下を厚手にしたり、手袋やネックウォーマーなど準備しておくといいでしょう。
1番寒さに敏感なのが、足先・指先・首です。この箇所をガードすることは、寒さ対策の必須といえます。
初めての冬の装備に悩んでしまう
次に装備品です。初めての冬の装備は悩んでしまいますよね。
いかに地面からの底冷えを抑止できるかで、冬のソロキャンプの快適度合いが変わってきます。
それぞれのキャンプ道具も、たくさん出ている為、迷ってしまうかもしれません。購入の際のポイントをおさえておくといいでしょう。
更に快適に過ごすために購入しておくといいもの
ここで、冬キャンプを更に快適に過ごす為に、購入しておくといい物をご紹介します。やはり居住空間は大切にしたいですよね。
テント編
テント購入を考えている方におすすめなのが、スカート付きのポリコットン素材のテントです。テント本体にスカートがついていることで、隙間風を防いでくれます。
又、ポリコットン素材は、生地そのものが伸縮する事で、夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。使用後は、カビが生えやすいのでよく乾かす必要がありますが、オールシーズン使えるのでおすすめです。
暖房編
カセットコンロを熱源としたコンパクトストーブや石油ストーブ、薪ストーブがあると冬キャンプも心強いです。
カセットコンロは、すぐに点火できるので手足を暖めるのに最適です。
長時間使用の際は、石油ストーブや薪ストーブをおすすめします。薪ストーブは料理も可能なため、最近のトレンド商品です。
ただし、幕内で暖房器具の使用は推奨されていません。
使用する際は、自己責任の上換気を良くし、一酸化炭素チェッカーを必ず装備しましょうね。
シュラフ編
冬用シュラフがあると敵なしです。快適温度と下限温度があるので、快適的温度を目安に購入するといいでしょう。
金額は高くなりますが、化繊よりもダウンをおすすめします。冬用シュラフは体温を守るために、収納面で大きくなりがちです。
ダウンのシュラフであれば、コンパクトに収納できますよ。
コット編
出典:楽天
コットは、地面から離れている為、底冷えもなく快適な睡眠ができます。ない場合のポイントをご紹介します。
インナーテントの下にグランドシートを敷く。インナーテント内一面に銀マットやブランケットを敷き詰める。厚みが出れば出るほど効果的です。
最後にテントマットを敷きますが、それでも底冷えを感じるようであれば銀マットの下に段ボールを敷くと完璧です。
シュラフは、快適温度がいいものを購入すれば間違いないですが、着込んだり湯たんぽ・封筒型の中にマミー型シュラフという合わせ技でも凌げます。
コットは冬キャンプに限らず、石など地面の状況に左右されず寝床がつくれるので、オールシーズンあると便利なアイテムなのでおすすめです。
一度行けば冬のキャンプが楽しくなる!
今回は、冬キャンプの魅力についてご紹介しました。ソロキャンプ初心者でも、この季節を経験すると、キャンプがグッと!楽しくなりますよ。
寒暖差があるこの季節は、朝霧や幻想的な朝日も魅力的な風景です。太陽の恵みを直に感じることができるのも、この季節ならではです。
設営時の汗のベタつき感もなく、寝苦しい夜もなく不快感はゼロです。躊躇してしまいがちな季節も、一度行けば病みつきになる事でしょう。
着る物の防寒対策と就寝時の事さえ考えておけば、普段のキャンプと何ら変わりません。むしろ冬キャンプが楽しくなるはずです。
まだ、経験していない方は、ぜひ冬のソロキャンプに足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
キャンプそのものがもっと面白くなりますよ。