敷物(シート)

2020年4月1日 /

実は必要ない!?「グランドシート」の必要性について徹底解説!

Michi

出典: TANA/stock.adobe.com

キャンプが日常に溶け込み、テントでの楽しみかたにも慣れてくるとより快適で高性能なギアを備えたくなってきます。

そこで、今回は快適なキャンプをするには欠かせないアイテム「グランドシート」をご紹介します。
ワンランク上の快適さをもとめる方にはグランドシートを使用するのが最適です。特に、次のような方は購入を検討するべきといえるでしょう。

  • 車移動などで多くの荷物を持ち運べる
  • 寒い時期や不安定な天候でも快適にキャンプを楽しみたい
  • テントを大切に長く使いたい
  • 山や海、川などいろいろなフィールドでキャンプを楽しみたい

いかがですか?一つでも当てはまりましたか?
一つでも当てはまった方はぜひ、この先を読み進めていってみてください!

そもそもグランドシートって何?

出典:Instagram@Mac Outdoor Japan

グランドシートとはテントと地面の間に敷くテント用レジャーシートのようなものです。
グランドシートは、それぞれ素材や厚みによって耐久性などの機能に差がありますので、自分のキャンプスタイルに応じたシートを選ぶことが重要です。

グランドシートはどのような素材でできているのでしょう。代表的な素材はPEとナイロンです。まずPEはいわゆるブルーシートと同じポリエチレンという素材です。それぞれの素材としての特徴を簡単に表すと次のようになります。

PE(ポリエチレン) ナイロン
材料費が安い 材料費は高め
重い 軽い
水を通さない 防水性が低い
劣化に弱い 劣化に強い

上記のようにそれぞれ素材の良い点、悪い点があります。
ただし一概に悪い点を鵜呑みにしてはいけません。
弱点をカバーするために様々な機能を盛り込んでいるグランドシートもあるので、気になった商品の仕様を事細かに見ていくべきでしょう。
代表的な加工は防水加工コーティング、耐久性を高める生地の編み方です。
また、市販のグランドシートでは厚みを表す「デニール」という単位を使っているのが一般的です。厚みが増すほど強度や防水・防湿性能が増すためより快適になります。

グラントシートの必要性について

グランドシートは使用した人の多くが「なくてはならないアイテム」として挙げるキャンプ用品なのですが、使ったことがない方には本当に必要なのか?と言われることも少なくありません。ここでは、その必要性についてご紹介させていただきます。

1.テント自体を保護してくれる

出典:Amazon

グランドシートの必要性として一番にあげられるのはテント自体の保護です。
デコボコした地面に直接当たるとテントのボトム部分が石などですれて傷ついてしまうことがあります。

そうなると見た目はキレイなテントなのに機能性が悪化して使用できないということになってしまいます。グランドシートでテントの底部分を保護していればそのような心配はなくテントを長く使用することができます。

2.地面からの冷気や湿気を遮断する

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テントの中でもお部屋のように快適に過ごすためには地面からの影響を極力受けないような対策が必要です。その役割として非常に大切なアイテムがグランドシートです。

特に気温が下がる季節や朝は、地面から冷気が発生してテントの床部分が冷たくなります。真冬になるとテントの床部分が底冷えして快適な就寝ができないということも少なくありません。

テント内の暖房器具などで空間は暖かくできたのに、テント内の床は暖かくならず冷えたまま…
これではいくら空間を暖めても無意味です。
グランドシートは地面からの冷気を防いでくれるので効率的にテント内を暖めることが出来ます。

3.底からの浸水を防ぐ

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雨が降ると当然地面が濡れ、地面と常に接しているボトム部分は濡れた状態が続くので長時間放置すると防水加工が耐えられなくなり浸水します。
そんなときに、グランドシートがあれば地面からの浸水を防いでくれます。

耐水性は市販のグランドシートの多くに書かれているので確認しましょう。耐水性とは水が染み込むのにどれだけ耐えれるかを表した数値で、耐水圧が1000mmならば1cm四方に水を1000mmまでなら積み重ねても浸透しないということですので参考にしてください。

また、機能性の高いグランドシートでもテントからはみ出してしまうと雨水が溜まってしまい、逆に浸水する可能性が高くなってしまうので、テントのボトムよりも小さなサイズを選びましょう。

4.マルチに使える便利なアイテム

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これまで紹介してきたようにグランドシートには様々な機能がありますが、キャンプでマルチな使い方ができるのも人気の理由です。

まずテントのボトム部分がグランドシートに守られて汚れないので、撤去作業が楽になります。

また、キャンプ道具を車に載せる際、地面に直置きしていたら汚れてしまって余計な手間が増えてしまいますよね。
そういう時は、一時的にグランドシートの上にキャンプ道具を置くことによって、キャンプ道具が汚れてしまうことを防ぎます。

さらにテントを使用しないアウトドアシーンでは性能の良いレジャーシートとしても使用できます。
丈夫な素材を選べばタープとして使用することも可能です。
それぞれのスタイルにあわせて万能な使い方ができるのはグランドシートの魅力の一つですね!

おすすめのグランドシート【6選】

それでは早速おすすめのグランドシートを6つ紹介させていただきます!
厳選したグランドシートになっておりますので、ぜひチェックしてみてください。

ハイマウント(highmount) オールウェザーブランケット

出典:楽天市場

オールウェザーブランケットはNASAが開発した多目的シート。いろいろな用途に便利に使用できますし、保温性に優れています。4層構造が地面の冷気をしっかりと遮断するのでとりあえず迷ったらオールウェザーブランケットをおすすめします。

サイズ 約152×213cm
重量 約350g
材質 プラスティックフィルム・アルミニウム・ポリエチレン繊維
その他 プラスティックフィルムの4構造

小川(Ogawa)キャンパル PVCマルチシート

出典:Amazon

日本製の高耐久かつ汚れに強いPVC素材シートでツルツルとした手触りが特徴的です。耐水圧は10000mm以上で高い防水性を誇るグランドシートで、メンテナンスが簡単なのも人気の秘密です。

サイズ 250×220cm
重量 約1.5kg
材質 PVC(耐水圧10000mm以上)
その他 収納サイズ 34×19cm

ロゴス(LOGOS) テントぴったりグランドシートL

出典:楽天市場

インナーサイズ270×210cmのテントに最適で、コスパがよいとして人気のグランドシートです。テントを組み立て、四隅の紐をフレームに結び付けるだけでとても簡単と言われています。今回ご紹介したLも含め4サイズあるため自分のテントに合ったものを選ぶことができます。

サイズ 約250×190cm(L)
重量 約600g
材質 PEラミネートクロス
その他 収納サイズ 29×19×6cm

モンベル(mont-bell) グラウンドシート ドーム3型

出典:モンベル公式

磨耗や引き裂きに強いリップストップナイロンで薄手ながら耐久性に優れているのが特徴です。耐水圧約2000mmで軽く携行性に優れたお手頃なグランドシートとして人気があります。

サイズ 約172×202cm
重量 295g
材質 40デニール・ナイロン・リップストップ[ウレタン・コーティング]

ディーオーディー(DOD) グランドシート 2人用

出典:Amazon

厚くて丈夫な210Dのポリエステル生地を採用した「DOD」のグランドシート。耐水圧5000mmで約350g、約41×15×6cmというコンパクトで機能性もよく、可愛いうさぎのロゴがおしゃれで人気です。

サイズ 190×120cm
重量 350g
材質 210Dポリエステル(PUコーティング)
その他 収納サイズ 41×15×6cm

フィールドア(FIELDOOR) クッショングランドシート

出典:Amazon

約5mm厚さのクッション材入りで、インナーマットやレジャーシートとしてもおすすめのグランドシートです。小物類を収納できる大容量のポケットが付属しているのも珍しいポイント。

サイズ 170cm×170cm
重量 170cm×170cm
材質 ポリエステル / ポリエチレン 他
その他 収納サイズ 57×23×15cm

まとめ

出典:Kittiphan/stock.adobe.com

いかがでしたか?
様々なキャンプギアの中でも今回はあったら絶対重宝する、そして使ってみると手放せなくなる。
そんなアイテムであるグランドシートをご紹介しました。
そろそろキャンプ初心者から中級者への移行レベルかな、と考えているあなたが次に購入するアイテムとして検討してみてはいかがでしょうか。

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Michi

アウトドア歴16年のMichiです。登山、トレラン、キャンプ、マラソンというアクティブな活動を通して趣味のバードウォッチングや山野草観察を楽しんでいます。進化しているアウトドアグッズや様々な挑戦を紹介していきます。