キャンプに慣れてくると、挑戦したいのが「雪中キャンプ」。初心者キャンパーにはハードルが高いと思っていませんか?しかし、ちょっとしたコツを知れば誰でも雪中キャンプを成功させることができます。
今回は、雪中キャンプを成功させる方法と、雪中キャンプにおすすめのキャンプ場をご紹介します。初心者の人も必見ですよ!
当記事のコンテンツ
誰でも雪中キャンプを成功させる方法!
それではさっそく、雪中キャンプを成功させる方法をご紹介します!
まずは雪かきから!
雪中キャンプで大事なのは、まずはテント設営の場所確保です。
私が最近行ったキャンプ場は、フリーサイトで区画も決まっていない場所。
しかも前日にものすごい雪が降って、キャンプ場はモサモサと雪が積もっていました。
この状態からテントを設営するとなると相当苦労します・・・。
除雪経験がない人は多少使用料金が高くても、ちゃんと整備されているキャンプ場を選んでくださいね。
私が行ったキャンプ場は、自分で除雪する大変さはありますが、1人500円と破格の使用料!
のちほどキャンプ場をご紹介しますので、興味がある方は行ってみてくださいね。
まずは、テントが設営できるぐらい地面をならしてください。
フカフカでモフモフな雪の状態だと、テントを設営しても床がボコボコ・・・。更にペグが外れて大変な事態になる恐れがあります。
スコップで雪を押し付けたり、足で雪を踏み固めてください。スノーシューがあると便利です。
雪や砂への打ち込みに特化したペグ選びを!
雪の上にテントを設営する場合、夏に使っていたペグだと抜けてしまう可能性があります。
↓このような細いペグ。
イメージで言うと、砂浜のサラサラした砂にペグを打ち込んでる感覚。
そうなんです、雪中キャンプではペグ選びが大事なんです。
細いタイプではなく太くて平べったい形状が理想的です。
MSR(エムエスアール)から、雪や砂への打ち込みに特化したペグがありますのでおすすめです。
私は雪中キャンプには、プラスチックのペグを使っています。プラスチックのペグは夏のキャンプでは地面に刺さりにくくあまり使用しませんが、雪の上だと外れにくくおすすめ。
雪を深く掘って地面を出してからペグを打ち込んで、その上に雪を乗せると完璧です。
ペグ2本を十字にして雪に埋めるのもおすすめ。
ジャンボソリが大活躍!
雪中キャンプは夏と違って荷物が多くなりますので、車を横付けできないキャンプ場では、ジャンボソリで荷物を運ぶと便利です。
ウォータータンクが便利!
冬は凍結の可能性が高いため、キャンプ場によっては水道が使えなくなることも。
炊事場まで遠いことも予想されますので、雪中キャンプではウォータータンクが便利です。ちなみに上の写真のタンクは20Lですが7人でも余るほど。
今回利用したキャンプ場は水道を利用できましたが、炊事場が遠かったので、ウォータータンクが便利でした。
夏のキャンプや釣り場などでも年中活躍しますので、ひとつあると便利ですよ。
ストーブを使用する際の注意点
雪中キャンプはもちろん寒いので、ストーブが必需品です。
ストーブの上で調理できるタイプだと更に便利ですよね。しかし、適切な使い方をしないと危険なので、何点か注意点をご紹介します。
薪ストーブの煙は外へ排出する
薪ストーブを使用する際は、必ず煙突をテントの外に出して煙を排出してください。
煙突穴が付いているテントがおすすめです。
自分でテントに煙突穴を作る際は、テントの生地が直接煙突に触れないようにすることが重要。
煙突にロックウールを巻くのもおすすめです。
ベンチレーターなどで換気する
テントの中で灯油ストーブなどを使用する際は、必ず換気してください。
雪中キャンプは寒いのでテントを密閉しがちですが、一酸化中毒の危険性や、結露がおきて逆に寒くなりますので注意してください。
室内で燃焼器具を使う際は、換気を十分にして、一酸化炭素チェッカーを使うのをおすすめします。
ガスストーブは発火に注意
ガスストーブは手軽で良いのですが、氷点下の雪中キャンプには向きません。
そもそも、氷点下ではガスストーブは火力が弱かったり、点火しないことも。
しかし、もっと怖いのがストーブから発火してしまうことです。
去年の、氷点下ワカサギ釣り&デイキャンプでのこと。
発火の原因ははっきり特定できませんでしたが、ガス缶を設置するパッキンのような部分が低温で固まってしまい、ガス缶からガスが漏れたのでは?と推測されます・・・。
かなり危ないので、くれぐれも気をつけてくださいね。
電源サイトを利用する
キャンプを始めたばかりで、薪ストーブや灯油ストーブはハードルが高いという人は、電源サイトで電気ストーブや電気毛布などを利用するのもおすすめです。
防寒対策をしっかりする
雪中キャンプは何と言っても防寒対策が大事です。特に足元は暖かいスノーブーツなどを履いてしっかり防寒対策を行ってください。
おすすめの防寒キャンプギアはこちらの記事を参考にしてくださいね!
「寒さ対策に役立つ最新の防寒キャンプギア」
雪中キャンプにおすすめのキャンプ場【北海道】
それでは、雪中キャンプにおすすめのキャンプ場をご紹介します。
エルム高原家族旅行村
今回、私が雪中キャンプを行ったキャンプ場です。
キャンプ場の利用は、同じ敷地にある、エルム高原温泉「ゆったり」で行い、温泉の10%割引券がもらえます。(大人500円→450円、小人300円→270円)
薪も温泉の受付で販売していて、ペール缶で500円。
400円払ってゴミの処理をしてもらうことも可能です。
基本情報
【住所】
北海道赤平市幌岡町375番地1
【問い合わせ】
エルム高原施設管理事務所0125-32-6160
日帰り温泉「ゆったり」01125-34-2155
【料金】
1人500円(幼児無料)
【チェックイン/チェックアウト】
13:00〜17:00/8:00〜11:00
【公式サイト】
http://www.akabira.net/family/
オートリゾート苫小牧アルテン
国内でも有数の高規格なキャンプ場です。
しっかり整備されていて、電源サイトもありますので、初心者キャンパーにもおすすめ。
また、冬期間は夏の半額でテントが張れるのもポイント。天然温泉「ゆのみの湯」があるのも魅力的です。
基本情報
【住所】
北海道苫小牧市字樽前421-4
【問い合わせ】
キャンプ場0144-67-2222
ゆのみの湯0144-61-4126
レストハウス0144-67-2245
【料金】
キャンプサイト2,100円〜3,150円(11月〜3月)
【チェックイン/チェックアウト】
12:30〜17:00/11:00まで
【公式サイト】
http://www.dp-flex.co.jp/arten/index.php
札幌市定山渓自然の村
札幌市にありながら、広大な大自然が魅力的のキャンプ場。
初心者からキャンプ慣れした人まで幅広く楽しめます。
また、駐車場からサイトが遠いので、ソリがあると便利です。(施設にも搬入用のソリを用意しています)
基本情報
【住所】
北海道札幌市南区定山渓(豊平峡ダム下流国有林野)
【問い合わせ】
011-598-3100
【料金】
テントサイト500円、特別テントサイト1000円
【チェックイン/チェックアウト】
13:00/12:00(チェックアウトの手続きは11:30まで)
【公式サイト】
https://www.sj-naturevillage.jp/
まとめ
今回は、雪中キャンプを成功させる方法と、雪中キャンプにおすすめのキャンプ場をご紹介しました。
雪中キャンプは、他の季節とは違ったキャンプを楽しむことができます。ぜひ本記事を参考に、雪中キャンプを楽しんでくださいね!