春一番の風のうわさもチラホラ聞こえてきて、いよいよキャンプシーズンに突入しようとしています。
自分専用のキャンプ用チェアに座り、心地良い春風が吹きぬける中でマッタリと過ごすのも良いですが、コロナ禍だからこそ、家族の距離をグッと近づける2人掛けチェアはいかがでしょうか。
コロナ禍で家族単位で動くことが理想とされる中、2人用チェアは風などにも動じない安定感があり、家族で横並びに座ることで普段話せない事を話せたりと絆を深めるアイテムにもなるでしょう。
1人用チェアはあるけど2人掛けチェアはまだ持っていない、という方も多いはず。
そこで、検討を始める前に2人掛けチェアのメリットとデメリットを理解していただき、みなさんの条件にピッタリと合う2人掛けチェアを探しましょう。
当記事のコンテンツ
2人掛けチェアの特徴
背もたれある無しで用途が変わります
背もたれがある2人掛けチェアは、座面に座り背もたれに体を預けた瞬間にリラックスできます。
肘置きが付いているものが殆どなので、自分で座れるようなお子さん以上であれば、背もたれ無しに比べると転倒などのリスクも低くなるので安心です。
背もたれありの2人掛けチェアは、設営が終わった後の休憩タイムや夕食後の焚火や家族でマッタリするような、テキパキと動かなくて良いキャンプの場面で活躍するでしょう。
背もたれ無しの2人掛けチェアになると、座るだけでなく一時的な荷物置き、もしくは荷物置きとしての代用ができます。
また、背もたれがないので、どの方向からのアプローチが可能です。
荷物を置いたり座ったりする時に、背もたれありの2人掛けチェアの時のように廻りこむという動作が無く、ストレスはないでしょう。
しかし、座った時に座面が2本のフレームより沈み込むものが多いので、フレームが太ももに当たってしまい、必ずしも座り心地が良いとは言えません。
小さなお子さんを座らせる時も、見守ることが必要です。
背もたれ無しの2人掛けチェアは、作業中の一時的な物置や数分の休憩タイムなどアクティブに活動している時に活躍の場面が多いでしょう。
種類が豊富!
数年前までは同じようなデザインしかなかった2人掛けチェアですが、アウトドアブームの流れでキャンパーの様々な要望に答えるべく、多種多様でオシャレな2人掛けチェアが並ぶようになりました。
以前は、限られた中からセレクトしなければいけませんでしたが、今では、自分の拘りに近い家族で使えるような2人掛けチェアに出会えるようになっています。
アウトドアブームの後押しもあり、コンパクト性が欲しい、座り心地重視でソファに近いものが欲しい、庭でも使用するので防水性があるものが欲しいなど、キャンパーのワガママな声を取り入れ独自の商品を開発している企業の努力があるからなのです。
まずは、アウトドアショップに足を運びましょう。
きっと、昭和のキャンプのイメージは払拭され「時代は、令和なんだ!」と実感されることでしょう。
積載・収納が少しかさばる事がデメリット
背もたれ無しの2人掛けチェアの一部には、かなりコンパクトになるものもありますが、2人掛けチェアの積載は大きくなるでしょう。
初めて見る方触る方は、初めは抵抗を感じるかもしれません。
大きさのデメリットをフォローするために、持ち運びの工夫や開くだけで設置完了出来たりするメリットもあるので、積載だけで判断せず、家族でどういう場面で使用したいのかイメージすることが大切です。
私の場合は、キャンプ以外の時には屋根裏部屋で読書や子供と遊ぶ時に使用しています。
冷静に考えると、年間で数えればキャンプより家で過ごす回数が多いので、自宅で普段使いが出来ていることで「キャンプ以外でも活用できている感」があり、満足度は高くなっています。使用方法をキャンプ以外で見つけ活躍させることで、デメリットが気にならなくなっている気がします。
2人掛けチェアの紹介
CAPTAIN STAG 「モンテ アルミ背付ローベンチ 960」
CAPTAIN STAGから「内と外の境界線をなくしたボーダレスなライフスタイル」という新たなコンセプトで生まれたモンテシリーズ。
そのシリーズから発売されている2人掛けチェアが、モンテアルミ背付ローベンチ960です。落ち着いたサンドカラーになっていて、まさに旬なキャンプ用チェアになります。
CAPTAINSTAGの言わずと知れた王道ギア「鹿ベンチ」のロースタイルバージョンになり、座面が22cmと、より地面を感じられるスタイルになっています。
座面が低く小さなお子さんも1人で座ることが可能なので、立派なキャンパーデビューが出来るでしょう。
重量と横幅が、鹿ベンチが4kgと1040cmに対して、モンテアルミ背付ローベンチ960は3.2kgと960cmになっています。
コンパクトな作りと流行のサンドカラーになっているので、屋内屋外問わず、家族でストレスなく使用できると思います。
Peregrine furniture 「Ecdysis Bench」
Peregrinefurnitureは、優しく自然の風景に馴染む素材とデザインで外遊びの家具や道具を制作している合同会社になります。
「鹿ベンチ」に似たデザインが多い中、アウトドアで使う家具も自分の好みにカスタマイズして使いたいと言う考えから、EcdysisBenchは、人と被りたくない方にピッタリな個性光る2人掛けチェアになっています。
パターンクロスは、カモフラや植物が描かれ自然に馴染みやすいデザインです。
パターンクロスは不定期でデザインが変わるようなので、好みのクロスがある場合には購入計画を早めに立てましょう。
個性的で男前なクロスに圧倒されて重そうなイメージがあり、実際の重量も6kgとなっていますが、画像のように持ちやすいハンドルがある事と、EcdysisBenchを持ったまま数分数十分も歩く訳ではないので、ネガティブになることはないでしょう。
また、インターネット販売がほとんどで現物を見れる機会が少ないので、口コミや問い合わせなどをして不安や疑問を解決していくことも大切です。
私の場合ですが、問い合わせの対応も丁寧で購入時の流れもスムーズだったので、不安なく購入できました。
OUTPUT LIFE 「AIR GRAMP SOFA」
OUTPUTLIFEは、「家のモノを外に持ち出す」というコンセプトを基に、デザインだけに偏らず機能を持ち合わせた 機能性も持ち合わせたキャンプギアブランドになります。
内や外と言った境界線がなくなりつつある中で、AIRGRAMPSOFAは、キャンプの時にも自宅のソファーのように寛げる機能性とオシャレさを兼ね合わせたワンランクアップの2人掛けチェアになります。
ソファのクッションはエアー仕様になるので、弾力性が抜群で快適に過ごせるでしょう。
また、AIRGRAMPSOFAは、屋内屋外どちらでも使用可能な組立式になり、収納もコンパクトになり付属の収納バッグに入れて気軽に持ち運ぶことができるのです。
ここ数年、オシャレで日常使いが出来つつもアウトドア感もありながらの2人掛けチェアが殆どを占める中で、AIRGRAMPSOFAは、他の2人掛けチェアとは一線を画すオシャレ感とラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。キャンプ場では「執事付きのキャンプ」と勘違いさるかもしれません。
さらに、組み合わせパターン次第では3人掛け用チェアにもなるので、ゴロゴロと寝転ぶことが出来たりします。また、配置のアレンジもあるので、気分や状況に応じて変える楽しさがあるのも魅力的です。
SNOWPEAK 「FDベンチ グレー」
ECサイトの商品紹介文に「安心感が、たまりません。」とあります。まさに、その通り!
前述したように、背もたれ無しの2人掛けチェアは、座面が2本のフレームより沈み込むものが多く太ももにフレームが当たってしまい座り心地の悪さが目立つのですが、SNOWPEAKのFDベンチグレーは、そのストレスがありません。
帆布生地のお陰なのかSNOWPEAKだけの秘策なのか、真相は分かりませんが、グレードの高い2人掛けチェアだと思います。
背もたれありの2人掛けチェアに比べ、組立時も収納サイズもコンパクトなので積載もスムーズでしょう。
同じような背もたれ無しの2人掛けチェアの中では高額になりますが、ブランドの信頼性とメンテナンスの充実、FDベンチグレー自体の機能を考えた時に、長い目で見たらお買い得なのかもしれません。
QUICK CAMP 「コンパクト フォールディングベンチ」
QUICKCAMPは、「CHANGE FEELS」をコンセプトに日常の延長線でだれもが気軽にアウトドアを楽しめることを目指していて、インターネット販売をメインに展開されています。気軽にと言うコンセプト通り、購入しやすい金額設定になっているのも魅力です。
コンパクトフォールディングベンチは、フレームを折りたたんでコンパクトな収納が可能なので、今回ご紹介する2人掛けチェアの中では携帯性が抜群に優れています。
携帯性が良いので、シーンを選ばず様々なシーンやイベント、普段使いなど活躍のシーンが多い2人掛けチェアでしょう。
また、安かろう悪かろうではなく、軽量アルミフレームを使用しながらマットブラック塗装の加工まで施してあり、耐久性とオシャレさを持ち合わせたデザインになっています。
ECサイトもオシャレなので閲覧していてワクワクするのですが、購入しやすい金額設定ばかりなので「物欲の沼」にハマってしまいそうです。
LOGOS 「ラダーベンチ」
LOGOSの合言葉が「エンジョイ・アウティング!」とうたっているように、他のアウトドアブランドとは違う角度から攻めているキャンプギアが多いように思えるのが、LOGOS製品です。
その中で、ちょっとクスッと微笑んでしまうのがラダーベンチです。ネーミングにベンチとあり大人2人座れるので、2人掛けチェアにもなるのですが、座面がラダーで脚立っぽいので、洗車の時に便利そうと思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
それでもやっぱり、耐荷重が200kgと強度に優れ、組立時の脚のロック機能などの安全面などにも配慮があり頼りになるラダーベンチです。これまでにないデザインなので、キャンパーさん達がどういった関心を示すのかも興味深いところです。
また、ECサイトで取扱説明書や製品紹介動画が充実しているので、キャンプ場で困った時にもスマホでググれば問題解決できるでしょう。
2人掛けチェアでファミリーの絆を高めよう!
並んで座る2人掛けチェアは、2人の距離を優しく縮めてくれるキャンプ用チェアです。
夫婦喧嘩中、思春期の息子さんが反抗期、娘さんと1年会話していないお父さんなどは、ぜひ、この2人掛けチェアを持参し家族でキャンプ場へ行きましょう!
楽しい会話、しんみりした会話、つい初めて話しちゃった会話など、2人掛けチェアにユッタリと身を預けながらの家族での会話は、数年後に思い出した時に大切な宝物として記憶に残り、必ずや絆も深まることでしょう。