アウトドアで快適な時間を過ごすために、こだわりたいアイテムのひとつが「チェア」。
なかでも、温かみやワイルドさが感じられ自然の景観とも相性のいい木製チェアが、男女を問わず人気を集めています。
そこで今回は、王道とされるものからアイデアが詰まったものまで、アウトドアにぴったりな木製チェアを厳選してご紹介。
アウトドアチェア選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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木製チェアを選ぶなら「自分のスタイル」を知ることから
ひとくちに「木製チェア」といっても、様々なメーカーからあらゆる種類の商品が販売されています。
そのなかで自分にぴったりの1脚を選ぶには、まずの自分のキャンプスタイルについて考えてみるのが近道。
例えば、「値段が高くても本当に良いものを選びたい」「ギア集め自体が趣味」という方は、造り手のこだわりが感じられるハンドメイドのものを。
逆に、「木製以外もいろいろなテイストを試したい」という方や、「家族みんなの分を揃えたい」という方、「初心者なのでとりあえず必要なアイテムを集めたい」という方であれば、価格のお手頃さに注目してみるのもひとつの方法です。
また、「他人とかぶりにくい色がいい」「他のギアと色を統一したい」という方はカラーバリエーションが豊富な商品を探したり、ワイルドな環境でのキャンプが多い方であれば「洗濯しやすい」という条件で選んでみるのもいいですね。
さらに、「ゆったりと空を見上げてリラックスしたい」「焚き火台の高さに揃えたい」という方であれば座面の低いロースタイルチェア、「足腰が弱いので立ち上がりやすいものがいい」「普段、家で使っているイスに近いものがいい」という方はハイスタイルチェアを選んでみてください。
このように、自分が大切にしているスタイル、そして自分が木製チェアに求める要素が見えてきたら、それにしっくりくるアイテムを探してみましょう。
個性はいろいろ!おすすめの木製チェア6選
KERMIT CHAIR(カーミットチェア) 「カーミットチェア」
もともとはアメリカのモーターサイクリストであるカーミットが、分解可能でバイクに積めるチェアを開発したところから始まった「カーミットチェア」。
ツーリングキャンパーだったカーミットが設計した、軽量でコンパクト、さらに頑丈なこのチェアは、現在もアメリカのテネシー州でハンドメイドされています。
そのため生産数が少なく価格は少しお高めですが、ギアにこだわるキャンパーであればぜひ手に入れたい「木製チェアの王道」といえるアイテム。
木製の脚部分は華奢に見えますが、ヨットなどにも使用されるニスがしっかりと塗られており、耐久性だけでなく見た目のヴィンテージ感もバッチリですよ。
H&T CHAIR Co.ANYWHERE CHAIR(エニーウェアチェア) 「ミニサンドチェア」
カーミットチェアと同じくアメリカでハンドメイドされているのが、「ミニサンドチェア」。
こちらはビーチチェアやビーチパラソルなどを作る会社が開発したチェアで、紫外線などの自然環境に強いサンブレラというアクリル生地が使われているのが特徴です。
生地のカラーバリエーションもナチュラルなものから鮮やかな色合いのものまで豊富に揃っているため、ビーチでのキャンプにも映えそう。
座面の高さは15cmほどと低めになっており、足を投げ出してゆったりとリラックスできますよ。
ハンドメイドなのにもかかわらず、1万円台で購入できるところもポイントです。
Snow peak(スノーピーク) 「Take!チェア」
座面の曲線が美しい、スノーピークの「Take!チェア」。
包みこまれるような座り心地が特徴ですが、座面が比較的高めなので立ち上がり時の負担が少なくなっています。
また、背中部分も布に覆われているため、子どもが座っても後ろに抜け落ちる心配がありません。
脚部分には竹の集成材とアルミが使用されており、木製チェアでありながらナチュラルというより「スタイリッシュ」といった印象。
アウトドアだけでなく、室内で使用しても違和感のないデザインですよね。
また、とても丈夫で洗濯もしやすい「6号帆布」の生地が使われているので、汚れてもがんがん繰り返し洗うことができますよ。
Hilander(ハイランダー) 「ウッドフレームチェア」
ハイランダーは、フィッシング・アウトドア専門の通販ショップ「ナチュラム」によるプライベートブランド。
自社で企画販売することによってリーズナブルな価格設定を実現しており、あらゆるキャンプギアがお手頃価格で購入できます。
そんなハイランダーのなかでも人気を集めているのが、今回ご紹介する「ウッドフレームチェア」。
本格的な木製チェアがなんと1万円以下で手に入ります。
デザインの似ているカーミットチェアと比べると、木材にオークではなくブナが使われていたり、ニスによる独特なテカリなどはありませんが、それでも座ったときの安定感に問題はなくコストパフォーマンスは十分。
これからアウトドアを始めるという方であれば、コスパのよいハイランダーでギアを統一してみるのもおすすめです。
FIELDOOR(フィールドア) 「バタフライチェア」
ハイランダーと同じく、低価格で魅力的なアウトドアグッズを販売しているのが「フィールドア」。
実店舗は持たないものの、ホームセンターなどで商品を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
フィールドアでは王道デザインのものからハイスタイルのものまで様々な木製チェアがラインナップされていますが、今回ご紹介したいのは「バタフライチェア」。
ハンモックのような吊り下げ構造になっている座面には、厚さ3cmものクッション性シートが採用されています。
長時間座っていてもリラックスでき、天然木のビーチ材を使用した木製フレームはなんと耐荷重110キロ。
アームレストがないので、体の大きな方でも窮屈さを感じることがありません。
8,000円以下という価格も大きな魅力のひとつですね。
DOD(ディーオーディー) 「YUTORI CHAIR」
バタフライチェアと同じくクッション性に長けているのが、DODの「YUTORI CHAIR」。
その名の通り、一般的なものより「ゆとり」を持たせた幅広デザインになっています。
クッションカバーは取り外せるため丸洗いができ、夏場にはクッションを取り外した状態でメッシュ素地のチェアとしても使用可能。
脚部分は木製ではなくアルミ製ですが、ドリンクホルダーの付いた木製のアームレスト部分に存在感があり、ナチュラルな印象を与えてくれます。
アルミ合金フレームを採用することで、他の木製チェアよりも軽量で持ち運びやすい点が魅力ですね。
また、最近はロースタイルチェアが人気を集めていますが、このYUTORI CHAIRは座面の高さが40cmになっているので、ハイスタイルでギアを統一したいキャンパーさんにもオススメです。
アウトドア気分を盛り上げる木製チェア
木材を使ったチェアは、武骨でワイルドなスタイルからナチュラルでガーリーなテイストまで、幅広いキャンパーのニーズにマッチする人気アイテムです。
また、室内のインテリアとしても汎用性が高く、リビングの一人掛けソファ代わりに購入する方も。
家でも野外でもアウトドア気分を高めてくれる木製チェアを、あなたも取り入れてみませんか?