焚き火をのんびりと眺めるのにはローチェアが欠かせません。
ローチェアであれば焚き火との距離が近くなり、薪の追加や火力の調整などの作業がしやすいといった実用的なメリットがあるだけでなく、目線が焚き火に合うためのんびりと焚き火を眺めやすくなります。
そこで今回は焚き火をのんびり眺めるのに必要なローチェアのおすすめ5選を紹介します。
当記事のコンテンツ
ローチェアの選び方
ローチェアとは
ローチェアについて厳格な定義はありませんが、一般的にロースタイルのキャンプで使用される地面から座面までの高さである座面高が30cm程度のものを指すことが多いです。
最近では座面高が20cm以下の、あぐらをかいて座るあぐらチェアと呼ばれるものも含まれます。
耐荷重
ローチェアを選ぶ時に、まず確認して欲しいのが耐荷重です。
体格の良い成人男性であれば体重は80kgを超えると思いますが、ローチェアには耐荷重が80kg以下のものも多く存在します。
ローチェアは座面高が低いため、ついつい勢いよく座ってしまうこともありますし、ファミリーであれば子供を抱っこして座ることもあると思います。
安心して使用するためにもローチェアは耐荷重に余裕のあるものを選んでください。
重さ
キャンプギアでは基本的に持ち運びが楽なため軽いほうが良いと考えられることが多いです。
しかしローチェアで軽量のものだと風で飛んでいってしまうことがあります。
ローチェアが飛んでいくだけでも危ないですが、焚き火の中へ飛んでいってしまうと火事になってしまう危険性があります。
ローチェアで焚き火を楽しむ場合にはペグでローチェアを地面に固定したり、ローチェアから離れる場合は風で飛ばないようにものを置いておいたりする必要があります。
そのため焚き火をのんびりと眺めるためのローチェアを選ぶ場合には、あえて重ためのものを選ぶということも検討してください。
素材
ローチェアにはポリエステルなどの化学繊維が使用されているものも多いですが、一般的な化学繊維を使用しているものは火の粉で簡単に穴が空いてしまいます。
そのため火の粉を気にせずに使用したい場合は、コットンや帆布、難燃素材を使用したローチェアがおすすめです。
気に入ったローチェアの素材がポリエステルなどの場合はチェアカバーや難燃素材のブランケットをかけておくことで、ローチェアを火の粉から守ることができます。
快適性
快適性を重視している場合は、ハイバックでアームレストのついたローチェアがおすすめです。
背もたれが高くアームレストが付いていると、身体全体をローチェアに預けられるためしっかりとくつろぐことができます。
ローチェアおすすめ5選
チェアツーホーム (Helinox)
出典:Helinox公式サイト
Helinoxのローチェアは軽量かつコンパクトでありながら、座り心地が良いため多くのキャンパーに愛されています。
チェアツーホームは背もたれが長いハイバックとなっているため、よりリラックスした体勢で利用できます。
出典:Helinox公式サイト
Helinoxのローチェアには非常に高い強度と柔軟性を併せ持つTH72Mという合金製ポールが使用されています。
そのため軽量でコンパクトなローチェアながら、耐荷重が145kgと頑丈な作りになっています。
出典:Helinox公式サイト
チェアツーホームは他のHelinox製品と同様に、コンパクトに収納することができます。
そのため荷物のちょっとした隙間に詰め込んで持ち運ぶことができます。
購入者レビュー
背もたれが高くキャンプでもまったりと寛げます。軽量でコンパクトな点も素晴らしく組み立ても簡単です。
生地の質感もよく、座り心地も包み込まれるような感じで最高です。
Tradcanvas 難燃BRICK・キングあぐらチェア (LOGOS)
出典:LOGOS公式サイト
LOGOSのキングあぐらチェアは焚き火に最適なワイド&ハイバックなローチェアです。
頑丈なスチール製フレームが使用されており、耐荷重は120kgとなっています。
またスチール製フレームを使用しているため、重さがあり風で飛んでいってしまう心配もありません。
出典:LOGOS公式サイト
腰回りはあぐらが組めるほど広々としています。
ハイバックと後方へ傾斜した座面が、ポケットのように身体を受け止めるため、抜群の座り心地です。
出典:LOGOS公式サイト
キングあぐらチェアの生地にはアメリカの難燃性基準をクリアした難燃BRICKが使用されています。
火の粉が降りかかっても燃え広がらずにすぐに鎮火します。万が一焦げてしまっても味が出るようにレンガ色が採用されています。
購入者レビュー
ハイバックで安定感があるため、ゆったりと座ることができます。開くだけで座れるので楽ですが、組み立てがない分大きくて重いです。
最高に座り心地がよく、終日座ったまま過ごしています。アームの形状が非常に良いため楽に立ち上がることができます。
ローチェア30 (Snow Peak)
Snow Peakのローチェア30は立ち上がりたくなくなるほどのリラックス感がありながら、食事や作業がしやすい安定感もあるローチェアです。
ローチェア30は座面がしっかりとしており安定感があるため、調理や薪の追加などの作業をする際に楽に前傾姿勢をとることができます。
ハイバックのため長さはありますが、コンパクトに収納できるため持ち運びも簡単です。
購入者レビュー
色々なチェアに座ってみましたが、ローチェア30が一番リラックスできて座りやすかったです。値段は高いですが大満足です。
浅く座っても脚が上がらない安定性、作業のしやすい座面の高さ、立ち座りが楽なデザインでとても気に入っています。
タキビチェア (DOD)
出典:DOD公式サイト
DODのタキビチェアはその名の通り、焚き火に特化したキャンプ用チェアです。
帆布生地が使用されているため、火の粉が当たっても穴が空きにくくなっています。
出典:DOD公式サイト
焚き火の煙が当たりにくいように、座面高が23.5cmと超ロースタイルになっています。
出典:DOD公式サイト
超ロースタイルに加えて、重量感のあるスチールパイプが使用されているため非常に安定感があり、風に飛ばされにくく倒れにくい仕様になっています。
購入者レビュー
一般的なローチェアとあぐらチェアの中間くらいの座面高となっており、座りながらの作業がとても快適です。ただ大きくて重いのはマイナスです。車に積むのにも一苦労でした。
薪を追加や火力を調整する動作が座ったままで非常にやりやすいです。座面と背もたれの湾曲がちょうど良く座り心地も快適です。
フィールドチェア ハイバック T/C (FIELDOOR)
FIELDOORのフィールドチェア ハイバック T/Cは座面高が16.5cmという超ロースタイルで難燃性と耐久性に優れたT/C生地が使用されたローチェアです。
フィールドチェア ハイバック T/Cに使用されているT/C生地はコットンとポリエステルの混合生地で難燃性と耐久性に優れています。
さらに撥水加工と防カビ加工も施されているため、雨天でも気軽に使用できます。
座面高は16.5cmと超ロースタイルのため、あぐらを組んだり脚を伸ばしたりして座ることができます。
ハイバックでアームレストも付いているため見た目以上にくつろげます。
購入者レビュー
座面の低さもちょうど良く、T/C素材で焚き火もOK、色合いも好みで大変良いチェアです。あえて悪い点を挙げるとしたら、収納が嵩張る点と足元のフレームが足に当たる点くらいです。
コンパクトではありませんが設置がしやすく、生地もしっかりとしており、肘掛の天然木香る雰囲気もある魅力的なローチェアです。
ローチェアで焚き火をのんびり眺めよう!
自分に合ったローチェアがあれば、くつろいで心ゆくまで焚き火を眺めることができます。
ローチェアにも座面の高さや重さ、素材、座り心地など製品によって大きく異なります。
是非、自分に合ったローチェアで焚き火を満喫してください!