「そろそろ夏も近づいてきたし、キャンプに行きたい!」「でも、夏キャンプでも熱中症対策はとか心配・・・」そんなあなたは、遮光性の高いタープを使ってみるのはいかがでしょうか?
遮光性の高いタープだと、タープ内はひなたと比べて2~4度も気温が変わります。
夏でも涼しく過ごせる上に、熱中症対策にも!
そこで今回は夏でも涼しく過ごせる、遮光性の高いタープを7つ、厳選してご紹介いたします。
遮光タープの種類
まず遮光タープは、基本的に非自立型と自立型の2種類に分けられます。その中でも、布部分が長方形になっていたり、四角形になっていたりに合わせて、さらに細分化されています。
非自立型のタープは、ポールで布を支え、ペグを使いロープを張ることで固定するタープです。その名の通りポールだけで設営することができないから非自立型という訳ですね。
対して自立型のタープはロープ無しで、ポールだけで設営ができるタープです。こちらはどちらかと言えば初心者向けのタープです。
それでは、非自立型のタープから詳しくご紹介いたします。
非自立型タープ
非自立型タープは以下の4種類です。
非自立型の遮光タープ
- ヘキサタープ
- スクエアタープ
- ウィングタープ
- レクタタープ
といきなり言われてもキャンプ初心者の方だと「一体何のことやら・・・」となりますよね!
そこで、各種タープの説明に加え、メリットとデメリットを分かりやすくご紹介いたします。
ヘキサタープ
ヘキサタープとは六角形の1枚布で作るタープのことです。2本のポールだけで設営が可能なので、設営が難しい非自立型タープの中では初心者向けです。キャンプ場で最もよく見る形のタープがこのヘキサタープですね。
- 非自立型タープの中でも風に強い
- 開放感がある
- 1人でも設営が可能
- 収納がコンパクト
- 片づけに時間がかかる
- 虫対策が必要
- 横殴りの雨には無防備
スクエアタープ
スクエアタープとは、その名称が示すように四角形の1枚布タープのことです。四角形ですので、ヘキサタープよりも影の面積が広く、大人数で利用するのに向いているのが特徴的です。しかし、サイズがでかい分ポールは6本必要なので、設営には少し手間がかかりますね。また、レクタタープと混同されることも多いですが、スクエアタープは四角形、レクタタープは長方形ですので、実は違う種類です。
- 大人数でも利用可能
- 影の面積が広い
- 開放感がある
- 設営作業はシンプル
- 設営に時間がかかる
- 強風には弱い
ウィングタープ
ウィングタープとは、ひし形のタープのことです。ポールもヘキサタープと同じく2本で設営が可能なので、設営が楽なのが魅力的。基本的にサイズも小さく、影の場所も小さいですが、その分持ち運びには便利というのが特徴ですね。ツーリングやソロキャンプが好きという方にはおすすめのタープです。
- 持ち運びに便利
- 収納がコンパクト
- 後片付けが楽
- アレンジしやすい
- 設営が楽
- ある程度は風に強い
- 強風には弱い
- 風と雨が同時だと濡れてしまう
- 日陰の面積が狭い
レクタタープ
レクタタープとは、長方形の1枚布のタープのことです。シンプルな形状で、張りやすいのが特徴。サイズもそれなりにあり、開放感もあるのでファミリーでも使えるタープがいいという方には一番おすすめのタープです。
- 張りやすい
- 折りたたみがしやすく片付けが楽
- アレンジの幅が最も広い
- 開放感がある
- 対応力が高い
- 設営にある程度のスペースが必要
- ポールが6本必要で、設営に手間がかかる
自立型のタープ
自立型タープは以下の2種類です。
非自立型の遮光タープ
- スクリーンタープ
- ワンタッチタープ・シェード
それでは、こちらも各種タープの説明と、メリットとデメリットを分かりやすくご紹介いたします。
スクリーンタープ
スクリーンタープは壁面がメッシュになっており、蚊などの虫を防げるタープです。自立式ということもあり、設営作業はシンプルなのですが、ポールが多いので時間がかかるのが特徴的です。また、虫は防げますが、商品によっては蒸れが凄くて涼しさをあまり感じられないのもあります。しかし、テントと連結して使うことができるというメリットもあります。
- 設営作業はシンプル
- 虫を防げる
- 雨風に強い
- ものによっては逆に暑くなる
- 持ち運びがしにくい
- 設営が一人では大変
- 荷物がかさばる
ワンタッチタープ・シェード
ワンタッチタープとは、その名の通りワンタッチで設営が完了する、非常にお手軽なタープです。しかし、ある程度の重さがあるので、1人では設営が大変だという特徴があります。そのため大人数で行く予定で、面倒な設営作業をしたくないという方にはおすすめです。
- 設営が簡単
- 撤収が速い
- 普通のタープでは設営できないところでも使える
- 1人での設営は大変
- 風に弱い
- 日影が小さいものもある
- 重くて持ち運びが不便
夏におすすめな遮光タープの選び方
遮光性が高い(生地が厚いもの)
そもそも夏でも涼しく過ごせるタープというのはどのようなものでしょうか?結論から述べますと、「濃い影を作れる」タープです。そして、濃い影を作れるタープというのは、生地が厚いタープです。なので、選ぶ際には生地が厚いというのを目安に選ぶようにしましょう。目安は「T」や「D」という値です。この値が高ければ高いほど、生地は厚くなります。
UVカット加工がされているか
夏のタープ選びではuvカット加工がされているかどうかというのも重要です。uvカットがされていれば、夏の強い紫外線もカットしてくれます。日焼けもだいぶましになりますし、遮光性も高まります。
夏におすすめな遮光タープ7選
それでは、
- 遮光性が高い
- uvカット加工がされている
の2点から、夏でも涼しく過ごせる遮光性の高いおすすめタープを7選ご紹介いたします。
Snow peak(スノーピーク)「HDタープシールドヘキサL」
生地は210Dと抜群の厚さ。遮光性がすさまじく高い一品です。ポリエステルオックス素材のため、耐水性も抜群。突然の豪雨でも安心なのも大きなメリットですよね!
しかし、設営には12mものスペースが必要なので、設営時には注意が必要です。
「大人数でのキャンプ予定で、遮光性が高いものがいい」という方にはおすすめ!
HDタープシールドヘキサLの詳細
サイズ | 使用時:約1220×780cm 収納時:80×17×22(h)cm |
重さ | 3.6kg |
生地の厚さ | 210D |
uv加工 | あり |
素材 | ポリエステルオックス |
HDタープシールドヘキサLのレビュー
設営にかなりのスペースが必要で、狭いサイトだとかなり苦労します。狭めのサイトは事前にスペース要確認!MとLでかなり迷いましたが、大人2人小さい子供1人ならMで全然良かったかも。ただ日陰のスペースは広くなるので、
初めてでも動画通りすればそれなりに簡単に張れました!物は収納してあるとコンパクトだとは感じましたが、中々重いです、その代わりしっかりしてます。畳み方をミスるとバックより大分短くなりますが、バックに余裕があるのか普通にポールと共に収納可能です。何より張った姿がカッコいいですね!
ユニフレーム(UNIFLAME)「REVOタープ ⅡL」
左右非対称な独特なフォルムが特徴的。しかし、このフォルムであることによって普通のタープよりも高い開放感を楽しめ、影の面積も増えています。生地の厚さもそれなりにあるので、暑さ対策としても万全です。また、しわになりにくいのも嬉しい点。
ですが、ポールが別売りの点は注意するようにしましょう。
REVOタープⅡLの詳細
サイズ | 使用時:約520×480×240(h)cm 収納時:約72×17×15cm |
重さ | 約2.1kg |
生地の厚さ | 150D |
uv加工 | あり |
素材 | ポリエステルタフタ |
REVOタープⅡLのレビュー
4人家族で使ってます 大きさは十分です オプションでパーツを増やせるのも 魅力ですね 建て方も 慣れたら簡単で一人ででも 建てれます いろいろと形を変えれるのもいいと思います
ビジョンピークス (VISIONPEAKS) 「ファイアプレイスTCレクタタープ」
特に遮光性が高い素材であるポリコットンが使用されているタープです。そのため、同じ厚さのタープよりも1段高い遮光性を誇っています。また、耐水性と燃焼性の高さを同時に兼ね備えてるのも嬉しい点。冬の焚き火の際にも使えますよ!しかし、tc素材のためやはり重さはそれなりにあり、設営には少し手間がかかるというのがデメリットです。
ファイアプレイスTCレクタタープの詳細
サイズ | 約430cm×約460cm |
重さ | 約5.4kg |
生地の厚さ | 記載なし |
uv加工 | あり |
素材 | ポリコットン |
ファイアプレイスTCレクタタープのレビュー
焚き火にも強いので購入。
これくらい大きくても逆にタープを高く貼れるので開放的に感じました。
結構重く、日差しも通りにくいタイプです。
しっかりしたタープです。
モンベル「ミニタープHX」
収納時のサイズが13㎝×13㎝と非常に小さいのが特徴。uv加工もあり、ポリエステルのため耐水性もあるのは大きなメリット。さらに生地の厚さがそれなりにあるのも嬉しい点。ソロキャンパーやツーリングに非常におすすめできる一品です。
ミニタープHXの詳細
サイズ | 使用時:338cm×280cm×高さ165cm 収納時:約13×13×23cm |
重さ | 640g |
生地の厚さ | 75D |
uv加工 | あり |
素材 | ポリエステルタフタ |
ミニタープHXのレビュー
コンパクトでソロキャンプにぴったりです❗
色も綺麗でとても気に入りました❗
tent-Mark DESIGN「ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version」
UV加工はありませんが、ポリコットンのため高い遮光性を誇るのが特徴です。見た目もよく、初心者でもかっこよく張れます。また、アレンジの幅も広く風を遮るようにすれば冬でも使えオールシーズンで使用可。「初心者で張りやすく、かつ遮光性の高いタープがいい」という方におすすめです。
ムササビウイング13ft.TC “焚き火”versionの詳細
サイズ | 使用時:390×380×240cm 収納時:15×36cm |
重さ | 2.15kg |
生地の厚さ | 記載なし |
uv加工 | なし |
素材 | ポリコットン |
ムササビウイング13ft.TC “焚き火”versionのレビュー
デイキャンプでよく使ってるが、
冬は前だけポールを立てれば風除けになって寒さも和らぐし、閉ざされたプライベート感もあり落ち着けます。夏は後ろにもポールを立てれば風通しも良いし、影も濃いので涼しい。
1年を通して隙がない。そしてカッコいい。
テントとの連結も試そうかなと思ったが、
ムササビのフォルムの場合、無理やりくっ付けた感が出そうなので単独で使います
QUICKCAMP(クイックキャンプ)カーサイドタープ QC-CT500
1万円以下で購入可能と、コスパの良さが魅力的なタープです。スチールポール2本 ペグ8本 延長ロープ 車体固定用吸盤 張り縄×8と付属品が多い点が大きなメリット。しかし、車両のリアに取付てから付属のポールを立てるので、通常のタープとは張り方が違い初心者は手こずるかもしれません。
カーサイドタープ QC-CT500の詳細
サイズ | 使用時:幅500/290cm×奥行400cm×高さ240cm 収納時:幅70×20×20cm |
重さ | 約4.1kg |
生地の厚さ | 記載なし |
uv加工 | あり |
素材 | ポリエステル |
カーサイドタープ QC-CT500のレビュー
キャンプに行くため、初めてタープを購入
特殊な形ゆえ、なかなかいい感じにキャンプ空間を作れたと思います。
まだ1度しか使ってないですが、強度的にも問題ないです。
備品もたくさんついており、問題なく使用できました。軽さについては、ポールが重いくらいですね。気になったらアルミのものに変えたいと思いますが、そこまでする必要はないかなと…
降雨時は、まだ試してないので
耐水性と耐久性はこれからに期待です
小川キャンパル(Ogawa.)「フィールドタープヘキサDX」
遮光コーディングがされており、遮光性をさらに高めているのが特徴です。生地の厚さも210Dとかなり高く、遮光性は抜群の高さを誇ります。UV加工もされており、「とにかく涼しさが欲しい」という方にはおすすめの1品。
フィールドタープヘキサDXの詳細
サイズ | 使用時:570×長辺500(短辺250)cm 収納時:75×17×17cm |
重さ | 約5.5kg |
生地の厚さ | 210D |
uv加工 | あり |
素材 | ポリエステル |
フィールドタープヘキサDXのレビュー
生地が丈夫で撥水性がよく、軽くて、お手入れしやすくて、とても満足しています!
ポールのボタンも、カチッとスムース過ぎて気に入っています。
まとめ
今回は夏でも涼しく過ごせる遮光性の高いタープをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
遮光性の高いタープだと、熱中症になるリスクも下げれますし、なにより暑さによるストレスを感じずに、存分にキャンプを楽しめます。ぜひ、遮光性の高いタープを手に入れてみてはいかがでしょうか?