秋にキャンプに行くとなると気になるのがシュラフですよね。
どれくらいの快適温度だと秋でも涼しく過ごせるのか、気になると思います。
そこで今回は秋キャンプに適したシュラフの選び方から、おすすめのシュラフまで徹底紹介いたします。
当記事のコンテンツ
秋キャンプに適したシュラフの選び方
選び方①快適温度をチェック
選び方として一番わかりやすいのは快適温度です。快適温度とは、「外気気温〇度までなら快適に過ごせる」という目安のことですね。
具体的には、キャンプ場の最低気温よりも-5度低い快適温度のシュラフを使うのが一番快適とされています。
高所のキャンプ場に訪れる予定でしたら、快適温度がマイナスのシュラフを使うことも視野に入れておくべきという感じですね。
選び方②シュラフの形状を比較しよう
シュラフには主に「封筒型」「マミー型」の2つの形状があります。
これらの特徴を知っておくことで、自分に合ったシュラフを見つけることができます。それでは、以下で詳しく説明をいたします。
封筒型
封筒型は横部分につけられたファスナーを開き中に入るスタイルです。布団のような形といえばわかりやすいと思います。
そのため、違和感なく楽に寝れることができるのが特徴ですね。メリットとしては「窮屈感が無いので寝やすい」「暑くても外に足を出せる」などが挙げられます。
デメリットとしましては、「他の形状より収納がしにくい」「横幅が広いので少し肌寒く感じてしまうこともある」などです。
あまり高地にキャンプに行く予定のない方におすすめですね!
マミー型
マミー型シュラフとはその名の通りミイラに似たような形状をしたシュラフのことです。
体の形に添って作られているので、保温機能が封筒型に比べて非常に高いのが特徴。
メリットとしましては「標高の高いキャンプ場でも暖かく寝れる」「収納がコンパクト」などが挙げられます。
主なデメリットは「封筒型よりも窮屈」という点ですね。
結論から述べますと、10~11月ごろに秋キャンプに行く場合はマミー型のほうがおすすめです。キャンプ場は想定よりも寒くなっていることが多いですからね。
選び方③中綿もチェック
中綿は「ダウン」「化繊」の2種類があります。それぞれの比較表は以下の通りです。
メリット | デメリット | |
ダウン |
|
|
化繊 |
|
|
秋キャンプで使用するというなら中綿は化繊のものにしましょう。
秋の終盤になるとキャンプ場は冬と同じくらいの気温になるので中綿はダウンのほうがいいんじゃ?と思うかもしれませんが、化繊でも十分快適に寝られます。
保温性も大事ですが、キャンプでは洗いやすさや乾きやすさの方が重要なんです。出来るだけ泥を付けないように意識したとしても、予想以上に汚れますしね。
少しかさばりますが、値段もお手ごろで後片付けも便利ですので、キャンプでは化繊のシュラフを使うようにしましょう。
秋キャンプではキャンプ場の標高も考えよう
秋キャンプではキャンプ場の標高を考えることが非常に重要になります。
標高が高ければ高いほど最低気温が低くなりますので、何も考えずにキャンプ場を選んでしまうと寒すぎて眠れないなんて事態に陥ることがよくあります。
大体の目安としましては、標高何十mの場合最低気温は4度前後。
標高1000m付近の場合は1.5度前後。標高1500m以上に関しては氷点下になることも珍しくないといった具合ですね。
そのため、秋にキャンプ場に訪れるなら標高100m前後がおすすめ!
ただし、たとえ100mといっても夜は冬と変わらないほど寒いのでシュラフはしっかりと保温性があるものを選ぶようにしましょう。
秋キャンプにおすすめのシュラフ5選
秋キャンプにおすすめのシュラフ①モンベル ダウンハガー
ダウンハガーは快適温度が4度という点から見て、秋に低所、夏に高所でキャンプをする予定だという方におすすめです。
冬キャンプには少し向いていませんが、秋口にキャンプをするという方にとってはぴったりという印象ですね。重量も軽く、サイズも大きいので使い心地は抜群です。
また、中綿のEXダウンは、わずかな綿量でも極めて高い保温力を発揮する素材ですので、マミー型の形状というのも合わせて保温力は想像以上に高いですよ!
モンベル ダウンハガーの基本情報
収納サイズ | 14×14×28cm |
適応身長 | 183㎝ |
重量 | 531g |
形状 | マミー型 |
快適温度 | 4℃ |
中綿 | EXダウン |
モンベル ダウンハガーのレビュー
女性の方であっても男性の方にとっても余裕のあるサイズですので寝返りもできます。さらに、とにかく軽くて暖かいのがメリット。キャンプ以外でも寒い日には腰から下を突っ込んで使うと温かく過ごせます。
秋キャンプにおすすめのシュラフ②コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ
マルチレイヤースリーピングバッグは封筒型のシュラフで、3つのレイヤーを組み合わせることによってオールシーズン対応可能なのが特徴です。
秋で使用可能なのはもちろんのこと、冬でも快適に過ごせますよ。
他にもサイズが大きく封筒型なので、ゆとりがありリラックスしやすいというのも嬉しい点です。また、自宅での丸洗いが可能なので、汚れても安心です。
重量は少し重いですが、それを差し引いても高コスパのシュラフです。
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグの基本情報
収納サイズ | 約52×29×38cm |
適応身長 | 200㎝ |
重量 | 4.9kg |
形状 | 封筒型 |
快適温度 | -5度 |
中綿 | ポリエステル |
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグのレビュー
ファミキャンで使うのなら有名メーカーの超高価なモノより充分使えます!
2セット購入し、一つは敷布団としてもう一つは掛け布団として使うと快適。
3人家族ですが季節に合わせて組み合わせを変えるとオールシーズン使えそうです。
今までのシュラフは全て売却しようと思うくらいの良さ。
少しサイズは大きいですが、ホームセンターで簡単な荷造りベルトを購入すればコンパクトに収納可能。
秋キャンプにおすすめのシュラフ③スノーピーク(snowpeak) エントリーパックSS
スノーピークから発売されているエントリーパックssの最大の特徴はその安さです。5500円ほどで購入できるのにもかかわらず、重量・サイズの面から見て使いやすさが抜群。
秋口や高原の使用では電気カーペットや湯たんぽなどで寒さ対策をしておけば快適に過ごせます。
逆に、この快適温度は夏や春に使用するにはでちょうどいいので、3シーズン使えるシュラフと言えるでしょう。
オールシーズン使用可能なシュラフでこの値段は破格ですので、「シュラフにそんなにお金かけるのはな……」と思う方にはおすすめです。
スノーピーク(snowpeak) エントリーパックSSの基本情報
収納サイズ | 49×38×20㎝ |
適応身長 | 196㎝ |
重量 | 1.8kg |
形状 | 封筒型 |
快適温度 | 13度 |
中綿 | ポリエステル |
スノーピーク(snowpeak) エントリーパックSSのレビュー
価格よりも温かさを感じることができます!ふわふわな触り心地も気持ちがいい!さらにキャンプだけでなく、家のソファ回りに置いたり、冬の追加布団としても使うことができます。色がシックなのもいいですね。
秋キャンプにおすすめのシュラフ④ダブルウォーム2way
ダブルウォーム2wayは蓄熱アルミシート+発熱保温わたという特殊な構造により、気温の下がりやすい秋や春でも快適に過ごせます。
蓄熱アルミシートは簡単に言えば体から出た熱を反射することによって冷気を遮断するシートです。
そして、発熱保温わたはヒートスターソーラーという特殊な素材を使い、体から出た赤外線を熱に変えてくれます。
これら2つの仕組みに加え、保温性の高いマミー型という要素によって寒くなりがちな秋でも快適に過ごせるのが特徴です。また、チャックを外せば掛け布団になるのも嬉しい点。
「秋春で使えるシュラフが欲しい」という方におすすめです。
ダブルウォーム2wayの基本情報
収納サイズ | 約22×55cm |
適応身長 | 210㎝ |
重量 | 約600g |
形状 | マミー型 |
快適温度 | – |
中綿 | ポリエステル100%保湿綿+ポリプロピレン100%蓄熱アルミシート |
ダブルウォーム2wayのレビュー
意外とサイズは大きいです。
収納袋も付いていたのですが…なかなか収まらないですね。
ただし、夜中暑くなるくらい保温性能は抜群!
スリーピングバッグとしても使用できます。
秋キャンプにおすすめのシュラフ⑤イスカ エア450x
イスカエア450xはとにかく暖かく丈夫なのが特徴です。
軽量で耐久性が高く、超撥水性を持っていますので高山などでのキャンプにも適しています。
特別な3D構造により無駄のない保温性を持つのは前提として、マフラーの働きをする「ショルダーウォーマー」と、ファスナーの内側に配置した「ドラフトチューブ」も搭載。
この2つによって放熱のロスと冷気の侵入をしっかりと防いでくれます。
秋はもちろん冬でも使用可能ですよ。「少々値段が張ってもいいから、耐久性が高くて冬でも使えるシュラフがいい」という方におすすめ!
イスカ エア450xの基本情報
収納サイズ | 16×32cm |
適応身長 | 208㎝ |
重量 | 840g |
形状 | マミー型 |
快適温度 | -6度 |
中綿 | コットン |
イスカ エア450xのレビュー
10月に2回、信越トレイルのテン泊と谷川岳肩の小屋で使用。特に着込んではいないが暖かく快適でした。特に足元は羽毛が多いのが嬉しい点。足元が冷えません。インナーシーツやシュラフカバーがあれば初冬まで使えるかもしれないほどの暖かさです。
まとめ
今回は秋キャンプにおすすめのシュラフを5つごしょうかいいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
秋キャンプは場所によっては冬と同じくらいの気温になることも珍しくありませんので、どんなシュラフが良いのか悩む方も多いと思います。
今回ご紹介した選び方を踏まえることで、ご自身のキャンプに適したシュラフを選ぶことができますよ!