今回は、火起こし術が習得できるファイヤースターターについてご紹介します。
「マッチやライターを忘れちゃったから火起こしできない・・・」
「火起こし術をマスターしてキャンプのレベル度をアップさせたい!」
そんな火起こしの達人を目指す初心者キャンパーの方に、マッチやライターがなくても火起こしできるファイヤースターターの使い方や選び方、また初心者でも扱いやすいおすすめのファイヤースターターを厳選してご紹介します。
当記事のコンテンツ
火起こしの必須アイテム!ファイヤースターターとは?
出典:楽天市場
ファイヤースターターとは、メタルマッチともいわれる現代版「火打ち石」のこと。
ロッド(金属製の棒)にストライカー(金属板)を勢いよく打ち付け、火花を散らすことで火種をつくり火を起こします。
ファイヤースターターがあればサバイバル的達成感が味わえる!
ファイヤースターターの特徴が以下のポイント。
- マッチやライターがなくても着火できる
- 燃料要らずで着火できる
- 一度購入すれば長期間使える
ファイヤースターターがあれば、マッチやライターがなくても火起こしができます。
なによりガスや石油燃料を使わず火を熾せたときの感動は半端なく、サバイバル的達成感やキャンプの醍醐味を味わうことが可能です。
火起こしを極める!ファイヤースターターの着火方法
ファイヤースターターの着火方法は至ってシンプルな3ステップ。
- 最初にストライカーでロッドを削り金属粉を準備する
- 麻紐など燃えやすいものに金属粉を集める
- ロッドにストライカーを勢いよく擦りつけ火花を散らす
ファイヤースターターで散らした火花が金属粉に着火し火種を作ることができます。
火起こしの達人になれるファイヤースターターの選び方
出典:写真AC
ファイヤースターターを選ぶときにチェックしたいポイントが以下の3つ。
- ロッドの素材
- 持ち手の握りやすさ
- ロッドの長さや太さ
ひとつひとつ解説していきます。
ポイントその①:ロッドの素材
まずロッドの素材によって使い勝手に特徴があります。
ロッドの主な素材は以下の2種類
- フェロセリウム製
- マグネシウム製
素材による特徴を解説していきます。
着火しやすいフェロセリウム製
フェロセリウムとは鉄とセリウムの合金。発火点が約150℃〜180℃と低く着火しやすいのが特徴。初めてでも火花を散らしやすいので初心者におすすめです。その一方お値段が少々お高めなのがデメリット。
発火点が高いマグネシウム製
マグネシウムは発火点が473℃と非常に高く火花を散らしづらいのが特徴。そのため着火するにはコツが必要です。しかしフェロセリウムよりも安価であり、着火のコツが掴めればコスパのよいロッド素材といえます。
ポイントその②:持ち手の握りやすさ
ファイヤースターターはロッドとストライカーを火打ち石のように擦り合わせ着火させるので、握りやすい持ち手形状かどうかがポイントです。片手でブレずにしっかり握れる持ち手のファイヤースターターを選ぶようにしましょう。
ポイントその③:ロッドの長さや太さ
ロッドは長さがあるほど火花を散らしやすく使い勝手に優れます。長すぎると逆に使い勝手が悪くなるので約6〜8cmほどの長さを目安にするとよいでしょう。またロッドの直径も細いより太いほうがより多くの金属粉を削ることができます。
初心者でも簡単火起こし!おすすめファイヤースターター5選
それでは初心者でも扱いやすいおすすめのファイヤースターターを厳選してご紹介します。
ライトマイファイヤー:ファイヤースチールスカウトアーミーBIO
サイズ | 幅26×高さ95mm |
重量 | 約50g |
材質 | ファイヤースチール:マグネシウム合金 ストライカー:ステンレススチール |
スウェーデン発アウトドアギアブランド「ライトマイファイヤー」のド定番ファイヤースターター。同人気モデル「ファイヤースチールスカウトBIO」のひとまわり大きいモデルです。発火回数は約12,000回、長くて持ちやすいサイズ感が特徴なので初心者の方におすすめです。
▽ファイヤースチールスカウトアーミーBIOの評判がこちら
- ロッドとストライカーの相性抜群!
- 火花が凄い!
- 初心者でも簡単に火がつく
SOL(エスオーエル):マグストライカー
サイズ | 13.5×2.5×2.5cm |
重量 | 80g |
着火材質 | マグネシウム(Mg2)、フェロケリウム |
出典:楽天市場
アメリカ発サバイバルツールメーカー「SOL(エスオーエル)」のファイヤースターター。約3,000℃の火花で確実に着火でき、握りやすいグリップが特徴です。ストライカーはボトルオープナーと5cmの定規として使用可能。
▽マグストライカーの評判がこちら
- 初心者でもすぐ火が付けられた
- 使い慣れたら火花が大きくなった
GERBER(ガーバー):ファイヤースターター ベア・グリルス
サイズ | 約120mm×22mm |
重量 | 100g |
材質 | ロッド:マグネシウム |
出典:レプマート
アメリカ発アウトドナイフメーカー「GERBER(ガーバー)」のファイヤースターター。ロッドとストライカー両方に持ち手が付いていて握りやすいのが特徴です。ロッドには水に強いマグネシウムを採用し、ホイッスルも搭載しているので防災用としてもおすすめです。
▽ベア・グリルスの評判がこちら
- デカいけど持ちやすく火花半端ない
- 線香花火かと思うぐらい火花が飛んだ
- ロッドとストライカーがひとつにまとまるので持ち運びに便利
The Friendly Swede:フェロセリウム ファイヤースターター
サイズ | ロッド:長さ65mm×直径8mm |
重量 | ー |
材質 | ロッド:フェロセリウム |
出典:楽天市場
ナチュラルな木製グリップが特徴的な北欧スウェーデン発「The Friendly Swede」製ファイヤースターター。ロッドにはマグネシウムより着火しやすいフェロセリウムを採用し、50mm定規や栓抜きとしても使えるストライカーが付属しています。
▽The Friendly Swedeの評判がこちら
- 大きすぎず小さすぎず使いやすい
- ウッド製で質感もデザインも秀逸です
- 持ち手が大型なのでしっかり握れてよい
ブッシュクラフト:メタルマッチ
サイズ | ロッド:約60mm×9.5mm |
重量 | 約55g |
材質 | ロッド:フェロセリウム、ブレード:スチール |
ナイフワークとファイヤーメイキングから始まった日本のアウトドアブランド「ブッシュクラフト」製ファイヤースターター。ファイヤースターター選びで必ず候補に名が挙がるほどほどの人気商品です。圧倒的な火花と大きなロッドが特徴。コードは着火剤にもなる550FireCordを使用しています。
▽メタルマッチの評判がこちら
- よく火花が散る!
- 風が強いときライターより手っ取り早く火が起こせそう
- ちょっと練習したら難なく着火できるようになった
まとめ
今回はマッチやライターがなくても火が煽せるファイヤースターターについてご紹介してみました。
ファイヤースターターを使って火起こし術を習得するには、初心者でも扱いやすいフェロセリウム製のロッドに握りやすい持ち手を選ぶことがポイント。ファイヤースターターを使い熟すことでどんなときでも火を煽せる自身がつき、サバイバル感あふれるキャンプスタイルが楽しめます。
ぜひ今回ご紹介したおすすめファイヤースターターを参考に、火起こしの達人を目指してみてくださいね。