風景や星空観測、バードウォッチングなど持っていればアウトドアがより一層楽しめる双眼鏡。
自然の醍醐味を独り占めして観察することができます。
しかし倍率やらレンズ口径やら専門用語だらけで一体なにを基準に選んでよいか分からないという方が多いのでは?
そこで今回は、そんな初心者さんを対象に「アウトドアに最適な双眼鏡の選び方」や「おすすめの双眼鏡」をご紹介!
初めて双眼鏡の購入を検討されているアウトドア好きの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
当記事のコンテンツ
双眼鏡があればアウトドアがより一層楽しめる!
出典:pixabay
双眼鏡とは、遠くの対象物を拡大して見ることができる望遠鏡のこと。
2つの望遠鏡が並行に並んだ構造となっており、風景やスポーツ観戦・動植物の観察など幅広い用途で使用することができます。
特にアウトドアにおいては、双眼鏡があることでより一層自然の醍醐味を感じとることができるため、ぜひとも持っていきたい装備のひとつといえるでしょう。
双眼鏡があればこんなときにアウトドアで大活躍!
- 綺麗な景色を見渡したり動植物の観察時に
- バードウォッチング
- 夜空一面に広がる星空の観測
それでは次から、アウトドアに最適な双眼鏡の選び方についてチェックしていきましょう。
アウトドアに最適な双眼鏡選びでチェックしたい5つのポイント
出典:写真AC
双眼鏡には、「倍率」や「レンズ口径」「視界」などさまざまな種類があり、専門知識がなければ正直なにを基準に選べばよいのか困ってしまいますよね。
そこでそんな双眼鏡ビギナーの方を対象に、まずは最低限知っておきたい基礎知識を含め「双眼鏡を選ぶ際にチェックしたい5つのポイント」を分かりやすく解説していきます。
ポイント①倍率
まずは双眼鏡選びで最もポイントとなる「倍率」をチェックしましょう。倍率とは、肉眼を通して見たときに、どれだけ対象物を大きく見ることができるかを示した割合のこと。倍率が高いほどより大きく見ることができます。
用途や対象物によって適正な倍率を選ぶ必要があり、アウトドアで使用するなら7〜10倍の倍率を目安にするとよいでしょう。
ポイント②口径(対物レンズ有効径)
双眼鏡のレンズの内径を「対物レンズ有効径」といい、そのレンズ有効径が大きいほど多くの光を取り込むことができるので明るく解像度に優れます。
しかしレンズ有効径が大きくなるほど双眼鏡本体も大きくなるので用途に適切なレンズ有効径を選ぶのがポイントです。
用途に最適な対物レンズ有効径の目安
- 25mm以下・・・携帯性を重視したコンパクトタイプの双眼鏡
- 30〜49mm・・・一般的な用途の双眼鏡
- 50mm以上・・・天体観測などの用途の双眼鏡
双眼鏡本体や仕様書に「8×30 7.0°」と表示されている場合は、30(mm)の部分が対物レンズ有効径となります。
ポイント③双眼鏡の視界
野鳥や動物など動きのある対象物や広範囲で風景を見渡したいときは、「実視界」が広いほうがおすすめです。
実視界とは、双眼鏡を覗いたときに見える範囲のことで、より実視界の角度が大きいほど広範囲に見ることができます。
「8×30 7.0」と表示されている場合は、7.0(度)が実視界を示しています。
ポイント④防水性
野外で使用するアウトドアでは、急な天候の変化に応じて防水性も大事なチェックポイント。
突然の雨で双眼鏡が濡れても安心な防水機能を備えたモデルを選ぶようにしましょう。
また窒素ガスが充填された防水モデルは、急に冷え込む環境(星空観測など)での使用でレンズ内部の結露を防止しくもりを抑えてくれます。
ポイント⑤持ち運びに便利なサイズ
アウトドアの用途なら、持ち運びに便利な軽量タイプや折りたたんでコンパクトになるサイズがおすすめです。
バッグに収納してもかさばらず、ポケットに入るぐらいコンパクトであれば手軽に持ち運ぶことができます。
以上の5つのポイントを踏まえた上で、次からアウトドアに最適な双眼鏡を実際にチェックしていきましょう。
アウトドアにおすすめの双眼鏡5選
それではここから、アウトドアに最適なおすすめの双眼鏡を厳選して紹介していきます。
初心者さんでも扱いやすいモデルをピックアップしてみましたので、ぜひお気に入りの双眼鏡を見つけてみてくださいね。
おすすめ①ニコン:スポーツスターEX8×25D
出典:Amazon
本体に窒素ガスを充填した防水仕様のコンパクト双眼鏡。コンパクトに折りたたんで持ち運ぶことができます。
広視野タイプなのでバードウォッチングやスポーツ観戦に最適。
使いやすさを追求したアウトドアに手軽に持っていくことができる双眼鏡です。
ズーム倍率/レンズ有効径 | 8倍/25mm |
実視界 | 8.2° |
防水 | 防水仕様 |
重量 | 300g |
口コミ・レビュー
信頼のニコンブランド。明るさは問題のないレベルでデザインも秀悦。多少重量があるが、コンパクトで高級感のある仕上がりがよい。
おすすめ②ビクセン双眼鏡 コールマン M8×21
出典:Amazon
天体望遠鏡や双眼鏡など総合光学機器メーカーとして有名な「ビクセン」と「コールマン」のコラボモデル。
手のひらサイズで軽量コンパクトなモデルです。
手にする部分にラバーを使用しているので滑りにくく持ちやすいのが特徴。
低価格で購入することができるので初めてのお試しモデルにおすすめです。
ズーム倍率/レンズ有効径 | 8倍/21mm |
実視界 | 7° |
防水 | 防水なし |
重量 | 158g |
口コミ・レビュー
同価格帯のなかではすっきりクリアに見えおすすめ!光学性能も大事ですが軽さと小ささも立派な性能です。
おすすめ③オリンパス:8×25WPⅡ
出典:Amazon
本格的防水機能を備えた「オリンパス」のコンパクト双眼鏡。水深1mに5分浸っても影響のない優れた防水性能を誇ります。
ピント合わせや視度調整など初心者でも扱いやすいのが特徴。
キャンプや沢登りなどのアウトドアに最適です。
ズーム倍率/レンズ有効径 | 8倍/25mm |
実視界 | 6.2° |
防水 | 防水仕様 |
重量 | 260g |
口コミ・レビュー
軽量コンパクトで防水性能のあるモデルをお探しならこれ一択で間違いないほどおすすめ。アイレリーフも15mm以上あるのでメガネをかけている人もおすすめです。
おすすめ④ケンコー:アートス 8×42 ワイド
出典:Amazon
明るく視野が広い42mmの大口径レンズを搭載した「ケンコー」の双眼鏡。
天体観測やバードウォッチングに最適です。水深1m相当(10分間)の高い防水性が特徴。
メガネをかけた状態でも広い視野が得られ、別売りのホルダーを取り付けることで手持ちの三脚に固定することができます。
ズーム倍率/レンズ有効径 | 8倍/42mm |
実視界 | 8.2° |
防水 | 防水仕様(IPX7) |
重量 | 770g |
口コミ・レビュー
仕事で船舶を監視する用途で使用していますが、なにより実視界が広く見やすい。夜でも1km先の対象をすぐ捉えることができます。そのうえ防水なのでお買い得!
おすすめ⑤KOWA(コーワ):YFⅡ30-8
出典:Amazon
見やすさ・使いやすさ・お求めやすさを追求した「KOWA(コーワ)」のハイコストパフォーマンスモデル。
双眼鏡の入門機としておすすめです。
眼幅調整範囲が広く、女性や小さいお子様にも使いやすいのがポイント。窒素ガス充填による完全防水仕様です。
ズーム倍率/レンズ有効径 | 8倍/30mm |
実視界 | 7.5° |
防水 | 完全防水構造(水中での使用は不可) |
重量 | 475g |
口コミ・レビュー
風景と野鳥観察に使用。1万円クラスの双眼鏡ではハイレベルだと思う。小型で軽いので携帯性が高く腕が疲れません。
まとめ
今回は、アウトドアにおすすめの双眼鏡を紹介してみました。
双眼鏡があることでバードウォッチングや星空観測など自然の醍醐味をより一層感じとることができるため、アウトドアには欠かせないアイテムです。
今回紹介した「選び方」や「おすすめモデル」を参考に、双眼鏡を相棒に快適なアウトドアライフを楽しんでみてくださいね!