キャンプの必需品であるランタンのなかでも優しく揺らぐ灯りが心地よい「ハリケーンランタン」。
嵐のような強風でも炎が消えない優れた耐風性とビンテージ感あふれるデザインを兼ね備えているのが特徴です。
そこで今回は、おすすめのハリケーンランタンをご紹介!
優しい灯りに癒やされながらキャンプの夜を過ごしたい方は要チェックです!
当記事のコンテンツ
ハリケーンランタンとは?
ハリケーンランタンとは、その名の如くハリケーン(嵐)のような強風が吹いても炎が消えないほどの優れた耐風性を備えたランタンのこと。
ガラス製のホヤに守られて直接炎に風が当たらない構造となっているのでキャンプシーンでの使用に最適です。
そんなハリケーンランタンの特徴が以下のとおりです。
- 風につよく耐風性に優れている
- ビンテージ感あふれるオシャレなデザイン
- 燃料が安く長時間燃焼することができるので経済的
その一方、残念なポイントとして、
- LEDやガスランタンに比べて光量が低い
- 密閉されたテント内では一酸化炭素中毒の危険性があるので使用できない
- オイルを燃料とするので引火する危険性がある
メインランタンとしては光量が低く、サブランタンとしての用途に限定されますが、ろうそくの炎のように優しく揺らぐ灯りは癒やし効果があり、キャンプの雰囲気づくりに最適。
またビンテージ感あふれるオシャレなデザインがキャンプシーンに映え、お家のインテリアとしてもおすすめです。
オイルを燃料とするので一酸化炭素中毒や引火する危険性がありますが、燃料が安く燃焼時間が長いので経済的に使用することができます。
ハリケーンランタンの使い方は非常に簡単!
出典:楽天市場
ハリケーンランタンは、初心者でも手軽に点火でき、わずかな手順で使用することが可能!
基本的な使い方としては、燃料を注ぎ込み芯に着火するだけと非常に簡単です。
- 燃料タンクに適量オイルを注ぎ込む
- 芯にオイルが浸透するまでしばらく待機
- 本体とガラス製ホヤの隙間から芯を着火
- 調整ツマミで火の大きさを調整
- 消すときは調整ツマミを絞って消火
ボタンひとつで点灯するLEDランタンに比べると若干手順を必要としますが、それでもわずかな作業で簡単に点火することが可能。
ガソリンランタンのようにポンピング(加圧)したりマントル(発光体)を取り付けたりすることもなく、初心者でも手軽に使用することができます。
ハリケーンランタンの選び方
ハリケーンランタンを選ぶときは、以下の3つのポイントに注目するとよいでしょう。
ポイント①燃料の種類
出典:楽天市場
ハリケーンランタンの燃料は、灯油(白灯油)とパラフィンオイルの2種類があり、それぞれの特徴を把握することで快適に使用することができます。
灯油(白灯油)を燃料とした場合、
- ガソリンスタンドで手軽に燃料を入手可能
- 値段が安くランニングコストが抑えられる
- 特有のニオイがあり、煤が発生しやすい
またパラフィンオイルを燃料とした場合、
- 引火性が低い
- ニオイがほぼなく、煤が発生しにくい
- 灯油より高価で、アウトドアショップなど専門店で入手する必要がある
上記のように、燃料の種類によって特徴に違いがあります。
そのため、入手しやすくコスパを重視するなら「灯油」、また快適性を重視するなら「パラフィンオイル」を選ぶとよいでしょう。
ポイント②燃焼時間
出典:楽天市場
ハリケーンランタンを選ぶときは、「燃焼時間」に注目するのもポイント。
一度の給油で何時間使用できるかを知ることで、それぞれのキャンプスタイルに応じた最適モデルを選ぶことが可能です。
たとえば、
- タンク容量が100ml前後・・・約7〜8時間
- タンク容量が200ml前後・・・約10〜15時間
- タンク容量が340ml前後・・・約20時間
上記の燃焼時間が目安となり、タンク容量が大きいほど燃焼時間が長くなります。
そのため、日帰りキャンプなら100ml前後、一泊スタイルなら200ml以上、また連泊スタイルならそれ以上のタンク容量を選ぶことで、途中で燃料を継ぎ足すことなく使用することができるでしょう。
ポイント③明るさ
出典:楽天市場
ハリケーンランタンは、芯の幅が広いほど炎が大きく、より明るく照らすことができます。
芯には主に、幅が約15mmの「5分芯」と約21mmの「7分芯」があります。
テーブル作業など”ろうそくのような優しい灯り”で手元を照らしたいときは5分芯を、またそれ以上の明るさを求める場合は7分芯を選ぶとよいでしょう。
ただし、LEDやガスランタンに比べると光量が低いため、メインランタンよりサブランタンとしての使用が最適です。
ビンテージなハリケーンランタン【おすすめ5選】
それではここから、おすすめのハリケーンランタンを厳選して5つ紹介していきます。
選び方のポイントを踏まえて、用途にあったお気に入りを見つけてみてくださいね。
おすすめ①フュアーハンド ベイビースペシャル276ジンク
出典:Amazon
元祖ハリケーンランタンとして不動の地位を誇るドイツ発灯油ランタンブランド「フュアーハンド」のベイビースペシャル276。
亜鉛メッキ処理された本体は錆に強く、ビンテージ感溢れるデザインが人気です。
出典:Amazon
燃料は灯油とスターパラフィンオイルの2種類に対応し、20時間以上の燃焼時間を確保。
点火に少々慣れが必要ですが、火力調整ができグローブの口が広いので煤が払いやすいなどメンテナンスしやすいのが特徴です。
サイズ/重量 | 15.5×26cm/480g |
タンク容量 | 340ml |
燃焼時間 | 20時間以上 |
口コミ・レビュー
扱いやすいし火を灯すとなんともいえない可愛さです!燃焼音もしないし、とにかく心が落ち着くオレンジ色の炎が癒やされます。
おすすめ②デイツ ハリケーンランタン デイツ78
出典:デイツ公式サイト
1840年 米ニューヨーク州ブルックリンで創業した老舗オイルランタンブランド「DIETZ(デイツ)」のハリケーンランタン。
ラインナップのなかで最もベーシックなモデルであり、手頃な価格でありながら高品質で評価が高いのが魅力です。
出典:デイツ公式サイト
ライジングコーン型のバーナーを使用し、芯のトリミングや着火がしやすいのが特徴。
優しくほのかに照らすアウトドアシーンを演出することができます。
サイズ/重量 | 約15×26.5cm/約470g |
タンク容量 | 340cc |
燃焼時間 | 約20時間 |
口コミ・レビュー
軽くて使いやすくキャンプで大活躍!デザインが素敵なので灯りも優しい感じで良い感じです。
おすすめ③キャンプテンスタッグ CSオイルランタン(小)
ゆらぐ炎が心地よいキャプテンスタッグのハリケーンランタン。
銅メッキ加工が施されたビンテージ感あふれるブロンズカラーがオシャレです。
ろうそくに火をつけるような手軽さで点火できるので初心者でも簡単に取り扱うことが可能。
適正容量が120mlで約10時間燃焼することができるので、一泊のキャンプなら途中で継ぎ足すことなく使用できます。
サイズ/重量 | 幅120×奥行100×高さ190mm/250g |
タンク容量 | 120ml |
燃焼時間 | 10時間 |
口コミ・レビュー
小さくて思ったより明るく、暗闇のなか揺らめく炎が心地よい。バーナーやオイル投入口にゴムパッキンが付いていてオイル漏れはなさそう。
おすすめ④カメヤマ オイルランタン
出典:Amazon
ろうそくやキャンドルの製造販売を手掛ける「カメヤマ」のアウトドア用ハリケーンランタン。
生火が楽しめる非加圧式で、白灯油やパラフィンオイルを燃料として使用することができます。
出典:楽天市場
シルバー・ブラック・コパーの3カラーを展開。
低価格で初心者でも購入しやすく、初めての1台にオススメです。
サイズ/重量 | 幅15×奥行11.5×高さ27cm/340g |
タンク容量 | 200ml |
燃焼時間 | 約15時間 |
口コミ・レビュー
徒歩キャンプ用になるべく嵩張らないカメヤマのミニサイズを購入。サイズが小さいのでテーブルランタンにも使えて夕飯がより一層美味しくなりました。
おすすめ⑤ヴァストランド オイルランタン
出典:ヴァストランド公式サイト
あたたかみのある炎が楽しめる兵庫発アウトドアブランド「ヴァストランド」のオイルランタン。
サブランタンとしてテーブル周辺の灯りやアウトドアシーンの雰囲気作りに最適です。
出典:ヴァストランド公式サイト
オリーブ・タン・ブロンズカラーがラインナップし、それぞれS・M・Lの3サイズを展開。
お手持ちのギアや用途に合わせて最適なモデルを選ぶことができます。
サイズ/重量 | S:(約)幅120×奥行95×高さ186mm/約225g M:(約)幅156×奥行116×高さ242mm/約355g L:(約)幅176.5×奥行141×高さ275mm/約455g |
タンク容量 | S:約110ml M:約180ml L:約270ml |
燃焼時間 | S:約7時間 M:約10時間 L:約13時間 |
口コミ・レビュー
キャンプと災害用に購入。今までLEDタイプを持っていましたが停電になると使えなくなるのでこちらを購入。大きさもちょうどよくコスパも最高です。
まとめ
今回は、嵐のような強風でも炎が消えない「ハリケーンランタン」を紹介してみました。
耐風性に優れ、ろうそくのように優しく揺らぐ灯りが特徴のハリケーンランタンには心地よい癒やし効果があり、ビンテージ感あふれるデザインでキャンプシーンの雰囲気づくりにおすすめです。
今回紹介した選び方やおすすめモデルを参考に、ハリケーンランタンで快適なキャンプライフを楽しんでみてくださいね!