自然の中でゆっくり一人の時間を楽しめる「ソロキャンプ」
現在では、女性・男性問わずソロキャンパーが増え、「私もやってみたいな」と思っている女性も多いのではないのでしょうか?
しかし、女性のソロキャンプでは盗難や動物被害に加えて、性被害の危険性も高くなります。
そこで今回は、女性が安心してソロキャンプを楽しめるように、キャンプで使える7つの防犯対策を紹介。
すぐに実践できるものが多いので、これからキャンプを考えている方は参考にしてください。
※すべての対策を行っても100%被害を回避できるわけではありません。ソロキャンプを行う際は十分に注意しましょう。
当記事のコンテンツ
女性ソロキャンプの危険性
そもそも、キャンプ場ではどんな被害が出ていると思いますか?
一番多いのが、盗難や動物による被害です。
サイトを離れている間や就寝中に、大切なギアを盗まれるといった被害はよく耳にします。
また、動物の被害は、クマやイノシシのみならず、猫、タヌキ、キツネなど様々です。
動物の被害を防ぐためには、ゴミや食料などを車内で保管理するなどの対策を取りましょう。
加えて、女性キャンパーで気を付けたいのが、性被害やテント内への侵入など、人間が直接キャンパーへ与えてくる被害です。
・就寝時、テント内に侵入され写真を撮られる
・テントを勝手に開けて声をかけられる
・男性2人組キャンパーに火起こしをお願いされ、サイトへ近づくとテント内へ引きずり込まれそうになる
など、これらはほんの一例にすぎません。
このような恐ろしいことが起きないよう、きちんと対策を行いましょう。
キャンプで使える防犯対策7選
対策1:24時間管理人が常駐するキャンプ場を使う
まず、簡単な対策としてあげられるのが、24時間管理体制のあるキャンプ場を利用すること。
管理棟に近いサイトであれば、夜も比較的安心して過ごせるでしょう。
もし、管理人が常駐しない場合は、夜間の連絡先を事前にメモしておくのがおすすめです。
以下の記事では、関東にある24時間管理のキャンプ場を紹介しています。
対策2:女性専用サイトを利用する
女性キャンパーが増えたことにより、女性専用サイトを設けているキャンプ場が少ないですが存在しています。
関東では、長瀞オートキャンプ場が有名です。
詳しくは以下の記事で紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
対策3:防犯グッズを常備する
万が一のことを考え、防犯グッズを常備することも大切。ここでは、簡単に手に入る防犯グッズを2つ紹介します。
防犯ブザー
防犯ブザーは、紐を引っ張るだけで音が鳴るため、手が届く位置にあれば大きな対策になります。
音が大きいので、キャンプ場内に利用者がいる限り、周りにしっかり聞こえるでしょう。
また、防犯ブザーは盗難対策として、イスと地面をつなげて置くなどといった使い方も見られました。
1,000円以内で購入できるものも多いため、ひとつ持っておくと安心です。
センサーライト
センサーライトは、人の動きを感知して光るものです。
自宅の防犯対策として取り入れている方も多いですが、キャンプ場でも使用できますよ。
キャンプで使うなら、軽量で持ち運びやすいものがおすすめです。
対策4:テントの入口に南京錠を設置する
女性ソロキャンプの危険性についての見出しで、「テント内に勝手に侵入され~」という被害を紹介しました。
そのテント内への侵入を防げるのが南京錠です。
テント内にいる場合に使用すれば防犯対策、テントを離れているときに使用すれば盗難防止につながります。
また、キャンパーによっては南京錠が面倒でカラビナを内側から付けているという方もいました。
カラビナは時間をかけると外れてしまう場合もありますが、時間を稼ぐことで外部へ連絡したり、防犯ブザーを鳴らしたりできますよ。
南京錠
カラビナ
対策5:男性の靴を持っていく
簡単に行いやすい対策として、男性の靴をテントから見えるように置いておくという方法もあります。
より確実な方法としては、「1人に見えないようにチェアも2台用意する」などの対策も見受けられました。
チェアを2台用意するのは荷物の量にもよりますが、靴を用意するくらいなら簡単なので、ぜひ次から試してみてください。
対策6:SNSをリアルタイムで更新しない
私はキャンプだけでなく、よく車中泊も行っているのですが、一番気を付けているのがSNSの更新です。
当日SNSに更新する、または何日にどこのキャンプ場へ行くなどの情報は、友達だけでなく、不特定多数の人に自分の場所を知らせることになります。
「私のフォロワーさんなら大丈夫!」と思いたいですが……。残念ながら、投稿を見られるのはフォロワーだけではありません。
アカウントに鍵をかけていても、同じことが言えます。
感動したタイミングで共有できるのがSNSのいいところですが、ソロキャンプなどを行う際はグッとこらえて、キャンプが終った後に更新しましょう。
対策7:オートサイトでの車中泊を検討する
いくつかの防犯対策を紹介しましたが、これでもまだ不安……という方は、オートサイト区画での車中泊を検討しましょう。
車中泊であれば、テントのように簡単に侵入することはできません。
また、万が一の時にすぐに移動できるというメリットもあります。
ただし、キャンプ場によっては騒音(ドアの開け閉め)などの理由から車中泊を不可としている場所もあります。
予約の際はあらかじめ車中泊のことを訪ねておくと安心です。
危険性を知ったうえで安全にキャンプを楽しもう
今回は女性ソロキャンパー向けに、キャンプで使える防犯対策を7つ紹介しました。
全てを実践すれば危険を絶対に回避できるわけではありませんが、遭遇の可能性を下げることはできます。
可愛くないから大丈夫、若くないから大丈夫、など思う方もいるかもしれませんが、もちろんそんなことはなく、防犯対策は全ての女性に行ってほしいです。
被害にあってから、対策しておけばよかったと思いなおしても意味がありません。しっかり対策を行ってソロキャンプを楽しんでくださいね。