クーラー・保冷系

2020年6月6日 /

真夏に強いクーラーボックスはどれ?保冷力に優れているおすすめ8選!

マーボ

いよいよ夏本番!気象庁の発表によると今年の気温は平年並みか、それより高いといわれています。梅雨時期は蒸し暑く、真夏は体にこたえる厳しい暑さが続く見込みで、屋外のイベントは万全に熱中症対策が必要ということでした。

夏のキャンプでは

  • 冷たいものをとり体を冷やす
  • 水分をこまめにとる

が熱中症対策に繋がります。

しかし、クーラーボックスの保冷力がイマイチだと、中身はすぐにぬるくなってしまします。

なので今回は、保冷力に優れた”クーラーボックスの中でも最強クラス”といわれているモデルを8つ紹介します!

  • 夏のキャンプで連泊を考えている
  • 常にキンキンに冷えたビールで乾杯したい

という人は必見です!

クーラーボックスの仕組み

出展:Pixabay

そもそもクーラーボックスが、どういった構造になっているのか知っていますか?

簡単に説明すると、クーラーボックスは断熱材で囲まれてできていて、外の温度を遮る事で、クーラーボックス内に熱が伝わりにくくなり、中の温度が一定に保たれるという仕組みです。

熱というのは、暖かい所から冷たい所に移動します。その熱の移動には「伝導・対流・放射」と3種類あります。

つまり、この3種類の伝わり方をいかに抑えられるか、高温が低温に伝わって来なくできるかを考えて、クーラーボックスは作られてます。

クーラーボックスの保冷力の差とは?

出展:Pixabay

では、保冷力の高いクーラーボックスとは、具体的にどのようなものかというと、それは”気密性”に優れていて”断熱材の性能”が高い物で、特に”気密性”が重要になります。

どんなに断熱効果に優れている断熱材を使ったとしても、外の空気に触れるつくりでは意味がありません。一般的なクーラーボックスは接着剤を使っていて、断熱材を挟むように板と板を張り合わせて作られています。目には見えないですが、細かなすき間があり、その隙間が保冷力の差になっています。

さらに、この接着材は時間と共に劣化するので、長く使っていると当然クーラーボックスの保冷力も低下してしまします。

また、断熱材にも種類があり「発泡スチロール・発泡ウレタン・真空断熱パネル」がクーラーボックスに使われる一般的な断熱材です。それぞれの特徴は次の通りです。

【名前】 【特徴】
発泡スチロール 水を通さない・軽い・保冷力(低)
発泡ウレタン(ポリウレタン) 衝撃に強い・防音効果がある・保冷力(中)
真空断熱パネル 値段が高い・薄く軽い・保冷力(高)

このように素材によって、保冷力に違いがあります。発泡ウレタンが発泡スチロールの約1.5倍の保冷力で、真空断熱パネルの保冷力は発泡スチロールの約10倍と言われています。

しかし、発泡ウレタンも厚みがあれば、真空断熱パネルと同様の効果があるといわれいます。

保冷力に優れているおすすめのクーラーボックス【7選】

クーラーボックスには”ハードタイプ”と”ソフトタイプ”の2種類があるのですが、保冷力最強といわれているものは全てハードタイプのクーラーボックスとなっています。

では、保冷力が最強クラスのクーラーボックスを紹介していきます。

①極厚クーラーの先駆者とのコラボ商品「snowpeak/ハードロッククーラー 40QT」

出展:instagram@snowpeak_official

【素材】 ポリウレタン
【大きさ】 外寸/648×406×391(h)mm、内寸/464×241×279(h)mm
【容量】 38L
【重さ】 11kg

極厚クーラーの先駆者といわれている”グリズリークーラー”とのコラボ商品になっています。グリズリークーラーがあるアメリカでは、プロのハンターやフィッシャーにも愛用されているほど、高い保冷力と耐久性に優れたモデルです。

その特徴はなんといっても断熱材がとにかく分厚い!なんとその厚さは5cmもあります!

一般的なクーラーボックスで断熱材の厚さ約1cm、ハイグレードといわれるモデルで厚さは約3cmとなっています。真夏に1泊のキャンプをしても、保冷剤が凍っているほど保冷力が高いです。

保冷材にドライアイスを使うと、1週間も保冷効果があるともいわれています。

スノーピーク製品の特長でもある、アフターフォローをしっかり受けることができ、万が一構造上に不備があった場合には、無償で修理・交感してくれます。無償での修理が不可能な場合でも適切な金額で修理を受けることができるので、安心ですね。

②名実ともに最強クーラー「YETI/タンドラ45」

出展:instagram@yeti_au

【素材】 ポリウレタン
【大きさ】 【外寸】最大幅:64cm / 高さ(フタ含む):39.5cm / 奥行き(本体のみ):39cm 【内寸】底幅:47cm / 深さ:(最大)28cm(最小)25cm / 奥行き:27cm
【容量】 32.9L
【重さ】 10.4kg

上記で紹介した”グリズリークーラー”とこの”YETI”は熊が襲ってきても壊れないといわれていて、IGBC(アメリカ省庁間グリズリーベア委員会)の認定付きです。

”インターロックリッドシステム”と呼ばれるフタと本体が合わさる部分にあえて凹凸を作ることで、気密性を飛躍的に向上させています。さらにフタの内部にはゴムパッキンが付いていて外気の侵入を許しません!

メーカーによる保冷力は”7日間”となっています!

また、ラバーラッチは壊れにくく、強力にフタと本体をつなぎとめています。ちなみに、このラバーラッチは特許を出願中です。

毎年、夏本番前に品薄、高値になっていく傾向がある商品なので、気になっていた方は早めの購入をおすすめします。

③70時間キープの保冷力!「シマノ/フィクセル ウルトラプレミアム 300 ZF-530R」

出展:Amazon

【素材】 6面極厚真空パネル+発泡ウレタン
【大きさ】 サイズ 内寸法(中央値)(mm):259×449×260
サイズ 内寸法(底部)(mm):250×440×260
サイズ 外寸法(本体のみ)(mm):350×583×350
【容量】 30L
【重さ】 7.7kg

フィッシングブランドとして有名なシマノの真空断熱パネルをクーラーボックス全面(6面)に配置した、最強クラスの保冷力があるクーラボックスです。

具体的な保冷力としては、クーラーボックス内に20%の氷を入れ、31℃(真夏日)の温度下でなんと70時間キープできるほどの保冷力があります!

さらにフィッシングブランドならではの、右左どちらからでも開閉できる両開きのフタなので使いやすさも抜群です。手を離すだけで自動でフタが閉まる”自動ロック構造”なのもポイントです。

④気密性が高過ぎる!圧リリースボタン付き「ICELAND/クーラーボックス35QT」

出展:instagram@dverg_official

【素材】 ポリウレタン
【大きさ】 外寸:(約)幅56.9×奥行41.2×高さ41.2cm  内寸:(約)幅43×奥行28×高さ30.8cm
【容量】 33.1L
【重さ】 9.2kg

厚さ約5cmの発泡ウレタンのボディーで、最長5日間氷をキープする保冷力をもつクーラーボックスです。

気密性が高く、フタが開きにくいなんてこともありますが、そんな時のために、”圧リリーフボタン”が付いています。

”OGAWA”や”Orage”など様々なブランドとコラボ商品を出しています。福井県でアウトドア用品・キャンプグッズを取り扱う「SUNDAY MOUNTAINDVERG」が立ち上げたブランド「ドベルグ」とコラボした別注カラーは、予約開始しから約10日で一時完売状態になる人気ぶりでした。

人と被りたくない、珍しいクーラーボックスが使いたいという人にもおすすめです。

⑤最強のプレミアムクーラーボックス「イグルー/IMX24」

出展:instagram@igloocoolers

【素材】 ポリウレタン
【大きさ】 410×410×620mm
【容量】 22L
【重さ】 7.3kg

クーラーボックスの全米シェアNO.1を誇る、イグルーの最強クラスの保冷力クーラーボックスです。高密度のウレタンフォームを採用していて”ロトモールド”(回転成型)によって作られた、耐久性と高い気密性を持ち合わせています。

実際に使用した人の話によると「凍らせた2Lのペットボトルが、5日立っても冷たいままだった」ということでした。

天板にはドリンクホルダーが4つも付いていて、栓抜きも装備されています。イグルーには交換用の部品が販売されているので、万が一壊れたとしても、安価で修理することができます。

⑥過酷な条件での使用を想定して作られた「ダイワ/プロバイザートランクZSS3500」

出展:Amazon

【素材】 6面極厚真空パネル+発泡ウレタン
【大きさ】 内寸(CM)24×55×25外寸(CM)32.5×71.5×35
【容量】 35L
【重さ】 7.6kg

クーラーボックスの全面(6面)を真空断熱パネル+発泡ウレタンで完全ガードしてある最高保冷モデルです。この断熱材が、ダイワが使用しているものの中で最も保冷性能が良いものです。

気温40℃(猛暑日)でクーラーボックス内に25%程度氷を入れた状態で、約127時間も氷が持ちます。

とても丈夫に作られているので、イスとして使っても安定感が抜群にあります。また。フタが丸ごと取り外せるので、丸洗いする際にも大変便利です。消臭機能付きなのも嬉しいポイントですね。

⑦オリジナルカスタムができる「オルカ/40クォート」

出展:instagram@orcacoolers.jp

【素材】 ポリウレタン
【大きさ】 外側:高さ約44cm x 幅約65cm x 奥行き約45cm 内部:高さ約28cm x 幅約47cm x 奥行き約29cm
【容量】 37.8L
【重さ】 13kg

ロトモールド(回転成形)構造により優れた耐久性 と高い密閉性を兼ね備えています。その保冷力は”最大で10日間”と言われていて、最強クラスの保冷力があります。

一般的なクーラーボックスのサイズは3種類程度なのですが、このオルカのクーラーボックスは6種類のサイズ展開があります。自身のキャンプスタイルによって、必要な大きさを細かく選ぶことができます。また、背面には小物の収納ができるバックポケットが付いています。

さらに、色んな形のポケットが販売されていて、好きにカスタムすることができます!大き目のポケットだったり、ナイフ・スプーン・フォークなどを収納できる細いポケットなどさまざまな種類があります。

10種類のカラー展開も魅力の1つです。

⑧コールマンを代表するモデル「スチールベルトクーラー」

出展:colemanオンラインショップ

【素材】 スチール、ステンレス、発泡ウレタン、ポリエチレン
【大きさ】 約60×42×41(h)cm
【容量】 約51L
【重さ】 約7.5kg

1954年の誕生以来、長きにわたって愛されているコールマンの代表モデル。

51Lと大容量で、2Lのペットボトルが縦に入る収納力です。

外側がステンレスの素材のため頑丈で、そのクラシックなビジュアルも人気の理由です。

厚さ3㎝の発砲ウレタンがトップとボディーに入っており、さらにステンレスとスチールがコーティングされているという2重構造により、高い保冷力があります。

その保冷力は、真夏の野外でも2日程度内部の温度を維持できるほどです。

キンキンに冷えたビールで乾杯を

今回は保冷力の高いクーラーボックスを7つ紹介しました。

その性能の高さはもちろん、見た目もかっこいいものばかりでした!夏のキャンプでキンキンに冷えたビールで乾杯するなら高性能なクーラーボックスは欠かせません!

キャンプの質はクーラーボックスにかかっている!といっても過言ではないと思います。

これからクーラーボックスの購入を考えている人は是非参考にしてみてください。

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マーボ

福岡在住のアラフォーおじさん。主に格安(無料)キャンプ場をメインに家族3人でファミリーキャンプをしています。料理が得意な妻と、アニメONE PICEが大好きな4歳の息子と一緒に過ごすのが何よりも幸せな時間です。「必要な物はなるべく自分で作る」がモットーなので、最近は築100年以上の古民家を自分で改装中