テント

2023年6月2日 /

バイクパッキングにおすすめのツーリングテント5選!選び方も紹介!

ZEEN

自転車にキャンプ装備を積載しツーリングを楽しむ「バイクパッキング」が今あらたなキャンプスタイルとして大注目!

そんなバイクパッキングは、オートキャンプと違って積載装備に制限があるため、軽量コンパクトなテント選びが必須です。

そこで今回は、バイクパッキングに最適なツーリングテントの選び方やおすすめテントをご紹介!

自由な自転車旅を続けながら冒険キャンプを楽しみたいという方やバイクパッキングに挑戦してみたいという方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

バイクパッキングとは?

出典:O-DAN

バイクパッキングとは、自転車に必要装備を積載しキャンプを楽しむツーリングスタイルのこと。

これまでの自転車ツーリングは、日本一周旅や冒険家などに見られるようツーリング車にキャリアを取り付け荷物を積載するのが一般的です。

多くの荷物を積載できる反面ダボ穴が無ければキャリアが取り付けられなかったりバランスを崩しやすく走行性能が低下したり・・・。

しかし近年、グラベル(砂利道)ロードといわれるオフロード専用ロードバイクの登場や、ハンドルバーやフレーム・サドルシートポストに直接取り付けることができるバッグの開発など、自転車を改造することなく手軽に荷物を積載しキャンプツーリングが楽しめるとして人気です。

出典:O-DAN

そんなバイクパッキングを快適に楽しむためには、装備の軽量コンパクト化が必須条件!

数多くあるキャンプ装備のなか、特に重量があり嵩張りやすいテント選びがバイクパッキングの快適性を左右する重要なポイントとなります。

そこで次から、バイクパッキングに最適な「ツーリングテントの選び方」をチェックしていきましょう。

バイクパッキングを快適にするツーリングテントの選び方

出典:O-DAN

バイクパッキングに最適なツーリングテントを選ぶときは、以下の5つのポイントに注目しましょう。

  1. 収納サイズと重量
  2. 設営・撤収のしやすさ
  3. 収容人数や前室の有無
  4. テントの構造
  5. 耐水圧や通気性

それぞれ詳しく解説していきます。

ポイント①「収納サイズ」と「重量」をチェックしよう!

出典:ニーモ公式サイト

バイクパッキングに最適なツーリングテントを選ぶときに最も重要なポイントとなるのが「収納サイズ」と「重量」。

軽量コンパクトなテントを選ぶことで自転車に積載しやすく、安定した走行を楽しむことができます。

そのため収納サイズや重量は、以下を目安にするとよいでしょう。

・収納サイズ・・・長さ50cm以下

・テント重量・・・約2〜3kg

出典:ドッペルギャンガー公式サイト

キャンプスタイルの多様化により、コールマンやモンベルなどアウトドアブランドから数多くのツーリングテントが発売されていますが、その多くはバイクツーリングを想定している場合が多いので、自転車に積載する場合は、より軽くよりコンパクトに収納できるテントが最適です。

なかには1kgを切る超軽量コンパクトモデルもありますが、その分居住空間の快適性を損ないやすく価格も高くなるなどするため、上記を目安にすることで機能面での快適性が保たれ選択肢も増えるなど選びやすくなるでしょう。

出典:O-DAN

また、自転車に荷物を積載する場合は、道路交通法により各自治体で規定サイズが定められており、制限を超えると法令違反となるため注意が必要となります。

積載物そのものの長さ等に基準があるので確認しましょう。
・長さ:積載装置の長さに0.3メートルを加えた数値以下であること。
・幅:積載装置の幅に0.3メートルを加えた数値以下であること。
・高さ:2メートルから積載装置までの高さを引いた数値以下であること。
引用:兵庫県警察 自転車に係る主な交通ルール等

たとえば兵庫県では、自転車に荷物を積載する場合、「積載装置の長さから30cm以内、左右に15cm以内、高さは2メートル以下」と定められています。

また、重量に関しても以下のように制限があります。

積載装置を備える自転車の積載物の重量は30kg以下です。
引用:兵庫県警察 自転車に係る主な交通ルール等

そのためツーリングテントを選ぶ際は、上記の規定サイズを念頭に、所有する自転車に適したテント選びも重要なポイントとなります。

ポイント②設営・撤収のしやすさ

出典:ニーモ公式サイト

バイクパッキングに最適なツーリングテントを選ぶときは、設営や撤収のしやすさもチェックするようにしましょう。

簡単に設営できれば旅で疲れていても負担なくカラダを休めることができ、素早く撤収できれば天候悪化やスケジュール調整に影響することなく行動することができます。

ポイント③収容人数や前室の有無

出典:ニーモ公式サイト

バイクパッキングは単独行動が基本となるのでソロテントを選びがちですが、快適に過ごすためには「収容人数プラス1人」を選ぶのがおすすめです。

表記されているテントの収容人数は就寝サイズを示しており、荷物を置くスペースまで設けていないので、収容人数に余裕を持つことで大事な装備もテント内に収容することができます。

出典:ドッペルギャンガー公式サイト

また、テントに前室スペースがあれば汚れた靴や荷物を置くことができ、調理スペースとしても活用することができるので快適度が向上するでしょう。

収容人数に余裕を持つと快適度がアップ!

テントの収容人数に「プラス1人」余裕を持つことで大事な装備をテント内に収容することが可能。しかしその分収納サイズや重量が増すため、軽量コンパクトを重視するなら1人用、また快適性を重視するなら2人用を選ぶとよいでしょう。

ポイント④テントの構造をチェックしよう!

出典:Amazon/Amazon

ツーリングテントの構造には、「ダブルウォール」と「シングルウォール」があり、設営のしやすさや耐久性・重量などに違いがあります。

構造 メリット & デメリット
ダブルウォール ◯ 二重壁構造のため耐久性が高い
◯ 雨風や外気温の影響を受けにくい
△ 設営・撤収にやや時間が掛かる
△ シングルウォールに比べると重くかさばりやすい
シングルウォール ◯ 一枚壁のため軽くコンパクトに収納可能
◯ フライシートがないため設営・撤収が早い
△ 一枚壁のため雨風や外気温の影響を受けやすい
△ 結露しやすい

ダブルウォールとは、インナーテントをフライシートで覆う二重壁構造であり、シングルウォールはフライシートのない一枚壁構造を指し、上記のようなメリット&デメリットがあります。

そのため、耐久性やテント内での快適性を重視するなら「ダブルウォール」、また軽量コンパクト性を重視するなら「シングルウォール」を目安に選ぶとよいでしょう。

また、ワンポールテントのような非自立式よりドーム型のような「自立式」なら設営が簡単で、設置場所を変更したいときでもスムーズに移動することができ使い勝手に優れます。

ポイント⑤「耐水圧」や「通性性」に注目することで快適度がアップ!

出典:O-DAN

収納サイズや重量のほか、「耐水圧」や「通気性」に注目することでテント内での快適度がグッと向上します。

耐水圧とは、テント生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを数値化したものであり、数値が高いほど強い雨に耐えることが可能です。

  • 耐水圧 500mm・・・小降りな雨に対応
  • 耐水圧1,000mm・・・通常の雨に対応
  • 耐水圧1,500mm・・・強い雨に対応

テントの耐水圧を選ぶときは上記を目安に、「1,500mm以上の耐水圧」があれば雨の日でも安心です。

出典:ドッペルギャンガー公式サイト

また、テント内で快適に過ごすためには「通気性」も重要なチェックポイント。

出入り口を2か所設けていたり通気口となるベンチレーションが備わっていたりすると風通しがよく空気が流れるため通気性に優れ、結露の発生を軽減できるなど快適に過ごすことができます。

バイクパッキングにおすすめのツーリングテント5選

それではここから、バイクパッキングにおすすめのツーリングテントを厳選して5つご紹介していきます。

選ぶポイントを踏まえたうえで、用途に合った最適なツーリングテントを見つけてみてくださいね。

おすすめ①NEMO ドラゴンフライ オズモ バイクパック2P

出典:ニーモ公式サイト

斬新な発想と機能性に優れたアウトドア用品を展開するアメリカ発「NEMO(ニーモ)」のバイクパッキングに最適なツーリングテント。

ダブルウォール構造2人用テントでありながら重量わずか1.36kgと非常に軽く自転車に積載できるのが特徴です。

出典:ニーモ公式サイト

ポールの収納サイズを短く設計しているのでコンパクトに収納でき、固定用ストラップ付きの専用スタッフバッグに入れ自転車のハンドルバーやフレーム・ラックに取り付けることが可能。

メッシュインナーを採用しているので通気性が高く、前室スペースに大事な荷物を収納することができます。

サイズ 設営時:127×224×高さ104cm(2人用)
収納時:ー
重量 1.36kg
材質 フライ:オズモリップストップ(ナイロン、ポリエステル)
インナー:オズモリップストップ(ナイロン、ポリエステル)

おすすめ②ビッグアグネス フライクリークHV UL1 ソリューションダイ

出典:ビッグアグネス公式サイト

軽量性と居住性を兼ね備えたテントを展開しキャンプツーリングや登山者から評価の高い北米発アウトドアブランド「ビッグアグネス」のフライクリーク。

ビッグアグネスの代名詞ともいえるULテントのベストセラーモデルであり、総重量907gと1kgを切る軽さが最大の特徴です。

出典:Amazon

フルメッシュのインナーを設けた自立式ダブルウォール構造でありながら収納サイズ12×47cmとコンパクトに自転車に積載することが可能。

とにかく軽くコンパクトに積載できるツーリングテントをお探しの方におすすめです。

サイズ 設営時:97×218×高さ102cm(1人用)
収納時:12×47cm
重量 907g
材質 フライシート&フロア:ソリューションダイリップストップナイロン(耐水圧1,200mm)
本体:ソリューションダイ通気加工リップストップナイロン、ポリエステルメッシュ

フライクリークHV UL1の購入者レビュー

・ハンドルバーやトップチューブ、またはサドルバッグにフィットして装着できる!

おすすめ③ファイントラック カミナモノポール2

出典:ファイントラック公式サイト

過酷な環境に耐えうる機能性に優れた山岳アイテムを展開する神戸発アウトドアブランド「ファイントラック」の超軽量モノポールテント。

2人用でありながら重量わずか990gと非常に軽く、6×17×25cmに収納して持ち運べるなど最高レベルの軽量コンパクト性を実現しています。

出典:ファイントラック公式サイト

最低2本のペグダウンで設営する非自立式シングルウォール構造となりますが、PU防水透湿コーティングが施された高品質リップストップナイロン生地を採用しているので機能性にも優れているのが特徴。

入り口に大型メッシュ窓を設けているので通気性にも優れます。

サイズ 設営時:120×210×高さ103cm(2人用)
収納時:6×17×25cm、ポール39cm
重量 990g
材質 本体:30D66ナイロンリップストップ(PU防水透湿コーティング、耐水圧1,000mm・透湿6,000g/㎡)
ポール:ジュラルミン

カミナモノポール2の購入者レビュー

・トータルウェイトを極力抑えるため1kg以下のテントを探していました!期待に答えてくれると確信!

おすすめ④ネイチャーハイク サイクリング1 ウルトラライトテント 20D

出典:ネイチャーハイク公式サイト

コスパに優れたアウトドア用品を展開する中国発「ネイチャーハイク」の軽量ツーリングテント。

ダブルウォール構造ながら15×40cmとコンパクトに収納し、重量1.75kgと非常に軽く自転車に積載することができます。

出典:Amazon

フライシートは耐水圧4,000mmという圧倒的な防水性があるので本格的な雨が降っても安心。

一体型ポール構造を採用しているので迷うこと無くスムーズに設営することができます。

サイズ 設営時:205×(95×60)×110cm(1人用)
収納時:15×40cm
重量 1.75kg
材質 フライ:20Dシリコンナイロン(耐水圧4,000mm)
フロア:210Tポリエステル(耐水圧3,000mm)
ポール:7001高強度アルミニウム

サイクリング1ウルトラライトテント20Dの購入者レビュー

・軽い!組み立てやすい!手入れが簡単!
・ソロなら十分!寝るだけの人に向いていると思います。
・コンパクトで邪魔にならずとても良い!

おすすめ⑤ドッペルギャンガー バイクツーリングテント1

出典:ドッペルギャンガー公式サイト

アウトドアブランド「DOD」で有名な株式会社ビーズが運営するオートバイ用品ブランド「ドッペルギャンガー」のキャンツー専用テント。

荷物を余裕で収納できる広い前室スペースを確保しながらシートバッグに収まるほど優れた積載性を誇り、バイクツーリングはもちろん自転車ツーリングにもおすすめです。

出典:ドッペルギャンガー公式サイト

広いメイン前室に加え後部にも前室を設けているのでどちらからでも出入りでき、風が通り抜けるので快適な通気性を確保できるのもポイント。

携帯性と機能性を兼ね備えていながら1万円を切る価格が魅力的です。

サイズ 設営時:210×300×高さ105cm(1人用)
収納時:16×45×高さ16cm
重量 2.8kg(付属品含む)
材質 フライ:ナイロン(耐水圧2,000mm)
グランドシート:ナイロン(耐水圧5,000mm)
インナー:ポリエステル

バイクツーリング1の購入者レビュー

・バイク専用ということだけあり納得することが多くよく考えられている。
・前室が前後に2つあるので、寝ると予想以上に広さを感じる
・夕立にあいましたが、しっかり防水してありフロアへも入ってこなかった!

まとめ

今回は、バイクパッキングにおすすめのツーリングテントをご紹介してみました。

自転車にキャンプ装備を積載し自転車旅を楽しむツーリングスタイルには、軽量コンパクトなテント選びが安全&快適性を左右する最重要ポイント。

今回紹介した選ぶポイントやおすすめモデルを参考に、愛車にキャンプ装備を積載し快適なアウトドアライフを楽しんでみてくださいね!

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ZEEN

元アウトドアショップスタッフのZEENです。人類が月面着陸した時代に大阪の橋の麓で生まれました。山の魅力にどっぷりハマって早15年。山頂キャンプをこよなく愛し、浅く・広く・ゆる〜く♬アウトドア活動に励んでいます。接客経験や実体験を元に、役立つアウトドア情報を発信していきます!