バトニング棒でサクサク薪割り!自作方法やおすすめをご紹介!

ZEEN

バトニングするときのハンマー代わりとして大活躍する「バトニング棒」

薪で代用するより手に優しく力をスムーズに伝えることができるので、ストレスなくサクサク小割りにすることが可能です。

そこで今回は、バトニング棒の自作方法や「自作はちょっと苦手・・・」という方の為におすすめ商品をご紹介!

世界にひとつだけのバトニング棒でブッシュクラフト感あふれる焚き火キャンプを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてくださね!

バトニング棒とは?

出典:Amazon

バトニング棒とは、薪を小割りにバトニングする際、ハンマー代わりに使う棒のこと。

広い打面と手にしっかりフィットして握りやすいよう持ち手が加工されているので、すっぽ抜けたり打ち損じたりすることなく力をスムーズに伝えることができ、ストレスなく快適にバトニングできるのが魅力です。

そんなバトニング棒は、薪や倒木を加工して手軽に自作することが可能!

斧や鉈・バトニングナイフなどがあれば比較的簡単に自作することができるので、ブッシュクラフトを楽しみながら世界にひとつだけの”My バトニング棒” を作ってみてはいかがですか!

バトニングに必要不可欠な薪割り台については、こちらの記事をご参考に!

コンパクトな薪割り台おすすめ5選!安全&快適にバトニングしよう!

バトニング棒の自作方法

出典:amenoma公式サイト

ここからは、バトニング棒に最適な素材や必要な道具、自作するときの手順を詳しくご紹介していきます。

ステップ①使う素材は硬くて丈夫な「広葉樹」を用意しよう!

出典:Amazon

バトニング棒の素材には、硬く丈夫な「広葉樹」がおすすめです。

木材には、おもに「針葉樹」「広葉樹」の2種類があり、軽く柔らかい針葉樹に対し、ハードウッドと呼ばれ硬く丈夫な広葉樹は強い衝撃が加わるバトニング棒に最適な素材といえます。

以下に、木材別の木の比重(硬さや強度)の違いをまとめてみました。

種類 木の比重(硬さや強度)
針葉樹 杉(スギ)
松(マツ)
檜(ヒノキ)
0.38
0.52
0.44
広葉樹 樫(カシ)
椚(クヌギ)
欅(ケヤキ)
楢(ナラ)
桜(サクラ)
0.83
0.82
0.69
0.67
0.65

木の比重(気乾比重)とは、硬さや強度を数値化した指標であり、数値が高いほど硬く重くなります。

上記は薪の代表的な素材となりますが、おもに樫(カシ)や椚(クヌギ)・欅(ケヤキ)などがバトニング棒に最適といえます。

樫(カシ)や欅(ケヤキ)の薪ならホームセンターやAmazonなどの通販サイトから、また木材の専門店なら加工しやすくバトニング棒にちょうど良い太さの丸太が販売されているなど手軽に入手することが可能です。

ステップ②必要な道具を揃えよう!

出典:O-DAN

バトニング棒を自作するときは、以下のような道具があると便利です。

  • 斧(オノ)か鉈(ナタ)
  • バトニングナイフ
  • のこぎり(適正な長さにカットするとき)
  • グローブ(怪我の防止)
  • 紙やすり(表面を綺麗に仕上げる場合)

バトニングナイフがあれば加工できますが、斧や鉈があると全体を大まかに削るときや持ち手を成型するときに効率よく作業を進めることができるでしょう。

また自作するときは刃物を扱うため、刃先で怪我をしないよう必ずグローブを着用し怪我対策を万全に作業するのが重要です。

薪割りにおすすめの斧(オノ)はこちらの記事をご参考に!

広葉樹も割れる?【ハスクバーナ】手斧38cmで薪割りをしてみた感想

ステップ③実際に薪や丸太を加工してバトニング棒を自作しよう!

出典:O-DAN

バトニング棒に最適な素材や必要な道具が揃ったら、実際に薪や丸太を加工して自分だけのバトニング棒を自作していきましょう。

  1. まずはノコギリを使って30〜40cmの長さを目安にカット
  2. 斧やナタを使って表皮を削り、全体を棒状に成形
  3. 握りやすくなるよう持ち手を加工
  4. 紙やすりで表面を整え仕上げ作業
  5. 好みで滑り止め用にパラコードを巻いて完成

バトニング棒を自作するときのポイントは、「適正な長さ」と「握りやすい持ち手」の加工。

長すぎると振り下ろしたときの打点がズレやすく、短すぎると力が入らないので30〜40cmの長さを目安にするのがおすすめです。

また、持ち手は細すぎると折れやすくなるので、斧やナタの持ち手の太さをイメージして加工するとよいでしょう。

節がある場合は、打点ポイントに!

固くてなかなか割れない「節」がある場合、その硬さを利用して節が打点位置になるよう加工すると強度が高まりオススメ!

おすすめのバトニング棒3選

これまでバトニング棒の自作方法を解説してきましたが、ここからは通販サイトで購入できるおすすめのバトニング棒をご紹介していきます。

「自作するのはちょっと苦手・・・」「でも専用のバトニング棒が欲しい・・・」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

おすすめ①山桜バトニング棒セット

出典:Amazon

コンパクトな薪割り台や火起こしに便利なファットウッドが一緒になったバトニング棒セット。

硬く強度に優れた樫&山桜の素材を使用し、亜麻仁油(アマニ油)でオイルフィニッシュ加工が施されています。

出典:Amazon

コンパクトサイズで持ち運びしやすく、ソロで焚き火用の薪をバトニングするときにおすすめです。

サイズ 薪割り台:(約)直径11.5×高さ6cm
バトニング棒:(約)太さ4.5×長さ23cm
重量
材質 樫、山桜

おすすめ②MIZTKICFN バトニング棒

出典:Amazon

天然素材を研磨して作られたコンパクトなバトニング棒。

持ち手がしっかり握れる滑り止めデザインとなっているので薪割り作業に最適です。

出典:Amazon

長さ22.5cmのコンパクトサイズでバトニングやペグ打ち・クルミを割るなどキャンプの必需品として大活躍。

スティックタイプのほか、正方形や炭化黒などがラインナップしており、好みの形状を選ぶことができます。

サイズ 直径4.8×長さ22.5cm
重量 190〜210g
材質

MIZTKICFN バトニング棒の購入者レビュー

・思っていたより硬かったが問題なく使えそう。
・もう少し重ければという気もしますが、コンパクトだから持ち運びが便利。

おすすめ③アメノマ(amenoma) バトニング棒300

出典:amenoma公式サイト

硬く丈夫な天然堅木を素材に一本ずつハンドメイドで作られた握り心地最高のバトニング棒。

重い物を引っ掛けて持ち運ぶ「手鉤(てかぎ)」の柄をモチーフに、握りやすくすっぽ抜けないグリップ形状で安全に作業することができます。

出典:amenoma公式サイト

叩く打面が正方形になっているので力をスムーズに伝えることができ、破損具合で4面使い分けることが可能。

バトニング以外料理の肉叩きや肩たたきなどさまざまな用途に使用できます。

amenomaオンラインショップはこちらから

サイズ 全長300×幅35×厚み35mm
重量 約250g
材質 天然硬木 樫(かし)・反射パラロープ

まとめ

今回は、バトニングするときのハンマー代わりに大活躍する「バトニング棒」をご紹介してみました。

持ち手があることでしっかり握ることができロスすることなく力を伝えることができるバトニング棒があれば、手に優しくスムーズに薪を小割りにすることが可能です。

今回紹介した自作方法を参考に、世界にひとつだけのバトニング棒を相棒に快適な焚き火キャンプを楽しんでみてくださいね!

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ZEEN

元アウトドアショップスタッフのZEENです。人類が月面着陸した時代に大阪の橋の麓で生まれました。山の魅力にどっぷりハマって早15年。山頂キャンプをこよなく愛し、浅く・広く・ゆる〜く♬アウトドア活動に励んでいます。接客経験や実体験を元に、役立つアウトドア情報を発信していきます!