みなさんは、テントの設営時にグランドシートは使っていますか?
グランドシートにはテントを守り、テント内を快適に保つ役割があります。
今回は、ソロテント向けのおすすめグランドシートを5つ紹介します。
ひとことにグランドシートと言っても、使われている素材には様々な種類があり、それぞれの素材に特徴があります。
素材感や耐水性、携行性などを考慮し、理想のグランドシートを見つけましょう。
当記事のコンテンツ
グランドシートの必要性
出典:unsplash
グランドシートとは、主にインナーテントと地面の間に敷くシートの事です。
地面の上に直接テントを敷くと、テントが傷ついたり汚れてしまうので、それらを防ぐ役割があります。
また、グランドシートを敷くことで地面からの浸水を予防できるので、急な雨などの際に安心してキャンプを楽しむためにも必要です。
冬の冷気対策や結露対策にも効果を発揮します。
設営時には乾いていた地面も、撤収時には予想以上に湿ってドロドロ…というのはキャンプあるあるのひとつですね。
グランドシートを活用することで、撤収もスムーズに行うことができます。
グランドシートの選び方
素材で選ぶ
出典:unsplash
グランドシートの素材は大きく分けて2種類。
「合成樹脂」でできたものと「化学繊維」でできたものがあります。
見た目では大きな違いはありませんが、機能や耐水性に差があるのでチェックが必要です。
素材 | 特徴 | |
合成樹脂 | ポリエチレン(PE)
塩化ビニル(PVC) など |
・防水性が高く雨に強い
・低価格商品が多い ・厚手でコンパクトにならない ・生地のしなやかさは少ない |
化学繊維 | ナイロン
ポリエステル など |
・軽くて携帯しやすい
・コンパクトに畳める ・耐久性に優れている ・吸水性が高いので浸水の心配がある |
防水性で選ぶ
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キャンプ中は雨が降っていなくても、テントの下はかなり湿ってくるものです。
テントの耐水圧だけでなく、グランドシートの耐水圧も確認するといいでしょう。
通常時であれば耐水圧1,500㎜以上、雨の時や水はけの悪いキャンプ場などの使用で心配な時は、2,000㎜以上のものがおすすめです。
耐水圧の記載がない商品も、素材に合った防水加工が施されている商品が多いです。
サイズで選ぶ
グランドシートのサイズは、インナーテントのフロアサイズより少し小さめを選ぶのがポイントです。
フロアサイズより大きいサイズを選ぶと、雨が降った時にはみ出したグランドシートに水がたまり、テントが浸水してしまいます。
反対に小さすぎるサイズだと、テントを保護する役割を果たさなくなってしまいます。
同じメーカーのグランドシートで揃えると、サイズもぴったりになるので理想ですが、他のメーカーでもサイズ選びを間違えなければ問題ありません。
グランドシートのサイズは、フロアサイズより10~20cm小さめが目安といわれていますので、参考にしてみてください。
おすすめのグランドシート5選
DOD GROUND SHEET(2person)
出典:DOD公式
厚手でしなやかなポリエステル生地を採用したDODのグランドシートです。
耐水圧は5,000㎜で、雨天時の使用でも安心です。
落ち着いたカラーで、どんなテントにも合わせやすいのがうれしいポイントです。
各頂点に取り付けられたショックコードをペグにひっかけるだけなので、設置も簡単です。
商品名 | グランドシート(2人用) |
価格 | 1,900円(税込み) |
カラー | グレー |
サイズ | (約)W190×D120cm |
収納サイズ | (約)W41×D15cm×H6cm |
材質 | 210Dポリエステル(PUコーティング) |
最低耐水圧 | 5,000mm |
付属品 | 収納袋 |
DOD GROUND SHEET(2person)の口コミ・レビュー
ブルーシートの手触りと違ってサラサラしているので、汚れも落ちやすく畳んでもコンパクトにしやすい。
とても使いやすいです。厚みも問題ありません。
CAPTAIN STAG テントグランドシート
出典:キャプテンスタッグ公式
キャプテンスタッグから販売されているグランドシートはサイズ展開が豊富で、テントに合ったサイズを見つけやすいのが特徴です。
耐水圧の記載はありませんが、ポリエチレン製なので防水性にも優れています。
素材の特性上、少し硬さがありコンパクトに畳むのは難しいですが、しっかりした質感で、ピクニックなどのレジャーシートとしても活躍します。
ロゴが小さく、シンプルなのもポイントです。
商品名 | テントグランドシート210×130用 |
価格 | 4,400円(税込み) |
サイズ | 約1,980×1,190mm |
収納サイズ | 約350×150×50mm |
素材 | ポリエチレン |
付属品 | 収納袋 |
CAPTAIN STAG テントグランドシートの口コミ・レビュー
他メーカーのワンウォールテントにサイズぴったりで感動。
ブルーシートのような質感であるが、かえってそれが安心感。
もっと高価で軽い商品もあるが、しっかりとした質感はこれがいい。
Oregonian Camper 防水グランドシートL
オレゴニアンキャンパーから販売されているのは、裏面に防水加工が施されたグランドシートです。
S/M/Lの3サイズ展開で、カラーの種類も豊富なので好みの柄やカラーを選ぶことができます。
角にはハトメが施され、ペグダウンすることも可能です。
商品名 | 防水グランドシート |
価格 | 4,950円(税込み) |
サイズ | 200×140cm |
素材 | 100%POLYESTER(ポリエステル)、裏面:PVCコーティング(防水) |
Oregonian Camper 防水グランドシートLの口コミ・レビュー
表面の色合いが気に入っています。
起毛タイプのシートは、草が付きやすくなかなか取れないのが困りますが、このシートは草が絡まないのがうれしいです!
しっかりとした生地で長く愛用できそう。
coleman マルチグランドシート/210W
出典:coleman公式
colemanのツーリングドームST・LX対応として販売されているグランドシートですが、横幅210cmのテントにも対応しています。
頂点ループが6か所についており、テントサイズに応じて、シートサイズを調整できます。
LXの場合は全面使用、STの場合は折りたたんで使用することを想定されて作られています。
耐水圧が2,000mmあり、悪天候の際のキャンプでも安心のスペックです。
商品名 | マルチグランドシート/210W |
価格 | 4,400円(税込み) |
サイズ | 約190 x 160cm |
重量 | 約320g |
素材 | 75Dポリエステルタフタ |
耐水圧 | 2,000mm |
coleman マルチグランドシート/210Wの口コミ・レビュー
今までブルーシートを敷いて使っていましたが、新しく購入。
ブルーシートより割高だとは思いましたが、雨水の侵入も防げてコンパクトに収納できるので大満足です。
TATONCA FLOORSHEET (タイベックシート) I
出典:TATONCA公式
とにかく荷物を軽量化したい、コンパクトにしたいという人におすすめなのが、TATONCAのFLOORSHEET(タイベックシート)です。
タイベックとは、アメリカのデュポン社が開発した特殊なポリエチレン不織布です。
紙のような素材ながら、水に強く、軽くて丈夫という特徴があります。
水を完全に遮断しつつ、空気は通すというグランドシートに適した素材です。
商品名 | FLOORSHEET (タイベックシート) I |
価格 | 2,970円(税込み) |
サイズ | 120 x 220 cm |
重量 | 115 g |
素材 | PE Tyvek |
TATONCA FLOORSHEET (タイベックシート) Iの口コミ・レビュー
驚くほど薄く、紙のように見えますが、よく見ると細かく繊維が織り込まれています。
強度を考えられた作りになっていて、防水加工もしっかりしています。
かさばらずにコンパクトに持ち歩けるしっかりしたシートです。
テントに合ったグランドシートを選ぼう
グランドシートは、大事なテントを守るため、また地面からの水分や冷えを防ぐためにも用意することをおすすめします。
フロアサイズよりひと回り小さめのサイズを選ぶのがポイントです。
防水性に優れ、丈夫に作られている物が多いので、日常の中でもレジャーシートとして使用したり、ちょっとした荷物置きなどにも活躍します。
グランドシートを活用して快適なキャンプを楽しみましょう。