キャンプの睡眠スタイルにはいろいろなパターンがあります。
快適なキャンプのためには、睡眠はとても重要なポイント。
自分にあった寝具やスタイルを選ぶことで、より楽しいキャンプになります。
今回はコットに注目し、様々な種類の商品を紹介していきます。
当記事のコンテンツ
コット使用のメリット
コットとは、キャンプで使用する簡易ベッドの事です。
地面に直接マットなどを敷いて寝るのに比べ、地面との間に空間を作ることで、底冷えを防ぎ暖かく快適に眠ることができます。
また、砂利や悪天候などでフィールドの状態が悪い時でも、地面の状態に影響されることがないのもコットの大きなメリットです。
夏場も地熱の影響を防ぎ、風の通り道ができるので涼しく、1年中活躍します。
コットの種類
コットには大きく分けて、ハイコットとローコットの2種類があります。
最近ではハイコットにもローコットにもなる2WAY式の商品も多数販売されています。
1台でシーンに応じて使い分けられるのが魅力です。
ハイコットの特徴
出典:UNIFLAME
高さが40cm前後あるコットは、ハイコットと呼ばれています。
ハイコットは、地面から離れているため地面の影響を受けにくく、またベンチや荷物置きなどとしても活躍します。
地面との距離が遠くなるので、冷気を感じにくいと言われていますが、コット下の空間部分に冷気がたまるため、コット単体では寒く感じることがあります。
コットの下の空間を着替えや荷物で埋めたり、マットやブランケットを併用するなどの工夫が必要です。
ローコットの特徴
出典:楽天
ハイコットより低く、高さが20cm前後のコットはローコットと呼ばれています。
ローコットは、脚部分が短いのでハイコットに比べて安定性があるのが特徴です。
軽量でコンパクトに収納できるので、荷物を軽量化したい方にもおすすめ。
高さが低いので、どんなテントでも圧迫感を感じることなく対応できます。
万が一落ちても、危険が少ないので、お子さんを寝かせる際などにも向いています。
コットの選び方
設置方法で選ぶ
出典:UNIFLAME
コットの設置方法は、主に折りたたみ式と組み立て式に分かれます。
折りたたみ式は、そのまま広げるだけという簡単な設置方法で気軽に使用できます。
収納サイズが大きくなるのが難点ですが、積載に問題がなければ丈夫で安定感のある商品が多いです。
組み立て式は、フレーム部分を組み立ててシートを通すなどの工程が必要になるので、設置に多少時間がかかりますが、比較的軽量でコンパクトに収納できるのがメリットです。
サイズで選ぶ
出典:FUTURE FOX
コットによって、布地部分のサイズに違いがあります。
体の大きな方や、ゆったりと寝返りを打てるサイズがいい方は、ワイドサイズのコットがおすすめです。
大きいコットを選ぶと、それだけテント内のスペースが必要となるので、テントのサイズや、高さを考慮して選ぶといいでしょう。
また収納サイズや重量も忘れずにチェックするようにしましょう。
シートの張り具合で選ぶ
出典:ogawa
肝心な寝心地は、シートの張り具合によって決まってきます。
シートの張りが強いと、体が沈みにくく寝返りが打ちやすい特徴があります。
反対にシートの張りが弱いと、沈み込み体にフィットします。
それぞれの好みはあると思いますので、購入前に確認できるといいですね。
耐荷重で選ぶ
出典:DOD
コットによって耐荷重も変わってきます。
使用されている素材や、構造によって軽量でも耐荷重が大きいものもあります。
荷物を置いたり、複数人でベンチとして使用するなどのケースを考えると、自分の体重よりも余裕のある耐荷重の商品を選ぶのがおすすめです。
おすすめのコット
UNIFLAME リラックスコット ブラウン×ブラック
出典:UNIFLAME
ユニフレームのリラックスコットは、生地を斜めにカットする「バイアスカット」を採用。
シート綿全体が均一に伸びるので、包み込まれるような寝心地が特徴です。
耐荷重は、脚部の間ごとに80kgでベンチとしても安心して使用できます。
広げるだけのワンステップで簡単設営。
収納サイズは大きめで重さもありますが、抜群の安定感で安心して使用できます。
出典:鎌倉天幕
ユニフレームのリラックスコットは、おしゃれでインテリアにも馴染むデザインの、鎌倉天幕とのコラボレーションタイプも販売されています。
サイズ | 使用時:約193×69×45(高さ)cm 収納時:約77×32×18cm |
材質 | フレーム:フルハードスチールパイプ(約Φ19mm・16mm) シート:ポリエステルオックスフォード600D・PVCラミネート加工 樹脂部分:ハイデンスポリプロピレン |
重量 | 約7.5kg |
付属品 | 収納ケース |
分散耐荷重 | 約80kg(1スパンあたり) |
UNIFLAME リラックスコット ブラウン×ブラックの口コミ・レビュー
複数人でベンチとして使用しても、グラつくことなく安定しています。
とにかく設営、撤収が簡単なのがお気に入り。
自宅での来客用や仮眠用にも役立っています。
ヘリノックス タクティカル コット コンバーチブル
出典:ヘリノックス
キャンパー憧れの王道コットと言えば、ヘリノックスのタクティカル コット コンバーチブル です。
出典:ヘリノックス
独自の最新技術で、組み立て分解が簡単にできて軽量、コンパクトに持ち運べる理想的なコットとなっています。
布地は強めの張りで、しっかりとした寝心地が特徴です。
出典:ヘリノックス
さらに、別売りのコットレッグを使用することでハイコットとしても使用可能です。
サイズ | 190×68×16ccm(幅・奥行き・高さ) |
収納サイズ | 54×16.5cm(幅・高さ) |
重量 | 使用時:2365g 収納時:2540g |
耐荷重 | 145kg |
素材 | フレーム素材:金属(アルミニウム合金)、樹脂、ヒンジ 先端部素材:ナイロン 張り材素材:ポリエステル 収納袋素材:綿、ポリエステル |
ヘリノックス タクティカル コット コンバーチブル の口コミ・レビュー
高価なコットなので購入を迷いましたが、使用して納得の品質です。
きしむ音もせず、寝心地も最高!組み立ても簡単で文句なしのコットです。
FUTURE FOX ワイドコット
出典:FUTURE FOX
大柄の方や、ゆったりと眠りたい方におすすめなのが、FUTURE FOXのワイドコットです。
通常70cm前後のコットが多いですが、ワイドコットはなんと幅90cm、長さ190cmとコットの中で最も大きいサイズとなっています。
出典:FUTURE FOX
付属のレッグポールで、ハイコットにもローコットにもなる2WAY仕様もうれしいポイントです。
サイズ | 収納時:20×20×75cm 設置時:90×190cm |
重量 | 約3kg |
耐荷重 | 150kg |
素材 | フレーム:アルミ合金(A7075) 座面生地:600Dポリエステル |
カラー | オリーブ/カーキ/ブラック(ノルディック) |
FUTURE FOX ワイドコット
夜は寝返りを頻繁にするタイプなので、広いコットを購入しました。
ゆったりサイズで、自宅のベットで寝ているようでとても満足しています。
最初は、組み立てに少し戸惑いましたがコツをつかめば簡単でした。
DOD ハンペンインザスカイ
出典:DOD
快適な寝心地を求め、エアマットを内蔵したコットがDODのハンペンインザスカイ。
取り外し可能なエアマットをつけることで、より快適な睡眠を実現します。
出典:DOD
脚を折りたたむことでローコットとしても使用できるので、テント内で使用する際はローコットにして空間を確保するなど、スタイルに合わせて自在に扱えるのが魅力です。
サイズ | (約)W78×D190×H39cm |
収納サイズ | (約)W44×D25×H22cm |
重量 | (約)5.9kg |
素材 | フレーム:アルミ合金 エアマット:TPU カバー:600Dナイロン(PUコーティング) |
静止耐荷重 | 180kg |
付属品 | キャリーバッグ |
ハンペンインザスカイの口コミ・レビュー
コットというより、もはやベッド。
収納サイズや重量が嵩みますが、付属のバッグがしっかりしているので持ち運びにも困りません。
コットを活用して快適なキャンプをしよう
私自身もコット愛用者のひとりです。
コットを使用することで、グランドシートもインナーテントも使わずにキャンプすることができるので、悪天候時や手間を省きたい時にはぴったりのギアです。
ファミリーキャンプでも、子ども用の椅子を人数分用意するより、コットひとつでまとまるので重宝しています。
椅子より安定しているので小さい子どもでも安心ですよ。
冬場はマットを併用して暖かく、夏は地熱の影響を受けにくいので涼しく快適に眠ることができるのでおすすめです。