冬のキャンプはどうしても荷物が多くなってしまうもの。
今回は、冬キャンプを少しでも身軽に快適に楽しむための、UL(ウルトラライト)なキャンプの装備を紹介します。
荷物の軽量化を実現するためには、自分に合ったサイズを選ぶこともポイントです。
小柄な方はスモールサイズなどのマットやシュラフを選ぶことで、軽量化できる上に無駄な余白が生まれず、さらに暖かく眠ることができます。
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冬装備の必需品
冬季対応テント
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冬季対応のテントの選び方は、スカートの有無がポイント。
下からの冷たい隙間風を防ぐために、スカートのついているテントが理想です。
おすすめの素材はコットン混紡の素材のテントで、テント内を暖かく保つ効果があります。
結露もしにくく、近くで焚き火をしても安心の素材なので冬のキャンプにおすすめですが、重量があり、かさばるのでULを目指すキャンプには向いていません。
軽量でコンパクトという条件を優先する場合は、冬の結露にも対応できる耐水圧の高いテントを選ぶようにしましょう。
軽さを求める場合は、シングルウォールのテントが好ましいですが、快適さはダブルウォールのテントの方が勝ります。
それぞれのテントの特徴を踏まえ、理想のテントを見つけましょう。
冬季対応シュラフ
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冬のキャンプで快適な睡眠を得るために、シュラフのスペックを確認しましょう。
化繊よりダウンのシュラフの方が暖かくコンパクトになるので、UL装備の冬キャンプではおすすめです。
寒さの感じ方にも個人差があるので、表記の温度設定を過信せずに自分に合ったシュラフの用意が必要です。
冬季対応マット
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ハイスペックなシュラフを用意しても、マットが冬季対応していなければ、厳しい底冷えには耐えられません。
マットを重ねて寒さをしのぐ方法もありますが、目安としてR値が4.0以上のマットを選ぶと、ひとつで済むので荷物もコンパクトになります。
冬装備のおすすめ軽量ギア
NEMO (ニーモ) テンサー アルパイン レギュラー マミー
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ニーモのテンサーアルパインは、R値が4.8と冬のキャンプでも安心のスペックです。
475gで軽量コンパクト、持ち運びも楽々です。
サーマルミラーフィルムが3枚も中に入っているので、断熱力抜群。
厳冬期の登山利用を想定されたモデルで、冬のキャンプでも快適に眠ることができます。
サイズ | 展開時:183×51cm 収納時:20×φ8cm |
重量 | 475g |
R値 | 4.8 |
素材 | ポリエステル |
NEMO (ニーモ) テンサー アルパイン レギュラー マミーの口コミ・レビュー
小さくて軽く、保温性もあるので冬キャンプで活躍しています。
圧倒的な展開力と撤収力で気に入っています。
イスカ エア ドライト 670 ショート
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イスカのエアドライト 670は、日本の冬キャンプの定番モデルです。
強力な撥水性能を備えることで、結露や外部からの水濡れを防ぎ、保温力をキープします。
ショートサイズは身長170cm以下の人におすすめのモデル。
足元には多めの保温材が封入されており、朝まで暖かく眠ることができます。
重量は1010gと軽量、2段階収納で力に自信のない方も、簡単にコンパクトに携行できます。
サイズ | 展開時:80(肩幅)×195(全長)cm 収納時:φ20×34cm |
重量 | 1,010g |
生地 | ナイロン100% |
羽毛量 | 640g(90/10 750フィルパワ-) |
最低使用温度 | ₋15℃ |
イスカ エア ドライト 670 ショートの口コミ・レビュー
頭の部分がフードになっているので、冷気が入ってこない。
値段は高いですが、満足しています。買ってよかったです。
finetrack(ファイントラック) カミナドーム1
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カミナドームは、オールシーズン活用できるダブルウォール仕様のテントです。
群を抜くコンパクト性で、長方形にまとまるのがカミナドームの特徴。
バックパックへの収納性も抜群です。
1360gと軽量でありながら、山岳環境で求められる十分な強度があります。
居住空間も広く、まさにウルトラライトな冬キャンプに理想的なテントです。
サイズ | 間口205×奥行90×高さ100cm 収納サイズ:本体8×15×25cm ポール39cm |
重量 | 1,130g ※ガイライン・収納袋・ペグ8本を含む総重量は1,280g |
素材 | インナー:ナイロン100%、フライ:ナイロン100%(PUコーティング)、ポール:ジュラルミン |
finetrack(ファイントラック) カミナドーム1の口コミ・レビュー
全天候型のバランスのいいテントです。
荷物の軽量化を検討している人にはおすすめの商品です。
Naturehike(ネイチャーハイク) ダウンパンツ
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ネイチャーハイクのダウンパンツは、コストパフォーマンスの良さから、冬キャンプや雪山でテント泊をする登山者などに、幅広く人気の商品です。
ダウンパンツのいいところは、シュラフの外でも着用できるところ。
そのままシュラフに入り眠ることもできるので、暖かく快適な睡眠が得られます。
焚き火の火の粉には弱いので、注意しましょう。
サイズ | S (ウエスト68~94cm 長さ102cm) M (ウエスト71~97cm 長さ104cm) L (ウエスト74~100cm 長さ106cm) XL (ウエスト77~103cm 長さ108cm) XXL (ウエスト81~106cm 長さ110cm) |
保温指数 | 800フィルパワー |
重量 | 約250g |
表地素材 | 20D 400Tナイロン(撥水加工) |
Naturehike(ネイチャーハイク) ダウンパンツの口コミ・レビュー
軽くて暖かく、インナーとしてもアウターとしても使えます。
他のメーカーより安いですが、品質に問題はありませんでした。
Naturehike(ネイチャーハイク)シューズカバー ダウン
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テント内での足の冷えは体全体の冷えにつながります。
ダウンパンツと同様、足元にはダウンシューズがおすすめです。
ネイチャーハイクのダウンシューズは、高級なグースダウンを使用し保温性も抜群。
このままシュラフに入り眠ることもできるので快適です。
サイズ | S:適用サイズ (JP)23-25 M:適用サイズ (JP)25-27 L:適用サイズ (JP)27-29 |
ダウン量 | 36g/40g/44g(S/M/L) |
重量 | 約80~90g(収納袋含み) |
Naturehike(ネイチャーハイク)シューズカバー ダウンの口コミ・レビュー
同じネイチャーハイクのダウンパンツと併用していますが、このセットで下半身が寒く感じることはあまりありません。
収納時のサイズを考えると、十分なスペックだと思います。
冬キャンプのギアは厳選してそろえよう
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冬の装備は防寒対策が大事なので、どうしても嵩張りがちになります。
寒さに対応するスペックを持ち、軽量コンパクトとなると、スペックに比例して価格も上がるのが頭を悩ませるところ。
それでも、思い切って厳選したハイスペックのウルトラライトギアをそろえることで、スペック不足で買い足すということもなくなります。
お気に入りのギアを見つけて少しずつ揃えてみるのもいいですね。