キャンプの成功のカギは睡眠にあると言っても過言ではありません。
気持ちよく眠って朝を迎えられたかどうかが、キャンプの満足感にもつながります。
睡眠時のよくある失敗が「寒くて眠れなかった」というもの。
日中との気温差が大きい秋は、寒さ対策も油断しがちです。
今回は寒い季節でも快適に眠るための対策や、寝袋にプラスすることで保温力を高めるアイテムを紹介していきます。
寝袋とシュラフの違い

寝袋は袋状の寝具のこと。
主にキャンプや登山などのテント泊で快適な睡眠をとるために使用されています。
寝袋とシュラフ、スリーピングバッグは全て同じものを指します。
シュラフの語源はドイツ語の「Schlafsack(シュラフザック)」
スリーピングバッグは英語です。
中綿の種類や量によって快適に使用できるシーズンや、目安の温度が設定されています。
「快適使用温度」と「限界使用温度」
![]()
出典:unsplash
各メーカーによって表記の違いはありますが、寝袋の適応温度を示すものとして「快適使用温度」と「限界使用温度」を記載している商品が多く販売されています。
「快適使用温度」は快適に眠れる温度を示します。
「限界使用温度」はギリギリ眠ることができる温度です。
ですが、人によって寒さの感じ方には差がありますので過信は禁物。
キャンプで快適に眠りたい場合は、予想気温より₋5~10℃の快適使用温度の寝袋が安心ともいわれています。
寝袋の種類
封筒型
![]()
出典:amazon
封筒型の寝袋は、文字の通り封筒の形をした長方形の寝袋です。
ゆったりとしているので寝返りがしやすく、布団に近い寝心地で使用できます。
体への密着性が少ないので、マミー型に比べて保温性が低くなります。
同じモデルの寝袋をつなげて、ダブルサイズの寝袋として使用したり、ファスナーを開いて掛布団や敷布団のように使用できます。
幅広いスタイルで使えるタイプですが、マミー型に比べて重くなりやすく収納サイズも大きくなります。
添い寝が必要な子どもとのキャンプや、オートキャンプで活躍します。
マミー型
![]()
出典:ISUKA
マミー型は体に合わせた形状をしていて、この寝袋に入って寝ている姿がミイラを意味するMummy(マミー)に似ていることからそう呼ばれるようになりました。
体への密着性が高く、無駄な隙間が少なく体温を逃がしにくいので、封筒型に比べて保温力が上がります。
寒い季節のキャンプや、登山、標高の高いキャンプ場などでの利用にはマミー型がおすすめです。
マミー型は封筒型に比べて軽いタイプが多く、収納もコンパクトになります。
荷物をコンパクトにまとめたい時や、オートサイト利用ではない場合に活躍します。
中綿の種類

寝袋の中綿は大きく分けてダウンと化繊の2種類。
ダウンは水鳥の羽毛で、化繊はポリエステルなどの化学繊維を加工したものです。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、デメリットを解消するための工夫された商品が各メーカーからも販売されています。
ダウン |
|
化繊 |
|
快眠するための対策

寒い季節にぐっすり眠るためには、いくつかのポイントがあります。
気温に合った寝袋を使っていても、使い方によっては寒さを感じることもありますので対策しましょう。
サイズの合った寝袋を選ぶ
大きすぎる寝袋を使用すると、余分な空間に冷気がたまり寝袋内が暖まりにくくなります。
寝袋によっては、ロング、レギュラー、ショートと長さの違う商品が販売されています。
小柄な方はショートサイズを選ぶなどして、体型に合ったサイズ選びをしましょう。
足元に空間が残ってしまう場合は紐で縛るなど、空間を埋める工夫をすると、足元の寒さを軽減できます。
厚着しすぎない
寒いからと言ってたくさん着込んで寝袋に入ると、体から発した熱が衣服で遮られてしまい寝袋の中綿まで届きません。
特に風を通しにくい素材の防寒着は、熱や水分を発散できずに時には蒸れてしまうことも。
寝袋本来の保温力を発揮できなくなってしまいます。
また、体の可動域が狭くなることで寝返りが打てず、疲れを感じることにつながります。
寝袋で眠る時は、出来るだけ軽装で眠るようにしましょう。
メリノウールなどの素材の機能性インナーを選ぶと、薄着でも寒さを感じにくくなります。
寝袋を重ねる
冬用の寝袋の用意がない場合は、3シーズン用の寝袋を重ねて使用することで保温性を上げることができます。
封筒型の中にマミー型を入れたり、掛布団のようにかけて併用するのもいいでしょう。
冷たい空気を入れにくくすることで、保温性が増し快適な睡眠につながります。
ただし、重ねたからといって保温性が倍になるわけではありません。
温まった状態で寝袋に入る
寝袋は自分自身の体温を循環させて保温するので、冷え切った体では暖かさを感じにくくなります。
寝袋に入る前にちょっとした運動で体を温めたり、温かい食べ物や飲み物で体の中から温めましょう。
そうすることで体温が寝袋に伝わり気持ちよく眠ることができます。
底冷えを防ぐ
冬用の寝袋を使用していても、底冷え対策を怠ると寒さで眠れないことにつながります。
地面からの冷気を防ぐためにはR値の高いマットを使用するのが有効です。
R値は重ねることで、数値が足されていくので重ねて使用するのもおすすめ。
他にもアルミマットや、インフレータブルマット、エアベッド、コットなどを活用して底冷えを防ぎましょう。
地面から離れるほど寒さを感じにくくなりますが、薄手のマットを使いたい場合は断熱材の入っているマットを選ぶといいでしょう。
寒さ対策グッズを活用する
寝袋のスペックが足りなくても、寒さ対策グッズを併用すれば快適な睡眠を得られることがあります。
寒さ対策グッズを選ぶ際は、キャンプスタイルに合わせて重量やサイズを考慮するのも大切なポイントです。
気軽に使えるカイロから、積載量に余裕があるのであれば厚手のインフレータブルマットやポータブルバッテリーなど、人数やスタイルに合わせて選択しましょう。
おすすめの寒さ対策アイテム
Hilander(ハイランダー) 吸湿発熱インナーシュラフ
![]()
出典:amazon
ハイランダーのインナーシュラフは吸湿発熱素材を使用しています。
水分を吸収して発熱するので、寝袋の中に入れることで保温性が上がります。
肌触りのいい起毛素材で、寝袋特有の肌触りの冷たさも解消。
季節や気温に応じてインナーシュラフの素材を変えることで、寝袋の汚れを防ぐ効果もあります。
Hilander(ハイランダー) 吸湿発熱インナーシュラフの基本情報
サイズ | 約210×78cm |
収納サイズ | 約W34.5×H45 |
重量 | 約1000g |
材質 | ポリエステル100% |
付属品 | 収納袋 |
Hilander(ハイランダー) 吸湿発熱インナーシュラフの口コミ・レビュー
手触りがよく、心地よい眠りにつくことができます。
収納袋も同じ素材で、枕やクッションのようです。
マルカ(Maruka) 湯たんぽ Aエース
![]()
出典:amazon
睡眠時に冷えを感じやすい足元を温めるのに効果的なマルカの湯たんぽです。
直接火にかけて温めることができるので、キャンプでも大活躍のアイテム。
寝る前に寝袋の中に入れておくと、気持ちよく寝入ることができます。
低温やけどを防ぐため、睡眠時は肌に触れないようにし、しっかりとカバーを装着しましょう。
マルカ(Maruka) 湯たんぽ Aエースの基本情報
本体サイズ | 約W29.5×D21.6×H7.4cm |
重量 | 0.61kg |
容量 | 2.5L |
付属品 | スペアパッキン、袋 |
マルカ(Maruka) 湯たんぽ Aエースの口コミ・レビュー
そのままお湯が沸かせるので、手間が少なく楽々です。
寝袋の中で7時間ほど温かいままでした。
桐灰カイロ 貼るマグマ
![]()
出典:amazon
最も手軽に寝袋の保温性を上げられるのがカイロです。
桐灰の貼るマグマは平均55℃の高温状態が6時間持続し、寒い場所でも冷めにくいのが特徴。
カイロは暖まるのに時間がかかりますが、温かさが長く続くので睡眠時にも適しています。
ただし、低温やけどの危険があるので直接肌に触れる場所に貼るのは危険です。
おすすめはマットの上に貼ってその上に寝袋で寝る方法。
底冷えを防ぐことで、寝袋内の温度も上昇します。
桐灰カイロ 貼るマグマの基本情報
サイズ | 13cm×9.5cm |
最高温度 | 65℃ |
平均温度 | 54℃ |
持続時間 | 8時間 |
桐灰カイロ 貼るマグマの口コミ・レビュー
温かいを超えて熱いです。
長時間ポカポカで、冬の相棒となっています。
WAQ リラクシングキャンプマット
![]()
出典:amazon
どんなに高価な寝袋でも、寝転ぶと中綿が押しつぶされて暖かい空気の層が少なくなってしまいます。
寝袋の下に厚手のマットを敷くことで地面との間に空気の層ができ、底冷えを防ぎます。
WAQのインフレータブルマットは、厚さ10cm、R値10.5と寒い季節にも活躍します。
地面の凸凹も軽減するので寝心地もよく、快適な睡眠を得られます。
WAQ リラクシングキャンプマットの基本情報
サイズ | 200 x 70 x 10 cm |
重量 | 2.5 kg |
付属品 | 専用エアバッグ |
WAQ リラクシングキャンプマットの口コミ・レビュー
空気を調整することで好みの硬さになるので助かります。
底付き感もなく、自宅のように眠ることができます。
重さがあり、収納サイズが大きいのでオートキャンプ限定で使用しています。
Sugiyama 電気ひざ掛け
![]()
出典:amazon
ポータブルバッテリーや電源サイトを活用すれば、電気毛布を使用することもできます。
対策グッズの中で、最も暖かさを感じられるアイテム。
やわらかい素材のひざ掛けタイプは、肩から掛けたり様々な使い方ができます。
Sugiyamaの電気ひざ掛けは、丸洗い可能なのでアウトドアでも自宅でも清潔に使えます。
Sugiyama 電気ひざ掛けの基本情報
サイズ | たて約82cm よこ約140cm |
重量 | 約0.8kg(コントローラー共) |
材質 | アクリル100% |
Sugiyama 電気ひざ掛けの口コミ・レビュー
とても暖かく気持ちがいいです。
ポータブルバッテリーを使用して真冬のキャンプでも使用しています。
朝までぐっすりです。
NANGA(ナンガ)ウォータープルーフ スリーピングバッグカバー
![]()
出典:amazon
ダウンのシュラフは水に弱く、濡れると保温効果が下がってしまいます。
秋冬は結露が発生しやすいシーズンなので、寝袋の保温効果を維持するためには、防水のシュラフカバーが活躍します。
ナンガのシュラフカバーは防水性と透湿性に優れているので、蒸れることなく快適に眠ることができます。
NANGA ウォータープルーフ スリーピングバッグカバーの基本情報
サイズ | 約85cm×全長:約230cm |
収納サイズ | 幅:11cm×高さ:13cm |
耐水圧 | 15,000mm |
透湿 | 10,000000g/M2 |
付属品 | 収納袋 |
NANGA ウォータープルーフ スリーピングバッグカバーの口コミ・レビュー
シュラフ本体の汚れや破損からも守ってくれるので1年中使っています。
夏はこれだけ持って行くことで、朝方の寒さを防いでいます。
NORDISK(ノルディスク) アウトドア ダウンシューズ
![]()
出典:amazon
テント内で過ごすときや、睡眠時に冷えを感じやすいのが足元です。
ノルディスクのダウンシューズはデザインもよく気分が上がります。
足元を温めることで、体感温度も上がり過ごしやすくなるのでおすすめです。
NORDISK(ノルディスク) アウトドア ダウンシューズの基本情報
重量 | Junior 135g、S 165g、M 190g、L 210g |
素材 | 外側/100%オーガニックコットン、裏地/100%ポリエステルフリース+100%オーガニックコットンフランネル、中綿/ダウン |
NORDISK(ノルディスク) アウトドア ダウンシューズの口コミ・レビュー
事前にしっかりと足を温めてから入れると効果的です。
ダウンの保温効果で、温かさを保ってくれます。
濃い 生姜 ルイボスティー ノンカフェイン
![]()
出典:amazon
体を内側から温める飲み物のポイントは「ノンカフェイン」と「スパイス」。
ばんどう紅茶園の生姜ルイボスティーは、発酵レッドルイボスに熊本県産の香りの強い生姜を加えることで、ルイボスティーが苦手な方でも飲みやすい味わいとなっています。
使用原料は全て無添加・無糖・無香料なので、それぞれの好みにアレンジして家族全員で楽しむことができます。
ノンカフェインなので寝つきもよく、夜中のトイレ問題も解決です。
濃い 生姜 ルイボスティー ノンカフェインの基本情報
内容量 | 60 ティーバッグ入(2.5g×60TB) |
重量 | 150g |
濃い 生姜 ルイボスティー ノンカフェインの口コミ・レビュー
生姜の風味がちょうどよく飲みやすいです。
体がポカポカする気がします。
寒さ対策グッズを取り入れて快適な睡眠を手に入れよう!

朝晩の冷えが厳しくなってくる季節、3シーズン用の寝袋でも工夫次第で暖かく快適な睡眠を得られるようになります。
今回紹介した暖かく眠るための快適グッズは、実際に愛用している物ばかりです。
寒いからと言って、ストーブなどの火気を付けたまま就寝することは絶対にやめましょう。
安全な方法で、朝までぐっすり眠れると大満足のキャンプになります。