ワークウェアのノウハウを活かし、アウトドアやスポーツウェアも開発・販売するワークマン。現場作業にも耐える耐久性と使い勝手よいデザインで、キャンパーの間でも大人気ですよね。
そんなワークマンが、本格的なアウトドアシューズ「アクティブハイク」をリリースしました。
ワークマンのノウハウが活かされた、1900円というコストパフォーマンスの高い製品の実力はどのようなものでしょうか!?
当記事のコンテンツ
アクティブハイクの仕様
アウトドアからタウンユースまで、ワークウェアの品質と機能を取り入れたカジュアルシリーズが「フィールドコア」です。
キャンプやハイキングなど、アウトドアシーンでも使いやすい製品として、アクティブハイクが誕生しました。
素材 | ポリエステル・ポリウレタン・EVA・合成ゴム |
カラー | ブラック・リアルツリー |
サイズ展開 | 24.5~28.0cm |
重量 | 実測値333g(26.5cm) |
アクティブハイクを実際に履いてみた【レビュー】
アクティブハイク各所の検証をしてみました。
デザイン
ブラックとリアルツリーの2モデルが用意され、ブラックはアウトドアやタウンユースでも使いやすく、リアルツリーはアウトドアにマッチするカモフラージュパターンになっています。
やや厚底なビジュアルで、チープさはそれほど感じられず、仕上がりは1900円とは思えないほど作り込まれています。
アッパー部
やわらかめですが、縫製がしっかりしていて、表面には防水コーティングがあります。
ローカットなため登山などでラフに使うには、少しホールド感が弱く感じますが、キャンプやハイキングには十分に使えそうです。
ソール部
ビブラムに近いソールパターンは、多少の雨や泥でもグリップを維持できそうです。
厚く、硬めでしっかりとした感触なので、タウンユースやハイキングの他、ちょっとした岩場でも行けそうです。
ローカットのトレッキングシューズとして不足はありません。
ブラック、リアルツリーとソールのカラーが違うのもポイントですね。
サイズ感
私の足は26.0~26.5cmで、幅広甲高のいわゆる「下駄足」ですので、それを踏まえ参考にしていただきたいと思います。
サイズは3Eとなっていますが中はやや狭めで、ソックスにもよりますが、厚手のソックスと合わせるなら0.5~1.0cm大きめを選ぶことになります。
トゥはラウンド形状なので、ジャストサイズならつま先の窮屈さは感じません。
耐水性
アッパー部にはコーティングがされていて、汚れがつきにくく水が浸入しにくい作りになっています。
アッパーとタンが一体になっているため、爪先の高さくらいまでの水たまりなら浸水を防げるでしょう。
耐火性
キャンプといえば焚火ですが、残念ながら耐火性能はないようです。
むしろポリエステルは可燃性なので、普通に焚火を楽しむのは大丈夫と思いますが、火に近づきすぎたり、火を当てる行為は厳禁です。
通気性
気温の高い日に履いていませんが、素材のポリエステル・ポリウレタン・EVA・合成ゴム、防水のためのコーティングというスペックは、通気性に関して期待はできないと思います。
秋冬のハイキング・キャンプとして使うなら、通気性もそれほど問題になりませんが、ハードな仕様をするなら、注意が必要かもしれません。
着脱のしやすさ
調整のしやすいストレッチ素材の丸紐を使っているので、着脱は紐を締めやすく、脱いだ時は開きやすくなっていました。
踵もしっかりしていてホールド感がありながら、リング状の指かけがあるので楽に履くことができます。
歩きやすさ
キャンプ場の土や芝、舗装路を歩きました。
ごく短距離ですが、ソールがしっかりとしていたので、犬と一緒に走っても問題ありません。
紐をしっかりと締めれば歩きやすく、トレッキングシューズとしての機能も満足のいくレベルでした。
おすすめの用途は?
独断で行った検証をもとに、おすすめ用途を考察してみました!
ライトなレジャーにおすすめ!
キャンプに持っていくとなると、徒歩や未舗装のフィールドを歩くのに加え、車の運転やサイクリングでも使う可能性があります。
ソールがしっかりしているので、車の運転での違和感はなく、通常のシューズの感覚で運転できました。
サイクリングにはこれから使用する予定ですが、バイクパッキングなど自転車を使ったキャンプで、ビンディングではなくアクティブハイクを使ってみようと思います。
ソールが硬めなので、ペダリングは問題ないと思いますが、鋲のついたペダルがどれくらいソールを攻撃してしまうかが気になります。
本格的なトレッキングシューズとしては?
前述したように通気性が高いとは言えず、ローカットのデザインからも本格的な登山靴としての使用は、難しいと思われます。
まだ使用して数週間なので、耐久性は未知数ですが、低登山・ハイキング・タウンユースには十分なスペックを持っていることでしょう。
アクティブハイクレビューのまとめ
キャンプ・普段履きとして数週間ほど使ってみましたが、有名メーカーのトレッキングシューズには劣るものの、1900円とは思えないクオリティです。
何より、手抜きの安価ではなく、素材や作りには妥協せずにここまでコストを落としたことに驚きでした。
ワークマンのワークウェア・アウトドアウェアともに愛用をしていますが、作業着という耐久性と使い勝手が重視されるノウハウを、上手くアウトドアに活かしているのだと感じます。
まだしばらく品薄が続くかもしれませんが、見かけたら買いですよ!