アウトドア料理を楽しむなら、ぜひ手に入れておきたいアイテムが「スキレット」。
しかし、最近はあらゆるメーカーからさまざまな種類のスキレットが登場していて、どれを選んでいいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は、現在販売されている数多のスキレットのなかから、おすすめのスキレットを5つご紹介!
「お気に入りの1枚」を見つける参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
アウトドア料理にスキレットをおすすめする理由
一般的にスキレットとは、鋳鉄製のフライパンのことを指しています。
鋳鉄は蓄熱性や熱伝導率に優れているため、一度温まると冷めにくかったり、食材に均一に火が通ることなどが特徴です。
これは、風の影響を受けやすく火力の調整が難しいアウトドアでの調理にとってかなりのメリットと言えます。
また、焚き火などの直火調理にも問題なく使用でき、「焼く」のはもちろん「煮る」「蒸す」などの調理法にも対応してくれる優れものなのです。
スキレットを1枚持っておくだけで、アウトドア料理の幅がぐっと広がりますよ。
素材や形状によってメリットは様々!おすすめスキレット5選
LODGE(ロッジ) 「スキレット 8インチ」
まずご紹介するのは、アメリカで120年以上愛され続ける「ロッジ」のスキレット。
重厚感がある鋳鉄製のビジュアルは、まさに王道の「ザ・スキレット」といった趣きです。
ロッジはアウトドアメーカーではなく、キャストアイアン(鋳鉄)にこだわる調理器具メーカー。
調理器具に特化しているだけあって、サイズ展開が豊富で、IHにも対応しているという使い勝手のいいスキレットです。
美味しい料理のためを考え抜かれて誕生したスキレットは、アウトドアだけでなく世界中のレストランでプロたちにも愛用されています。
5ミリもの厚みをもたせた鍋肌は、熱された石のように熱を蓄えるため、大きなステーキ肉を乗せても温度が急激に下がることはありません。
そのため、高温で食材の美味しさをしっかりと閉じ込める調理が可能なのです。
また、ほとんどの鋳鉄製のスキレットは購入後にシーズニングをする必要がありますが、ロッジのスキレットはシーズニングが不要。
本格派の機能性を持ちつつ、初心者にも手を出しやすいアイテムですね。
ニトリ 「スキレット鍋 15cm」
日本でのスキレットブームの火付け役とも言えるのが、ニトリのスキレット鍋。
通称「ニトスキ」とも呼ばれ、身近なお店&手頃な価格で入手できることもあってか大ヒットとなった商品です。
サイズは15cmと19cmの2サイズ展開で、なんとそれぞれ税込みで499円と749円という破格の安さ。
シーズニングが必要な鋳鉄製ですが、きちんとお手入れをしてあげることで長く愛用できるコストパフォーマンス抜群のアイテムです。
一般的な調理には19cmのものが使いやすいですが、低価格で手に入るニトスキではあえて小さめの15cmを複数買いがおすすめ。
人数分買い揃えれば、パンケーキや目玉焼きを調理してそのままワンプレート料理のように提供することが可能です。
いろいろなメニューをスキレットで調理して並べてみても、食卓が華やかになりそうですね。
LOGOS(ロゴス) 「合体できるスキレットM」
アウトドアブランドのロゴスからは、便利なアイデアが散りばめられたスキレットをご紹介。
最大の特徴はその名の通り、別売りの「合体できる深型スキレット」をフタとして合体させられることです。
鋳鉄製のスキレットはフタを付けることで、ダッチオーブンのような無水調理や蒸し料理にも対応が可能。
熱を閉じ込めてムラなく全体に火が通るので、大きなお肉を柔らかく焼きあげたり、煮込み料理にも最適です。
もちろん、単体で使用しても性能は高く、表面には焦げ付きを防止するドット加工が施されています。
取っ手を取り外せるので、荷物をなるべくコンパクトにまとめたいときに重宝しそうですね。
火にかけている間は取っ手を外しておけば、熱くて持てなくなる心配もありませんよ。
コーナン 「軽くて錆びにくいアルミスキレット 20cm」
最近は鋳鉄製の特徴は保ったまま、鋳鉄よりも軽い素材や扱いやすい素材で作られたスキレットも増えています。
そのなかの1つが、ホームセンターのコーナンから発売された「軽くて錆びにくいアルミスキレット」です。
商品名を見ればわかるように、このスキレットは鋳鉄ではなくアルミ製。
「重い」「シーズニングなどの手入れが大変」という鋳鉄製スキレットのネックとも言える部分を排除し、まさに「軽くて錆びにくい」のが特徴です。
重さ1~2kgほどのスキレットが多いなか、この商品はわずか344gしかないため、荷物を軽くしたいソロキャンパーや女性キャンパーにもおすすめ。
また、フッ素加工が施されているため、錆びにくいだけでなく焦げ付きを防いでくれるのもうれしいですね。
肝心の調理性能ですが、「アルミダイカスト」という鋳造方式を取り入れることで加熱のムラを少なくし、熱伝導率の高さも鋳鉄製に見劣りしません。
ただし、保温性や蓄熱性は少しだけ弱いかなといった印象。
とはいえ、この扱いやすさと軽さは一度体感してみる価値ありですよ。
980円(税抜)という価格のお手頃さも人気の理由です。
アイリスオーヤマ 「スキレットコートパン ブラック」
アルミ製のおすすめスキレットをもう一つご紹介します。
アウトドアだけでなく家庭でもスキレットを活用したいという方にぴったりなのが、アイリスオーヤマの「スキレットコートパン」。
コーナンのアルミスキレットと同様に手入れが簡単で焦げ付きにくく、さらにこのスキレットは柄の部分が熱くならない造りなので家庭用のフライパンと同じ感覚で使用できます。
サイズ展開が豊富なので、普段使っているフライパンをこのスキレットに置き換えてみてもいいかもしれませんね。
また、厚さ5mmの底厚設計で熱ムラを少なくしつつ、側面を薄くすることで軽量化を実現。
一番小さい20cmのものなら、550gの重さしかありません。
柄が木目調になっているのも特徴的で、「SNS映えするフライパン」としても人気です。
ちょっと個性的なスキレットを探している方や、ご家庭で普段使いしやすいスキレットを求めている方におすすめの商品ですね。
料理のレパートリーが格段に広がるスキレット!まずはお気に入りを見つけよう
手間をかけるほどに愛着が湧く鋳鉄製のスキレットと、気軽に挑戦しやすいアルミ製のスキレット。
どちらもアウトドアのお供として魅了的なアイテムですよね。
1枚持っていれば調理器具としてだけでなくそのまま器としても活用できるので、アウトドアギアの入門編としてもおすすめ。
是非お気に入りの1枚を見つけて、アウトドア料理を楽しんでくださいね。