焚き火をする際の必至アイテムが焚き火シート。火の粉や飛散した炭から地面を保護することができるのでマナーとして必ず使いたいアイテムです。
今回はそんな焚き火シートのおすすめ商品を厳選してご紹介します。
焚き火シートの必要性や選び方のポイントなどなど、購入をご検討の方や焚き火デビューをご予定の初心者キャンパーさんに必見の内容となっていますのでぜひご参考にしてみてくださいね。
当記事のコンテンツ
焚き火シートとは?
出典:楽天市場
焚き火シートとは、焚き火台の下に敷くシートのこと。耐火性や断熱性に優れており地面や芝生へのダメージを軽減させます。
焚き火調理や暖を取るなど、焚き火を使用中は火の粉が飛散し地面や芝生に大きなダメージを与えています。キャンプマナーの悪さにより直火を禁止しているキャンプ場が多いことから、焚き火を使用する際は必ずマナーとして焚き火シートを使うようにしましょう。
焚き火シートを使うメリットは?
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焚き火シートを使うメリットは以下のポイント
- 焚き火による熱や火の粉から地面を守る
- 飛び火が原因で引火し延焼するのを防止する
- 飛散した灰の後片付けが便利
直火はもちろん、脚付きで高さを確保した焚き火台でも、焚き火シートを使わないと熱や火の粉で芝生を燃やしたり地中のバクテリアを死滅させたり、地面へのダメージは相当なもの。焚き火を扱うキャンパーとしてはマナー違反となるので必ず焚き火シートを使うようにしましょう。
また焚き火シートを使用することで、周囲に飛散した灰をシートごと回収できるので、手間暇掛からず後片付けが楽ちんです。
焚き火シート選びで失敗しない5つのチェックポイント
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焚き火シートを選ぶときにチェックしたいポイントが以下の5つ。
- 耐熱温度
- 素材の違い
- 用途にあったサイズ
- ハトメ穴があるか
- 水洗いできるか
ひとつひとつ解説していきます。
チェックポイント①:耐熱温度をチェック!
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焚き火シートには「瞬間使用温度」と「連続使用温度」があり、耐熱温度の目安となります。瞬間使用温度とは火が瞬間的に触れたときの耐熱温度であり、連続使用温度とは素材に対し連続して熱が加わったときの耐熱温度を示します。
分かりやすく言うと、火の粉や飛び火が直接シートに触れても燃えずに耐えられる温度が瞬間使用温度、また焚き火の輻射熱による高熱や燃焼した炭がしばらく触れ続けても耐えられる温度が連続使用温度となります。
焚き火で使用する木炭の最大燃焼温度は1000℃を超え、800℃前後で燃焼を続けると言われています。また炭火の表面温度は約300〜600℃にもなるそうです。
チェックポイント②:焚き火シートの素材の違い
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焚き火シートにはガラス繊維(グラスファイバー)と耐炎繊維(カーボンフェルト)、シリカ繊維の3種類があります。
ガラス繊維(グラスファイバー)の特徴とは?
ガラス繊維(グラスファイバー)は耐熱温度が約300℃と言われており耐火性や耐熱性に優れています。原料の特性上、折りたたむと固く嵩張るのがデメリット。また手で触れるとチクチク刺さるような刺激を感じるため表面にシリコンでコーティングしています。そのシリコン加工の効果で撥水性に優れ水や汚れに強いのが特徴です。
耐炎繊維(カーボンフェルト)の特徴とは?
耐炎繊維とは特殊アクリル繊維を燃焼させて炭素繊維のフェルトにしたもの。断熱材や遮熱材として使われるほど耐熱性や耐久性に優れます。軽くしなやかなのが特徴で、丸めたり折りたたんだりしてコンパクトに収納することができます。
シリカ繊維の特徴とは?
シリカ繊維とはガラス繊維から不純物を取り除いた繊維であり、非常に優れた耐熱性が特徴。連続使用温度は1000℃にもなります。その反面耐久性が低いのがデメリットとなります。
焚き火シートに多く使われているガラス繊維はチクチクするのが難点。そのためシリコン加工が施されていますが両面加工もあれば片面だけと商品によってさまざま。両面シリコン加工されたモデルの方がより快適に使用できるでしょう。
チェックポイント③:用途にあったサイズ
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焚き火シートにはさまざまなサイズが用意されているので、使用用途に応じたサイズを選ぶ必要があります。一般的な焚き火台だと50cm四方のサイズがあれば大丈夫ですが、火の粉や飛散した灰など広範囲でカバーしたい場合は、焚き火台スペース×4ほどのサイズを目安に選ぶとよいでしょう。
焚き火台に対してサイズに余裕があると、飛び散った灰や炭クズなどシートごと一気にまとめて炭捨場に持っていけます。また焚き火台の横に薪が置けるので使い勝手がよいでしょう。
チェックポイント④:ハトメ穴があるか
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焚き火シートの四隅にハトメ穴があると便利です。風が強くシートがパタパタめくれあがると焚き火台が転倒したり引火事故に繋がったりと非常に危険。シートの四隅をしっかりペグで固定すれば焚き火台が風の影響で転倒する危険性や引火事故を防ぐことができ、ストレスなく焚き火が楽しめます。
チェックポイント⑤:水洗いできるか
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焚き火の炭や灰、地面に直接敷くなど焚き火シートは常に汚れます。そのため水洗い可能な焚き火シートがおすすめです。汚れたまま使用するより水洗いでき綺麗な状態で使用できればキャンプの快適度もアップします。
おすすめの焚き火シート5選
それではおすすめの焚き火シートを厳選してご紹介します。購入をご検討の方はぜひ選び方を参考に、用途にあった焚き火シートを見つけてみてくださいね。
おすすめ①DOD:タキビバビデブー
材質 | ガラス繊維(両面シリコン加工) |
サイズ | 使用サイズ:W100×D100cm 収納サイズ:W33×D20×H5cm |
連続使用温度 | 約250℃ |
出典:楽天市場
遊び心満載のアウトドアギアでお馴染みのDOD製焚き火台シート。そのネーミングに心奪われます。連続使用温度が約250℃と少々スペックは低いですが、両面シリコン加工を施しているのでチクチク感がなく、難燃糸を使用するなど耐火性に優れているのがポイント。八角形型なので複数人で焚き火を楽しむことが可能です。
■口コミ・レビュー
これでどこでも焚火が出来るのでとても楽しみです
おすすめ②ZEN camps:焚き火シート
素材 | ガラス繊維(両面シリコン加工) |
サイズ | 約95×60cm |
耐熱温度 | 約550℃ |
出典:楽天市場
焚き火シートに求めるすべての要素を兼ね備えたおすすめ焚き火シート。シックな大人キャンパーが似合うブラックシリコン加工です。耐熱糸を使用した特殊難燃性素材に両面シリコン加工を施し優れた耐熱性と撥水機能を発揮。水洗いも可能です。約95×60cmの使用サイズなので焚き火台の横に薪を置くことができます。
■口コミ・レビュー
焚火台に合わせ黒が欲しかったので購入。焚火台から近い位置での使用でしたが何の問題もなく使用できました。ちくちくしない質感もよく、大変満足です。
おすすめ③YOLER(ヨーラー):スパッタシート
材質 | 炭化繊維(カーボンフェルト) |
サイズ | 1×1M |
使用温度 | 瞬間耐熱:1000℃ 連続耐熱:700℃ |
出典:楽天市場
炭化繊維(カーボンフェルト)を使用した溶接溶断の火花受けとして使えるスパッタシート。ガラス繊維と違い、軽くしなやかでチクチクしないのがポイントです。1m×1mのサイズなので焚き火による火の粉や飛散した炭を広範囲でカバーできます。
おすすめ④Hikenture:スパッタシート
材質 | ガラス繊維(両面シリコン加工) |
サイズ | 使用サイズ:62×78cm 収納サイズ:24×32×厚さ1.5cm |
使用温度 | 瞬間使用温度:1650℃ 連続使用温度:1000℃ |
出典:楽天市場
瞬間使用温度1650℃に連続使用温度が1000℃と非常に耐熱性に優れた焚き火シート。両面A級シリコンコーティングにより素手で触れてもチクチク感がなくツルツル革のような質感が特徴です。ペグ4本と収納ケースが付属しているのが嬉しいポイント。
■口コミ・レビュー
ピコグリルタイプの下に敷いて使用しました。肌触りもチクチクしないし、多くの灰が落ちていましたが穴も空いておらず安心して使用できました。
おすすめ⑤MG TRAIL:焚き火シート
素材 | カーボンフェルト(炭素繊維) |
サイズ | S:250×250×厚さ3mm、M:300×300×3mm、L:450×450×3mm |
耐熱温度 | 700℃ |
出典:楽天市場
シングルバーナーやアルコールストーブなど小型バーナー用の耐火シートにおすすめのカーボンフェルト製焚き火シート。S、M、Lの3サイズが展開しているので、卓上で使う小型バーナーサイズから一般的な焚き火台まで丁度いいサイズが選べます。クルクル巻いて収納できるケースが付属。
■口コミ・レビュー
ソロキャンプ用のコンロなどに適したサイズ。下地の保護に最適で、地面を焦がしません。
まとめ
今回はおすすめの焚き火シートをご紹介してみました。
焚き火シートを使用することで地面や芝生に優しく焚き火を楽しむことができます。飛散した炭や灰の後片付けも焚き火シートを使用することであっという間に完了。気持ちよくキャンプサイトで焚き火を楽しむために、キャンプマナーとして焚き火シートを必ず使用するようにしましょう。
今回ご紹介した焚き火シートの選び方やおすすめ商品を参考に、用途にあった焚き火シートでキャンプライフを楽しんでみてくださいね。