夏には川遊びもできて、川のせせらぎが気持ちいい河原サイトですが、砂利や石が多いのが欠点ですよね。
石が多くてペグが刺さらず設営に時間がかかったり、地面の凹凸のせいで腰が痛くなってしまったりした経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、河原でもテントの設営が簡単に済み、寝心地が良くなる河原対策を5つご紹介します!
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鍛造ペグやチタン製ペグを使う
まずは、河原サイトでのテント設営時に困るペグ打ちについてです。
河原サイトには石や岩が多いため、アルミ製のペグでは曲がってしまって地面に刺さりません。
そこでおすすめなのが、鍛造ペグとチタン製ペグです。
鍛造ペグとは
鍛造ペグとは、鉄を熱で柔らかくした後に圧力をかけて形成されたペグです。
日本では昔から日本刀を作る製法として知られてきました。
鍛造は、型に金属をながしこんで作られる鋳造に比べ、硬さが向上し、曲がりにくい性質があります。
チタン製ペグとは
出典:村の鍛冶屋 公式サイト
チタン製ペグとは、軽量で強度の高い金属チタンを使用したペグです。
キャンプ道具にはチタンを使用しているものが多いので、素材自体は見慣れている人も多いのではないでしょうか。
ただし、原料のチタンは鉄よりも高価で、加工もしづらい性質を保つため、鍛造ペグより値段が高い傾向にあります。
長さのあるペグを使う
河原サイトでは、大きな石や岩だけでなく砂利も大敵です。
やっとペグを打ち込んだと思ったら、砂利ばかりですぐに抜けてしまうことも。
そんな時には、長さのあるペグを使うことをおすすめします。
テントに付属するペグは15cm〜20cmがほとんどですが、30cm以上のペグを用意すると抜けにくくなります。
また、1箇所にペグを2本交差させて打ち込むことで、強度を増す方法もあります。
石でテントを支える
あまりにも大きな石や岩が多い場合には、ペグを使わないという方法もあります。
それは、ペグの代わりにロープを石に巻き付けてテントを固定する方法になります。
河原だけでなく、登山キャンプなどでもよく用いられる方法です。
ただし、ワンポールテントや大きいテント、風が強いときは支えきれない場合もあるので、注意が必要です。
ここまでが河原サイトでの設営時のコツ紹介でした。
グランドシート・インナーシートを敷く
ここからは、設営後に河原サイトで快適に過ごす方法を2つご紹介します。
1つ目は、グランドシートやインナーシート、キャンプマットを敷く方法です。
グランドシート
出典:DOD公式サイト
グランドシートとは、テントと地面の間に敷くシートです。
地面の凹凸からインナーテントの床を守り、傷ついたり穴が開いたりしてしまうリスクを下げる効果があります。
そのほかにも、汚れや雨水の浸水を防ぐ効果もあります。
そして、わずかではありますが地面の凹凸が和らぐので、テント内で過ごしやすくなります。
インナーシート(インナーマット)
インナーシートとは、インナーテント内に敷くシートです。
インナーシートは地面からの冷気を軽減することがメインですが、画像のようにクッション製のあるインナーマットという商品は、地面の凹凸を和らげてくれる効果があります。
キャンプマット
河原サイトで寝る時には、グランドシートとインナーマットだけでは不十分です。
インナーマットの上にさらにキャンプマットを敷くことで、より快適に寝ることができます。
キャンプマットとは、寝袋の下に敷くことで地面からの冷気を防いだり、地面の凹凸を軽減したりする効果があります。
キャンプマットにはクローズドセルマット、インフレーターマット、エアーマットの3種類がありますが、河原サイトでは厚みのある、インフレータブルマットやエアーマットがおすすめです!
このようにグランドシートやインナーシート、キャンプマットを使うことで、石が多くゴツゴツした河原サイトでインナーテントの床に石が当たり破けてしまったり、足や背中が痛くなることを防げるのでぜひ活用してみてください。
コットを使う
インナーマットやキャンプマットを使用しても、地面の凹凸を完全に無くすことはできません。
起きている時は地面の凹凸があまり気にならなくても、寝る時には気になると思います。
地面の凹凸がひどいと背中が痛くなり、夜は寝られず翌朝の腰痛が辛いなんてことも。
そこでおすすめなのが、コットです。
コットは、金属フレームによってテンションのかかった生地の上で寝られるので、地面の凹凸の影響を受けません。
生地が適度に伸縮するため、腰が痛くならず快適に寝ることができます。
また、夏は風通しが良く、冬は地面からの冷気を和らげてくれるので、河原サイト以外でも活躍します。
まとめ
河原サイトでの対策を5つご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
地面がゴツゴツした河原サイトでも、対策次第で最高のキャンプ場に変わりますので、ぜひ挑戦してみてください!