秋はキャンプを始めるのに最適な季節。
ハイシーズンを終えたキャンプ場は、静かで気持ちよくキャンプデビューをすることができます。
キャンプデビューに向けて、まず揃えたいのがテントです。
今回は、初心者にもおすすめのドームテントを紹介します。
当記事のコンテンツ
秋キャンプの魅力
気候がいい
秋は夏の暑さが落ち着き、過ごしやすくなります。
9月はまだ暑さの残る日もありますが、日が沈むとぐっと気温が下がり過ごしやすくなります。
熱帯夜の日もほとんどなくなるので、心地よく眠れるのが嬉しいポイントです。
10月になれば台風や雨の降る日も少なくなり、天候も落ち着きます。
春と気候が似ていますが、秋は春より花粉が少ないので快適に自然を楽しめます。
注意点は、日中のと気温差が大きくなってくること。
幅広い気温に対応できる服装やアイテムを意識しましょう。
紅葉が美しい
秋といえば紅葉の季節。
森の木々が赤や黄色、オレンジに染まり、美しい景観を楽しむことができます。
外で過ごす時間の多いキャンプでは、様々な時間の紅葉を楽しむことができ、紅葉の中で食事や読書などをして過ごす贅沢な時間が過ごせます。
虫が少ない
秋は虫の発生が少ないのも魅力。
耳障りだった蚊の羽音が、心地いい鈴虫やコオロギの音色に変わります。
しかし油断は禁物。
9月から11月頃は、スズメバチの凶暴性が増す季節です。
スズメバチを発見したら、騒がず払ったりせずに静かにやり過ごすことが大切です。
スズメバチは黒いものを攻撃する習性があるので、黒い服を避けるのも効果的。
万が一のためにポイズンリムーバーの用意があると安心です。
利用料金が安い
キャンプ場の料金カレンダーもハイシーズン扱いの夏休みが終わり、価格が少し下がる場所が多くなります。
利用する人も少なくなるので、騒がしさや人の目を気にせずゆったりと過ごすことができます。
予約も取りやすくなるので、人気のキャンプ場や気になっているキャンプ場も利用しやすくなります。
秋の味覚を楽しめる
外で調理して食べる秋の味覚は格別です。
秋はサンマやキノコ類など美味しい食材がたくさん。
焚き火で焼きいもを楽しむなんて楽しみ方もあります。
収穫体験を行っている農園もあるので採れたてを味わうのもいいですね。
ソロキャンプ初心者のテントの選び方
設営のしやすさで選ぶ
ソロキャンプでは、1人でテントを設営することになります。
大きすぎるテントや、複雑な設営方法のテントを選んでしまうと、1人の力では設営できなくなる恐れがあるので気を付けましょう。
事前に説明書や動画などで設営方法の確認をして行くと安心です。
実際に試し張りしてみるのもいいですね。
スペックで選ぶ
初めてのテントを購入する際に注目してほしいのは、耐水圧や耐風性能などのテントの基本的なスペックです。
突然の雨や風で浸水や倒壊が起きると、不快なだけでなく大きな危険につながります。
目安として、耐水圧が1,500mm以上ある、防風でも裂けにくい生地を使用しているなどのテントを選ぶと安心です。
重量や収納サイズも忘れずにチェックしましょう。
予算で選ぶ
テントの価格は幅広く設定されています。
生地やポールの素材、携帯性などで価格も変わってきます。
安価な商品は、質の悪いものもありますので注意が必要です。
逆に安価な商品でも、しっかりと品質が保たれているものもあります。
安心できるメーカーからも、低価格の商品が多く販売されています。
クチコミなども参考にしながら、しっかりと見極めて購入するようにしましょう。
アウターサービスで選ぶ
こだわりをもって選んだ初めてのテント、できるだけ長く使いたいですよね。
パーツが交換できたり、修理サービスがあると長く使うことができるので安心です。
初めてのテントは思い入れも深くなります。
メンテナンスしながら長く使っていくのもいいですね。
ソロキャンプで活躍するテントの種類
ドームテント
出典:amazon
ドームテントは、名前の通りドームの形をした半円形のテントです。
アーチ状のポールやフレームを交差させて設営します。
空間が広く、風に強いのでソロからファミリーまで幅広く愛用されている基本的な形です。
ドームテントには、シングルウォールとダブルウォールのタイプがありますが、初心者にはダブルウォールがおすすめ。
インナーテントとフライシートがそれぞれ単品でも使用できるものを選べば、アレンジの幅も広がります。
初心者から上級者まで長く使えるのもポイントです。
ワンポールテント
ワンポールテントは、中央を1本のポールで支えている円錐型のテントです。
ティピーテント、モノポールテント、インディアンテントとも呼ばれています。
設営が簡単で、サイズによってはリビングと寝室スペースを1つでまかなうこともできるので人気があります。
バップテント
出典:amazon
バップテントとは、元々軍隊で使用されていた軍幕テントのこと。
背の低い2つのポールで設営し、横長の形が特徴的です。
本来は軍隊で使用されていた物なので、一般的に流通されることもありませんでしたが、キャンプでの使用として注目され始め、各メーカーから販売されるようになりました。
ドームテントの魅力
出典:amazon
風に強い
ドームテントは風をうまく受け流す構造をしており、風に強いのが魅力。
天候の変わりやすい山で使用される山岳用のテントは、ほとんどがドームテントです。
乾燥作業が楽々
夜露や結露で湿ったテントを、できるだけ乾燥させて撤収させたいものです。
天気のいい日でも、底面は湿っていることがほとんど。
ドームテントは、そのままペグを抜いてひっくり返すことで底面を乾燥させることが可能です。
キャンプ場でもよく見る光景ですが、風に飛ばされないよう注意しましょう。
撤収時に完全に乾燥して収納することがd家いれば、帰宅後に改めて乾燥させる必要もないので後片付けが非常に楽です。
空間が広い
ドームテントの構造は空間を最大限に活用できるので、テントの中がとても広く感じます。
弧を描いた形状は、天井が高く圧迫感を感じません。
中央とその周囲の高さの差が少ないので、デットスペースを無くすこともできます。
室内での動きがスムースになり、テント内のレイアウトの自由度が高いのが魅力。
自立する
ドームテントは、ペグが無くても自立します。
初心者で多くあるミスがテントの設営場所の失敗です。
設営したものの景観が悪かったり、寝る場所に違和感があったりすることも。
ドームテントは、ソロ用のサイズであればほとんど問題なく設営後に位置や向きを変えることも可能です。
キャンプデビューにおすすめのドームテント5選
coleman ツーリングドーム/ST
出典:coleman
colemanのツーリングドーム/STは、ソロ向けの定番ドームテントです。
1人でも設営しやすいボールポケット式となっています。
前室があるので、雨天時でも室内に直接雨が入り込みません。
日光をブロックするダークテクノロジーモデルや、2~3人用のLXも販売されています。
専用のグランドシートや、荷物を軽量化することができる純正のアルミパーツなどもあり、大手メーカーならではの安心感があります。
カスタマーサービスの窓口もわかりやすく安心です。
coleman ツーリングドーム/STの基本情報
サイズ | インナーテント/約210×120×100(h)cm |
収納サイズ | 約φ19 x 49cm |
重量 | 4Kg |
耐水圧 | 約1,500mm |
材質 | フライシート/ポリエステル インナーテント/ポリエステル フロア/ポリエステル フレーム/FRP |
coleman ツーリングドーム/STの口コミ・レビュー
ソロキャンプ用に購入しました。
設営・撤収がとても楽です。
前後が開けられるので風通しもよく、夏でも使いやすく気に入っています。
風がとても強い日でしたが、全く問題なく使えました。
muraco NORM 2P
出典:amazon
キャンプ場であまり他の人と被りたくない、デザイン性の高いテントを求めている方には、muracoのNORM2がおすすめです。
これまでのmuracoのテント開発の経験をもとに、新たに設計されたスタンダードモデル。
テントに必要な要素をバランスよく備えています。
アウトフレーム構造によってインナーテントが無くても自立するので、シェルターとしても使用可能。
雨の日の撤収が楽になるだけでなく幅広いスタイルに対応できるので、コット泊にチャレンジしたりと工夫次第で長く使えます。
前後両方に前室があるので、荷物を置いた状態でも出入りしやすいのもポイントです。
ブラックの他にグレーカラーも販売しています。
muraco NORM2の基本情報
サイズ | 設営時 : W140×D340×H115cm 収納時 : W47×H19×D19cm |
重量 | 3.2kg |
耐水圧 | フライシート 1,500mm フロア 3,000mm |
材質 | フライシート, インナーテントフロア : 40Dリップストップナイロン, 撥水コーティング & 耐水PUコーティング インナーテントフロア : 68Dポリエステルタフタ、撥水コーティング & 耐水PUコーティング フレームポール : muraco FLEXLIGHT(A7001アルミ合金) |
muraco NORM2の口コミ・レビュー
ソロには十分な広さがあります。
デザインがいいので、とても気分がいいです。
設営も簡単で機能性にも問題ありません。
DOD わがやのテントS
出典:DOD
DODのわがやのテントは、なんとワンタッチ設営です。
脚を広げて紐をひくだけであっという間に設営できます。
フロアは2人でも就寝可能なスペースがあるので、ソロでは広々と使えます。
インナーテントの生地にはポリコットンが採用され、高い遮光性と結露の軽減が実現しています。
晴れている日には、インナーテントだけでも使用可能。
デイキャンプやピクニックで、日差しを遮るシェルターとして活躍します。
全面メッシュ切り替えできるので暑い日も寒い日も1年中使えます。
DOD わがやのテントSの基本情報
組み立てサイズ | (約)W240×D220×H120cm |
インナーサイズ | (約)W225×D145×H103cm |
収納サイズ | (約)W71×D22×H21cm |
重量 | (約)6.5kg |
耐水圧 | フライシート:3000mm フロア・グランドシート:5000mm |
材質 | フライシート:150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工) インナーテント(側面):ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) インナーテント(フロア):210Dポリエステル(PUコーティング) グランドシート:210Dポリエステル(PUコーティング) フレーム:アルミ合金 ペグ:スチール |
DOD わがやのテントSの口コミ・レビュー
設営撤収があっという間の理想的なテントです。
重さがありますが、オートキャンプなので問題ありません。
インナーテントがポリコットンは珍しく、オールシーズン活躍しています。
QUECHUA (ケシュア) テント MH100 – 2人用
出典:デカトロン
とにかく予算をかけずにキャンプデビューしたい人におすすめなのがケシュアのテントです。
価格はなんと5,990円。
品質が心配になってしまうような価格ですが、ケシュアの防水性能は全てラボで検証済み。
他にも防風性能も試験を実施していますので品質には問題ありません。
暴風雨の中で使用した経験がありますが、浸水や倒壊も一切ありませんでした。
365日の返品保証までついてこの価格は、気軽にソロキャンプをスタートすることができます。
QUECHUA (ケシュア) テント MH100 – 2人用の基本情報
フロアサイズ | 130×210cm |
収納サイズ | 54cm×16cm×16cm |
重量 | 2.4kg。 |
材質 | 75% ポリエステル 25% ポリエチレン 100% グラスファイバー |
QUECHUA (ケシュア) テント MH100 の口コミ・レビュー
とにかく価格が安くて信頼のおけるテントをとの思いでたどり着きました。
最低限の機能は搭載されており、品質には全く問題はありませんでした。
MSR エリクサー2
出典:MSR
上級者向けのイメージがあるMSRですが、入門者でも扱いやすくコストパフォーマンスの高いモデルも販売されています。
エリクサーは2本のポールを2か所で交差させて天井側に短いポールを追加することで、快適な居住性を実現。
サイズ違いで3種類展開しています。
他のモデルより厚手の生地を使っているので耐久性もよく、メンテナンスしながら長く使うことができます。
付属のフットプリントを使用すると、フライシートとポールのみで自立します。
MSR エリクサー2の基本情報
フロアサイズ | 1.27m×2.13m |
収納サイズ | 51×17cm |
総重量 | 2770g |
耐水圧 | フライ 1,500mm フロア 3,000mm |
材質 | ポール:7000シリーズアルミ レインフライ:68Dリップストップポリエステル 耐水圧1500mmポリウレタン&DWRコーティング キャノピー:40DリップストップナイロンDWRコーティング、20Dマイクロメッシュ フロア:70Dナイロンタフタ 耐水圧3000mmポリウレタン&DWRコーティング |
MSRエリクサー2の口コミ・レビュー
購入してから長年愛用しています。
とても軽く、組み立ても楽なので必須アイテムです
秋のキャンプデビューをおすすめします!
ソロキャンプを始める目的として「静かな時間を過ごしたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そんな方には秋のキャンプデビューがおすすめです。
今回は設営しやすいドームテントをお伝えしましたが、初めてのキャンプにはトラブルもつきものです。
困った時には管理棟に相談すると助けになってくれますよ。