こんにちは、もめ(@momecamp0121)です!
キャンプをしていると、一度は聞くであろう「タープ」。レクタとかヘキサとか、いろいろあるのは聞いたことあるけど、違いがよくわからーん!という方、いるのではないでしょうか。私がそうでした。
今回は、タープを主な4種類に分類し、それぞれの特徴やどんな人におすすめなのかを解説していきます。
タープについてこれから知りたいという方は、ぜひ読み進めてくださいね!
当記事のコンテンツ
主なタープは4種類!いろんなシーンで使い分けよう!
タープとは、我々のキャンプを日光や雨から守ってくれる、屋根的な役割を果たしてくれるものです。テントを寝室とするならば、タープはリビングスペース・キッチンスペースに当たるでしょう。
多くのタープはポールやロープ、フレームによって建てられ、屋根のある生活スペースを作り出してくれます。タープがあることによるメリットは様々です。
- 直射日光を避けることができる
- 多少の雨が降っても外で料理などを楽しむことができる
- タープによっては虫や冷たい風を防いでくれる
- 生活スペースにプライベート感を生み出してくれる
このように、キャンプをより快適にしてくれるのがタープなんです。必ずしも必要ではありませんが、キャンプを何度もやっていると、タープが欲しいと思う場面に何度も出会うと思います。
さて、そんなタープには様々な種類があります。屋根だけのオープンタイプや、周りをメッシュなどで囲ってくれるスクリーンタイプ、オープンタイプの中でも屋根となる布の形状によって使い勝手が大きく異なります。
これらの違いを理解すれば、いろんなスタイル・場面によってタープを使い分け、より一層快適なキャンプを楽しめます。
本記事では、メジャーな4種類のタープをピックアップし、それぞれの特徴やどんな人におすすめなのかを紹介していきます。自分に必要なのはどれなのだろう…と考えながら読み進めてくださいね。
居住性の高い広々タープ!「レクタタープ」
出典:Amazon
まずはわかりやすい、四角形の「レクタタープ」です。レクタタープは、長方形を意味する「レクタンブル」からきていて、その名の通り長方形の形をしたオープンタープです。
「オープンタープ」とは、一枚の生地をポールやロープで張り、屋根を作ることができるタープのこと。開放感があり、ポールやロープの使い方によって張り方を工夫できるのが特徴。今回紹介している中ではレクタ・ヘキサ・ウイングがオープンタープに当たる。
レクタタープは、短辺の真ん中に一番長いメインポール2本、四つ角にそれよりも短いサブポール4本、合計6本のポールを使うのが基本的な張り方。
レクタタープの特徴
レクタタープの特徴は以下の通りです。
- 日陰面積が広い!
- 広い居住スペースを作り出せる
- 状況によってアレンジ可能
- 開放感がある
- 重くなりやすい
- 設営が大変
まずレクタタープの一番の特徴と言っても良いのは、日陰面積が大きいこと。長方形の形は、他の六角形やひし形と比べて、日陰面積、つまり実用面積が広くなります。
そのためサイズにもよりますが、比較的大人数での利用に向いていると言えます。
さらに、サイドポールを使うことによって側面も高く跳ね上げることができるため、開放感があるのも特徴です。
ポールの長さやロープの張り方によって、雨がうまく流れるようにしたり、太陽の傾きに合わせて屋根を作ったりとアレンジ方法も豊富です。
マイナスポイントとしては、生地面積が広く、ポールも多くなるためサイズが大きく、重くなりやすいことが挙げられます。設営は複数人いないと少し大変かもしれません。
どんな人におすすめ?
- 大人数でテーブルを囲いたい人
- 広い日影が欲しい人
そんなレクタタープがおすすめなのは、グループキャンプやファミリーキャンプなど大人数で1つのテーブルを囲みたい人や、夏に広い日影が欲しい人です。
アレンジも効きとても使いやすいタイプなので、持ち運べる車さえあれば、快適なキャンプを楽しめること間違いなしです。
楽々設営で便利!「ヘキサタープ」
出典:Amazon
ヘキサタープの名前は、六角形を表す「ヘキサゴン」からきています。その名の通り上から見ると六角形に見えるのがヘキサタープ。オープンタープです。
ポールは上下二か所の頂点に使い、サイドはロープを使って張ることが多いです。先ほどのレクタタープは6本使うことが多いですが、それに対しヘキサは2本なので、1人でも比較的楽に設営することができます。
ヘキサタープの特徴
- 2本のポールで設営できる
- 開放感がある
- アレンジできる
- 日陰面積が狭い
- 見た目がスタイリッシュ
開放感があり、アレンジが効きやすいのはオープンタープ共通の特徴になりますが、このヘキサタープの一番の特徴は何と言っても楽に設営ができること。
2本のポールで自立させてしまえば、あとはロープで張るだけでいいため、ソロキャンプなど1人の設営でも楽に張ることができます。
しかし、その分長方形のレクタタープよりも日陰面積は少なくなります。
見た目は、レクタタープよりもとんがったイメージで、張り姿が美しくスタイリッシュなのも特徴ですね。
どんな人におすすめ?
- 気軽さと居住性のバランスを取りたい人
- 少人数で使いたい人
ヘキサタープは、設営の気軽さと居住性のバランスが良いタープです。日陰面積はレクタよりも狭くはなりますが、少人数での利用ならプライベート感は増して快適です。
見た目のスタイリッシュさが好きで使っている人も、かなりいるようですよ。
風に強くてコンパクト!「ウィングタープ」
出典:Amazon
ウィングタープは、ヘキサタープと同じく基本的な張り方では、2本のポールで設営するオープンタープです。
ヘキサタープは六角形ですが、ウィングタープはひし形。このタープの形状が大きな違いです。
ひし形のウィングタープの方が居住性は落ちますが、よりコンパクトで気軽に設営できるので、ソロキャンプやバイクなどのツーリングキャンプにおすすめのタープです。
ウィングタープの特徴
- 2本のポールで設営できる
- 軽量コンパクトになりやすい
- 開放感とプライベート感のバランスが良い
- 日陰面積・実用面積が狭い
ウィングタープの基本的な特徴はヘキサタープと近いものがありますが、こちらの方がソロキャンプなどコンパクトなキャンプに特化した形になっています。
サイドの角が左右に1つなので、六角形のヘキサタープよりも日陰面積、実用面積は狭くなります。ただ、必要なロープの数は減らせます。
とにかくシンプルに、最低限の機能を求めるという方にぴったりな特徴を持っているのがウィングタープですね。張り姿もスタイリッシュで美しいです。
どんな人におすすめ?
- ソロキャンパーなど、コンパクトさ・プライベート感を重視したい人
おすすめしたいのは、やはりソロキャンパー。どうしても複数人で使うのには実用面積が足りないことが多いですが、ソロキャンパーならそれがむしろメリットに。
自分だけの狭い空間を自由自在に扱うことができるプライベート感は、ソロキャンプにぴったりですよね。
ハンモックと合わせて使っている人も多い印象のタープです。コンパクトな装備を目指したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
快適キャンプを楽しむなら!「スクリーンタープ」
出典:Amazon
スクリーンタープは他3つとはうって変わって、フレームやメッシュ生地などが使われ、全体を覆うように囲ってくれるのが特徴のタープです。
イメージとしては、床のないテントという感じ。側面もメッシュなどで覆うため、雨や風、虫などアウトドアの天敵から守ってくれる、スクリーンタープ独特な機能を持っています。
ただしそれに伴い設営や占有スペースも大掛かりになりやすく、上記3つのオープンタープとはかなり雰囲気が異なります。
とにかく周りの環境に影響を受けずに、生活スペースを確保したいときに使いたいタープです。
スクリーンタープの特徴
- メッシュやポリエステル生地に囲われていて、虫や雨から守ってくれる
- テントと連結してツールームテントのような使い方も可
- タープだけで自立するタイプも!
- 収納サイズは大きめ
- 開放感は少なめ
オープンタープは屋根だけなのに対し、壁の役割も果たしてくれるスクリーンタープ。一番の特徴は虫や風などから守ってくれること。側面をメッシュにすれば風を感じつつも虫を防ぐことだってできちゃいます。
さらにテントや車と連結させれば寝室との出入りがスムーズになるリビングスペースが完成します。
こんな風にとにかくキャンプの快適度を上げてくれるのがスクリーンタープですね。
一方で、設営が大変だったり、収納サイズが大きくなりがちだったりといったデメリットもあります。加えて、やはり開放感はオープンタープに比べて劣ります。
どんな人におすすめ?
- 虫や風とは無縁な快適キャンプを楽しみたい人
- プライベート感あるキャンプを楽しみたい人
- ファミリーキャンパー
スクリーンタープは、快適度がアップする代わりに、手間が増えるという特徴を持つため、ファミリーキャンプやグループキャンプなど大人数になるキャンプで特におすすめのタープです。
周りの出入り口を閉じれば、プライベート感は抜群なので、このポイントを重視する方にもピッタリのタープです。
自分に合ったタープを選んで、もっと快適にキャンプを楽しもう!
今回は4種類の異なるタイプのタープを紹介しました。
- 居住性と開放感に優れているレクタタープ
- 気軽さと居住性のバランスがあるヘキサタープ
- 気軽なプライベート感があるウィングタープ
- 機能性抜群で快適なスクリーンタープ
基本的にはどれもキャンプをより快適にするためのものですが、それぞれで良いところ・悪いところが存在します。場面場面によって使い分け、一層快適にキャンプを楽しみましょう!