アウトドアやキャンプでお湯を沸かしたり、調理をするギアの1つにバーナーがあります。
ソロキャンプでは1人で使うことが多いので、できるだけ軽量コンパクトなバーナーが良いです。
SOTOから発売されている「ウインドマスター」はそんな軽量コンパクトで風に強いバーナー。
今回はウインドマスターの基本スペックや使用感をレビューするのでぜひ参考にしてください!
当記事のコンテンツ
SOTO「ウインドマスター」とは?
新富士バーナー株式会社のアウトドアブランド「SOTO」から販売されるOD缶を使用した小型軽量のバーナーです。
アウトドア全般で使えるバーナー
ウインドマスターは小型軽量でポケットにも入る大きさです。
寒さにも強いバーナーで夏から冬までオールシーズン使用できて、お湯を沸かしたり調理するどんな場面でも活躍してくれる万能型なバーナーです。
基本スペック
【SOTO(ソト)/ マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310】
使用サイズ | 幅90mm×奥行117mm×高さ100mm |
収納時サイズ | 幅47mm×奥行51mm×高さ88mm |
重さ | 約67g(本体+ゴトク) |
素材 | ステンレス、樹脂(点火スイッチ) |
ウインドマスターの特徴
それではウインドマスターの特徴を解説します。
軽量コンパクト
ウインドマスターは軽量コンパクトな作りになっていて、ゴトクとセットで重量はわずか67gしかありません。
このためUL(ウルトラライト)重視な登山や自転車キャンプなど、荷物に制限があるアウトドアに最適です。
コンパクトな分、スタッキングも楽なので収納に困りません。
風に強い
ウインドマスターの特徴は軽量コンパクトのみにならず名前からも分かるように風にとても強いのです。
アウトドアでは天候の影響をモロに受けてしまうので、風の強い日はなかなか火が付かなかったり、安定しなかったりした経験があるのではないでしょうか?
ウインドマスターなら風の強い日でも安心して使うことができ、公式では風速20mでも消えないらしいですよ!
湯沸かしが速い
ウインドマスターの炎は一点集中なのでお湯が沸くスピードがとても速いのです。
スペック上の火力は2800kcal/h。
お湯が沸くまでわずかなので、ちょっとしたコーヒーを飲むにも最適です。
待ち時間も少なく、すぐに次の行動に移れるので時間が限られているときにとても便利ですよ。
とろ火が可能
お湯を沸かすだけならば火力全開でいいですが、調理でじっくり煮込みたいときなどはバーナーをとろ火にしたいところ。
このとろ火が苦手なバーナーってけっこう多いんです。ですがこのウインドマスターなら安心。
とろ火も問題なくできちゃいます。
寒さにも強い
このウインドマスターの寒さにも強い特徴があります。
「マイクロレギュレーター」と呼ばれる装置が付いていて、寒さでガスが気化できないときでもマイクロレギュレーターが気化の手助けをしてくれるのです。
そのため安定して火力を維持できます。
風に強い秘密
なぜウインドマスターが風に強いのか、その秘密に迫りましょう。
・秘密1 すり鉢状のバーナー部分
ウインドマスターのバーナー部分はよく見るとすり鉢状になっています。
このすり鉢状が吹き込んでくる風を遮ってくれるので、風の影響を受けにくくなるのです。
・秘密2 低いゴトク
ゴトクの位置も低くくバーナーとの距離が短いので、風の入り込むスペースが少なくなり風の影響を受けにくくなるのが特徴です。
ウインドマスター実際の使用感
実際にアウトドアやキャンプ、登山で使ってみた感想はとにかく便利。
積載量が限られる自転車キャンプや登山では、軽量コンパクトさが光ります。
ソロ用の小さなクッカーにきちんとスタッキングができるので、邪魔になりません。
火力も申し分なく、行動時間が迫られている登山ではすぐにお湯が沸くのは助かります。
冬の寒いときにでも点火・火力も安定しているので信頼性がとても高いです。
使い方も簡単でOD缶にウインドマスターを回し込んでゴトクをセットするだけ。
あとは調整レバーを反時計回りに回して弁を開き点火スイッチを押すだけで点火します。
火力が強すぎたり、弱すぎたりする場合は調整レバーで火力の調整しましょう。
このような収納袋が付属しているので使わないときは収納しておきましょう。
ウインドマスターのイマイチだったポイント
ウインドマスター1つあればほとんどのことはできると思います。
しかしどんな製品でも完璧なものはなく、このウインドマスターでも気になるポイントがいくつかありましたので紹介します。
純正のゴトクが小さい
出典:SOTO公式サイト
最初から付属するゴトクが3本のタイプなのですが、展開時の外径が100mmと小さいのです。
ソロ用の小さなクッカーを載せるだけなら問題ないですが、少しでもクッカーが大きくなると一気にバランスが不安定になります。
解決策はオプションとして別売りされている4本ゴトクが便利です。
外径は約144mmで純正ゴトクより安定感が増します。
折り畳みも可能で純正ほどではないですが、比較的コンパクトになります。
ゴトクのセットが手間になる
ゴトクが脱着式なのでバーナーにセットされているタイプに比べると展開時に多少時間がかかり、地味に手間だなと思うことがありました。
時間にしたらわずかなことですが、なかなかハマらなかったりすることも。
調理で使うには多少工夫が必要
出典:SOTO公式サイト
先ほどウインドマスターは一点集中でお湯が沸くのが速いと言いましたが調理の話になるとデメリットになってしまいます。
一点集中なのでそのまま高火力で加熱していると焦げてしまい、クッカーなど調理器具全体に熱が伝わりにくいのです。
ですが火力を弱く調整して、なるべく一点に集中しないように工夫すれば解決できます。
まとめ
イマイチだったポイントもありましたがもうバーナーはこれ1つで他はいらないかなと思えるほどよくできたバーナーです。
風に強い・低温に強い・軽量コンパクト・お湯が沸くのも速いと最高です。
大人数のキャンプでは非力になってしまいますが、ソロでの行動のときは常時クッカーにスタッキングして持って行ってます。
ぜひウインドマスターで快適なアウトドアライフを!