キャンプシーンで刃物を使用すると言うと、薪割りや焚火のシーンでしょうか。
筆者は主人に任せてしまいがちですが、オシャレな刃物を偶然見つけ何気なく覗いてみることに。
すると、刃物の多岐に渡る用途と共に他のギア達もキラキラと輝きを放っていて、サイトにくぎ付けになってしまいました。
1859年に創業した鍛冶屋さんが2015年に新たに立ち上げたブランド、それがFEDECAです。
昨今のアウトドアブームの流れに乗りそうなスタイリッシュなギア達をご覧ください。
当記事のコンテンツ
FEDECAとは
「刃物で遊ぶ文化をつくる」
そんなスタンスで誕生したFEDECA。
FEDECAがある兵庫県三木市は日本有数の刃物の産地になり、長年に渡って質の高い刃物を生み出し続けています。
大工道具などプロ向けの製品を制作していた神沢鉄工株式会社が、プロだけでなく誰もが日常的に刃物を気軽に楽しむ社会を目指して、2015年にFEDECAを誕生させました。
刃物を使う文化を次の世代に継承していくことに念頭におきながら、日常で刃物を正しく使い楽しむという視点にもワクワクさせられますよね。
また、刃物以外の製品も、ぜひキャンプで使用したいと思えるような製品ばかりです。
FEDECAのサイトを見ていると、キャンプ場でオシャレなFEDECA製品に囲まれた自分を想像してニヤニヤが止まらなくなるかもしれませんよ。
FEDECAの製品
It’s my knife Craft Easy
FEDECAと言えば、It’s my knife Craft!
自分だけのオリジナル刃物を作成できるキットになります。
難易度別に3パターンあるのですが、今回は初心者の方やお子様にとってもハードルが低いIt’s my knife Craft Easyのご紹介をいたしますね。
It’s my knife Craft Easyは、すでに面取り加工が施されており組み立てるだけで完成するので、手軽に自分だけのオリジナルナイフを作ることができます。
5分という短時間で完成できるのも魅力的ですよね。
ハンドル材には質感の良いブナを使用しており、こなれたアウトドア感がありますよね。
クラフト意欲がさらに湧き出てきたら、サンドペーパーでちょっと磨いたり塗装やウッドバーニングといったカスタマイズを楽しむこともできます。
お子様には大きくなった時に改めてプレゼントするとか・・・制作の思い出と共にキャンプなどに欠かせないギアになると良いですね。
ちなみに、難易度が最も高いIt’s my knife Folding Advancedであれば、制作時間は2~3時間になります。
本格的にチャレンジされたい方にはオススメです。
今年の年末年始、ご自宅でジックリと刃物と向き合ってみませんか。
刃渡りサイズ | 約45mm |
刃の厚み | 約1.5mm |
組立後全長 | 約149mm |
キットの内容 | クラフトナイフ×1本 ハンドル用の木材(ブナの木)×1組 組ネジ(真鍮)×2組 サンドペーパー(#120・#240)×各1枚 板ドライバー×1枚 ナイフシース(合皮)×1 つくりかた説明書×1 |
折畳式料理ナイフ
「折り畳める包丁」というコンセプトで生まれた、折畳式料理ナイフ。
山に持ち出せる携帯性がありながら、包丁としての操作性が良く切りやすくてコンパクトなナイフです。
折畳式料理ナイフのハンドル材は3種類あります。
積層強化木(リップルブラック)、木目の詰まった美しい木材で耐久力が高いイペ(ブラック)、名栗イペ(名栗ブラック)。
それぞれに見た目の個性があるので、お好みのデザインを選ぶ楽しさもありますよ。
また、見失うことを軽減するために首やバッグから下げれる真鍮製のランヤードホールがついているのも、アウトドア活動の際には便利です。
さらに、折畳式料理ナイフはメンテナンスしやすい構造になっているので、長年に渡って愛用していけるナイフになるでしょう。
実は、フォールディングナイフには「ブレードを折り畳んだ内部のメンテナンスが困難」という問題があります。
そこでFEDECAでは、その問題を解決するために、折畳式料理ナイフの構造をシンプルにして付属の板ドライバーでネジを緩めることでハンドルを外し簡単にメンテナンスすることが出来るようにしています。
内部に食材などが挟まっていると分かりながらメンテナンスが出来ずモヤモヤする事がないので、長年に渡ってキレイに愛用できるというのは嬉しいポイントですよね。
刃は、プロの職人にも愛用されている「銀紙三号」というステンレス鋼です。
ステンレスと一口に言っても種類は様々あるのですが、銀紙三号は錆びに強いだけでなく料理人向けの鋼材と同じくらいの硬度や切れ味を兼ね備えています。
キャンプや様々なアウトドアフィールド、または日常でも、ストレスなく調理に腕を振るうことが出来るでしょう。
刃渡り | 約72mm |
刃の厚み | 約2mm |
全長 | 約171mm (刃収納時 117mm) |
重量 | 約49g |
刃 | 両刃 3層の割込み(芯材/安来鋼銀紙三号・外層/ステンレス) |
柄 | イペ、名栗イペ、積層強化木 |
ネジ | 真鍮ネジ |
付属品 | 板ドライバー |
Bar Clamp Dripper Stand(バークランプドリッパースタンド)台座セット
「カッコ良すぎる!」
キャンプギアは一目惚れしたとしても、心を鬼にしてきちんと機能性などを確認してから購入するのが良いと常日頃思っているのですが、この バークランプドリッパースタンドは、それが許されるギアでしょう。
バークランプドリッパースタンド は、テーブルに挟んで使う新感覚ドリッパースタンドです。
真鍮の色合いが独特の雰囲気を出していて、これがキャンプサイトにあるだけでオシャレキャンパーになれそうです。
いや、なれるでしょう!
真鍮は、革と同じように使用頻度が多くなれば色が深くなっていき光沢がかすんできます。
人が触ったり空気中で酸化をすることで味わいのあるアンティーク調の色味に変化するのです。
バークランプドリッパースタンド は愛用する度合いで、真鍮の経年変化を楽しめるという訳です。
また、バークランプドリッパースタンドは、アウトドアにも持ち出しやすいように分解して持ち運びすることもできます。
クランプ式の支柱とドリッパーが入るリング部だけで構成されているので、分解も簡単なのです。
挟むところがない場合、専用台座に装着すれば場所を問わずドリップを楽しめます。
アウトドアに限らず、日常でもキッチンにそのまま置いてインテリアにも成りうるデザイン性の高さにウットリしてしまいませんか。
コーヒーを飲まない方でも、バークランプドリッパースタンド をインテリアとして取り入れるのもありですよね。
また、ドリッパーを装着する真鍮製のリング部は上下前後に可動することができます。
背の高いピッチャーやマグカップなど様々な大きさや高さに対応することができる万能性も、高い評価ができる点です。
人気があり過ぎて予約待ち状態になっているようですので、気になった方はお早目の検討をされた方が良いでしょう。
支柱サイズ | φ8 mm ×250 mm |
リングサイズ | φ8 mm ×165 mm , 内径 76 mm |
台座サイズ | 165×135×20 ㎜ |
本体 | 真鍮 ブラスト仕上げ |
台座 | ウォルナット材(ウレタンクリア塗装) |
重量 | 645g(本体 /台座 ) |
その他 | 板厚32㎜までのテーブルに挟むことが可能 |
Bar Clamp Lantern Stand (バークランプ ランタン スタンド)
ランタンスタンドのカラーと言えば、シルバーがほとんどです。
キャンプ場で真鍮製のバークランプランタンスタンドをさり気なく立てれば、みなさんのサイトの周辺には横目でさり気なくチェックしていくキャンパーさんがウロウロすることでしょう。
バークランプランタンスタンドは、1つ前に紹介したバークランプドリッパースタンドがベースになっており、コンパクトに持ち運べるランタンスタンドということで開発されています。
ここ数年のアウトドアブームで、一部のギアでは素材やデザインが際立つものが多いのですが、バークランプランタンスタンドはランタンを際立たせながらも、さり気ない存在感を放つ大人なランタンスタンドに仕上がっています。
使い方次第では、バークランプドリッパースタンドと同時にセットすることも出来ます。
合理性と機能美の最強の組み合わせですよね。
バークランプランタンスタンドもメンテナンスをしながら使用していけば、独特の風合いを出しつつ真鍮の経年変化を楽しむことが出来るでしょう。
また、邪魔にならないという事でユーザーが多い、地面に刺して使用するランタンスタンドに比べると、クランプ式で自然にも優しいですよね。
板厚40㎜までなら挟んで使用できるので、キャンプに限らずご自宅のお庭でも活用できそうです。
サイズ | φ8 mm × 1m(収納時27cm) |
重量 | 約690g |
素材 | 真鍮 ブラスト仕上げ |
耐荷重 | 1kg |
内容 | バークランプランタンスタンド本体 ×1 |
その他 | 板厚40㎜までのテーブルに挟むことが可能 |
Bushcraft Saw(ブッシュクラフトソー )替刃3種セット
ブッシュクラフトソーを所有しても、女性である筆者は使用する頻度は少ないかもしれません。
しかし、旦那さんや彼氏に持たせるならFEDECAのブッシュクラフトソーでしょう。
見た目がスタイリッシュでカッコいいですよね。
使ってるだけでイケメンに見えそう!
さらに、このFEDECAのブッシュクラフトソー、見た目だけではありません。
3種の替刃がセットされているので、木工DIYはもちろんのこと、鉄の切断や粗大ゴミのカットまで出来てしまいます。
1種類目は、薪&生木に適した粗目のブレードです。
使用用途として、キャンプで薪を切ったり生木を切るときに使用しましょう。
2種類目は、2×4材などの木工材を切るのに適した中目のブレードです。
DIYで木工材をカットする時や木製製品の粗大ゴミをカットする時に適しています。
1・2種類目の替刃には独自のメッキコーティングが施されているので、錆びにくくメンテナンスも簡単です。
ヤニや切り粉が付着しにくいので、作業中の引き心地にストレスを感じることもないでしょう。
3種類目の黒いブレードは、鉄やアルミ、真鍮、プラスチックを切断するのに適しています。
しなやかで折れにくいバイメタルを使用しつつ、刃先は切れ味抜群のハイス鋼を採用しているので、鉄やアルミの切断にもぜひチャレンジしてみて下さい。
使用用途としては、DIYで金属(アルミ・真鍮・鉄)やプラスチックを切断したり、プラスチック製や金属製(ステンレス除く)の粗大ゴミを切断するのに良いでしょう。
薪、木工材、鉄が切れるFEDECAのブッシュクラフトソー。
粗大ゴミのカットまで出来るのなら、家計の財布を握る奥様の紐も緩みそうですよね。
筆者なら、「買ってあげた感」を出しつつ(笑)直ぐにポチっとしてしまいそうです。
全長 | 340mm |
刃長 | 264mm |
重量 | 328g |
本体 | アルミダイキャスト |
柄 | ウォルナット |
内容 | Bushcraft Saw (ブッシュクラフトソー) 本体 × 1 生木用替刃 × 1 木工用替刃 × 1 金属用替刃 × 1 |
用途 | 生木用 (薪、生木) 木工用 (DIY 木材) 金属用 (鉄、アルミ、銅、真鍮、プラスチック) |
FEDECAでオシャレなキャンプをしよう!
刃物と人間は、長い歴史の中で共に歩んできました。
FEDECAのサイトにも「 木を削ったり食材を調理するといった、刃物一つで自然の恵みを加工する行為は人としての営みの根源です。」と綴られています。
ついつい楽で便利なアウトドア活動をしてしまいがちですが、刃物を使うことを意識すると、自然との距離感をグンと密に繋げられるかもしれません。
みなさんも、その原始的な体験をFEDECAのギアで体験しませんか。