気が付くと、テントが結露していて水滴だらけ・・・という経験はありませんか?
そのまま撤収するとカビが発生したり生地を痛めてしまったり、大事なテントの寿命を縮めてしまう原因となるのでしっかりとした結露対策が必須です。
そこで今回は、結露する原因や対応策、また水滴を拭き取るおすすめグッズをご紹介!
結露対策を万全にすることで、テント撤収の時間短縮が出来るほか、お気に入りのテントを長持ちさせることが出来ますよ!
テントが結露する原因とは?
出典:O-DAN
結露して水滴だらけのテントをそのまま折りたたんで保管すると、カビが発生しやすくテント生地を痛める原因となるため、事前の結露対策や撤収前に正しく手入れする必要があります。
大事なテントを長年愛用するために、まずは「テントが結露する原因」や「効果的な結露対策」を知ることが大事であり、長持ちさせる秘訣です。
なぜテントが結露する?
出典:写真AC
テント内が結露するのは、以下の原因が考えられます。
- 外気温とテント内の温度差
- 地面からの湿気
- 人の汗や就寝中の呼気から発生する水蒸気
- 設営場所
- テントの構造や生地の種類
おもな原因として考えられるのが「外気温とテント内の温度差」が挙げられます。
これは、テント内の暖かい空気が外気に冷やされ、その結果、生地内側に近い空気中の水分が結露として発生するのが大きな要因です。
またその他にも、「地面からの湿気」や「呼気から発生する水蒸気」、「設営場所」や「テントの種類」も影響するため、それらの要因を解消することで結露を抑制することが可能です。
テントの結露対策に効果的な方法とは?
出典:O-DAN
テントの結露対策に効果的な方法が以下のとおりです。
- 風通しを良くし、通気性を高める
- 扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
- 結露しにくいテントを選ぶ
- 結露する前に、新聞紙などで湿気を吸い取る
- 防水スプレーで常に水弾きを良くしておく
それぞれ詳しく解説していきます。
結露対策①風通しを良くし、通気性を高める
出典:写真AC
結露する大きな要因が温度差となるため、外気と内気温に急激な温度差を作らないよう風通しを良くし、通気性を高めるのが効果的です。
そのためテントの入り口を2箇所開放したり、ベンチレーション(通気口)やメッシュ窓をあけ換気したりすることで、テント内の温度差を作らず湿気が溜まらないよう対策することが可能です。
結露対策②扇風機やサーキュレーターで空気を循環させる
出典:クレイモア公式サイト
テント内に扇風機やサーキュレーターを設置することで空気が効率よく循環し、常に新鮮な空気が入れ替わり湿気がこもるのを防ぐことができます。
風のない日やテントに複数の入り口や通気口がない環境でも、扇風機やサーキュレーターを設置することで強制的に空気を循環させることができ効果的です。
アウトドア用扇風機については、こちらの記事をご参考に!
結露対策③結露しにくいテントを選ぶ
出典:写真AC
結露しにくいテントの条件として、以下の2つが挙げられます。
- ダブルウォール構造のテント
- コットンやポリッコン生地のテント
ダブルウォール構造のテントは、一枚壁のシングルウォールテントと違いフライシートとインナーテントの間に空気の層を作ることができるため「断熱効果」があります。
そのため外気温の影響を受けにくく、結露の発生を抑制することが可能です。
また、テント生地の素材を「コットン」や「ポリコットン」にすることで結露を抑えることができます。
コットンやポリコットン素材は、ポリエステルなどの化繊素材と違い湿気を吸収しやすく空気を通しやすいため、テント内の温度上昇を抑え結露の発生を軽減することが可能です。
結露しにくいおすすめのコットンやポリコットンテントについては、こちらの記事をご参考に!
結露対策④結露する前に、新聞紙などで湿気を吸い取る
出典:O-DAN
テントの結露対策として、新聞紙で湿気を吸い取るという方法もあります。
設営場所により地面からの湿気も大きな要因となるため、グランドシートと同時に新聞紙を床に敷き詰めることで湿気を吸収し、結露を軽減させる効果が期待できます。
結露対策⑤防水スプレーで常に水弾きを良くしておく
出典:O-DAN
テントの結露対策に直接効果はありませんが、防水スプレーで撥水性をキープしておくことも有効です。
どんな対策をしても結露を完全に抑えることは不可能なので、もし結露してもテント生地に染み込まずサッと拭き取るだけで手入れできる対策をとっていると撤収時の時間短縮に繋がります。
また防水スプレーで撥水コーティングを施すことにより水弾きを良くするほか、汚れが付いても落ちやすく、メンテナンスがしやすいという効果もあります。
テント用の防水スプレーについては、こちらの記事をご参考に!
テントの撤収が楽になる!水滴を秒で拭き取るおすすめの結露対策グッズ5選
もし、テントが結露しても、水滴をサッと拭き取ることでカビの発生を大幅に抑え、撤収時間も短縮することが可能です。
そこでここからは、結露した水滴を効果的に拭き取ることができるおすすめの対策グッズをご紹介していきます。
おすすめ①【ワイパー】 山崎産業 結露取りワイパー
出典:Amazon
モップやワイパーなどの掃除用品からプロ業者向けの清掃用具を幅広く展開している山崎産業の結露取りワイパー。
窓ガラスや浴室の壁面・鏡などに出来た水滴を独自のヘッド形状で素早く手軽に集めます。
出典:Amazon
ゴム製のブレードがしっかり密着するので、軽くなぞるだけのワンストロークで結露の水滴をしっかり回収。
水を切るだけのワイパーだと集めた水滴を拭き取る手間がありますが、半透明のグリップ部分に集めた水滴を回収できるので手間が掛からず便利です。
サイズ | 幅14×高さ8×長さ27cm |
重量 | 190g |
材質 | ヘッド:ABS、ボトル:PP、ブレード:PVC |
山崎産業 結露取りワイパーの購入者レビュー
・ガラスに吸い付く感じで、すごく綺麗に水滴が取れました。軽くなぞった程度の力で子供にも使いこなせるいい商品です。
・持ち手の所が水が溜まる容器になっているので漏れずに作業出来ます。
おすすめ②【結露吸水タオル】 アイオン 超吸水クロス
出典:Amazon
驚異の吸水力で結露した水滴をグングン吸い取る超吸水クロス。
クロス表面の微細な気孔が水分に触れた瞬間からどんどん吸収し、柔軟性のある素材を使用しているので傷や繊維クズを付けずスパッと拭き取ることが出来ます。
出典:Amazon
絞れば吸水力が回復するので、拭く・絞るを繰り返すことで何度でも水分を拭き取ることが可能。
かさばらず持ち歩けるので、テントの結露をサッと拭き取りたいときに最適です。
サイズ | 縦43×横22.5cm |
重量 | ー |
材質 | ポリエステル、PVCスポンジ |
アイオン 超吸水クロスの購入者レビュー
・お風呂と洗車に使っています。まだ吸えるの?っていうぐらい吸い込んでくれます。
・薄くても吸水力があるので、これ一枚でお風呂の壁は拭き取れます。
おすすめ③【吸水モップ】 ロゴス 瞬間吸水 すいとるテントミトン
出典:ロゴス公式サイト
テントを手でなぞるだけでしっかり結露を吸水するロゴスの「すいとるテントミトン」。
200ccの水を一瞬で吸い取るほど抜群の吸水力と保水量を誇るマイクロファイバー素材を使用し、テント撤収時の結露の拭き取りに大活躍します。
出典:ロゴス公式サイト
水分を含んでも一度絞ることで繰り返し吸水力が復活し、速乾性にも優れているので陰干しでも短時間に乾燥させることが可能。
汚れても洗濯機で洗えるので衛生的に使用できます。
サイズ | (約)幅20×奥行28.5cm |
重量 | 約80g |
材質 | マイクロファイバー |
ロゴス 瞬間吸水 すいとるテントミトンの購入者レビュー
・かさばらないですし身軽に持ち出せると思います。
・子供でも使いやすい!
おすすめ④【ブロワー】 マキタ 充電式ブロワ UB100DZ
出典:Amazon
老舗電動工具メーカーとして人気の高いマキタの定番充電式ブロワー。
軽く全長505mmのコンパクトサイズでいつでもどこでも手軽に結露を吹き飛ばすことができます。
出典:Amazon
標準で付属しているダストバッグを使用すれば集塵作業も可能となり、テント内のゴミを吸い取るなど幅広い用途に使用可能。
テントの撤収作業を劇的にスピードアップさせることができます。
サイズ | 幅155×高さ184×長さ505mm |
重量 | 1.4kg ※バッテリ(別売)含む |
連続使用時間 | 風量「強」:約8分、「中」:約20分、「弱」:約45分 ※1充電あたり |
マキタ 充電式ブロワ UB100DZの購入者レビュー
・10.8Vなんてどうなのかな?って思ってましたけど、風量があり乾いた葉っぱは軽く吹き飛ばしてくれます。
・洗車で使っています。水滴を勢いよく弾き飛ばしてくれます。
おすすめ⑤【サーキュレーター】 スノーピーク フィールドファン
出典:スノーピーク公式サイト
アウトドア仕様のポータブル扇風機として先駆的モデルであるスノーピークの高機能フィールドファン。
テント内に設置し空気循環を促すことで結露の発生を抑制することができます。
出典:スノーピーク公式サイト
AC電源とバッテリーの両方で使える2WAYタイプで場所を選ばず使用でき、重量1.3kgと非常に軽く持ち運ぶことが可能。
冬場もテント内の暖房効率を高めるサーキュレーターとしての効果も発揮し、年中キャンプで大活躍します。
サイズ | 185×272×284mm(バッテリ除く) |
重量 | 1.3kg(バッテリ除く) |
連続使用時間 | 弱:約9時間40分 |
スノーピーク フィールドファンの購入者レビュー
・見た目も機能も満足です!
・マキタのスノーピーク仕様です。値段が高いけどスノーピークブランドだと永久保証だから安心!
結露して濡れたテントの乾かし方
出典:写真AC
結露や夜露で濡れたテントは、撤収前や帰宅後にしっかり乾かすことでカビの発生を抑え、保管後も次回使用時に気持ちよく使うことができます。
そこでここからは、濡れたテントの正しい乾かし方をご紹介していきます。
- 撤収前にテントの入口や窓を全開にし風通しをよくする
- すぐにテントを撤収せず、しばらく太陽の日に当て自然乾燥させる
- ある程度乾燥したら吸水タオルやブロアを使い、完全に水滴をなくす
- 帰宅後もすぐに保管せず、庭やベランダに干し完全に乾燥させる
- 汚れが目立つ場合は、風呂場や庭で水洗いし、しっかり乾燥させたあと保管する
カビの発生やテント生地の劣化を抑えるため、濡れたまま保管しないというのが最も重要なポイント。
乾燥させるときは直射日光を避け、日陰に干すことで色褪せや劣化を最小限に防ぐことができます。
また保管する際も、通気性がよく湿気がこもらない場所を選ぶようにしましょう。
プロの技術でテントを長持ちさせる「テント専門クリーニング業者」については、こちらの記事をご参考に!
まとめ
今回は、テントの結露対策や水滴をしっかり拭き取るおすすめグッズをご紹介してみました。
お気に入りのテントを長持ちさせるためには、事前の結露対策や水滴をしっかり拭き取り乾燥させることでカビの発生や生地の劣化を抑えることができ、保管後も気持ちよく使用することができます。
今回紹介した結露対策や水滴を拭き取るおすすめグッズを参考に、お気に入りのテントを長持ちさせて快適なキャンプライフを楽しんでみてくださいね!