雨の日のキャンプを楽しむための、必須アイテムのひとつであるレインウェア。
アウトドアに特化した商品から、タウンユースでも活躍する商品まで、様々なタイプのレインウェアが販売されています。
急な天候の変化に備えて、キャンプに行く際は特に準備しておくと安心感がありますね。
お気に入りのレインウェアがあると、雨の日の憂鬱さも晴れること間違いなしです。
ぜひお気に入りのレインウェアを見つけてみてください。
当記事のコンテンツ
防水と撥水の違い
出典:unsplash
レインウェアを選ぶ際に、気になるのが「防水」と「撥水」の違い。
防水と撥水の簡単な違いは、防水は水を通さないようにした加工のこと、撥水は水をはじく加工のことです。
防水加工の特徴
防水加工とは、水を通さない生地そのものを使用して作ったり、生地の隙間にゴムや合成樹脂を塗りこんで水を通さないようにする加工の事を指します。
メリット | 水を通さない力が強い
効果が持続する |
デメリット | 通気性が悪く蒸れやすい |
防水加工のデメリットである、通気性の悪さを解消するために開発された素材が、防水透湿素材と呼ばれるものです。
有名なところでは、ゴアテックスが防水透湿素材にあたりますが、独自の防水透湿素材を開発し、使用しているメーカーもあります。
撥水加工の特徴
撥水加工とは、生地の表面をコーティングして水をはじく加工の事を指します。
メリット | 通気性があり蒸れにくい
安価で手軽に使用できる |
デメリット | 水を防ぐ力が弱い
効果が継続しない |
撥水スプレーなどの商品もあり、あとから生地を撥水加工することも可能です。
素材そのものではなく、表面のみの加工なので使用しているうちに効果は落ちてきてしまいます。
水の量や、水にあたる時間などによっては生地の隙間から内側に水が浸透することもありますので注意が必要です。
レインウェアの耐水圧と透湿性とは
出典:unsplash
レインウェアには、耐水圧と透湿性という数値が表記してある商品があります。
着用時の快適さに関わってきますので、確認しておきましょう。
レインウェアに必要な耐水性
耐水圧とは、生地に浸み込もうとする水の力を抑える数値の事です。
耐水圧の数値で、どのくらい水の圧力に耐えられるのかという目安になります。
数値の目安として
- 300mm・・・小雨に耐えられる
- 2,000mm・・・中雨に耐えられる
- 10,000mm・・・大雨に耐えられる
- 20,000mm・・・嵐に耐えられる
と言われています。
キャンプでのレインウェアは5,000mm~1,0000mmの商品を選ぶのがおすすめです。
レインウェアの透湿性とは
透湿性とは、着用したときにどれくらい蒸れないかの目安になる数値です。
24時間に何グラムの水分を外に逃がすのかという数値になります。
透湿性のないレインウェアで活動すると、雨には濡れなかったけど汗でびしょ濡れ…なんてことになりかねません。
透湿性の数値の目安として、蒸れにくいレインウェアを求める場合は少なくとも5,000gのもの、可能であれば8,000gのものを選ぶといいでしょう。
山登りなどのハードな活動で使用する場合はさらに高い数値のものが理想です。
レインウェアの種類
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レインウェアには、大きく分けて3つの種類があります。
それぞれに特徴があり、適する場面が変わってきます。
レインスーツ
出典:田中産業
気温の低い時や、強い雨の時に活躍するのがレインスーツ型です。
レインスーツは、ジャケットとパンツに分かれており、特徴は防水性の高さ。
ジャケットとパンツが身体全体をカバーするので全身をしっかり防水することができます。
足さばきもよく動きやすいので、キャンプでは悪天候時のテントの設営時に活躍します。
レインポンチョ
出典:kiu
レインポンチョは、頭の上からサッとかぶるだけで簡単に着用できるのが特徴です。
気軽に着脱できる反面、足元が雨に晒されるなどのデメリットがあります。
コンパクトに収納できる商品が多いので、設営後のちょっとした移動の際などに活躍します。
レインコート
出典:thenorthface
レインコートは、長めの丈でコートのように着るレインウェアです。
レインポンチョの袖や裾のバタつき、カジュアルさが気になる方は、レインコートがおすすめです。
ビジネスや通学でも活躍するデザインのものから、アウトドアに特化したものなど幅広いデザインがあるので、タウンユースと兼用したい方にもおすすめです。
雨キャンプにおすすめのレインウェア5選
モンベル トレッキング レインポンチョ
出典:mont-bell公式
モンベル独自の高耐水圧素材である、ハイドロプロを使用したレインポンチョです。
縫い目にも同素材のシームテープ処理を施すことで高い防水性能を実現しています。
前後の見頃を合わせるためのスナップボタンや、ロールアップフードなどアウトドアブランドならではの細かな機能性も満載です。
出典:mont-bell公式
軽量でコンパクトに収納できるので、天候の不安定な際に持っていると安心です。
商品名 | トレッキング レインポンチョ(男女兼用) |
価格 | 8,250円(税込み) |
耐水圧 | 5,000mm |
カラー | ライトグリーン(FRGN)、タン(LTN)、ブルー(ORBL)、ホワイト(WT) |
サイズ | S(150~165cm)、M(160~175cm)、L(165~180cm) (男女兼用) |
収納サイズ | 9×9×14cm |
モンベル トレッキングレインポンチョの口コミ・レビュー
写真の色より数段濃いものが届きましたので注意が必要です。
商品は薄手で小さく折り畳みができ、防水性も抜群で天気の急変に大活躍でした。
kiu ニュースタンダードレインポンチョ
出典:kiu公式
kiuのニュースタンダードレインポンチョは、機能性とデザイン性を兼ね備えたレインポンチョです。
従来のポンチョとの違いは、独立したアーム部分。
可動域が広がり、安全性や動きやすさが向上しました。
ボタン付きのフルジップ仕様で、雨に濡れた後でも着脱がしやすいのが特徴。
たくさんの色やデザインの中から選べるので、好みのデザインが見つかるでしょう。
商品名 | ニュースタンダードレインポンチョ |
価格 | 6,930円(税込み) |
耐水圧 | 20,000mm |
素材 | ポリエステル100% 表面:はっ水加工 裏面:TPUラミネート加工(熱可塑性ポリウレタン) |
サイズ | 前丈:94cm 着丈:105cm 幅:125.5cm |
重量 | 480g |
kiu スタンダードレインポンチョの口コミ・レビュー
防水性能は申し分ないですが、長時間着用していると蒸れが気になります。
デザインが豊富でかわいいです。
ゆとりのあるサイズ感で、冬場もそのまま着用できるのがよかったです。
ワークマン レインスーツ STRETCH Perfect
出典:ワークマン公式
ワークマンから販売されている、レインスーツSTRETCH Perfectは、防水性・透湿性・軽量性・ストレッチ性を搭載した商品ながら、手頃な価格が魅力です。
スタイリッシュで細身のシルエットは、デザイン性にも優れ様々な場面で活躍します。
サイズ展開も豊富で、どんな世代でも愛用できる商品です。
商品名 | レインスーツSTRETCH Perfect |
価格 | 4,900円 |
耐水圧 | 10,000mm |
透湿度 | 8,000g |
サイズ展開 | S~5L |
重量 | 590g(Lサイズ) |
ワークマン レインスーツSTRETCH Perfectの口コミ・レビュー
今までのレインウェアは、ガサガサ、ゴワゴワで動きにくかったのですが、このレインスーツはストレッチが効いているので快適に過ごせました。
デザインも格好よく、とても気に入っています。
ヘリーハンセン ボーダーヘリーレインスーツ(ユニセックス)
出典:ヘリーハンセン公式
ヘリーハンセン定番の、防水ジャケットとパンツがセットになったレインスーツです。
ヘリーハンセンの象徴ともいえる、防水透湿素材「ヘリーテック」を使用したこのモデルは、耐水圧なんと40,000mmです。
携行に便利なスタッフサック付きで収納もコンパクト。
裏地には抗菌防臭加工が施されています。
商品名 | ボーダーヘリーレインスーツ(ユニセックス) |
価格 | 17,710円(税込み) |
耐水圧 | 40,000mm |
透湿度 | 20,000/m²・24h(B-1法) |
素材 | HELLY TECH PROFESSIONAL 40Dリサイクルナイロンタフタ3L(表側:ナイロン100%(コーティング等樹脂加工) 、裏側:ナイロン100%) |
サイズ展開 | WS~XL |
ヘリーハンセン ボーダーヘリーレインスーツの口コミ・レビュー
デザインもいいですが、さすがの機能性です。
防水もしっかりしているのに蒸れにくく快適です。
the north face ジップインマグネマウンテンコート(ユニセックス)
こだわりのある一着を求める方におすすめなのが、THE NORTH FACEのジップインマグネマウンテンコートです。
フリースジャケットなどインナーを連結できるジップインマグネシステム対応モデル。
採用されている防水透湿素材である「HYVENT」は、THE NORTH FACEが独自開発し、長年親しまれてきた素材です。
あまりアクティブに動くことのない高規格キャンプ場や、平地でのオートキャンプをメインに楽しむスタイルの方に最適なレインコートです。
機能性とデザインを兼ね備え、もちろんタウンユースとしても活躍します。
商品名 | ジップインマグネマウンテンコート(ユニセックス) |
価格 | 27,720円 |
素材 | <表地>HYVENT LYOCELL Ripstop 2L(表側:再生繊維(リヨセル)100%、裏側:ナイロンメンブレン) <裏地>LYOCELL Ripstop(再生繊維(リヨセル)100%) <裏地>TNF Embossed Taffeta(ポリエステル100% |
サイズ展開 | XS~XL |
重量 | 約910g(Lサイズ) |
THE NORTH FACE ジップインマグネマウンテンコートの口コミ・レビュー
表面の生地感に軽さが出ていて素敵です。
ジップインのインナーを購入したので、寒さ対策もばっちりで長いシーズン活躍しそうです。
お気に入りのレインウェアを見つけよう
お気に入りのレインウェアがあると、雨の日のキャンプもぐっと楽しくなるものです。
雨の中の設営は大変ですが、タープやテントの中から眺める雨模様もまた自然を感じられていいものです。
キャンプの時のレインウェアは、その日の天候や気温に合わせて、最適な組み合わせを楽しむと、雨でも快適なキャンプが楽しめますよ。