キャンプ飯の定番料理である燻製。
匂いや煙が気になって自宅ではなかなかできない燻製も、キャンプ場では思い切り楽しめる人気メニューのひとつです。
今回はキャンパーに人気のスモーカー、キャメロンズのミニスモーカーを使った燻製料理を紹介していきます。
当記事のコンテンツ
キャメロンズ ミニスモーカーの基本情報
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出典:キャメロンズ
キャメロンズは、アメリカ発のスモーク料理のリーディングカンパニーです。
一流レストランでも愛用されているスモーカーは、キャンプだけでなく日常の料理でも活躍します。
サイズ | 使用時:17.5×42.5×7cm 収納時:17.5×30×7cm 網からフタまでの高さ:約4.5cm (スモークチップを敷いてない状態) |
重量 | 1265g |
素材 | ステンレス |
セット内容 | 本体/トレイ/網/フタ/スモークチップ155ml ×1/日本語説明書 |
対応熱源 | ガス/炭火/オーブン/IH |
キャメロンズ ミニスモーカーの特徴
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出典:キャメロンズ
どんな熱源にも対応
キャメロンズのミニスモーカーは、IH、ガス、直火、炭火とどんな熱源にも対応しています。
アウトドアだけでなく自宅でも大活躍です。
ただ、自宅のガスコンロでは熱センサーが働いて火が消えてしまうことがあるので、センサーを解除したり、五徳を使用するなどして対応するといいでしょう。
お手入れが簡単
素材は扱いやすく丈夫なステンレス製。
普通の食器と同様に、通常の食器用洗剤とスポンジで丸洗いが可能です。
さらに食洗器の使用も可能。
シンプルな構造でパーツも少なく、手入れが簡単なのが特徴です。
煙が少ない
ミニスモーカーは、煙が少なく家庭でも使いやすいよう設計されています。
キャメロンズから販売されているスモークチップは粒子が細かく、少ないチップでもスモークフレーバーが添加できるので、さらに少ない煙での燻製が可能です。
コンパクトなサイズ
ハンドルを折りたたんで持ち運ぶことができるので、キャンプに持って行く際もコンパクトに収納することができます。
燻製の基本
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出典:キャメロンズ
燻製は冷燻/温燻/熱燻の3種類
燻製には、温度や燻製時間、食材に合わせた3種類の燻製方法があります。
冷燻
20℃~30℃の温度で、数日掛けて長時間燻製する。
生ハムやスモークサーモンに向いており、しっかりとした温度管理が必要なので、上級者向けの燻製方法です。
水分が抜けて硬めの仕上がりになるのが特徴。
温燻
30℃~70℃の温度で、じっくり燻製する方法。
幅広い食材に使われており、燻製料理では最もよく使われている方法です。
熱燻
80℃以上の温度で、短時間で燻製する方法。
卵や肉などに向いていて、色が付きやすいが水分が残るので保存には向いていません。
キャンプでの燻製で最もやりやすい方法がこの熱燻です。
基本の3ステップ
①味付け
燻製は味がつくわけではないので、塩などを使って食材に味をつけていきます。
チーズやソーセージなどの味がついている食材は、この工程を省いて構いません。
②乾燥
食材を風に当てて乾燥させる工程です。
水分が多く残っていると、酸味が強くなったり色付きが悪くなってしまいます。
③燻煙
燻製と言ったら、もくもくとあがる煙ですよね。
スモークチップや、スモークウッドを使って食材に煙をかける工程です。
ミニスモーカーを使って燻製に挑戦!
キャメロンズを使ったスモークチキンの作り方を紹介します。
- 下準備チキンに下味をつけて乾燥させる
- ストーブトップスモーカーにチップを敷く大さじ1と1/2程度のスモークチップをこんもりと敷く
- 食材を置く網の上に食材を並べる
- 蓋をして火にかけるスライド式の蓋を最後までしっかり閉めて火にかける
- 完成!完成後少し寝かせてから食べる
STEP1 下準備

スモークチキンにする鶏もも肉は、事前に味付けして持って行くと便利です。
皮目にフォークで穴を開け、塩と胡椒を適量(小さじ1程度)両面に振ります。
通常の塩の代わりに、クレイジーソルトやほりにしなどのアウトドアスパイスを使用するのもおすすめです。
持って行く時のポイントは、できるだけ燻製の前に食材の水分を飛ばすこと。
脱水シートなどを使用すると、燻製の嫌な酸味やえぐみが出にくくなります。
STEP2 キャメロンズ ストーブトップスモーカーにチップを敷く

それでは、実際にキャンプ場で燻製していきます。

まずはチップを敷きます。
購入時にセットになっているチップを使い切ってしまったので、今回はsotoのスモークチップ(さくら)を使用しました。
STEP3 食材を置く
その上に、受け皿、網、食材を順に乗せていきます。

今回は、キャンプらしく焚き火で燻製していきます。
もちろんガスコンロや、ガスバーナーでも使用可能ですが、小型のガスバーナーを使用する際は、輻射熱に注意してください。
STEP4 蓋をして火にかける

火にかけると、ミニスモーカーのスライドした蓋の隙間から煙が上がります。
スモークチキンは、強火で短時間燻製する熱燻がおすすめ。
火の調整が簡単なので、初心者でも失敗の少ないメニューです。
完成!

燻製すること20分、蓋を開けると綺麗な色がついていました。
チキンもしっかり中まで火が通っています。

味をなじませるために少し時間をおいて、ポケットストーブで温めながら食べます。
調理してみて改善したいと思ったポイント
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出典:キャメロンズ
具材の水分をしっかり飛ばすこと
食材を燻製にする時は、具材の水分をしっかり飛ばすことがとても大事です。
チキンにばかり気を取られ、ウインナーは水分が残っており、酸味があり味がよくありませんでした。
燻製前に風に当てるなどの、しっかりと水分を飛ばす工程の重要性を強く感じました。
アルミホイルを敷いて汚れを防ぐ
肉などの油の多い具材を燻製するときは、多くの油が滴ります。
網の下のトレイに、あらかじめアルミホイルを敷いておくと、そのあとの片付けがとても簡単です。
焚き火で使用する場合の煤対策
焚き火で使用すると、どうしてもミニスモーカーが煤で汚れてしまいます。
ミニスモーカーに汚れが付くのが気になる場合は、あらかじめ水に溶いたクレンザーを塗っておくと、ついた煤が落ちやすくなります。
ナッツ類は落ちないように工夫をする
今回、ミックスナッツをお弁当用のアルミカップで燻製しましたがとても不安定…。
バーベキュー用のアルミカップなど、丈夫な素材のものを用意すると、ストレスなくナッツ類の燻製をすることができます。
キャンプで燻製を楽しもう

今回紹介した、キャメロンズのミニスモーカーはソロキャンプにも最適なサイズです。
燻製料理は、煙や匂いを気にせずに思い切ってできるキャンプならではの料理です。
キャメロンズでは、ミニスモーカーより大きいストーブトップスモーカーも販売しています。
様々な食材を試して、大勢で燻製料理を楽しむのもいいですね。
ミニスモーカーには、レシピ集も付属しているので、きっとお気に入りの食材や料理が見つかると思いますよ。