パンに挟めば、主食にもおやつにもなるホットサンドメーカー。外はカリッと、中はとろ〜り溶けたチーズなど、簡単で美味しい料理ができる便利なギアですよね。
ホットサンドメーカーは、ブラジルのバウルー村生まれの調理器具。ブラジルではバウルーという道具名で通用しています。
バウルーは、新潟県燕市の田巻金属(株)が、日本の食パンに合わせて開発設計。バウルーホットサンドが、日本製ということも驚きですよね。
今では各社多種多様なホットサンドメーカーが出回っていますが、筆者も便利さと購入しやすい価格により、ついつい増えてしまいました。
今回は、筆者が持っているホットサンドメーカーの使用感を比較してみました。ぜひ、参考にしてください。
当記事のコンテンツ
キャンプスタイルによって増えてしまった筆者のホットサンドメーカー
サンドイッチやトーストの食感と違い、シンプルだけど絶妙に美味しいホットサンド。ステーキ・肉まん・チーズタッカルビもできてしまう多機能調理器具です。
筆者は異なるタイプで、4つ所有していますが、どのタイプがいいか迷っている方は、参考にして下さい。
snow peakホットサンドメーカー(トラメジーノGR-009R)
初めて購入したホットサンドメーカー。2枚同時に焼け、ハンドルが折りたたみ可能である為、コンパクトに携行できるのが特徴です。
見た目・質感共にセンスあるデザインで、スタイリッシュで格好いいのも購入の決め手でした。
熱伝導に優れたアルミダイキャストを使用することで、外側カリッと中はしっとりと仕上がり、美味しいホットサンドが作れます。
2枚に分れている事で、片側ホットサンド・片方ウインナーのように違う調理ができるのも便利です。
デメリットとして、パンは耳を切らなければ入らないのが難点。コンパクトな焼面により通常のホットサンドメーカーより、レシピも限られがちです。しかし、パンの耳の場合、後で丸めて焼けば別のレシピにもなります。
出典:Amazon
本体材質 |
アルミダイカスト(シリコン塗装) |
サイズ | 33×20.5×4cm |
重量 | 880g |
Colmanホットサンドメーカー(1709435)
耳も切らずに通常の食パンをホットサンドしたく、選んだホットサンドメーカー。中が分れていることにより、ホットサンドを切らずに半分にしやすく出来ているのが特徴です。
トラメジーノでコンパクト設計に馴染んでいたのもあり、荷物の隙間に入るのを探してました。Colmanのホットサンドメーカーの取手も外すことができ、コンパクトになり携行性も優れています。
Colmanランタンの焼き印がつき、見た目にも映えるホットサンドが作れます。中の仕切りが三角になっているので、焼きおにぎりも作りやすいです。
仕切りにより2種類の食材を焼くには便利ですが、その反面ステーキや餃子など、全面焼きが出来ないので、レシピの幅も広げづらいのが難点です。
本体材質 | アルミニウム |
サイズ | 40×13.5×3.8cm |
重量 | 558g |
和平フレイズホットサンドメーカー(RB-2048)
キャンプでホットサンドを作っていくうちに、自宅のIHコンロでも作りたくなり、IH対応も対応可能な3個目のホットサンドメーカー。
色々レシピもひろげたく全面焼きタイプをセレクト。オムレツや肉料理も可能であり、キャンプと自宅で大活躍しています。
あえて耳を圧縮しないタイプにしたのは、焼き面積を広くとりたいため。耳を圧縮してくっつけるタイプは、中身もはみ出ず食べやすいですが、その分焼き面が狭くなります。
好みにもよりますが、より多くの具材を載せられるよう、耳を焼かないタイプにしました。IH対応なので、なるべく火を使いたくない車中泊にも適していますよ。
出典:Amazon
本体材質 | アルミニウム |
サイズ | 35×15×3.6cm |
重量 | 690g |
ハックMontagna 1枚専用ホットパン(HAC3113)
ソロキャンプを長年続けていくと、パンを2枚重ねての朝食は、量的にも多くなってきました。食パン1枚専用ホットサンドメーカーがあることを知り、お試しの4つ目のホットサンドメーカーです。
実際使用してみると、全ての料理において適量に作れるので、ホットサンド以外につまみを作るのに適しているのを実感。コンビニ惣菜も温めるのに丁度いいサイズです。
少し水を入れ蒸す感じで、ひっくり返すだけの手間要らずで、ソロキャンで適量なつまみができるのは非常に便利です。
1枚専用なので、本体が小さいため火をかけている最中、安定感がありません。調理中はずっと持っていないといけないのが難点です。
出典:Amazon
本体材質 | アルミニウム |
サイズ | 15×3.0×2.9cm |
重量 | 370g |
増え続けたホットサンドメーカーの魅力とは?
ホットサンドメーカーを購入した時は、現在のような豊富なラインラップは揃っていませんでした。便利さゆえに新登場する製品に目移りし増えていったのが現状です。
フライパン要らずの万能調理ギア
出典:Amazon
両面プレートで加熱するため、調理の手軽さと便利さは抜群です。直火式の製品であれば、ひっくり返すだけ、電気式であればその手間も入りません。
直火式であれば、ジョイントを外せるタイプが多く、フライパン代わりとして利用できる万能調理器具です。
コンパクトで携行性にグッド
出典:Amazon
ホットサンドメーカーそのものが、嵩張るものではないため、ギアボックスの隙間スペースにも収まります。
ミニマムな装備が必要なツーリングでも、積載の邪魔になりません。携行性にも優れ、食器代わり
にもなるので、使用用途も多様化できます。
何でも挟めば簡単美味しいホットサンドが完成
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具材を挟むだけのホットサンドメーカーは、食材の組み合わせ次第で、無限のレシピが楽しめます。
手軽さと便利さで、バリエーション豊かな調理が可能。簡単に済ませたい時でも、短時間でしっかりとした食事ができます。
手入れも簡単
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直火式のホットサンドメーカーであれば、そのほとんどが分離可能です。コーティング素材により、こびりつきにくい加工処理が施されている商品が多く、お手入れも楽々です。
電気式は、分離型は少ないですが、プレートのコーティング素材により、水拭きでも綺麗になります。
色々試した結果、ホットサンドメーカーの選び方
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ホットサンドメーカーを購入するポイントをいくつか紹介します。
直火式にするか電気式にするか
一言で言えば、キャンプ派は直火式・車中泊派は電気式を選ぶのが無難です。
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直火式は、直接プレートを加熱するため、焦げつきも好みで変えられ、ひっくり返しながら両面を焼いていきます。
調理中は目が離せないものの、キャンプで楽しめる調理器具です。サクッとした食感は直火式には敵わないでしょう。
出典:Amazon
電気式は、熱源を必要とするためポータブル電源などが必要となってきます。
熱源が上下にあるホットプレートのような形状なので、ひっくり返す手間もなく、ほったらかし調理が可能です。直火式に比べ時短になるが、食感は直火式の方がサクッとしています。
シングルかダブルか
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人数でその選択肢が決まります。ファミリーや仲間うちで行くならダブル、ソロやデュオで行くならシングルの大きさが丁度いいでしょう。
ソロキャンプなどでは、シングルの仕切りなしタイプにすることで、ホットサンドメーカー1つでオールマイティにこなせるキャンプギアになります。
耳まで挟んで焼けるかで選ぶ
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耳まで挟んで焼ける製品だと、中の具材がこぼれにくくなるので食べやすくなります。反面、内寸が狭くなるので、ホットサンド以外の調理をする場合、大きさが限られてしまいます。
耳にこだわりがなければ、内寸を多くとれる製品を選ぶことで、より多くの餃子なども焼くことが可能です。
焼き目のデザインで選ぶ
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焼き目のデザインも考える基準となります。パンが普通に焼けるより、デザインが焼印されると、写真映えもするので美味しく見えます。
焼印には各社のブランドやキャラクター、プレートに波型が施されたものなどがあります。デザインが具材に焼印され、お子様も大喜びしますよ。
お気に入りのホットサンドメーカーを見つけて、美味しいレシピにチャレンジしよう!
今回は、筆者が所有しているホットサンドメーカーを紹介しました。
電気式は所有していないため直火式に関して言うと、キャンプでひっくり返して開けたり閉めたりしながら、焼き加減を楽しむ時間は非日常を感じられます。
現在、所有しているホットサンドメーカーで出番が多いのは、和平フレイズホットサンドメーカーです。IH対応と仕切りがないため、無限のレシピが自宅やキャンプで大活躍しています。
ハックMontagna 1枚専用ホットパンもソロキャンプに丁度いいので、常にギアボックスの中に入れています。
コールマンとスノーピークは、それぞれの難点が故に、めっきり出番がなくなりました。
今では多種多様な製品が出回っています。それぞれのキャンプスタイルに合ったホットサンドメーカーを見つけて、様々なレシピに挑戦してみて下さい。また1つ楽しいひと時を手に入れられますよ。