エコで環境に優しい暖房器具として注目されている「ペレットストーブ」。
薪ストーブに比べ煙や灰が非常に少なく、手間要らずで取り扱えるのが魅力ですが、キャンプでも手軽に持ち運べる小型モデルがあることをご存知ですか?
そこで今回は、「ペレットストーブのメリット・デメリット」や「キャンプにおすすめの小型モデル」をご紹介していきます。
ペレットストーブに興味がある方や、薪ストーブと同様炎の揺らぎを楽しみながらもっと手軽に扱える暖房器具をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
当記事のコンテンツ
ペレットストーブとは?
出典:Amazon
ペレットストーブとは、「木質ペレット」を燃料とした暖房器具のこと。
燃料となる木質ペレットは、間伐材や製材加工時にでる「おが屑」や「樹皮」「廃材」などを細かく粉砕し、円筒状に圧縮加工され作られているのが特徴です。
そのため木質ペレットを燃料とする「ペレットストーブ」は、本来捨ててしまう「おが屑」などを材料にしているのでエコで環境に優しい暖房器具とされています。
出典:Amazon
また、薪ストーブにくらべ煙が灰が非常に少なく、手間要らずで取り扱えるなどさまざまな魅力があり、近年では室内に限らず、小型ペレットストーブをキャンプの新たな暖房器具として多くのキャンパーが取り入れています。
ペレットストーブのメリット・デメリット
出典:Amazon
「木質ペレット」を燃料としたペレットストーブは、薪ストーブに比べ以下のようなメリット・デメリットがあります。
ペレットストーブのメリット
- エコで環境に優しい「木質ペレット」を燃料に使用
- 手間が掛からない
- 燃焼効率がよく煙や灰が少ない
- 薪に比べ燃焼時間が長く燃費がよい
- キャンプでも持ち運びしやすい小型モデルも発売されている
それぞれ詳しく解説していきます。
エコで環境に優しい「木質ペレット」を燃料に使用
出典:Amazon
「木質ペレット」を燃料としたペレットストーブは、本来廃棄してしまう間伐材やおが屑を材料とするのでエコな再生燃料となります。
また、燃焼により発生する二酸化炭素の増減に影響を与えない(カーボンニュートラル)として、環境に優しく使用することが可能です。
手間が掛からない
出典:Amazon
木質ペレットを燃料としたペレットストーブは、とにかく手間が掛からないのも大きなメリットのひとつ。
薪割りなどの準備作業や火加減の調整で薪を継ぎ足す必要がなく、一度燃料タンクにペレットを満タンにするだけで燃えた分だけ自動的に燃料が追加され、着火したあとはペレットが無くなるまで手を加えず、そのままの状態で使用できます。
燃焼効率がよく煙やニオイが少ない
木質ペレットは、薪に比べ含水率(水分量)が低いので燃焼効率がよく、煙やニオイがほとんど発生しません。
また、燃焼効率がよいため薪に比べ灰や燃えカスが1%程度と非常に少なく、使用後の後片付けが楽々です。
薪に比べ燃焼時間が長く燃費がよい
木質ペレットは、薪に比べ燃焼時間が長く燃費がよいのも嬉しいメリット。
一般的に薪ひと束(7〜8kg)の燃焼時間は、針葉樹で約1〜2時間、広葉樹だと約3〜4時間が目安となりますが、それに対し木質ペレットは、「1kgで約1時間」燃焼することができます。
そのため、薪ひと束と同量(7〜8kg)の燃料を用意したとしても、木質ペレットのほうが8時間前後燃焼させることができるので、圧倒的に燃費がよいといえるでしょう。
キャンプでも持ち運びしやすい小型モデルもあり
出典:Amazon
ペレットタイプには、キャンプでも持ち運びしやすい「小型モデル」も発売されています。
煙突や燃料タンクなどのパーツを分解することでコンパクトになり、炉内にすべて収納できるので、キャンプでも手軽に持ち運ぶことが可能です。
ペレットストーブのデメリット
- ストーブ本体の価格が高い
- 組み立てに時間が掛かる
- 一酸化炭素中毒の危険性
ペレットストーブは、薪ストーブに比べ機種が少なく本体価格が高額となります。
また、構造上「燃料タンク」を必要とするのでその分パーツが増え、組み立てに時間や手間が掛かります。
さらに、薪ストーブと同様「一酸化炭素中毒の危険性」があるので、テント内で使用する際は自己責任のもと、十分な通気性を確保し、一酸化炭素チェッカーを設置するなど安全対策を怠らないことが重要です。
【関連記事】「おすすめの日本製一酸化炭素チェッカー5選!テント内の安全は大丈夫?」
キャンプに最適な小型ペレットストーブおすすめ5選
それではここから、キャンプにおすすめのペレットストーブをご紹介していきます。
持ち運びしやすい「小型タイプ」を厳選しましたので、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね!
おすすめ①ユニフレーム UFペレットストーブ
出典:Amazon
脚や煙突などのパーツを全て炉内に収納し、コンパクトに持ち運びできるユニフレームの小型ペレットストーブ。
複数の給気口を設けているので燃焼効率や暖房性能に優れ、蓄熱性の高い鉄を本体に使用しているので天面に鍋やフライパンを置いて調理も可能です。
サイズ | 使用時:(約)24×55×高さ258cm 収納時:(約)21×55×高さ37cm |
重量 | 約9.1kg |
材質 | 本体:鉄・ステンレス鋼 燃料タンク・煙突・排気トップ:ステンレス鋼 脚:鉄・クロームメッキ |
燃料タンク容量 | ペレット燃料約1.8kg(満タンで約2時間燃焼) |
ユニフレーム UFペレットストーブの購入者レビュー
・ペレット満タンで1.5〜2時間持ちます。料理をするときは火力が弱く、時間を掛けて焼く感じになりますかね。
おすすめ②ネイチャーハイク ペレットストーブ
出典:Amazon
一度に5kgの燃料を満タンにすることができ6時間連続燃焼できる「ネイチャーハイク」のペレットストーブ。
脚を折りたたみ各パーツを炉内に一括収納できるので、キャンプでも手軽に持ち運びできます。
サイズ | 使用時:58×36×高さ143cm(煙管4本設置) 収納時:55.5×28.5×高さ40.5cm |
重量 | 約16.6kg |
材質 | 430ステンレス鋼、304ステンレス鋼 |
燃料タンク容量 | 5kg(燃料満タン時で約6時間燃焼) |
ネイチャーハイク ペレットストーブの購入者レビュー
・本体重量があるので安定感は凄くよいです。薪ストーブとは違い火の粉が飛ぶことがなく、ペレットを足す間隔が少なくすみます。
おすすめ③ミミモト ペレットクッカーストーブ
出典:株式会社アスク
送風ファンを搭載し2次燃焼を力強く促進できるオランダ発「Mimi Moto社」と米国「Smokehouse Products社」とのダブルネームによるポータブルクッキングストーブ。
未燃焼ガスも再燃焼できるので煙や有害ガスが発生しにくく、環境に優しく使用できます。
出典:株式会社アスク
USB充電式で約9〜28時間ファンを稼働することができるので、キャンプサイトに電源がなくても使用可能。
別売のヒーターアクセサリーや調理用アタッチメントを取り付けることで暖を取りながら調理ができます。
【Mimi Moto】ペレットクックストーブの詳細はこちらから!
サイズ | 約301.6×365.1×301.6mm |
重量 | 約4.1kg |
材質 | ー |
ファン駆動時間 | 低回転:約28時間 高回転:約9時間 バッテリー充電時間:約5時間(1A USB充電時) |
おすすめ④CHANGE MOORE ペレットストーブ
出典:Amazon
キャンプやツーリングでも携帯しやすい卓上サイズの小型薪ストーブ。
ペレットタンクと組み合わすことで、約3〜8時間の燃焼を維持できます。
サイズ | 組み立てサイズ:幅18.5×奥行28×高さ142cm(煙突含む) タンクの組立サイズ:約14×15×高さ48cm |
重量 | 約7.5kg |
材質 | ステンレス+耐熱ガラス |
燃焼時間 | 約3〜8時間(ペレットタンク満タン時) |
CHANGE MOORE ペレットストーブの購入者レビュー
・コスパ最高!薪一束分のコストでペレットなら二晩は持ちますかね!
・ソロテント内で使用していますが小さめなので丁度よい具合です。テント内も暑くなるぐらいなので調整しながら使っています。
おすすめ⑤SOLO STOVE ソロストーブ メサ
出典:UPI公式サイト
ペレットと薪どちらでも燃料にできる卓上サイズのスタンド付きウッドストーブ。
2次燃焼できるので煙の発生を抑制し、スタンドの脚を折りたたみ本体に収納できるのでコンパクトに持ち運びできます。
サイズ | 高さ:約14cm(収納時)、約17.5cm(スタンド使用時) 直径:約13cm |
重量 | 約560g |
材質 | ステンレススチール、セラミック(スティール以外) |
燃焼時間 | ペレット:30〜45分(最大積載量:約285g) |
ソロストーブ メサの購入者レビュー
・色は迷ったのだが黒にして正解。とてもかっこいい商品!
・設営も片付けも簡単で、自宅のテラスでも使えて最高でした。キャンプにも自宅にも使える優れものです。
まとめ
今回は、エコで環境に優しい燃料を使用した「ペレットストーブ」をご紹介してみました。
木質ペレットを燃料としたペレットストーブは、薪ストーブに比べ煙や灰が少なく、手間要らずで取り扱いしやすく燃焼時間も薪より長いなどさまざまな魅力をもち、キャンプの新たな暖房器具として大注目!
キャンプでも持ち運びしやすい小型モデルも発売されているので、今回の記事を参考に小型ペレットストーブを取り入れ、快適なキャンプライフを楽しんでみてくださいね!