春も近づき気温が上がり、キャンプで過ごしやすい季節が近づいてきました。
しかし春は風が強い日が多く、特に春一番と呼ばれる強風でテントが倒壊する恐怖を感じた人もいると思います。
風に強いテントがあれば、強風でも安心してキャンプを楽しめます。
この記事では、風に強いテントの選び方と風に強いおすすめテントを徹底解説します。
さらに設営時に風対策になるアイテムの紹介や強風時の対策方法もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
当記事のコンテンツ
風に強いテントの選び方
テントには様々な形がありますが、風に強いテントの形状は「ワンポール型」「ドーム型」「2ルーム型」の3つです。
風に強いテントの選び方をそれぞれ詳しく解説します。
ワンポール型
ワンポールテントは、ポール1本で支えるテントです。
円錐形状が風を上手に流すので、風の影響を受けにくいです。
強風の際にはセンターポールが揺れることがありますが、テント自体には影響がありません。
特にボトムがついているか、スカートが付いているワンポールテントは、風対策に効果的です。
ドーム型
ドームテントはその名の通りドーム型の形をしています。
この形状は風を直接受けず、風の影響をうけにくくなっています。
さらに、テントが地面に密着して低い位置にあるほど、風に対する耐性が高くなります。
スカートやインナーテントがついているタイプのテントは、風の影響をさらにうけにくくします。
2ルーム型
ドーム型同様に風を受け流す構造です。
全室があり大型な分ドーム型よりは風の影響があります。
しかし強風で外に出られなくても、テント内でくつろげる空間があります。
風に強いおすすめのテント5選
風に強いおすすめテントを、形状別に5つご紹介します。
ワンポール型
オガワ(ogawa)グロッケ12 T/C-II
サイズ | 収納サイズ 80×35×33cm |
重量 | フライ:約10.2kg、グランドシート:約1.65kg ポール:約3.85kg、付属品:約2.85kg |
材質/耐水圧 | フライ:T/C(耐水圧350mm) グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) ポール:スチールφ33mm、6061アルミ合金φ22mm |
定員 | 5〜6人用 |
オガワ(ogawa)ピルツ15 T/C
ワンポールで、高くて広い開放的な空間を実現した八角錐のテントです。
ベンチレーターは5ヵ所付いているので換気に優れています。
出入口のメッシュパネルから室内の換気を自在に調整できるのが特徴です。
利用者レビュー
ポールが一本で、慣れたら一人でも20分ぐらいで設営できそう!
見た目もオシャレで雰囲気が良い。
サイズ | 収納サイズ 90×40×35cm |
重量 | 約17.6kg(付属品除く) 幕体:約13.4kg、ポール:約4.2kg 付属品:約3.35kg |
材質/耐水圧 | フライ:T/C(耐水圧350mm)、ポリエステル210d、 ポリエステル600d(トップベンチレーションのみ) グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) ポール:スチールφ32mm(310cm4本継) |
定員 | 8人用 |
ドーム型
コールマン(Coleman)タフワイドドーム Ⅵ/3025(グレージュ)
2024年発売されるコールマンの新作テントが発売されます。
コールマンの基本機能充実した定番ドームテントです。
メインポールには丈夫なアルミ合金採用しています。
サイズ | 使用サイズ: 約450×300×180(h)cm 収納時サイズ: 約Φ24×70cm |
重量 | 約10kg |
材質/耐水圧 | 75D ポリエステル/68D ポリエステル/210Dポリオックス アルミ合金/FRP
フライ/約2,000mm、フロア/約2,000mm |
定員 | 4~5人用 |
2ルーム型
スノーピーク(snow peak)アメニティドーム
高品質でコストパフォーマンス高いスノーピークを代表とするベストセラーのテントです。
初心者にもおすすめな入門用テントとして人気が高いEntry lineのモデルです。
天井を低く設定してあるので風の影響をうけにくい仕様です。
利用者レビュー
雨、風に強いと言う所が気に入りました。
サイズ | 収納サイズ 74×22×25(h)cm |
重量 | 8kg |
材質/耐水圧 | フライシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工
インナーウォール/68Dポリエステルタフタ ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム フレーム/ジュラルミンA7001+A6061(φ12.8mm+φ12mm・前室φ11.8mm+φ12mm) |
定員 | 5人用 |
スノーピーク(snow peak)ランドロック
ランドロックは、大型のサイズですが風に強いフレームワークを採用しており、強風時でも快適です。
実際に私も愛用していますが、風が強い日でもテントに守られている安心感がありました。
スノーピークが誇る不動の2ルームシェルターの名作です。
利用者レビュー
ファミリーキャンプで使用しましたが、風が吹いても安心していられました!
サイズ | 625×405×205(h)cm |
重量 | 22kg(付属品含む) |
材質/耐水圧 | 本体/150Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム(ルーフ部)・UVカット加工・テフロン撥水加工・150Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ウォール部)・UVカット加工・テフロン撥水加
工・フレーム/A6061(φ19mm)、 インナールーム/68Dポリエステルタフタ(ウォール)・210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ボトム) |
定員 | 6人用 |
風が強い時にテントを設営するためのコツ
強風でも安心な張り方のコツを3つご紹介します。
- 設営場所
- ガイロープ(テントロープ)の張り方
- ペグの打ち方
それぞれ詳しく見ていきましょう。
設営場所の選定
絶景を一望できる風が吹き抜ける場所や、高台は避けましょう。
また、周囲に倒壊する可能性のある、木や建物がないかを確認しましょう。
可能であれば、風よけになるような場所を選びます。もし無ければ車を風上に置き、風対策を心がけましょう。
ガイロープ(テントロープ)の張り方
風が強い時は、ガイロープはテント4隅の部分だけでなく、ガイロープがある全ての箇所にペグを打ってテントを固定しましょう。
ペグダウン後は自在金具を使ってガイロープをピンと張ります。
ペグの打ち方
ペグを打つときは、ガイロープを反対方向へ傾け、地面に対して大体60°~90°の角度で打ち込みます。
ペグの傾きと反対側に体を構え、そこからハンマーで腕を振り下ろし、ペグに向かって真っ直ぐ打ちましょう。
強風時のペグの長さは30cm以上の長くて太いものをおすすめします。
風が強い時にテントを設営する時の3つの注意点
キャンプ場で風が強い時にテントを設営する時の注意点は以下のとおりです。
- テントの耐風圧の確認
- お天気アプリの使用
- 中止を検討
3つの注意点をそれぞれ解説します。
テントの耐風圧の確認
テントの設営前に、説明書を読んで理解しておきましょう。
建てるテントが強風に耐えられない場合があるからです。
購入前にはテントのデザインや素材、大きさに目がいきがちですが耐風圧もチェックする重要なポイントです。
お天気アプリの使用
お天気アプリをスマートフォンなど携帯端末へのダウンロードをおすすめします。
キャンプ場の天気は実際の天気予報と違うことがあるからです。
天気はもちろん、現在地の風向きと強さ、降水量、温度、湿度、日の出時刻などが一目でわかります。
ちなみに私は、Yahoo!天気アプリを使用しています。雨雲レーダーも付いているのでおすすめです。
中止を検討
風が強い日は無理をせず、中止も検討しましょう。
無理に設営することで大切なテントのポールが折れたり、怪我をしたりするからです。
まずは安全を第一に考えてキャンプを楽しみましょう。
風に強いテントを使って安心安全なキャンプを始めよう
本記事では、風に強いテントの選び方やおすすめのテントを紹介しました。さらに風が強い時に設営をサポートしてくれるアイテムや、対策方法をお伝えしました。
風に強いテントを選ぶと、強風でも安心してキャンプを楽しむことができます。
自分の身や大切な家族を風から守り、安心安全なキャンプを叶えるための最強のテントを見つけましょう。