クーラーボックスって「食材を入れて氷を入れておけば、勝手に冷やしてくれる」と思っていませんか?
私も最初クーラーボックスを正しく使えず、氷がすぐ溶けたり飲み物がぬるくなったりしていました。
しかし、今ではクーラーボックスの正しい使い方がわかったため、保冷力がUPし暑い夏でも快適に過ごせています。
本記事では、これから購入を考えている方や、正しい使い方がわからない方に解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
当記事のコンテンツ
【クーラーボックスの使い方】ハードとソフトの違いをサクッと解説

クーラーボックスには、ハードタイプとソフトタイプのクーラーボックスがあります。
使い方を紹介する前に、まずは2種類のクーラーボックスの違いを簡単に解説します。
ハードタイプ | ソフトタイプ | |
保冷力 | ◎ | ◯ |
持ち運びやすさ | ◯ | ◎ |
使わない時の収納 | △ | ◎ |
保冷力は一般的に断熱材が厚いハードタイプの方が良いとされています。真夏で食材をキンキンに冷やしたい場合はハードタイプをおすすめします。
それ以外の季節であれば、使わないときにコンパクトにたためる、手軽なソフトタイプがおすすめです。
ハードタイプでもソフトタイプでも事前準備や、使用中の気をつけるポイントを実施しないと保冷力が下がるので気をつけていきましょう。
【クーラーボックスの使い方】事前準備で気を付ける5つのこと

クーラーボックスを最大限に生かすためには、以下の5つのことを気をつけましょう。
1.クーラーボックスを事前に冷やす

クーラーボックスは前日からエアコンの部屋に入れるなどして、全体を冷やしておきましょう。
暑い場所に置いたままだと、せっかく入れた氷や保冷剤も、クーラーボックス全体を冷やすためだけに使われてしまうからです。
おすすめの方法として、前日から保冷剤もクーラーボックスの中に入れて冷やしておけば、保冷力が高い状態で使用できます。
2.食材や飲み物は事前に冷す

持参する食材や飲み物は事前に冷蔵庫や冷凍庫でよく冷やしておきましょう。
常温の状態でクーラーボックスに入れてしまうと、中の温度が上昇してしまうからです。
クーラーボックスに氷や保冷剤を入れたのに、すぐに溶けたり、ぬるくなったりした場合はこのケースが考えられます。
せっかく冷やした他の食材や飲み物にも影響が出てしまうので、食材や飲み物は事前に冷やしてから入れましょう。
3.氷の量を多く入れる

クーラーボックスの中をより冷やしたい場合は、氷の量をできるだけ多く入れます。
食材や飲み物の上に氷を乗せるだけでは、冷たさを長時間キープできないからです。
クーラーボックスの中身と、氷の理想的な比率は1:2以上です。
そのため、できるだけ多くの氷を詰めることを心がけましょう。
ちなみに、ペットボトルに水を入れて凍らせておけば、氷や保冷剤がわりになって便利です。
4.クーラーボックスの空きスペースを氷や保冷剤で埋める

クーラーボックスの空いたスペースは、できるだけ氷で埋めましょう。
クーラーボックス内に余分なスペースがあると、開閉時に冷たい空気が多く逃げてしまうからです。
逃げた分だけぬるい外気が入り、再び空気を冷やすために保冷力が必要になってきます。
余分なスペースを作らないために、クーラーボックス内は氷や保冷剤で埋めましょう。
ちなみに、氷や保冷剤が足りない場合は、空いたスペースに新聞紙やペーパータオルを詰めると効果的です。また、クーラーボックスを購入する際も大きすぎず、適切な容量を購入するのもポイントです。
5.保冷剤は上にもおく

クーラーボックスに保冷剤や氷を入れる際は、上にも置くことを忘れないようにしましょう。
冷たい空気は上から下に流れるからです。その時に以下のポイントを意識してください。
- 食材の一番上に保冷剤や氷を置く(下や横にも置く)
- 余った隙間にはできるだけ多くの保冷剤や氷を詰める
保冷剤や氷は多く入れるほど保冷効果が高まります。隙間ができた場合は、できる限り保冷剤や氷を詰めることが重要です。
【クーラーボックスの使い方】使用中に気をつける3つのこと

クーラーボックスを使用中に気を付けるポイントは3つあります。
1.クーラーボックスは日陰に置く

クーラーボックスは必ず日陰に置くようにしましょう。
直射日光が当たる場所にクーラーボックスを置くと、本体が熱を持ち、内部の温度も上がり保冷力が低下するからです。
もし日陰がない場合は、タープを張るのが効果的です。無ければ、風通しの良いテント内か、前室のあるテントであれば前室部分にクーラーボックスを置くのも良いでしょう。
日陰を作れない場合でも、タオルや銀マットをかけるだけで直射日光を避ける効果があります。
2.フタの開閉は必要最小限

クーラーボックスのフタの開閉は必要最小限にとどめ、できるだけ開けないようにしましょう。
クーラーボックスを頻繁に開け閉めすると、冷気が逃げて熱い空気が入りこみ、内部の温度が上がってしまうからです。
クーラーボックスを開ける回数が少ないと冷たさをキープできます。また、一度に必要なものをまとめて取り出すのも効果的です。
さらにおすすめの方法は、飲み物と食材をそれぞれ別のクーラーボックスを使用することです。
3.クーラーボックスは直置きしない

クーラーボックスは地面に直置きせず、スタンドや簡易的な台の上に置くようにしましょう。
地面に直置きすると、日差しで熱せられた地面からの熱が伝わり、クーラーボックスに影響を与えるからです。
真夏のプールサイドを歩く時、地面があまりにも熱すぎて、小走りになった経験があると思います。同様にクーラーボックスも地面の熱を吸収し、内部の温度が上がりやすくなります。
そのため、クーラーボックススタンドなどを使用して地面に直接置かない用注意しましょう。
クーラーボックスの使い方をマスターして快適なキャンプライフを送ろう!

クーラーボックスの効果を最大限に発揮するためには、正しい使い方が重要です。
まず、ハードタイプは保冷力が高く、ソフトタイプは持ち運びや収納が便利です。
使用前には、クーラーボックスと食材・飲み物を事前に冷やし、氷を多めに入れることがポイントです。
また、クーラーボックス内の隙間を氷や保冷剤で埋め、使用中は日陰に置き、フタの開閉を最小限にし、地面に直置きしないようにしましょう。