キャンプの調理器具として人気の「ダッチオーブン」。熱伝導や保温性にすぐれ、キャンプ飯を作るのに最適です!そして、スキレットよりも深さがあるので、たくさんの具材を入れられて、料理の幅も増えます。
最近は、「ミニダッチオーブン」が各メーカーから発売され、ソロキャンプでもダッチオーブンを使う機会が多いのではないでしょうか。
今回は、「ミニダッチオーブン」を使って、簡単で美味しいキャンプ飯「牛肉と根菜のトマト煮込み」を作りたいと思います!
当記事のコンテンツ
ダッチオーブンとは?
ダッチオーブンの歴史は古く、アメリカの西部開拓時代にはすでに存在していたのは知っていましたか?西部劇の食事シーンに登場する、黒くて大きな鍋が「ダッチオーブン」なのです。
そして「ダッチオーブン」の意味は、なんと「オランダのオーブン」。
1600年代のアメリカ開拓当時、オランダ人が持ち込んだ道具だそう。以降、アメリカ人の生活には欠かせない調理器具となったのです。
日本で広まりはじめたのは、30年ほど前。キャンプブームとともに認知されはじめ、今ではキャンプに欠かせない調理器具となりました。
ダッチオーブンは煮込み料理と相性抜群!
鋳鉄製のダッチオーブンは、熱伝導が良く保温性も高いことから、煮込み料理にとても適しています。普通の鍋で煮込むと、食材がやわらかくなるまでに時間がかかりますよね。しかも、味が全然染み込まない・・・。
しかし、ダッチオーブンだと、短時間で食材を柔らかく煮込むことが出来るのです。
その秘密は・・・重さにあります。
重たいフタを鍋の上にのせることで、食材に圧力がかかり、柔らかく煮込めるようになるからです。しかも、材料を入れた後は、ほったらかしでオッケー!
普通の鍋と圧力鍋の中間という位置づけなのが、ダッチオーブンなのです。
それではさっそく、「ミニダッチオーブン」で、煮込み料理を作っていきましょう!
使用するミニダッチオーブン
料理を作る前に、今回使うミニダッチオーブンがとてもおすすめなので、ご紹介します。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)角形ダッチオーブンmini
今回使うミニダッチオーブンは、「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)角型ダッチオーブンmini」です!
ダッチオーブンと言えば、鋳鉄の丸い深型の鍋というイメージがありましたが、四角いダッチオープンは何かと使いやすそうですよね。ソロキャンにもピッタリのサイズです。
フタを開けるとこんな感じ。ミニサイズだけど、厚みがしっかりしていますね。
そして、フタをひっくり返すと、焼肉グリルとして使用が可能。さすがです!
大きさ
大きさは、トランギアメスティンより一回り大きいぐらい。
- メスティン:W17×D9.5×H6.2cm
- 角形ダッチオーブン:W20.5×D13×H9
シーズニングの必要がない
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の、角形ダッチオープンminiは、シーズニング(空焚き)の必要はありません。しかし、購入後すぐの使用前にメンテナンスが必要です。
- 錆止め用に塗られている油を、食器用洗剤でていねいに落とす。
- タオルで水気をとった後、自然乾燥する。
- オリーブオイルなどの食用油を塗る。
錆防止のため、調理後のメンテナンスも、同様に行います。
それでは、さっそくミニダッチオーブンで「牛肉と根菜のトマト煮込み」を作っていきましょう!
ミニダッチオーブンで作る「牛肉と根菜のトマト煮込み」
材料(1人分)
- 牛バラ肉・・・150g
- 人参・・・1/2本
- じゃがいも・・・1個
- 玉ねぎ・・・1/2個
- ごぼう・・・1/4個
- にんにく・・・1片
- オリーブオイル・・・大さじ1/2
- 小麦粉・・・大さじ1/2
- 水・・・150cc
- 赤ワイン・・・50cc
- トマト缶(カットタイプ)・・・1/4缶(100g)
- コンソメの素・・・1個
- 塩コショウやクレイジーソルトなど・・・適量
- ローリエ・・・お好みで(無くても可)
作り方
1.牛肉の下ごしらえをする
牛肉を一口大にカットして、クレイジーソルトをふり、小麦粉をまぶしておきます。
2.人参・じゃがいも・ごぼうの皮をむいて、大きめにカットする
ちなみに、このピーラーは【おすすめ7選】キャンプで使うまな板って何がいいの?選び方を徹底解説!の記事で紹介した、「OPINEL(オピネル)ノマドクッキングキット」のピーラーです。とてもむきやすくておすすめ!じゃがいもの芽も簡単にグリっと取れます。
3.玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにする
にんじんとじゃがいもは、大きめにカットした方が美味しく仕上がります。特にじゃがいもは、小さくカットすると溶けてなくなるので、大きめのカットがおすすめ。
4.コンロを用意する
今回は、角型ダッチオーブンminiと同じブランドの、「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)カマドスマートグリルB6型」を使って調理していきます。
さすが、ピッタリ!違和感がありませんね。
5.ダッチオープンを温めて、オリーブオイルを入れる。
白い煙が出るまで十分に熱してから、オリーブオイルを入れてください。
6.にんにくを炒める
にんにくの香りが出てくるまで炒めてください。
7.牛肉を炒める
肉の表面に焼き目が付くまで炒めてください。
8.野菜を入れる
にんじん・じゃがいも・ゴボウ・玉ねぎを投入。
9.水・コンソメの素・トマト缶・ワイン・ローリエを入れる
材料を全部入れたら、フタをして30分間煮込みます。
ダッチオーブンを十分に熱してから調理すること。食材は大きめのカットがおすすめです。
ミニダッチオーブンで、ほったらかし煮込み料理の出来上がり!
30分煮込み終わったら、フタをオープン!
美味しそうに出来上がっていますね。フタをして放置すると、さらに予熱で食材が柔らかくなり、味が染み込みます。
今回は出来たてを食べてみましたが、肉も野菜も柔らかく、とても美味しかったです!30分しか煮込んでないのに、しっかり味が染み込んでいるのも、びっくりでした。
まとめ
今回は、ミニダッチオーブンで作る、煮込み料理をご紹介しました。
ダッチオーブンは、熱伝導も良く保温性に優れているので、煮込み料理に適しています。
肉も根菜も、普通の鍋だと柔らかくなるまでに時間がかかりますが、ダッチオーブンだと短時間で柔らかくなり、味もしっかり染み込みます。
材料を入れたら、ほったらかしで作れますので、料理初心者でも、簡単に作ることができます。
本記事を参考に、ミニダッチオーブンで煮込み料理を楽しんでくださいね。