有限会社CACICAの自社ブランド「Col to Col(コル・トゥ・コル)」の製品として、「用の美」を突き詰めた重厚でシンプルな薪割り鉈「クロヒモリ(黒火守)」のプロジェクトが、クラウドファンディングサービス「Makuake」にて開催しています。
プロジェクトは開始1時間半で目標金額を達成し、国内での発売が正式に決まりました。
2月26日まで引き続き支援を受付しています。
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クロヒモリ(黒火守)の開発背景
焚火をするためには、着火しやすい薪(たきぎ)を準備する、「薪の小割り」が欠かせません。
最近は、小型のナイフや小さな鉈を使った「バトニング」が主流ですが、道具の小ささゆえに、太い薪や硬い薪は割ることができないという悩みがありました。
そこで、太めの薪や硬い広葉樹でも積極的に割っていけるタフさと合理性、さらに道具としての美しさを兼ね備えた鉈である「クロヒモリ」が開発されました。
クロヒモリは、刃物の製造で長い歴史のある新潟県燕三条の確かな技術を持つ工場で作られています。
クロヒモリ(黒火守)の特徴
バトニングを極める刃渡りの長さ
バトニングをする際は、薪の頭に刃を食い込ませていく時に、きちんと峰を叩けるだけの「飛び出し幅」が必要です。
クロヒモリはどんな太さの薪でもしっかり叩けるよう、刃渡りが146mmとなっています。
強靭なフルタング構造
フルタング構造とは、刃先からグリップエンドまでが1枚の鋼板から切り出されたもので、非常に衝撃に強い構造となっています。
鋼板の厚みが6mmもあるので、頑丈なだけでなく手斧のように薪を左右に押し広げる力もあります。
メンテナンスが楽な二枚刃
フェザースティック作りなどの細かな作業のしやすさより耐久性を重視し、あえて鈍角(30度)の二段刃になっています。
長く使っていくことを前提に、丈夫な炭素鋼を使用し、焼入れ時にあえて硬度を上げすぎないことで、刃こぼれに強く簡単に切れ味を復活できる硬さにこだわった商品です。
手に馴染むグリップ
鉈は、加速をつけて振り下ろすという使い方も得意な道具ですが、実際のキャンプシーンでは手元が狂う恐れから推奨されておらず、本来の能力が発揮されづらいです。
クロヒモリは鉈をきちんとコントロールできるよう、グリップに人差し指を引っ掛ける突起「フィンガーチャネル」を設けました。
デザインのヒントになったのは剣道家の竹刀の握り方で、そっと添えるように手を握り脱力することで重い竹刀を素早く正確に振ることができる仕組みを再現しています。
刃が勝手に下を向く低重心設計
全体的に緩くカーブさせることで、持った時に重心位置が下がり意識しなくても常に刃が下を向くので、薪の頭の狙ったところにきちんとヒットさせやすくなっています。
気分の上がるデザイン「用の美」
炭素鋼のSK85という素材は、一般的なステンレスより硬く切れ味がいい反面素地のままだと錆びやすいという性質があります。
そこで、サンドブラストと四三酸化鉄処理を組み合わせることで、メッキや塗装を上回る強度の、見た目にも美しいマットな黒色被膜が形成されています。
緻密で美しい木製グリップ
ブビンガ
樫(牡丹)
グリップは握りごこちを左右する重要なパーツです。
黒い炭素鋼の刃と天然木のコントラストが美しく、衝撃に強い緻密さうぃ兼ね備えた2種類の樹種で展開されています。
クロヒモリ 商品詳細
商品名 | クロヒモリ(黒火守) |
価格 | 【超早割】:¥33,408 【早割】:¥34,176 【特別価格】:¥34,944(税・送料込) |
重量 | 657g前後(木製グリップの材質により変動) |
サイズ | 全長 310mm(突起を含まず) 刃渡り 146mm(石突きを含まず) |
刃付け | 両刃 |
グリップ | 樫(牡丹) /ブビンガ |