焚き火キャンプで薪をバトニングするときに欠かせない薪割り台。
しかし重く嵩張り、持ち運びに不便を感じている方が多いのでは?
そこで今回は、そんなお悩みを解決するため「コンパクトサイズの薪割り台」をご紹介!
「そもそも薪割り台って必要?」「持ち運びしやすい薪割り台ってある?」、という方のために、薪割り台の必要性や選ぶときのポイント、またおすすめのコンパクトな薪割り台を厳選してご紹介していきます!
当記事のコンテンツ
薪割り台って必要?どんな効果があるの?
出典:フィールドア公式サイト
薪割り台とは、薪を割るときに地面に敷く台のこと。
薪割り台がなければ、ナイフや鉈(ナタ)・手斧を使って小割りにしたいとき、薪が安定せず上手く割ることができないため、薪割りを必要とする焚き火キャンプには欠かせないアイテムのひとつです。
そんな薪割り台には、おもに以下のような効果があります。
- 薪を安定させて割ることができる
- 薪を割り切った際にナイフや斧の刃先を受け止め、怪我から身を守る
- 芝や地面へのダメージを防止する
薪割り台を使用することで、薪を安定した状態で割ることができるほか、振り下ろした刃物でカラダを傷つけないよう身を守る大事な役割があります。
また、薪を直接地面に打ち付けると芝を痛める原因となるため、薪割りには欠かすことができないアイテムです。
出典:PhotoAC
しかし薪割り台と聞けば、切り株のような大きな丸太をイメージする方が多いのでは?
実は、薪割り台には手軽に持ち運びできるサイズも発売されており、ナイフでバトニングやフェザースティックを作る用途ならコンパクトな薪割り台が最適です。
薪の持ち運びに便利な「薪バッグ」はこちらの記事を参考に!
ここをチェック!薪割り台を選ぶときの3つのポイント
出典:PhotoAC
薪割り台を選ぶときは、以下の3つのポイントに注目してみましょう。
- キャンプスタイルに合った「種類」をチェックしよう!
- 薪割り台の「素材」の違いに注目しよう!
- 「持ち運びのしやすさ」をチェックしよう!
以下に詳しく解説していきます。
ポイント①キャンプスタイルに合った「種類」をチェックしよう!
薪割り台には、おもに「タブレット型」と「丸太型」の2種類があります。
それぞれの特徴を以下にまとめてみました。
種類 | 特徴(メリット&デメリット) |
タブレット型 | ○ : 薄い板状で嵩張らず、持ち運びしやすい ○ : デザイン性が高く、鍋敷きとしても使用できる △ : 斧を使った薪割りには不向き |
丸太型 | ○ : 自然と一体化したナチュラルな雰囲気がよい ○ : 安定感がある △ : 重く嵩張り持ち運びに不便 |
タブレット型は、コンパクトで持ち運びしやすいのが特徴であり、ソロやバイクツーリングなどのキャンプスタイルにおすすめです。
また丸太型は、安定感があるので薪割り台としては最適ですが、ズッシリ重く嵩張り持ち運ぶには不便となるため、車に積載できるオートキャンプスタイルに最適といえます。
ポイント②薪割り台の「素材」に注目してみよう!
出典:PhotoAC
薪割り台を選ぶときは、「素材」に注目してみるのもチェックポイントのひとつ。
おもに「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
針葉樹(スギやヒノキなど)は、軽く安価で購入できるのが特徴ですが、割れやすいのがデメリット。
そのためナイフでバトニングやフェザースティック作りをするときなど、衝撃が少ない用途に最適です。
また広葉樹(カシやクスノキなど)は、比較的高価となりますが固く割れにくいのが特徴であるため、斧で太い薪を割るような衝撃の強い用途に最適となります。
ポイント③「持ち運びのしやすさ」もチェックしよう!
出典:フィールドア公式サイト
薪割り台を選ぶときは、持ち運びのしやすさもチェックするようにしましょう。
持ち手が備わっていると両手で持ち運ぶ必要がなくなるため足元を確認しながら安全に移動することができ安心です。
そのため、「タブレット型なら指が通せる穴付きや持ち手」が、また「丸太型ならハンドル(持ち手)」が付いているかをチェックすると片手で持ち運ぶことができ使い勝手がよいでしょう。
コンパクトで持ち運びしやすい薪割り台【おすすめ5選】
それではここから、コンパクトで持ち運びしやすいおすすめの薪割り台を厳選してご紹介していきます。
選ぶときのポイントを踏まえたうえで、用途に最適な薪割り台を見つけてみてくださいね!
おすすめ①フィールドア 薪割り台 【タブレット型】
出典:フィールドア公式サイト
木目がそれぞれ直角になるよう積み重ねることで頑丈に仕上がった15層のプライウッド(合板)を使用したフィールドアの薪割り台。
バトニングに最適なコンパクトサイズで、ちょっとしたテーブルとしても使用できます。
出典:フィールドア公式サイト
木目にマッチしたおしゃれなレザー調の持ち手を装備し、移動時も持ち運びが楽々。
25×25cmのタブレット型で嵩張らず、ソロキャンプやツーリングキャンプにおすすめです。
サイズ | (約)幅25×奥行25×厚さ2.5cm |
重量 | (約)900g |
材質 | プライウッド、合成皮革(PVC) |
フィールドア 薪割り台の購入者レビュー
平べったいので簡易テーブル的な使い方が出来ます。持ち手も合成革ですが、見た目がよいし軽いし持ち運びも邪魔にならないし、良い買い物でした。
おすすめ②SEIDO 薪割り匠人(ショウニン) 【タブレット型】
出典:Amazon
ひとつひとつ日本の職人が手作りしているSEIDOの薪割り匠人。
建材などに使われる25mm高強度合板を薪割り台として加工しています。
出典:Amazon
面取りやヤスリがけなど丁寧な仕上がりが施されており、おしゃれな焼印がポイント。
22×22cmのコンパクトサイズで持ち手も設けているので持ち運びに優れます。
サイズ | 幅22×奥行22×厚さ2.5cm |
重量 | ー |
材質 | 超高強度アピトン合板 |
薪割り職人の購入者レビュー
薪を台代わりにしたりしていたが、不安定でした。この薪割り台で斧やモーラナイフでのバトニングがやりやすくなりました。
おすすめ③ブッシュクラフト 薪割台 【タブレット型】
日本発ブッシュクラフト専門企業である「ブッシュクラフト Inc.」から発売されているコンパクトサイズの薪割台。
適度な重量と硬さを持たせたポリエチレン製で、柔らかな地面に設置しても安定してバトニング作業が行なえます。
一般的に木製の薪割り台が多いなか、樹脂を採用しているのが特徴であり、斧やハンマーで衝撃を加えても大丈夫な頑丈さがポイント。
バトニング以外、手斧での薪割りにも使用できます。
サイズ | 直径約200×高さ約50mm |
重量 | 約1,460g |
材質 | ポリエチレン |
おすすめ④メロウストア 森の薪割り台コンパクト 【丸太型】
出典:Amazon
丸太の状態で約半年から1年間水に浸し、取り出したあとも同じ期間乾燥させる「水中乾燥」を施し強度に優れた丸太型薪割り台。
反りや割れを防ぎ、木材の不純物を洗い流すことができるので艶を保持したまま美しく仕上がった木質が特徴です。
出典:Amazon
コンパクトなサイズ感でハンドルを装備しており、キャンプへの持ち出しも楽々。
バトニングやフェザリング・小割薪割りに最適です。
サイズ | 径約10〜14.9cm×高さ約4.6〜7.2cm(個体差あり) |
重量 | ー |
材質 | 樫 |
森の薪割り台の購入者レビュー
かなりコンパクト!持ち運びは非常に楽です。ただ小さいので、力任せの薪割りは耐えられないと思います。この上で、ファイヤースターターなどで火種を作ったりするのにも使えますね。
おすすめ⑤GRANDOOR コンパクト薪割り板 【タブレット型】
出典:Amazon
Amazonで評価の高い福岡発アウトドアブランド「GRANDOOR」の薪割り台。
衝撃に強い高強度合板を使用し、薪割りやバトニング・鍋敷きなど幅広い用途で使用することができます。
出典:Amazon
22×22cmのコンパクトサイズで持ち運びしやすく、三角ハンドルが付いているのでフックに吊り下げることが可能。
日本メーカーによる180日間の品質保証でアフターサポートが充実しており、安心して使用することができます。
サイズ | 幅22×奥行22×厚さ2.2cm |
重量 | 470g |
材質 | 合板 |
コンパクト薪割り板の購入者レビュー
まだ2回しか使用していませんが、合板のため強度は十分だと思います。斧や薪の角で表面に傷や凹みがつきますが、今のところ割れる気配はありません。コンパクトなサイズ感、軽さもちょうどいいです。
まとめ
今回は、持ち運びに便利なコンパクトサイズの薪割り台をご紹介してみました。
薪を安定した状態で割ることができ、地面へのダメージを抑制できる薪割り台は焚き火キャンプの必需品。
ナイフでバトニングやフェザースティック作りをする用途ならコンパクトなタブレット型、また斧で薪を小割りにする用途なら、安定感がある丸太型がおすすめです。
今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、薪割り台をゲットして快適な焚き火キャンプを楽しんでみてくださいね!