低温下でのドロップダウン現象を防ぐことができる「SOTOパワーブースター」。
冬キャンプで起こりがちなCB缶の火力低下を抑制し、冷え込みの厳しい環境でもガスバーナーで快適なアウトドア調理を楽しむことが可能です。
そこで今回は、SOTOパワーブースターの優れた効果や使い方、またパワーブースターを使用するときの注意点をご紹介!
SOTOガスバーナーを愛用しているユーザーやドロップダウン現象にお困りの方は必見です!
当記事のコンテンツ
SOTOパワーブースターでドロップダウン対策!その効果とは?
低温下でガスバーナーを使用したとき、こんな経験はありませんか?
「火が弱く火力が不安定・・・」
「長時間燃焼させると火が消えてしまう・・・」
「新調したCB缶なのに火がつかず調理ができない・・・」
それは、CB缶が冷えて起こる「ドロップダウン現象」が原因です。
そんなとき、「パワーブースター」があれば低温下での使用や長時間燃焼させても安定した火力を得ることができ、冬キャンプでも快適なアウトドア調理が楽しめますよ!
パワーブースターとは?
パワーブースターとは、バーナーの熱を利用してCB(カセットガスボンベ)缶を温めることができる装置のこと。
パワーブースターを装着することでボンベ内の液化ガスの気化を促進し、低温下で火が弱くなったり立ち消えしたりする「ドロップダウン現象」を抑えることが可能です。
そんなパワーブースターを使用することで得られる効果が以下のとおり。
- 気温が低い低温下でも安定した火力が得られる
- 長時間燃焼できるので、冬キャンプでも煮込み料理が可能
- CB缶が使えないという緊急事態を回避できる
【関連記事】「高火力がおすすめ!【SOTOレギュレーターストーブ】人気の秘密やメリット・デメリットをご紹介!」
【関連記事】「ガスバーナーに迷ったらSOTO「レギュレーターストーブST-310」がおすすめ!徹底レビューします!」
なぜ寒いと火力が弱くなる?ドロップダウン現象が起こる原因とは?
そもそもドロップダウン現象とは、「CB(カセットガスボンベ)缶自体が冷えることで火力が弱くなる現象」のことを示します。
火力が弱くなることで調理に時間が掛かったり美味しく焼き上げることができなかったり、最悪火がつかなくなるなど致命的な支障が生じてしまいます。
ではなぜドロップダウン現象が起こるのか、その主な原因が以下の2つです。
- 外気温が低く、CB缶が冷えている
- 長時間連続燃焼させている
CB缶には液化ガスが入っており、その液化ガスに熱を加えることで液体から気体へと変化し膨張することで火が大きくなります。
しかし、外気温の影響でCB缶が冷えると液化ガスがうまく気化できなくなり、急激に火力が低下する原因に・・・。
また、液化ガスは気化熱によって周囲から熱を奪いながら気化するため、CB缶を長時間連続使用するとボンベ内が徐々に冷やされ火力が低下してしまうのも大きな原因のひとつです。
そのため、ドロップダウン現象を防ぐには、「CB缶を冷やさない」という対策が必要となります。
そこで大活躍するのが「パワーブースター」。
パワーブースターを使用することで、冷え込みの厳しい環境下でも安定した火力を維持することができ長時間燃焼させられるので、冬キャンプでも快適なアウトドア調理が楽しめますよ!
SOTOパワーブースターの使い方
SOTOパワーブースターには、ベーシックな「ST-552」と2本のガス缶を同時に温められる「ST-553」の2種類がラインナップしています。
製品 | ST-552 | ST-553 |
サイズ | 幅125×奥行15×高さ240mm | 幅250×奥行100×高さ20mm |
重量 | 97g | 200g |
材質 | ヒートバー:銅 ヒートプレート:アルミニウム |
ヒートバー:銅 本体:アルミニウム |
適合機種 | 2バーナーST-527/2バーナーST-503/SF-7000CB ※ST-525には使用不可 |
ST-525/ST-522/ST-532/ST-531/ST-530/STG-A50 |
いずれも専用工具など必要なく簡単に取り付けでき、手軽に使用することが可能です。
以下に、それぞれの使い方を解説していきます。
SOTOパワーブースター「ST-552」の使い方
SOTOパワーブースター「ST-552」の使い方が以下のとおりです。
- 2バーナーにCB缶をセットする
- パワーブースターを2バーナー本体の取付口に差し込み、ヒートバーの先端を出した状態でフック1をCB缶に引っ掛ける
- フック2でCB缶底部を抑え込み固定する
SOTOパワーブースター「ST-553」の使い方
SOTOパワーブースター「ST-553」の使い方が以下のとおりです。
- バーナー本体にCB缶を1本セットする
- ヒートバーを汁受けの取付口より差し込み、CB缶のリングをみぞに合わせてマグネットで固定する
- 2本目のCB缶をセットし、パワーブースターのみぞとCB缶のリングを合わせて固定する
SOTOパワーブースターを使うときの注意点
SOTOパワーブースターを使用するときは、外気温が25℃以上での使用を避けましょう。
また、石やブロック・板などで2バーナーを囲んでの使用もCB缶を必要以上に過熱する原因となり非常に危険です。
その他にも、以下の点に注意する必要があります。
- パワーブースターの着脱は、燃焼時に行わない
- 使用中、または使用後はパワーブースターが高温になっているので手など触れない
- SOTO適合機種以外に使用しない
- 分解や改造をしない
特に、SOTOパワーブースターはSOTO製2バーナー・3バーナー専用器具であるため、「適合機種以外での使用」や「分解・改造を施し自作したものを使用する」と重大な事故に繋がる危険性があります。
ドロップダウン現象に強いSOTO製CB缶
SOTOのCB(カセットガスボンベ)缶には、「レギュラーガス(ST-700)」のほか、低温時でも安定した火力が得られる「パワーガス(ST-760)」がラインナップしています。
レギュラーガスからパワーガスに切り替えるだけでもドロップダウン対策に効果絶大であり、冷え込みの厳しい冬キャンプでもガスコンロを使用する機会が多い場合、心強い見方になってくれるでしょう。
まとめ
今回は、ドロップダウン対策に効果的な「SOTOパワーブースター」をご紹介してみました。
パワーブースターを使用することでCB缶を効果的に温めることができ、液化ガスの気化を促進し低温下でも安定した火力を得ることが可能です。
今回紹介した使い方や注意点を参考に、SOTOパワーブースターを冬キャンプに取り入れドロップダウン対策に役立ててみてくださいね!