キャンプと言えば、夜に行う焚き火が楽しみですよね。暗い夜に赤く、パチパチッと燃えていく薪の姿は幻想的です。
焚き火の材料である薪をカットするには、バトニングナイフが必要になります。初心者の方は「どれを選べばいいのかな?」と不安に思っている方もいるでしょう。
この記事では、キャンプ初心者におすすめのバトニングナイフを5つ紹介します。選び方についても解説するので、最後まで目を通してみてください。
①ブレードの長さ
バトニングナイフを選ぶ際には、ブレードの長さを確認すると良いです。ナイフの用途や使いやすさに直結します。一般的に、ブレードの長さは約10cmから20cmが適しています。
短いブレードは、細かい作業やキャンプでの調理に便利です。一方、長いブレードは太めの薪を割るのに向いており、力を効率的に伝えやすくなっています。
初心者の方は、短い約10〜15cmのモデルを選べば間違いありません。キャンプでの用途を考慮して、適切な長さを選んでみてください。
②ブレードの素材
バトニングナイフの選び方において、ブレードの素材は非常に重要な要素です。ナイフの性能や耐久性、メンテナンスのしやすさに直接影響します。主に使用される素材は、ステンレスとスチールです。
ステンレスは、錆びにくくメンテナンスが簡単なため、初心者に適しています。耐食性が高いため、湿度の高い梅雨のような環境でも安心して使用することが可能です。
カーボンスチールは、高い硬度と優れた切れ味を持ち、長時間の使用でも刃が鈍くなりにくいです。薪割りの際に力を効率的に伝えられるため、薪を割るのにピッタリですね。
ご自身が優先したいポイントを考慮して、素材を確認しましょう。
③ブレードの厚み
ブレードの厚みも重要なポイントです。ナイフの耐久性や使いやすさに大きく影響します。
一般的に、理想的なバトニングナイフのブレードの厚みは2.5〜4mmです。
厚めのブレードは、大きな薪を割る作業に向いています。厚みがあることでナイフの強度が増し、力を加えても折れたり曲がったりしにくいです。バトニングの際に力を効率的に伝えることもでき、硬い薪を割るときも安心して使用できます。
薄めのブレードは、細かい薪を割る作業やキャンプでの調理に適しています。軽量で取り回しが良く、使いやすさが抜群です。
ただし、ハードな作業には向いておらず、力をかけすぎると刃が曲がるリスクがあります。使用する際は、十分に注意しないといけません。
不安な方は厚めのブレードのナイフを用意しておくと、比較的どんな薪にも対応できるでしょう。
キャンプ初心者におすすめのバトニングナイフ5選!
出典:O-DAN
キャンプ初心者におすすめのバトニングナイフは、以下の5つです。
- Mora of Sweden|モーラナイフ
- MOSSY OAK|アウトドアナイフ
- AWESOME’S|シースナイフ
- Columbia Saber|フルメタルシースナイフ
- Wolfgangs|フォールディングナイフ
これらのバトニングナイフの魅力を徹底解説します。キャンプ初心者は以下の内容を確認し、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。
①Mora of Sweden モーラナイフ
出典:Amazon
130年の歴史を誇るスウェーデンのモーラ地方で生まれたモーラナイフ。バトニングの入門ナイフとしておすすめで、ブッシュクラフトなどにも活用できます。
刃長約10.4cm、刃厚約2.5mm、重量約84gと、軽量で扱いやすい設計が特徴的です。高品質なスウェーデン製ステンレス鋼も使用しており、優れた切れ味と高い耐食性を兼ね備えています。
また、TPEラバーハンドルを採用しており、グリップ性に優れていて、雨が降る環境下でも使用できます。安定した使い心地を求める方は、モーラナイフを選びましょう。
刃長 | 10.4cm |
刃厚 | 2.5mm |
重量 | 84g |
素材 | ステンレススチール製 |
②MOSSY OAK アウトドアナイフ
出典:Amazon
MOSSY OAKのアウトドアナイフは、キャンパーから人気があるシースナイフです。ブレードに高品質なステンレス素材を使用しており、錆に強くなっています。
ハンドルは天然ウッド材で作られており、握りやすく、手に優しい快適な持ち感を提供します。安定した握り心地を生み出し、薪を割りやすくしてくれるのです。
また、専用の収納ケースが付属しており、携帯がしやすく、アウトドアでの持ち運びに便利になっています。キャンプ初心者の方にこそ、おすすめのナイフです。
刃長 | 10.5cm |
刃厚 | 3.2mm |
重量 | 240g |
素材 | ステンレス |
③AWESOME’S シースナイフ
出典:Amazon
AWESOME’Sのシースナイフは、耐久性に優れたアイテムです。エンチ・ハードニング(焼きなまし)を施すことで、ブレードの硬度と耐久性を高めています。
さらに、ナイフの厚みを3mmにしており、バトニングに最適な設計です。強めの力で大きな薪を割るときなどに適しています。
また、両刃仕様で頑丈なステンレス5CR-15鋼を使用しており、非常に強固で壊れにくいです。末長く愛用していくのであれば、AWESOME’Sのシースナイフが最適でしょう。
刃長 | 14.5cm |
刃厚 | 3mm |
重量 | 250g |
素材 | ステンレス5CR-15鋼 |
④Columbia Saber フルメタルシースナイフ
出典:Amazon
Columbia Saberのフルメタルシースナイフは、高い質感と造形美で評価の高いアイテムです。耐久性に優れたフルタング構造を持ち、バトニングにも対応できる頑丈なフルメタル仕様になっています。
また、ブレードはスピアポイント形状で切れ味が良く、ステンレス鋼を使用しているため錆びに強いです。そのため、頻繁にキャンプへ行く方にピッタリでしょう。
洗練されたデザインと高い耐久性から、キャンプでの使用はもちろん、コレクションとしても人気です。耐久性と美しさを兼ね備えたフルメタルシースナイフで、バトニングを楽しんでみてください。
刃長 | 14cm |
刃厚 | 4mm |
重量 | 280g |
素材 | ステンレス鋼 |
⑤Wolfgangs フォールディングナイフ
出典:Amazon
ヨーロッパで人気を誇るWolfgangsのフォールディングナイフ。ドイツ原産の440Cスチールを採用しており、優れた切れ味と耐久性を再現しています。
全長23.8cmのコンパクトなサイズながら、1枚の鋼材で作られたフルタング構造により、高い耐久性と強度を実現。接合部がないため、バトニングにも耐えられる強度が特徴です。
そして、手に馴染むグリップと人体工学に基づいたハンドル形状で、安全に使いやすくなっています。これからキャンプを極めていきたいのであれば、フォールディングナイフをお買い求めください。
刃長 | 11.5cm |
刃厚 | 不明 |
重量 | 150g |
素材 | 440Cスチール |
バトニングナイフで薪割りを楽しもう
出典:O-DAN
バトニングナイフは薪割りやキャンプでの調理に欠かせない便利な道具です。ひとつあるだけで、キャンプの快適度が増し、活動の幅が広がります。
今回紹介した5つのバトニングナイフは、どれも高品質で使いやすく、初心者の方にもおすすめです。使用する用途や目的によって、スペックを見比べながら選ぶと良いでしょう。
適切なナイフを選び、安全に配慮しながら、キャンプでの薪割りを楽しんでみてください。